elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

マリエVS出川哲朗とかいう地獄

この騒動見てて思うのは出川も大概畜生だけど、マリエもマリエで癖が強いよなぁということ。

一見するとマリエは可愛そうな被害者に見えるが、世の女性のほとんどが味方するほどの圧倒的同情を得るほどでもないという。

どちらかというとマリエもマリエで女の敵というか同性から嫌われる女っぽいのが状況を複雑にしてるよなぁと思ってみている。

 

同時に出川も流れ弾可愛そうだとは思うけど、近年の好感度の押し売りも違和感あったので男として味方したいわけでもないという。

 

マリエ:人を馬鹿にするようなセレブのハーフタレントで震災も馬鹿にしてた。

出川哲朗:紳助の腰巾着で枕営業を囃し立てていたが、今では好感度タレント

 

マリエはインスタで英語でわざわざ意味深に書いて、セレブ女優のスピーチ貼ったりとよくいる海外かぶれの典型的な意識高い系だから、なんか素直に味方されにくくはあるだろうね。

正直ハーフタレントが海外のセレブに憧れて私はそっちの人間ですみたいに振る舞うのがなんか寒いんだよなぁ

 

マリウス葉みたいに本当に海外のいいとこ生まれで、高学歴で若い頃から社会問題意識持って勉強してるみたいな人とは決定的に違う。若さとハーフの女性というだけでセレブキャラとしてチヤホヤされて日本社会の恩恵受けてきた立場だ。若い頃のマリエなんて何も考えてなかったようなよくいるギャルだった印象しかない。

自分は震災とはほとんど影響ない地域だったので当事者として震災を馬鹿にするなと憤っているわけではないが、そんな頭の軽かった女が何を今さら女性は抑圧されているみたいに言い出すのかというのはある。同じように震災ネタにしてた神田うのとかもだけど、こういう中途半端なセレブキャラって日本の芸能界特有の浅はかさがあるよなぁと。海外の社交界に憧れていても残念ながら自分自身がその浅はかな日本芸能界の申し子というマリエの哀しさ

 

あと出川本人と出川ガールズが単純に気に入らないというのも見え隠れする。

 

確かに日本の芸能界からこういった闇を無くすことは大事だし、今は海外メディアに取り上げられることが重要な時代なので必ずしも意識高い系の行動だけではないだろう。

ただ、当時紳助と仕事していたタレントや芸能界にいる全ての女性が誤解の目で見られるという影響もある。

これは渡辺直美が一見すると容姿いじりに対抗しているように見えて、実際は自分だけが可愛そうで、太った女性芸能人が活動しにくくなったことと似ている。

里田まいスザンヌも当時、枕はしていなかったという証言や記事が残っていなければ疑われていただろう。

 

マリエの主張だと女性タレントは皆枕しているように見えて、自分だけは勇気を持って断ったと言うようにしか見えない。こういう意識高い系タレントは結局自分、自分で、悲劇のヒロインなところが女性が全力で味方するわけでも無い要因だろうか。

 

マリエは子供頃名前でいじめられていたとはいえ、日本社会でチヤホヤされてた若い美人のハーフタレントが、急に年取って海外かぶれの意識高い系に染まるのってそりゃ日本社会ではそれほど受け入れられないよなぁと。

 

鈴木武蔵「肌の色でいじめられていたけど、サッカーを通して今は日本人として代表で戦えるようになった。」

応援したくなるのはこういうタイプだ。

あとウエンツや滝沢カレンのように日本では普通に溶け込んで面白いタレントになっている人も多い。

 

身体能力や容姿で大きな恩恵受けているハーフが自分の悲劇だけをアピールするのは違和感しかないんだよなぁと。いわゆる純ジャパも純ジャパでハーフにコンプや劣等感が無いわけではないので、ハーフばかりが日本社会に虐げられてとか言われてもねぇという。

マリエはハーフ美女で20代チヤホヤされて、震災馬鹿にするくらい調子乗ってたわけで今の意識高い系の言動はそりゃ思ってた程は共感されない。

 

