elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

悲報:熱く語れるオタク、もうジャニオタしかいない

「オタク」といえば簡単に言うと、好きなことについてやたら熱心な人たちの事である。

好きなことに対する熱量、自分がこれまでどういう経緯で興味を持ってきたきたか、それらのことをひたすら熱心の語ることがオタク文化であった。

 

正直に言うと自分は今のオタク文化に対して、何と言えばいいのだろうか、「物足りなさ」のような物を感じる。

好きなことに対して熱く語る人が今は消滅しつつある時代だ。

今の世の中に置いて、濃いオタク文化というのは失われつつあるのか・・・という諦めにも似た停滞感が自分を支配している。

 

しかしそんな中でも唯一、独特過ぎる人々を見ることができるジャンルがある。

それはジャニーズだ。

 

自分もこれまでSexy Zoneというグループや中島健人というメンバーについて語ってきたが、良く考えればそれって異常だよなぁ笑、なんてことを思う。

常識的に考えれば、もう何年セクゾや中島健人のこと語ってるのかよって思うし、そもそも異性じゃなくて同性に対する熱量ヤバイだろって我ながら思う。

異常なまでの執着心こそがジャニーズファンのアイデンティティだ。

 

不思議なことに、自分の中島健人熱だけは衰えない。

なんというか、ジャニーズってワインと同じで熟成すれば熟成するほど良いもので、年月をかけるほどに良さが分かってくる。

中島健人本人からするとこんな面倒なファンがいてさぞかし迷惑なのかもしれない。

しかし自分は相変わらず好きだ、この気持ちまさしく愛だ!

 

別に同性愛者でもなんでもないんだけど、やっぱケンティー好きなんだよなぁなんて思う。素直に自分は面白い人が好きで、中島健人は面白いからただひたすらに好きだけど、それは恋愛感情とかではなくて、なんかよくわからないけど見ていると面白いという現象が不思議と続いてきた。

見ていて楽しい、その理由は分からないけどなぜかその情熱は続く。

 

とにかくジャニーズ界隈で一番これいいなって思うのが、好きなことに対して全力である事が認められるという事にある。

一見すると流行の最先端を行っているジャニーズかと思いきや、むしろ真のジャニオタの間では「本当に好きでないと駄目」という風潮がある。

自分はこれが本当に気に入っていて、なんとなく流行とか、これ推しておけば通ぶれるとか、テンプレの最適解が正義みたいな感じが好きじゃない。

ガチで好きで、本当に気に入っているっていうこじらせた感じが最高にたまらない。

 

何よりジャニーズファンの最大の面白さは、好きなことについていくらでも語れるという事にある。

もはやジャニオタは文学者である。

「ファン」という言葉は、面白いという「Fan」ではなく、狂信的という意味の「Fanatic」を語源にしているという話を聞いたことがある。

まさにその意味で、とにかく好きならば世間の風潮であれ、周りの目線であれ気にしない熱烈的な風潮が最高だ。

 

よく「SNSで語りきれなくなったので、より文章で語れる場所に来ました」という感じのジャニーズファンがいるけれども、自分はそんなファンを常に歓迎している。

Sexy Welcome!

ジャニーズについて語ることはもはや文学です。

 

「好きなことは熱く無限に語ってナンボだろ」というのが自分の信念であり、時代の風潮、世論に流されず自分の好みをひたすら追求し続けることが「ジャニーズ哲学」なのである。

 

「アイツ頭おかしいだろ」と思われることはもはや褒め言葉であり、異常者であることはジャニーズ界隈ではスタートラインに過ぎない。

そもそもジャニーズ本人達が個性の強い方々なのでオタもそれを見習わなければならず、ぶっ飛んでいかなければならない。

そのノリについていってこそ、ジャニオタであり盛り上げていくことに情熱を捧げるべきなのだ。

 

他のジャンルと比べてみてジャニーズは傑出している。

1:ファンが熱く語っていい

2:熱く語るファンがいる

 

ジャニーズはむしろ適当に語る人や、有名メンバーをなんとなく推している人が軽視されるという古きよきオタク文化がある。

むしろ誰が興味があるんだっていう長々としたファン経歴を無駄に語る人の方が面白い。

そういう風潮が受け入れられるし、語りたくて仕方がない人に溢れている。

 

むしろ自分がSexy Zoneの中島健人を好きな事なんて、ジャニーズ界隈では「結構メジャーなとこ行ったなぁ~」と思われるくらいで、本物のジャニオタはもっとコアなところを言ってる。

むしろ今時セクゾの中島健人担当なんて言ったら、すげぇ浅いファンと思われるんじゃねぇかぐらいにおびえるほど、ジャニオタ界はいい意味で怖い。

伊野尾慧のことをブレイク前にチラッっと映る時代から好きだったっていうファンがリスペクトされるし、今時Hey! Say! JUMPだったらもはや有岡大貴、もしくはあえて高木雄也でもいってないと浅いって思われるんじゃないだろうか。

 

とにかくジャニーズファン、ジャニオタの方々はなぜここまで語れるのかという異常な熱量を持っている人が多く、いい意味でこじらせている。

複雑な心理が螺旋を描き、いつまでも語りたくなるような熱量は衰えない。

しつこいすぎるほどに語っても良い、それがもはや一つの文学ジャンルにすらなっている。

もはやジャニオタ界は「文壇」の場になっている。