elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

5000円の刺身包丁をついに買ってしまった

刺身フリークである自分はずっと前から刺身包丁が欲しいと思っており、この度ついに手に入れた。

なんとこちらお値段5000円になります。

f:id:elken:20210719173339j:plain

正確には柳刃包丁といって、細長く片刃のものだ。

一般家庭で使われるいわゆる普通の包丁は三徳包丁といって、今までの自分はこれしか持っていなかった。実家には出刃包丁など複数の種類があったが、あまり料理をしないので三徳包丁しか持たずに生きてきた。料理をしてもしなくても正直それだけで事足りるので、それしか持っていない人も多いのではないだろうか。

 

自分は幼少期や学生時代を含めても、柳刃包丁自体使ったことがなく今回初めて実物を扱ったレベルだ。いや、あったかもしれないけど親がそれほど印象にない。

 

とりあえず見た目がめちゃくちゃカッコいい。これは厨二病心をそそる。片刃ってのも普通と違ってカッコいい。片刃は素材が斜めに切れるので刺身にとても適しているようだ。

 

素材は鉄製が切れ味良く研ぎやすいのだが、錆びやすく手入れが難しいとのことで今回はステンレス製にした。段階をステップアップすべきで、いきなりガチ勢の鉄製は早いと思ったからだ。

砥石も買っていない。どうせ一日に一回しか刺身を切ることにしか使わないし、ステンレス製は持ちがいいので切れ味悪くなってからちゃんと調べて選ぼうと思っている。ちゃんと洗って乾燥させるだけで十分だ。

 

1ヶ月に一回は研いだほうがいいと書いているが、一日に何度も捌く料理人ではないのでこちらもまだ早いかなと。砥石買うぐらいであればその値段でもう一つグレード上げていい包丁を買ったほうが結果的に持ちはいいだろうという判断だ。研ぎ方を調べて興味持ったら買うことにしようと思っている。

よく刃物を研ぐ動画見てて、研ぐことに興味がある人は鉄製と砥石をセットで買うほうがおすすめである。ステンレス製は研いでもそこまで成果が出ないからだ。研ぐ行為に憧れがあるのであれば鉄製がやりがいはある。

f:id:elken:20210719173415j:plain

そして実際に使ってみた感想

まず一気に板前になった気分になれて持ってるだけでテンションがあがる。

この充実感だけで高いものを買った価値がある。

 

そして問題は刃渡りだ。

自分は240mmのものを買ったが、これでも一般のキッチンではもてあますくらい長い。

最初270mmを買うつもりだったが、「長ければいいわけではなく取り回しも一般家庭では大事」とあったので240にした。

 

短いものを長い用途で使うことはできるが、長いものを短く使うことはできない。短くても使い方次第では大きなものを切れるが、長いと物理的に短くならないからだ。狭いキッチンだと結構鍋とかいろんな食器に当たって、距離感が難しい。

 

自分は長い刀や剣が好きという武器好き的観点で選んだけど、そういうこだわりが無ければ210mmで十分すぎる。かっこいいはかっこいいのよ。

生のタコを超きれいに薄切りするような専門的調理でもなければ、普通の柵程度では十分。

特に切れ味がいいので、そこまで長くなくても一度の引きで切りきれるからだ。240mmですら、普通の一人前の柵であれば半分も使わず切れる。

 

自分はかつてエアソフトガンリボルバーで2.5インチ、4インチ、6インチがあり6がカッコいいと思って買ったが長すぎてあとから2.5インチが欲しくなった経験がある。それもあって270mmは辞めたわけだ。刃渡りだけで30cm定規並みの長さと考えれば相当だ。

 

刺身を切るとき包丁は刃の根下から使うので、短い方が力が入りやすくて角度を揃えやすいまである。一般家庭ではスペースが足りない。キッチンが広ければ270mmでも何の問題もないけど、包丁では短は長を兼ねる。

家族用や大人数のパーティ用に解体ショーで使うレベルの塊を買ってくるのであれば別だが笑

 