まぁかと言って出川哲朗の味方をしたいわけでもないのがまさに地獄

そもそも憎まれてる奴が体張ってたから面白いわけで、好感度タレントとして評価されてからの出川も出川で調子乗ってる感はあった。

 

実際立場の強い奴の腰巾着がハラスメントを囃し立ててたら、マリエの立場では許せないだろう。ましてそんな奴が今善人の好感度タレントとして大人気で成功していたら。

しかもマリエは両親の会社破産して自身のブランドも鳴かず飛ばずで細々とした仕事しかないとも言われている。

更に出川は他の番組で「やっつけ仕事といえばマリエ」みたいな発言して追撃しているのでタチが悪い(紳助からの指示があったかもしれない)

 

女性が抑圧されていて権力に対抗できないのは事実として、男の出川も当時の紳助に逆らえないのは事実だった。加担したことが悪いのだが、そういう状況って囃し立てて空気を悪くせずボスの奴が機嫌悪くなったり恥をかいたりしないようにするのも腰巾着の努めといえば努めだろう。

その状況で紳助を立てなかったら今度は自分がいじめられたり八つ当たりされたりするので、囃さないわけにもいかないというのが難しいところ。悪事を止めろとまでは言わないが加担はするな、と言っても加担しなきゃ次は自分がやられるという保身の心理はまぁ仕方ない。

 

ちなみに自分はこういうとき空気に徹するというのが処世術。止められなかったとしても後から大丈夫だったかぐらいは慰めたいけど、多分自分はそれすらしないで終わる。そういうのはつるのやブンシャカの役目で結局かっこいいところを持っていきやがる笑

つるのとかと違って善意で言っても下心と思われるという以前に、多分話す機会自体がない。フジモンや岩尾あたり仲良くして極力目立たないようにしたいね笑

 

正直どっちも同情しきれないよなぁというのが全体的な結論だ。まだ状況が進展していないしこれからまだ何かあるだろう。

正直多くのネット民はエンタメ感覚で楽しんでるだけだろう笑

さぁ面白くなって参りました、もっと争え〜としか思ってない。そういうのをひねくれた立場で見るというのが昔からの自分で、ネットってそういう層が多いじゃない。

 

それと紳助という巨悪も、SNSが発展し切る前の「昭和の残り香」的な存在としてリアルタイム見られたのはなんだかんだで貴重だったと思う。

紳助の「目の前のキャーキャー言う姉ちゃんではなくテレビの前で見てるおっさんを笑わせないといけない」みたいなお笑い論は好きで、芸人としてはやっぱり一流だった。

そういう2000年代までの芸能界の空気は紳助知らない世代は体験していない。

 

巨悪だったからこそきっぱりやめたときの衝撃。戦争で散々悪事やったけど、戦後のドサクサを巧妙に生き抜いて裏社会のドンとして暗躍したみたいなのってかっこいいというか時代の凄さを感じるものじゃない。

それと同じでちょっと前までこんな悪い奴が芸能界にいたんだなというのは今思えば貴重な体験だった。悪がいないクリーンな社会も寂しいものだ。

今のユーチューバーの不祥事とか小物もいいところで、そういうのに飽き飽きしてる立場からすると「紳助ってマジモンの悪だなぁすげぇ」と思うわけだ。実際反社とお仲間だった極悪だけど、そこまで行くとカリスマ性がある。そしていま悠々自適に沖縄で暮らしているというのも含め、自分がそうしたいというわけではないが、ある種の男の理想めいたものを感じる生き様だ。歴史上人物でも自分は誰もが認める素晴らしい英雄より、独裁者とか戦犯とか悪役的な人物をよく調べるので興味深くはある。

 

間違いなくいいことなのだがもうこういう大物は現れないんだろうなぁというちょっとした寂寥感。そもそも一番悪いのは紳助でその残党が戦っている状態だ。というか引退後10年にこうして話題になるのだからその存在感が絶大だったこともわかる。これが真の悪よ。激動のあとの日常が今の芸能界は続いている。紳助なんて当時から怖いし嫌いだったけど、でも面白いところもあった。戻ってこなくてはいいが、時間が経つほど今回のことも紳助列伝になるんだろうなぁと。