スーパーでLady ダイヤモンドが流れてた話

セクゾの伝説的トンチキソング『Lady ダイヤモンド』という曲を知っているだろうか。

そもそもトンチキソングって何だという話から行くとようは「ジャニーズ的わけわからんセンスの意味不明な曲」という意味で、電波ソングと似た概念だ。

最近でこそまともな（？）曲を歌わせてもらえるようになったものの、初期セクゾは歴代ジャニーズ屈指のトンチキソングの宝庫だ。

セクゾに慣れてると感覚麻痺してくるけど、改めて聞くと頭おかしくなる曲が多い。

故ジャニーさん的センス全開というか結構マニアックな評価を受けている。

それとジュニアのカバー曲になっていて、Jr経由で触れることも多いことで一部の界隈では有名な曲が多い。

トンチキもジャニーズの伝統だ。

ということで有名なLady ダイヤモンド、まさかこれが急に流れてきたときは笑ってしまった。

よくスーパーや飲食店でよくある謎のJPOPアレンジBGM

「あれ、これレイディダイヤモンドじゃね？ｗ」と笑みがこぼれたときは嬉しかった

レイディーｗレイディーｗダイヤモンドー

君しかいないよーｗ

アーユーレイディーダイヤモンドｗ

離さないからーｗ

突然流れてきたら笑うわこんなん

脳内再生余裕とはこのこと

ジャニーズファンあるある：謎のアレンジBGMでマニアックな曲が流れてて笑う

そもそもセクゾの初期曲は女性アイドルの曲として聞けば結構いい曲が多い。

あれは男に歌わせるからおかしなことになる（まあそれがジュニアや若手のキラキラ感にはあってるんだけど）

以前ハロプロとセクゾが歌番組特番でコラボしたときも評判良かったし、アイドルソングのトンチキ感としては相性良かったりする。

もっとKPOPみたいに男女双方、楽曲を交換して歌う文化があればセクゾに女性アイドル曲が似合うし、セクゾも女性アイドル曲似合うだろうなぁとは思う

（そういうファンが多いからこそジャニーズがこの曲歌ったらみたいな面白い妄想記事は結構多い笑）

例えば女性アイドルが男性用の振り付けをカバーするとより高いレベルが求められるし、逆の場合男性グループが女性グループからアイドル的表現を学ぶことがある。

ただ日本の場合、共演するだけで炎上するので難しさもある。

セクゾがモー娘。とコラボしたときは愚直にアイドル性追求してるもの同士親和性が高く、双方のファンから絶賛されていただけに、こういうのは今後もっと期待したい。

もっと言えばLDH系列やアニソンをジャニーズが歌うとか利権を超えてJPOP全体で盛り上がっていけば面白いなぁと。部外者は関わるなという妙な派閥意識が日本の音楽界にはあるというか。

ところでセクゾBGMの話はここでは終わらない。

その後、自分はちょうどいい散歩日よりの秋晴れということでもうちょっとだけ夕方から遠くに行こうと決めた。

Lady ダイヤモンド流れてた時点でちょっと遠目に来ていたのだが、その後もっと遠くに行く気になったのがこの後語る失敗談である

まず自分は最初もう夕方くらいだし近場限定にしようと、スマホも財布も持たずにいた。すぐ帰るつもりだった。

近場なら土地勘はあるしメインの道をまっすぐにしか行かない。

それでいつもより遠目に出て入ったのが前述の「Ladyダイヤモンドスーパー」だ。

自分はスーパーで買う気がないにも関わらず入るとき絶対チェックする2つのポイントがある。

誰も興味無いであろうので先に正解を言うと刺身コーナーと酒コーナーだ。魚介類、刺身は特にチェックする。これで飲んだら面白いだろなぁと。

刺身はそのスーパーによっていろいろ事情が異なっていて面白いので是非おすすめ笑

まあそれでここでもう潮時にして、そろそろ暗いし帰れと思いはした。スマホないし財布もないぞと。いちいち持ち歩きたくないので最低限に軽装にしたわけだ。

そこで調子乗って更に進んだのが全ての誤りだった。いつの間にか何度か電車で来た街についてしまって探検心が湧き、もう直線ではなくあれこれと寄り道しまくり。

そしてこのときたどり着いた商店街で流れていたのがまさにセクゾの『Sexy Zone』というデビュー曲だ。

この曲はガチでテンションが上がる笑

商店街のベンチで一人休憩しながらセクゾを聞いてテンションが上がる男、ここに極まり。

しかもそのアレンジBGMちゃんとフル流れる。

そらにーかざしたーてのひらー

ただ嬉しくなってその後更に探検した結果、アラサーで迷子になりました笑

この後、更に調子に乗っていろいろ行ったり、帰ろうと思った道を何度も間違えて合ってるのに引き返したりと迷走を繰り返した挙げ句、ついに交番に頼ることに。話を省略しているがここまでもそれからもかなりの距離を歩いている

