アーティスト気取りというか奇人気取りの霜降り明星粗品、同年代であり元帰宅部であり、厨二病ということもあり、あと中島健人の飲み仲間ということもあり勝手に好きなのだが、これまで粗品のボカロ曲は聞いたことがなかった。
粗品は自分と同じゆとり世代で、奇人や昭和の生き様に憧れて厨二病になっちゃってる感じがめちゃくちゃ共感性羞恥的にわかる(共感性羞恥ネタはしもふりチューブにある)
あとせいやを誰よりも好きな感じで、友達の才能誰よりも評価してる感じとかね。自分は友人めっちゃ好きでよく彼からの影響を記事にする。
まぁいろいろ聞いたけど『希う』と『ぷっすんきゅう』は好き。というかめっちゃビット音使うなこいつ笑
まず自分が名曲として選ぶ勝手な基準、それは「女の子を守ったり助けたくなる曲」
あるいはひと夏やひと冬の淡い思い出とか、熱情的に愛される曲、あるいは自分から好きを情熱的に伝えたくて仕方ない曲とかだ。
ただまぁそれは完全に男目線の曲なのよ笑
粗品の曲はどちらかというと女子の日常での複雑な思いを歌っているのが初音ミクっぽい
そもそも女子は戦争したくないからな。古代から男が始める戦争で女が苦労する。
男は戦争したいしこういう戦いの中で女を守りたいと思うけど、そもそも戦争するなというのが女の本音だろう。
考えてたのよ、歌詞を読まず「初見でこの主題歌来たら」とか「自分が妄想するアニソンに合う基準で聞くわ」と思いながら。
粗品はマネーの虎や福本作品、フラッシュ動画好きで男子っぽさもあるけど、女子っぽいセンスもある。それは自分もわかるというか、女子っぽいこと意外と男子も好きだ。
多分抗えない世の中の戦いで、壮大な世界観で戦ってそれでも好きなやつを守るみたいなのが自分は好きすぎるんだろうね笑
その世界観と粗品の世界観には齟齬があるかも
でも直人の曲は何というか聞き心地は凄くいい、好きは好き。
戦時中の女子って甘いもの食べられないから歌留多みたいな絵で描いて戦争終わったら食べようねって言って女子同士話して、最後は当時高級品のオレンジの缶詰め食べたいって言いながら空襲で亡くなっていった子たちなんだよ。
男主導の戦いを引き起こしながらその戦いの中で女を愛したい、と言ったら、そりゃ勝手すぎやしませんかねと女子の怒りが聞こえてくる。
ただ男だって個人はその戦いに巻き込まれて、大きな抗えない流れの中で生きてるんだよというのも理解して欲しい男心もある。
「壮大な世界の中で戦ってる感じがない。もっと派手な戦闘曲が聞きたい」
そう思ってる自分が最大にお気に入りなのはガンダムSEED DESTINYのREASON、そして情熱的に愛されたい曲はTWICEのFANCY
この切なさと激しさがいい。
粗品曲サンパチマスターも聞いたけど、Hinekureと同じくじわじわ耳に来る感じはある。良さはもちろんわかる。
ただ、あまりにもボカロ色すぎるのよ笑(千鳥ノブのイントネーションで)
他人というか超有名人の作品を評論する立場じゃないのはもちろん自覚してる。
ただ粗品が音楽家として生きたいならこういう時女子を切り捨てろよ、とは思う笑
まぁせいやのイニミニと一緒でやりたいことやるコンセプトなんだろうけど、絶対音感あるみたいなのとかオカルト番組で音楽解説したのをきっかけにファンになった身としてはもうちょっとほしい。
普段粗品は芸人をアイドルとして見るな的な態度だからこそ、こういうのはどう出るかよね。
とりあえず「闘いたがる、カッコつけたがる、懐かしみたがる、どこかの街で女子に出会いたがる、俺の人生はこうだったでもこれからはと言いたがる」
これは男がやりがちな5大要素かもしれない。
いや、冷静に考えたら全部自分が聞いてる曲やんかいな
自分が酒に酔いながら聞く曲の特徴書いたらこの5大要素に行き着いたね笑
これはきもいよ我ながら
でもそれが男子なんよ、ノブっぽく