elken’s blog

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好評につき本田圭佑物語が東京五輪編まで延長決定

もしかしたらワールドカップ後引退するのではないかとさえもささやかれていた本田圭佑の進退は、本人の言葉で決着がついた。

「東京五輪を目指す」

 

現役最後の総仕上げが始まった瞬間だった。

例えるならばゲームをクリアしたと思ったら、おまけでサイドストーリーがあったような嬉しさに近いだろうか、とにかくまだあと2年は「本田圭佑物語」が見れる事になった。

ロシアW杯が終わってからその狂騒も徐々に落ち着いてきた。

自分にとってこの4年間というのはW杯を楽しみにする期間でもあっただけに、終わってからはワールドカップロスのような状態になる思っていた。しかし意外なほどそうはならず、終わりなき日常に戻りつつあった。

 

そんな時に本田圭佑が次なるストーリーを口にし、また前を向き始めたというのは嬉しいサプライズだ。

 

確かにロシアワールドカップではゴールもアシストもした、だけどベルギー戦最後のところでクルトワにFKを止められ心残りのある大会になった。それが本田圭佑の心境かもしれない。

だからこそ負けず嫌いであり、「世界一諦めの悪い男」本田は最後にもう一つやれることは無いかと探した。このままでは終われないと、何かないんかと、そうくどい程自問自答した先に何があったかわかります?

 

東京五輪ですねぇ!

いや、これほど絶好のチャンスないやろと、半世紀ぶりの自国開催、出ないわけにいかないでしょと。メダル獲れば釜本さん超えるチャンスやろと、むしろ金メダル獲れば金メダリストやろと。

 

そもそも本田圭佑にとってオリンピックというのは特別だ。

祖父がかつてカヌーの日本代表として出場したことがあるだけでなく、彼の名が世に知られるきっかけとなったのもまたオリンピックだった。

 

「それはごもっともだけど俺の考えは違った」と当時の監督に造反し、ビッグマウスキャラとして世間に知られた大会でもあり、そして世界との壁にはばまれ大きな挫折を味わった大会だった。その後VVVフェンロに移籍し、欧州でのキャリアをスタートしその後、ワールドカップに通じていくストーリーが始まっていった。

 

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おそらく本田の中で、北京五輪の悔しさのような物は悔しい経験として残っているはずだ。だからこそ負けず嫌いの本田は勝つまであきらめない、「次は勝つ」そうやってくらいついてきた。

 

「五輪に負けたまま終わるわけにいかないでしょ」と本人は思っているのではないだろうか。特に日本だとオリンピックメダリストというのは、スポーツの中でも特別な意味合いがありW杯ともまた違う。

「オリンピック選手」や「メダリスト」という言葉の持つ響きは日本社会の中では格別の価値がある。

 

今回のロシアワールドカップで本田圭佑を見直したという人も多いはずで、やはり本田ここにありと示した。好評につきというのは、本田圭佑に対する世間の評価という意味で、何だかんだで本田が出場すると盛り上がる。

言動という意味でも世間の関心度も高くなるし、そして大舞台にやはり強い。

正直なところ自分はワールドカップ後、本田は引退すると予想していていよいよ本田圭佑を追い続けた日々も終わると覚悟していた。もちろん現役引退後の活動にも興味を持ち続ける予定ではいたが、どこかでピッチ上でボールを追いかける本田がもう見れなくなるという予感はあった。

 

それは稀有に終わり、まだあと2年間現役の本田圭佑を見ることができる、そんなこれまで日常であり続けたことがこれからも続くということが素直に嬉しい。

まだ本田ウォッチング続けますよとね。やっぱりサッカーしてる本田圭佑は輝いているしかっこいい、そして発言もおもろいやろと。

ついでにMAKIHIKAもあと2年ユーチューバーとして食っていけるやろと。

 

移籍先はオーストラリアのメルボルンに決まったようだ。

これは日本と時差が無い事を考慮しての事なのか、それとも代表戦や国際大会への参加を快く許可してくれるという条件があるからなのか、それともサッカー以外の方面でもサポートがあるのかといろいろ想像ができる。

日本から行きやすい国だという事もあってこの2年間の内に実際に観戦しに行くというのは、自分の中で一つの目標になるかもしれない。

少なくとも東京五輪に関しては絶対に見に行きたい。

 

本田圭佑と久保建英というそれぞれの時代を象徴する選手同士の共演というものが見れれば、それは日本サッカー史そのものを目撃したという事を意味する。

もちろんまだ決まったばかりで時期尚早かもしれない、しかしサッカーの世界で2年というのは本当にあっという間に過ぎる。

果たして本田は2年後の東京という舞台にどんな姿で現れるだろうか。