elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

ドキュメント72時間「巨大熱帯魚店」の取材が面白かった感想

ドキュメント72時間という根強いファンがいるNHKの番組、おそらく恋愛リアリティショー系モノが好きな人と深いところでは共通しているのではないかと思う。

あとは家ついていっていいですかとかぽつんと一軒家、などこういう普通の生活を見る番組が人気だ。

NHKだと自分は小さな旅が好きだ。あと最近見れていないが新日本風土記もいい。

 

そして今回はドキュメント72時間の熱帯魚回というまたマニアックな題材だ。生き物好きの自分としてはひと目でこの回は絶対見ようと興味をそそられた。

正直自分は魚よりは爬虫類、両生類、昆虫類、奇蟲類が得意分野というか好奇心のあるジャンルだ。ただ、動物園より水族館派だしアクアリウムは憧れがある。

 

オタクやマニアというのは他の界隈のオタクたちの様子も気になるもので親近感を抱くし、熱帯魚の世界も個性派揃いで面白いなと思った。

最初カップルに間違えられ、中高生ぐらいの娘と来ていた土木系っぽいイメージのお父さんが、めっちゃ熱帯魚に詳しくて人は見た目によらないと思ったね笑

男親に娘はついてきてくれませんからといいつつ、なんだかんだでついてきてくれる娘、ツンデレでいい子じゃんと思った。茶髪とメイクとマスクで最初奥さんに見えた。

 

あと家が近くにあって毎日遊びに来ている80代おじいちゃん3人組はいい老後だなと。こういう大規模店は水族館感覚で来ても目立たないだろう。それに熱帯魚数匹飼っているといったので餌ぐらいはちょくちょく買っていそうだ。

 

取り寄せで大型魚の餌のドジョウを飼いに来たり、最近飼い始めたツノガエルのための水槽を飼いに来たりというそれぞれ男性もよかった。

昔バイト代ほとんど使いながら大型魚飼育していて、最近収入も安定して十数年ぶりに始めた人と、リモートワークで机が寂しいからカエル飼い始めて溺愛しているプログラマーの人だった。

 

大型魚は癒やしというより自分が育てた感があっていい、と語っていたのはオタク心理として面白いなと感じた。植物や昆虫もだけどこういうところにやりがいを見出すというのがペットの楽しみの一つだ。

自分はレアなタランチュラを小さな頃から飼育することに興味がある。

 

そしてベタ界隈とメダカ界隈はかなり奥が深そうで家庭持ちの奥さんや、独身貴族のおばさんが結構はまってるんだなと。20代の女子も仕事の後に癒しになってるとか語ってたし、見た目も喋り方もすげぇ女オタクや腐女子っぽい人がいてちょっとフフッとなった笑

 

その24歳の子は前のベタの子を病気で無くしてしまって贖罪意識があって、でも飼う予定とは違う種類の子を一目惚れで好きになって一日迷って飼うと決めて前の子の反省を大事にすると語っていた。

仕事で疲れていても掃除はしっかりするとか、たかが小さな熱帯魚とはいえ「うちの子」として可愛がる精神は大事だなと改めて思わせられた。自分も猫は保護猫サイトで一目惚れだったので、その直感に従って良かったと思っている。その子も語っていたけど、選ばなかったら後悔するというのはまさにその通り。ペットは一期一会で思い切り。もちろん命なので衝動買いはいけないが、飼う覚悟を決めたらあとは思い切りだ。

 

そして印象深かったのはサッカーアルゼンチン代表のユニフォーム着てる息子連れの親子なのだが、メッシかと思ったらマラドーナだったというセンスの渋さがこちらもフフッときた。おーアルゼンチンじゃん、メッシかなと思ったらディエゴだったという笑

あの男の子、元気で可愛かったなぁ、ホームレスの命を軽んじることがないようないい子に育ってほしい。

あのメンタリスト(とついでに自分)もこのくらいの年齢のときは可愛かったんだろうなぁ

母親に反対されて親父と魚を飼いはじめたけど、実は翌日も家族全員と来ててその母親は生き物大好きの獣医の家庭育ちで命の大事さをわかってるからこそ、軽々しく飼ってはいけないというスタンスだった。

 

