elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

中島健人さん、ジャンルがコメディ俳優だった模様

この中島健人が正統派二枚目キャラと、おもしろ三枚目キャラを両立させているという記事は言いたいことそのもので良かった。

 

ケンティーの王子様キャラなんてもう完全に崩れていておもしろうざナルシストキャラになってから久しいが(というかそもそも純粋にそんな時期があったかさえもわからないし、元々ジュニア時代は謎のモノマネキャラ)、コメディ演技やらせたらほんと面白いというのは今夏主演を果たした『彼女はキレイだった』で改めて明らかになった。

 

ジュニア時代に、ちょっとカッコつけたキャラを試しにやってみたら反応がよくてジャニーさんにそれで行きなよと言われ、あのラブホリモンスターが誕生するという大まかな経緯を先日なんかの番組で話していた。

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そしてこの記事で良かったのはちゃんとニセコイに触れていること。

カノキレで二枚目と三枚目のキャラを行き来するケンティー好きになった人は、ニセコイ超おすすめ。自分は当時劇場に行って見たけど、今でもケンティーの映画ではこれが一番面白いと思っている。評判や興行成績はそんな良くなく話題にもされないどころか、中条あやみ黒歴史コスプレ映画なのだが、今再評価されるべき作品だ。

原作が典型的な少年漫画のラブコメであまり女性ファンがつくような作品でもないし、そういう原作ファンはジャニーズそんな好きじゃなかったりするため実写版の知名度は低いけど、ケンティーは原作読み込んで真剣に演じていた隠れた名作だ。

かのキレ以上にふざけていて、同時にちゃんとラブもあるしかっこいいケンティーも見られるという。

 

思えば中条あやみも大阪人で、今回の小芝風花も堺の人間なのでケンティーは大阪の女と相性がいい。彼女らはケンティーの取扱説明書がよくわかっているので、ツッコミとして、ボケたがりイジられたがりのケンティーの魅力を最大限に引き出せるので良い雰囲気の作品になるのではないか(ジャニーズで最初に仲良くなった重岡大毅とつるんでるのも、関西の影響を色濃く受けている)

 

しかも小芝風花も元々コメディエンヌとして知られていた女優だったらしく、笑い上戸のケンティーと抜群のコンビだったし、かのキレのキャスティングは本当に神の一手だったように思う。

 

未満警察も頭はキレるけどどこか抜けているキャラで、平野との共演で面白シーンも数多くあった。ただコメディ要素は薄め、その前のドロ刑もそれほどコメディ感はなかった。

 

つまり中島健人知名度がお茶の間に浸透して以降(ファンの体感としてはしゃべくりとVS嵐に出て、その後ぐるナイぐらいからお茶の間の芸能人になったイメージ)、つまりこの3,4年ほどでは実質初めて地上波でコメディ俳優を努めたことになる。

あれこそまさに真の中島健人師匠であって、かのキレ最終回で愛と結婚を巡って言い合いするシーンで「じゃあどうやったらいいんだよ」みたいに声荒げるシーンはセクチャンやラジオでキレ芸する時のケンティーっぽくってシリアスなシーンなのに「ケンティー出てるw」とちょっと笑ってしまった。

 

ケンティーってそもそも笑い上戸だし、笑ったときの口の形が笑いに最適化されてるぐらい気持ちよく笑うので見てるこっちもついつられる魅力があるのよね笑

 

ついでに相方のあの人も完全にバラエティの人になっちゃってて、例のドッキリ番組でゲスト出演として共演したときは「許せない!」を一緒にやっていて、ツートップがお笑いメンバーのセクゾって一体

 

ケンティー24時間テレビで朝からムーンウォークやったり、THIS IS MJのかっこよく柵を飛び越えるみたいな企画で深夜に盛大にダサく失敗したり、VS嵐の企画で派手に腰打ち付けたり(これはマジで危なくて心配だったけど)と、絶妙にダサ面白いところがコメディ俳優と超合ってるのよそもそも。

元がかっこいいからこそ、いい意味で滑稽さも出せるという。

バク転も結局できなかったけど一生懸命やってるところが菜々緒を感動させたし、結局最後は何でもスパッとこなしてしまう完璧ジャニーズとは程遠いギャップがあるところが共感を誘う。

 

イッテQ時代の手越祐也じゃないけど「ジャニーズってなんだかんだ、こういう時うまくいくんだろ」っていうのを、中島健人の場合あれだけカッコつけてるのに普通に裏切って失敗するところが王子様どころか庶民も庶民

 

平野紫耀とかも初めてやったことを要領よくこなしてさすがジャニーズってなるけど、ケンティーは大体うまく行かない笑

「あれ、この人スーパーアイドルじゃないのもしかして」っていう空気が流れ始めて笑いを生む

ケンティーのピークはいつもマイケル・ジャクソンや韓流アイドル並みにかっこよく登場するその時までで、その後絶対いい意味で落ちていく

 

出てきたときがピークな男

そうして三枚目になっていくけど、最後熱いところがあってちょっとだけ二枚目に戻る様式美

 

かのキレでも田園で落ちるシーンあったし、ミッドナイトランナーも体力がなくて追いつけないとかなんかコケるイメージが似合う役になってきてるよなぁと笑

だって面白いんだもん、不思議とその姿

元々ディラン・マッケイの物真似とかからだし、そもそもコメディ寄りの人なのよケンティー

 

かっこいいことやろうとするときの例

 

手越は超うざいけど絶対成功させる典型的ジャニーズ

 

中島はちょっとうざいけど、期待通り(?)失敗する残念ジャニーズ

しかもウケ狙いではなく本気でやりに行って普通に能力不足で失敗する

みたいな

実は等身大の庶民感もあって、程よくうざいところが可愛げがある。

かのカレも最初はケンティーパワハラがうざいとガチで嫌がられてたけど、最後まで見れば丁度いいウザさだった。

 

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そもそも2014年の時点で実は三枚目キャラと記事になっているので、元々こういう人物である笑

7年の時を経て宗介という最高の役に出会えた事は必然だったのかもしれない。間違いなく中島健人が演じる運命だった役であるように思う。