elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

サッカーイングランド代表はなぜいつもネタにされてしまうのか

サッカー界屈指のネタキャラと言えば、もうお決まりのようにイングランド代表の名が上がる。

PK戦で負けることは定番、それどころかPK戦にすら持ち込めずサッカー選手の数より火山の数が多いアイスランドに順当に実力で負けるレベルにまで最近は落ちぶれている。

 

そんなイングランド代表だが、かろうじて予選番長としての威厳は保ち、欧州予選でグループ首位という結果と共に本大会出場に乗り込む予定だ。

 

しかし英露関係が冷え込んでいる今、大会出場をボイコットするのではないかとも言われており既に迷走し始めている。

サッカーの内容はまるで面白くないが、このように無駄にエンタメ要素だけはあるため、なぜか世界中にファンが多い。

プレミアリーグは面白いが、それはファニーの方の面白さでありイングランド代表もまた同様だ。

 

イングランド代表

おまけにサッカーだけに限らず、歴史や軍事、料理、政治などイギリス自体、そこかしこでイジられており、もはや国全体がエンタメと化している。終いにはヘタリアという漫画のファンにもネタにされる始末であり、もはやイギリスがまともに扱われる姿を見たことが無い。

もうインさんイジられすぎでしょ。

 

かつてはイギリス病と言われ、大国の威厳を失って低迷していた時期もあるが、クールブリタニア政策は今になってファニーブリタニア政策として成功したとも言えるかもしれない。

 

そんなイングランド代表がこの度、親善試合でW杯出場を逃したオランダと対戦することになったが1-0での勝利とまずまずの結果を残している。

かつての栄光を知るサッカーファンにとっては英蘭ともに小粒化しており、「小粒VS小粒」の様相を呈しているこの試合が悲しくてたまらないだろう。

ハリー・ケイン、デレ・アリ、ララーナ、ジョー・ハート、ウェルベック、リンガード、スターリングなど名前だけはプレミアリーグを見ていればそこそこ知られている選手は多いがどうしても小粒化したという印象は否めない。

ルーニー、ベッカム、ランパード、ジェラード、リオ・ファーデナンドはどこにいるんだと言わずにはいられない程小粒化しているのが現実だ。

 

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その一方で今のイングランド代表はアンダー世代が力を伸ばしており、ようやく復活の時代が到来する可能性が出てきている。

大英帝国復活の序章として、もしかしたら今回のロシアW杯で躍進するのではないか。

余りにも毎回期待を裏切ってきたからこそ、今回イングランド代表が躍進するという逆張りもできる。

 

今の所ロシアワールドカップは日本代表の低迷もありそれほど盛り上がっていないが、ここは発想を変えて思い切って、海外のチームを応援することでこの大会を楽しもうというアイデアはどうだろうか。

 

なぜだろう、自分にはイングランド代表ファンが不思議と楽しそうに思えるのだ。

日本でも不思議度根強いファンがおり、今回の2018年大会の盛り上がりはむしろイングランド代表ファンに懸っていると言っても過言ではない。

特にプレミアリーグファンはある種の代理戦争として、イングランド代表を応援することが多く、ついでにその舎弟のベルギー代表も応援している。もっとも今はその舎弟の方がよほど強いのは禁句である。

プレミアリーグファンがイングランド代表とベルギー代表を全力で応援すれば今回の大会は非常に面白くなるのではないか。

ワールドカップの目的はとにかく世界中で盛り上がる事であり、楽しければ何でもいいという精神こそが今求められている事なのかもしれない。

 

とにかくワールドカップというのは自国の代表に加えてもう一つ好きなチームを持つだけで面白さはだいぶ変わってくる。

正直なところ日本代表は大会の前半で消える確率が高いのが現実だが、実際にはメインイベントは大会の後半にある。

例えばチャンピオンズリーグならば日本代表はアンデルレヒトやBATEボリソフのようなもので、大会に参加できるだけでも幸運という立場だ。

しかしバーゼルやシャフタールが敗退したからと言って、CLを見なくなるのはもったいない。むしろレアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンが直接対決をするような決勝トーナメントからが本番だ。

もちろん日本代表が躍進すれば喜ばしい事だが、グループリーグで敗退しそれでお祭りが終わりというのはどうも虚しい。

 

ちなみにそんなイギリスさん、最近は政治の舞台でも盛大にやらかしている。

EU離脱を宣言したことでドイツが仕切る欧州組からはぶられ始めており、最近は日英同盟が懐かしくなったのか日本にすり寄り始めてきている。

今、国際政治の舞台では秘かに日本とイギリスの距離が近くなり始めており、結局同盟国はやっぱりイギリスが良いのではないかという風潮にもなっている。

イギリスとしても東アジアで一番メリットがあるのは結局日本だと気付いたのか、それとも拠り所が無い者同士また腐れ縁で交友を深めようとしているのかはわからない。

 

ちなみに「イギリス人は日本を馬鹿にしている」とよく言われるが、正確には「イギリスが馬鹿にしていない国などない」が正しい。

イギリスはどの国も見下して馬鹿にしたせいで、その反発もあり世界中から逆にネタにされているのだ。

近隣諸国の場合本当の憎悪になってしまうが、気軽に悪口を言い合える仲としてイギリスをネタにする風潮というのは面白い文化の一つだと言える。

 

今回その意味で面白ネタチームのイングランド代表の動向にも注目していきたい。

そもそも本当に出場するのか、出場したとしても開催国ロシアとは何かしら揉めるだろう。そういったピッチ外でのエンターテイメントも楽しみな要素の一つだ。

そしてもしかしたら今回こそ、そんなをイメージを吹き飛ばす活躍をしてくれるかもしれない。

魅せてくれ、イングランド代表!