自分も、母親がペットの多い家庭育ちだったこともあり同じく生き物飼育には寛容で他の教育はともかく生き物の大事さについてはよく教えてもらえたと思っている。

小学校あるある、同級生に一人ぐらいはいるペット禁止家庭。そういうとこの奴がよくうちに来ていた思い出。一緒に遊んで虫やトカゲをゲットしても持ち帰れないんだよな、そういうとこって。虫かごや昆虫ゼリーを買ってもらえない。

 

女子は特にそういう家庭が多いし、そもそも昆虫採集とか興味ない子が多いから自動的にそういうペットに理解のない母親になっていくのだが、最近生き物好き女子が増えているなと感じる。アイドルでも爬虫類や両生類好きの子とかよく見るようになった。最近だと女子ボクシングの入江選手がカエルガチ勢で話題になっている。

 

男って女子が大袈裟に昆虫苦手という姿を幼少期だったりテレビ番組だったりで見て育っているものだから、生き物嫌いじゃない子を見ると一気に好感上がる笑

この子優しくていい子なんだなとまで勝手に思ってしまうほど。女がキャーキャー生き物怖がるのって可愛いどころか不快でしかないからああいう演出やめてほしいぐらいまである。そういう連中がペット禁止の家庭を作り出す母親になるわけである(飛躍した理論)

 

私事ではあるけども、最近住んでいるところに爬虫類ショップを見かけて全然気づいていなかったのだが、入ってみたら若い女性店員だった。それこそ腐女子サブカル女子みたいな感じだったのだが、もうすぐ終わる時間の夜に自分しかいなかったこともあり生き物トークでめちゃくちゃ盛り上がったことが初夏の思い出だ。

さすが専門店プロだけあって自分のにわか知識が恥ずかしくなるくらいガチ勢だった笑

自分はムカデ好きというと、その女性店員さんはひくどころかヤスデ派だったという。

 

専門店って入りにくいかもしれないけど、意外と面白いし運命の出会いもあるかもしれない。ヒョウモントカゲモドキでも専門店は種類が多い。猫飼ってるというのもあるし金ないというのもあるので買えないけども、バイトしてでも飼いたいなと思いぐらいだった。この世界は本当に沼すぎる。

金がないのはもちろん厳重に管理しないと食べるかもしれないし、猫が凄く甘えん坊なので一緒にいる時間が少なくなると嫉妬するかもしれないからだ。

 

ドキュメント72時間のこの回でも取り上げられていたけど、熱帯魚を飼う人が増えているらしい。人間に懐くというか慣れる種類もいるのだとか。自分はネットでペット系の話題をちょくちょくチェックするけど、餌の時間や仕草を覚えるぐらいの知能は魚にあるようだ。

イモリ飼っていた時期は餌やり楽しかった。家族連れの方々が「今日は餌そんな食べないねとか話題や話すきっかけがメダカのおかげで増えた」とも語っていたし、上司として怖いと思われていたおじさんが優しくなれたとも語っていたのでセラピー効果も注目されている。

 

先程の爬虫類店のお姉さん曰く、懐かれる、正確には慣れさす事を求めているのであれば蛇よりトカゲがおすすめとのこと。蛇は結構神経質だけどトカゲはもっと無邪気らしい。でも蛇ちゃん、ガラス越しにチョロチョロしてきて思わず一目惚れしそうだったほど。インコみたいにそういう意図は蛇にないのだろうけど。餌もトカゲやカエルのほうがパクパク食べるので蛇は難易度が高い。ちなみに今はペットフード的なものがトカゲ用にも発売されているらしく、虫扱えなくても爬虫類は飼える時代だ。

 

72時間では自分が見てきた中ではこれまで管楽器専門店、ウイスキーやワイン専門店、おつまみ専門店、ゲーセン、連絡船、ツーリングの集会、中国編、喫茶屋台、銀座のバーとマニアックな世界を取り上げてきた。もしかしたら熱帯魚の次に爬虫類や昆虫もあるかもしれないので楽しみだ。こういう世界をやっぱり見たいのでこれは優良番組だ。そこらにいる普通の人たち皆にドラマがあるんだなって発見できるのがこの番組の見どころだ。特にこの度の熱帯魚回は、自分の中で高得点で、専門店系やっぱ面白いなぁと再確認した笑