一般的な刺身の柵は横に長い長方形を縦に切るので、まず長さは必要ない。短いほうがコントロールもしやすいので、210ですら長いので180でもいいぐらいまである。生のタコを料亭レベルでスライスしたいというレベルでやっと210mm以上必要かな、というぐらいだ。ビジュアル的には240mmで自分は満足だ。使ってるときの高揚感にお金を払ったので実用性は多少落ちてもいい。

f:id:elken:20210719173451j:plain

そして実際に切ってみて調理した結果がこちらだ。実はこれが初めてではなく数回、他の種類の魚でこの柳刃を試しているがこのカツオが一番わかりやすかった。一番の違いは断面なのだが正直それはわかりにくい。

一目で分かるように柵の状態そのままに切れ込みが入った状態で切れるというところが大きな違いだ。まず三徳包丁は両刃である以前に物理的に厚いのだ。スラッと入らないイメージ

まさに隙間なく一瞬で刃が通ったように切れる。

 

片刃かつ包丁自体が薄い柳刃だと技術なくてもこんなにスパスパ切れる。ここが素晴らしい。

特にカツオは柔らかいので効果絶大。刃物は固いものはわりと切れるのだが柔らかいものほど崩れやすく難しいのでわかりやすい。

このように柵の形そのまま微動だにせず切れて、すぐ盛り付けられるので時間もかからず傷みにくい。

 

自分の場合、塩水で表面の水分を抜いて洗ってからキッチンペーパーで吸い取るという処理もするので時間のロスがあるわけだ。だから切る工程は早ければ早いほどいい。特に今は夏場で、美味しく鰹の赤身を食べようとするとこういう工夫が大事となる。

 

ちなみに赤身はよく見ると繊維があり、右上から左下に、つまり///こんな感じで走るように置くとよく左から右にスライスしていくそぎ切りだと綺麗に見える。このそぎ切りこそ片刃の真骨頂が現れる。

一気に切ってなるべく手に触れさせずパッと包丁に乗せて皿にサッと置く、これで傷みを抑えられる。

自分用で見た目こだわらなければこれが早い。

その後冷凍庫ですぐ冷やして、色々洗い物や醤油、お酒の準備してる間にちょうどいい感じに冷えているので完成。

ツマを切りたければ、あるいは他の料理をちょっと作るのであればこの時間でもいいかもしれない。

 

三徳包丁は物理的に重いのでサッと引きにくいけど、柳刃包丁はまず軽い。軽い上に距離で引けるのでこういう食材にはあっているのではないかと思った。確かに軽い。今気づいたけど想像と真逆でかなり軽いのも驚いた。切れ味が良いため重さが必要ない。

 

素材云々より形や軽さが刺身や肉と相性抜群。本来は「刺身包丁」という名前ではないので野菜にもあっているのではないか。野菜は上から重さでザクッといくタイプがあってるけど、種類によっては柳刃でもよさそう。

三枚おろしの工程でも薄くて片刃の柳刃は必要なときがあるので、いずれ試してみたい。前、切れ味悪い古い安物でやったときは技術がないのもあって酷かった酷かった。

 

ちなみに刺身包丁、高そうだけどお値段2000円以下で結構良さそうなものがある。

いい年して幼稚な趣味しか無くて困ってるようなおっさんは、包丁いいの使うだけで世界が新しくなるからおすすめしたい

 

もう自分「料理が趣味」と名乗れるからね〜笑

料理(ただ切るだけの刺身)

 

いやいや、シンプルな料理が一番技術出るのよ。バーテンダージントニックで一番技術の差があるみたいな話で。

刺身はたかがスーパーとはいえ目利きも大事で、普段鰹の赤身は買わない自分でもこれは良いものだと今日は選んだ。

脂が少なくタンパク質は多く、にんにく醤油で食えるという成人男性が大好きかつ必要としている味だけど、スーパーじゃ昼に買ってすぐパーシャルに入れないと劣化するのが難しいのよなこいつ。

 

まあ夕方以降に調理したのとか普通に売ってるし、そこそこ赤い状態なので食べられなくはないが。あと鮮魚店で買うとか通販で取り寄せるというのもありだろう。

 