アラサー迷子おじさん、交番に頼るの巻

しかも終わらないのがこの交番で聞いた道をいろいろあって勘違いして再び迷子になり、その後ついに孤立。久しぶりにもう足も体力も限界になり、駐車場で寝た。

男とはいえ路上寝るのって結構テクニックいるんですよ。ちょうどいい誰にも通報されず引かれない場所を見つけるとか、こういう体勢だと寝やすいとか笑

特に今回は、完全に軽装できたのが失策だった。

夕方装備だから用心してたとはいえ軽装で深夜の寒さが直撃した。

あと一枚あれば良かったけど、ギリギリの寒さ寝られないのなんのよ

もう足がガチでやばいくらい動かないのに、横になったり座ると今度更に動かなくなる。

もうバターン死の行進、いや寒さであればスターリングラードで敗走して歩かされるドイツ兵のような気分でさまよった。

歩くのやめるとライフルのストックで叩かれるのが捕虜や末端の兵隊なので、歩くしかないわけですよ（戦時中はそれが常識だったらしい）

「もう無理だと思ってラストからが本番」

メンタルトレーニングだと思ってそこから限界を超えることが大事だ。

「今日はセクゾ日和だなぁ」と思っていた先に待っていたのは極寒の地獄だったわけだ笑

一応言っておくと、そこは日本屈指の大都会大阪市である。

ここを深夜にスマホ無しで彷徨ってどれだけの人間がもとにたどり着けるか。

最終的に、一番助けになったのはいかついコンビニ店員の兄ちゃんだった。

交番で聞いた道で再び迷子になったあと（彼らがスマホで説明した道はあっておるものの、そもそも自分は異様に遠くから歩きすぎたのでまず徒歩で驚かれた）、コンビニ店員の方に聞いて回った。

ただ、距離が遠すぎるあまり若者全員土地勘がない。

皆よくわからないと曖昧なことを言うのだ。スマホ世代な上に都会って案外歩いたり運転しないと土地勘無い人が多い。

自分も人を見た目で選んでいたのか最初はためらった、いかつくて怖そうなロン毛で低い声の兄ちゃんが一番親身に教えてくれて結局そいつの情報を信じて歩いた結果生還に成功した。

皆「多分こっちだと思います」みたいに適当にするのよ、でもこのコワモテ兄ちゃんはマジで詳細だった。

もう朝が開けたときに、ガチでその兄ちゃんが行った展開になったときは感動したね笑

「こんな遠くまで予見してたのか」と。

その後は看板見てちょっと近づいたことを確信しつつ、現地のおばちゃんに更に詳細な道を聞いて約24時間ぶりに無事帰り着いた。

もう二度としたくないねこれ笑

ちなみに朝方直前のコインランドリーはガチで誰も来ない上に暖かく椅子もあるのでおすすめ。

喉乾きすぎて水飲めない苦しさを思い知ったとき、自販機がガチで憎く見えたのも今ではいい思い出だ笑

ということでLady ダイヤモンドから始まった壮絶な冒険は終わった。

都会というジャングルで遭難するとガチでヤバい。遭難すると無理に動くな、早く助けを求めろと言われる。経験ある人ほど自分の勘を信じて頼りたがらない。

まさに自分もこのパターンで街歩きで知らないところに遠出するのことに自信があったわけだ。

「もうこっちだろ」とギャンブル的に判断する人は要注意

合ってたら嬉しいけど間違ったら地獄な上に、途中まで実は合ってるのに引き返して更に大きく間違うパターンも多い。

ということで壮大な無駄話を終える。

ただ、この記事を読んでくれているのは多少セクゾに興味がある方々なので最後に最近のSexy Zoneについて語る。

まず勢いを感じるね〜！

正直今のセクゾめっちゃ楽しい笑

個人的には『ROCK THA TOWN』の時のような気分の盛り上がりに近い。あの時がこれまででは一番楽しかった。

でも今や松島聡も復帰して完全体セクゾが戻ってきた。

ほんと去年あたりのセクゾオワコンムード、まあガチでキツかったもんね。それこそ前述の大阪迷宮みたいに笑

あんたら大阪人ちゃいますのん、というイメージでは駄目。一応人情あって答えてくれるけど、そもそも大阪人が大阪をよくわかってないくらい複雑だし、地元ではない方も大勢いる。

都会人ほど電車とスマホという限られた範囲内で育っているわけだ。

でも、そういう迷宮を抜けると光が見える。

セクゾを信じてよかった、松島の復帰を信じて良かった。

あの時代の暗いムードって第2次セク鬱期と言ってすらいいと思う。

もちろん4人時代の活躍も見てきた身としてはよくやったと思う。だからこそよく耐えて乗り越えたなと。

だからこそ今かっこよく輝くセクゾが復活した。

厳しい境遇を乗り越えた松島聡も相当に凄い、それと同時に戻っていきたいと思える環境を作り続けた中島健人、菊池風磨、佐藤勝利、マリウス葉も本当に凄い。

もちろんこの期間復帰を願い続けたファンも合わされば大きな力になったと思う。

「セクゾメンバーが松島聡に贈り続けたメッセージ」という一覧動画で作れば、ファンでなければ気づかないという物まで含めて相当なものになると思う。

本当に健気でここまで絆があるのかと感動したぐらい小さな努力があった。

次は岩橋玄樹だよ

もちろん早くしろとかそういう話ではない。

ただ待ってる、そして長い旅は帰ることができるんだよ。

一度は諦めかけた上にまだ人生では迷走しているアラサー迷子おじさんが言うんだから間違いない。