関ジャニ∞の渋谷すばるが脱退するという報道がされたのは昨日で、その時はまだ確定した話ではなかった。
過去にグループ愛を語る発言があったことなどから、これは本当ではないという見方も存在した。
しかしSMAP解散はあり得ないという予想も虚しく、現実には解散が決まったように中々思い通りに行かない事もある。
自分もまさか渋谷すばるが脱退するとは思っていなかった一方で、ここ最近メンバーの脱退が相次いでいてもはやこういうことが日常になっている。
SMAP解散以降、ジャニーズのメンバーだけでなく、ファンも感覚が変わってきているような印象を感じる。
もう何でも起きるなというのが今のジャニーズ界隈で、ファンもある程度耐性が付いているのかもしれない。
アイドルというのは雲の上の人であるかのように見えて、実際にはジャニーズ事務所は会社だしジャニーズという名の社員が雇用されている。
今の時代、終身雇用制が崩壊していて、ジャニーズという名の会社員もそりゃ休職するし退職するし、転職もする。
やってて楽しくないことはしないという当然の考え方が普及している時代に、無理に止めることはできない。
関ジャニというグループ自体、長年の苦労の末、今では安泰とも言えるビッグなグループに成長した。嵐に次いでコンサートの動員数が多く、更に昨今の嵐のぐだぐだもあり今一番ジャニーズで勢いを増しているグループだっただけに、常識的に考えれば脱退はもったいない。
ただその大きな船に乗っていても、その船の行先が自分の行きたいところと違うならば降りることを選ぶことも当然の権利なのだろう。
渋谷すばる自体、芸術肌の人で、部外者から見れば折角ここまで来たのにもったいないと思うかもしれないけど、本人としてはやりたいことがもっとあるのだろうと思う。
そもそも今の日本人の傾向自体が、ガツガツ出世して給料上げて忙しくてもそれが人生だという前時代の考え方からは変わっている。
むしろ今の時代余暇時間や休日の多さが大事で、残業なしで帰れることのほうが大事だと言う人が増えているし、ガツガツ働くことが正義であり仕事が生きがいであるという時代でもなくなっている。
給料の高さや安定性よりも、休日の多さや負担の軽さで仕事を選ぶ人の方が多い時代だ。苦労して大きなことを成し遂げるということがあまり魅力的なことではなくなっているし、個人の自由が尊重される時代でもある。
娯楽も増えているし、仕事しか大人流行る事がなかった時代ではないのかもしれない。
ここまで想像以上に関ジャニは忙しかっただろうし、ゆっくり海外留学で好きなことを学びたいというのも大いに理解できる。
デビュー当初のメンバーでずっとやってほしいという思いはもちろんあるけど、今日日ジャニーズメンバーがグループを抜けるという事はもう当然の権利になっているのかもしれない。
正直なところ関ジャニはメンバー抜けないだろうと思っていたけれど、もう脱退が無縁なグループなんてないんだなということも改めて気づかされた。
ただ「事務所に尊敬する先輩がいたら辞めていない」という発言は、せっかく他の関ジャニ∞メンバーが明るく振る舞おうとしているときにちょっと釈然としない物はあるなとも思う。
ここでメンバー脱退問題専門家の方々に話を伺いましょう。
亀梨和也「1人の脱退はまだ甘い。脱退は3人まで耐えられる。もうここからないだろうと思ってからが本番。なんだったらグループ名的には一応俺と上田竜也だけでやれる。」
手越祐也「もう何人抜けたか覚えてない。悲しい事は気にするな、オーケー!」
山田涼介「過去は過去、抜けてから新しい時代を作ることもできる。」
二宮和也「脱退を悲しい事だと考えるのは寂しい事。悲しい雰囲気にしないでほしいな。まぁ僕たち誰も抜けてないんですけどね。」
こうして見てみると脱退が無いグループのほうがもはや少なくて、どのグループにも起こり得る問題になっている。
メンバーにはもちろんこれから脱退が無いようにしてほしいという思いもあるし、同時にファンも応援するメンバーがそのグループをやっていて楽しいと感じるような雰囲気を作っていくべきだとも思う。
ただ起きたときに悲しむだけでは先が無いので、また新しく切り替えていくきっかけにすることも大事なのかもしれない。