金あるリーマンや公務員とかだと普通にマグロの赤身が持ちがいい。5ちゃんねらーに教えてもらった食塩処理をすれば最強だ。ちょっと力入れて絞るぐらいでもいい。旨味が抜けるとか心配せずに塩をつけて余計なぬめりを除去すると激ウマ

 

悪い包丁といい包丁で5分以上の差がある。これをどう捉えるかだ。まさに料理人の世界みたいな話で、このタイムロスは味を大きく左右する。包丁良くするのがシンプルだけど一番の時短かつ、味を良くする方法だね、そう考えると。毎回時短効果があると思うと包丁に金をかける価値はある。特に料理の数分は大きな価値がある。

 

婚活女性「いい年して包丁にこだわりがない男はダサい。家事やらなそう」

そのうちこう言われんじゃねぇの笑

 

いや、逆で男こそ刃物にこだわりや浪漫感じるので興味ない男こそ男から見て「浅い」のよ。

包丁にこだわりない女性こそ料理得意じゃなさそうなメシマズっぽいし、結婚後は食育もしなさそうでこの育ちが悪くなるかもしれない。男心のわかる料理も作れなさそうだし、若くて可愛ければ包丁全然使ったことがない不器用なところも可愛いけど、婚活おばさんでそれだったらちょっとがっかりじゃない?おばさんがぶりっ子するなってキレそう笑

 

たかが5000円でイキり始める男(28)

でも、その5000円の包丁持ってない男がどれだけ多いかよ。

通販サイトで包丁見るのが趣味になってるけど、いいものとか10万して驚いたよ。種子島で地元の鍛冶場で作ってるみたいな。

正直余裕あって、刺身よく食べるのであれば1万出してもいいレベルだ。特におっさんは金より体が大事なので、おっさんに欠けている栄養を多く持ってる刺身はプライスレスだ。

しょうもない健康食より絶対生魚が効果ある。オッサンの癖にプロテインダイエットとかジムにいってそうな女みたいなことしてる奴は、その財力で刺し身もっと食え笑

飼料みたいな餌を食べて我慢してる筋トレーニーとかもツナ缶とかちくわじゃなくて刺身食べればイライラもしない。ささみにサラダ入れて、ドレッシングで和えるとかOLの食事かいな。

そんなんじゃいくら筋肉ついても男としてのみなぎる野生を感じられないからこじるりの煽りに傷つくようなメンタルやねん笑

 

あと頭髪寂しいから無理に海藻食べていいシャンプー使ってるおじさんとかね。

いやいや男は体質的にタンパク質が少なくなりやすいのでタンパク質を直接美味しく摂ればいいじゃない(アントワネット感)

 

ただタンパク質かといって安い油で粗悪な鶏を揚げた唐揚げは、男は好きだけど体には良くない。

タンパク質は肌も綺麗になる。今は男が美肌を求める時代だ。化粧水と美容液使わないと。自分は面倒なので全部入ってるやつを時々使うぐらいだけど笑

 

男の浪漫であるいい刃物を使う、みなぎるエネルギーある刺身を食べる、これぞ生命の充足感

根拠ないけど石器でナイフ作り始めたやつは絶対男だと思うのよ、これはもう本能だと思う。女子で武器作ったり絵を書いたりする子小学校でいなかったでしょ。武器持ってるイケメンや美女キャラが好きって子はいたけど、武器自体に興味関心がある女性は少ない。刀剣乱舞も刀の擬人化だから。

精神的にも栄養的にも男として満たされる行為こそ、造りだ。

 

ある意味包丁って合法的に使う機会のある武器だ。

美術品の刀剣や、軍用ナイフ買って何するのって話でしょ。飾って見て楽しいけど使うところ無いんだから。危ないでしょそんなん。

 

自分は武器が大好きなこそ思うけど、日常的に武器使う機会ねぇのよな笑

女子の場合、女児アニメ見てもわかるけどアイテムがコスメグッズでそれが日頃の楽しみなのよ。だから男ウケ悪くても楽しいからネイルとかするわけだ。

でも武器は危ないから、サバゲーとか、そしてゲームでしか使えない。釣りやゴルフにいくパターンもあるが。あとはプラモやDIY等の工具だ。

 

今の時代剣術覚えて何するのよという話で、日常的に使う包丁を覚えて美味しく料理をいただく、こっちの方がいい。もちろん実用だけが全てではないが。

小柄な女の子がどでかい剣振り回してるゲーム上手くなっても、ネットでしかイキれないヒョロガリだ。モンハンとか男でもあんな大剣無理よ笑

 

自分もそういうゲームは好きだけど、いい年してキリトに憧れててもしょうがないでしょ。もっと奥深いものが好きになり現実の刀剣の歴史を学んだり包丁捌きを鍛錬したりするようになるのがオッサン趣味というもの。

自分は今いるところが大阪なので堺がある、そこに行けば伝統的に鍛冶の街なので包丁専門店も多い。そういうところを散策するというのも素敵な趣味で、今まで通るだけでわからなかったけどこれからはちょっと勉強したのもあって違いがわかって楽しめるようになった。日本全国に職人の街や専門店はあるので、そういう楽しみもいい。いい居酒屋や料亭だと、そういう話も出来る。専門的な話を聞くのは面白い。

 

"普通の男"とやらはゲームの女の子のアバターに課金アイテムで服を買うのではなく現実の嫁や彼女、娘に使うらしいけど、それと似たようなもので、包丁って自分に課金できる武器といえば武器だ。装備が数段上った気分で、RPGで最終武器手に入れたとき以上に嬉しい。

 

オンラインゲームのリアルマネートレードでは5000円以上の武器あるけど、現実で包丁買ったほうがよっぽど満足感あるよ。ゲームの課金が一般的になっている時代だからこそ「もっとリアルを見よう」と言いたいね。

学生時代にバイトして彼女の誕生日や付き合った一周年にプレゼントするとか、そういう"普通の経験"がないとソシャゲの嫁キャラやVtuberにお金を使うような寂しい幼稚な独身男性になってしまうのよ、という自戒だ笑

それが世の中じゃ普通なんだってよ

 

自分は女の子アバターに興味はないけど、正直ドールとか「これ沼になるやつや」と思ってあえてやってない。うちの娘ちゃんとか言い始めたら終わりよね。危ない、危ない。ローゼンメイデン好きだからその素質あるわぁと思って怖くなったね。

自分はエアソフトガンのカスタムとか、そういうのが好きなタイプなので今、包丁に目覚めた。これは我ながら健全で良かったと思う。歴史も奥深いし日用品というのもいい。技術が向上していくのも嬉しいし作ったあとも楽しめるのがいい。プラモって完成までがピークなのよね。飾って眺めたりネットで反応もらえる楽しみはあるかもしれないけど、自分はしまって終わりだ。

 

大の酒好きとしては、酒と直結しているので続けやすいというのがいい。もう今スーパーの刺身コーナー行くとき、昔プラモコーナーに行ってたときの喜びそっくりだもんね笑

今日はこれ組み立てよう=捌こう、みたいな。切るのはパチ組で、盛り付けにこだわるのが塗装。ただパチ組もランナー切り取りや処理、はめ方とか全体的な早さは技術が現れる。

 

今の自分はまさパチ組=刺身の柵を切ることを楽しんでる状態で、世の中パチ組すらしない人が大半だと思えばレアなことはしている。

プラモでいえばいいニッパー買ったみたいなもんよ。ほんといいニッパーは全然違うからね。

 

結論、自分が刺身と包丁にハマっているのは幼少期からの環境、そして武器とプラモ趣味の延長だった。自分は酒に酔いながらカッター使っても怪我せずに綺麗に細かくランナー切り取れるレベルに極めてるので、相当繊細な刃物扱いは自信がある、ちょうどいい趣味みつけたね。

そこに酒も加われば最高だ。

f:id:elken:20210719173826j:plain

 

いい趣味を探してる男性諸君には包丁がおすすめだ。

相葉雅紀のような包丁王子になろう。

さざなみ切りとかも相葉君の番組で知ったし包丁扱い上手い男がかっこいいと思ったのも相葉君のおかげよ。

いい趣味を見つけるきっかけをくれた相葉君に感謝カンゲキ雨嵐