elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

自分が鬼滅で一番エチエチだと思ったキャラがこの子

鬼滅の刃、作者が女性作家だけあって実はこういう女性特有のセンスが男のフェチを貫いてくるのだが、一番響いたキャラを挙げたい。

 

それは那田蜘蛛山編に登場したこの蜘蛛姉妹の子である。

 

信頼した妹と脱走しようとしたら裏切られて密告されて、残虐に拷問されあと屋根に晒されて日光で消滅するシーンは泣いた。

ルイの前に連れて行かれたときの絶望はほんと可愛そうすぎたほんと。蜘蛛の子たちも一人では鬼狩りにやられるから不安だったところ、塁が集めて家族ごっこに使って恐怖で支配していたという状況

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その妹に塁の血を飲ませたのもこの子といえばこの子なのだが、一人ひとりは皆いい子たちだった。

ただ正直、裏切った方の姉(この子の立場で言えば妹)は胡蝶に毒殺されてざまぁと思ったね笑

脱走のときやっと行き着いた先に塁がいた時はほんと鳥肌が立ったし、あの女も悪い顔してたなぁ。

今まで食べた人間の数を少なく報告したり、みんな馬鹿なのよといったりずる賢い子で、だからこそ頭が良くないと塁のところでは生きられない。

信頼なんてこの裏切られた方の姉みたいに持ってはいけなかった。どうせ塁に見つかるから自分だけ生き残ってた評価をあげようとした妹(塁にとっては姉役なので、蜘蛛の姉と表記されている)はやっぱ畜生

 

那田蜘蛛山編は長かったという評価はあるとはいえ、個人的にはお気に入りだ。父がただの雑魚で末っ子が十二鬼月だったときの衝撃、そして善逸と戦ってた兄蜘蛛のビジュアル好き

蜘蛛という生き物自体が好きな自分にとって面白かったし、胡蝶しのぶが活躍するのもこの時なのでファンも多いように思う。

 

村田さんとサイコロステーキ先輩の登場もここで、村田さんは特に結構女性ファン多そう。鬼滅マイナーキャラ推し界隈として、自分はこの姉蜘蛛ファン代表を名乗りたい。先に誰かいるかもなぁ笑

炭治郎達が修行と選別乗り越えてやっとたどり着いた鬼殺隊がこんな雑魚なのかと思ったときの、鬼に対する絶望感もエグい。

 

そして屋根に晒された方の姉という自分のお気に入りエチエチキャラもいるのでまた見たい。

キャラデザもいいし、同じ姉妹を信頼していたところもお姉ちゃん感あって萌える。登場めっちゃ少ないけど。そして血塗れで屋根に晒し上げにされたときの可哀想さ。

 

何気にDV受けてた巨乳母役の正体が一番の幼女だったというのも原作者、女性なのに凄いフェチだよなぁと。

 

これが地上波で何度も再放送されて子供人気抜群の覇権作品ってマジ?

子供はお化け好きとはいえ、斬られた首抱えて歩く姿とか怖すぎでしょ。斬られることが普通の日常であるかのようにまた拾うのがシュールすぎた。

 

いや、そういうグロいお化けをちゃんと描いてるところが受けたのかもなぁ。最近学校の怪談みたいな心霊アニメも無いし、妖怪ウォッチとか全然怖くない。

自分が小学校中学年くらいの時は図書室にあった古びた怪談本を狂ったように読んでいたし、心霊番組絶滅時代に需要を総取りしたというのもあるかもしれない。

キッズは大人が思ってる以上にグロ耐性あるものなのよね。

 

大人の方が普段心霊やお化けを見なくなってるから、逆に慣れてなくて過剰に子供のことを心配しているのかなぁと。

子どもからすれば、そんなもので怖がるぐらいキッズ扱いするなよということなのだろう。忖度や手加減せずに本気で描いた吾峠呼世晴、OKしたジャンプ、アニメ化したunfotable、凄い英断だ。

心霊番組オワコンの時代であれば、創作物と割り切ってアニメで容赦なく描いたほうがやらせ疑惑もなくていいかもしれない。

 

今のキッズの祖父母世代であればテレビの規制ゆるゆるだから今では発禁ぐらいもっとグロい表現あった時代だし、だから孫とも楽しめるコンテンツでもある。

おじいちゃんおばあちゃんがびっくりしないかなというのは、逆に失礼。もっとグロいのを知ってる世代だ。三島由紀夫の生首や飛び降りた女優の遺体が普通に雑誌に乗ってた時代だ。

 

自分がさんざん言い続けてきた「子供はちょっと大人っぽい刺激のあるのもののほうが好きで、子供っぽいのは嫌う」というのをやっとやってくれた点でも自分は鬼滅の刃を評価したい。

「自分たちがガキの時代はちょっと子供が背伸びしてみるくらい大人っぽく作ってたのに、最近子供っぽく作ってるの多すぎ」とうんざりしていたので、鬼滅でこういう下地が作られた影響は、過度なコンプライアンス重視の風潮に一石を投じたとも言える。

 

もののけ姫と鬼滅はもうこれから定期的に放映すべき笑

自分たちが子供の頃、もののけ姫ちょっと怖いけどワクワクしたみたいなものだ。

 

厨二感の雰囲気と、大正という背景、女性作家っぽいデザインやキャラ作りのセンス、これほどの素晴らしい作品をなぜ自分は見ていなかったのだろう。見ようと思った動機にも流行というのはあるけど、そういった作品自体の特色が気に入ったからでもある。

自分は少年漫画は舞台設定が興味ないことが多く、鬼滅も大正時代じゃなかったらどれだけ流行っていても見てない。流行ってからでもあるけど、雰囲気自体がとても好きで見る決断をしたし、好みではないので呪術やリベンジャーズは一切見るつもりはない(呪術は途中の話だけは1話単位でみただけ)

 

その結果、「俺は意地でも絶対鬼滅見ない!世間に逆らう!」といいつつ、無事もはや毎日鬼滅の話をする存在に。

鬼殺隊の方が人間っぽくなくて鬼の方が人間味があるし鬼に共感しまくりというのがいい。これが悪役の魅力というものよ。だから好きな女の子キャラだって人間よりやっぱ鬼なのよ。ほんとこの屋根晒し蜘蛛姉好みすぎる、炭治郎並みにこの子を人間に戻したい。

 

見る前は黒髪白髪もいいと思ったし、命乞いしながら四股もがれた子ほんと可愛そうとも思う。カナヲもかわいいし無限列車の煉獄に首絞められてた着物の子もいい。

正直トランスジェンダー無惨様もいいけどあれはシュールすぎる笑

炭治郎マッマと珠世様といい、熟女キャラもエチエチ

まだ無限列車編までだというのに鬼滅かわいい子多すぎでしょほんと

 

よく言われているように鬼滅の内容って少年漫画あるあるなんだろうけど、自分は少年漫画をそんな見ない。

ドラゴンボール、スラダン、NARUTO、ワンピ、ハガレン、ブリーチ、ジョジョ、ハンタ、刃牙、進撃、この当たりすらろくに知らないのが自分だし、今のキッズも最初からは見てないから新鮮なのだろう。

少年漫画見慣れてる人はありきたりと評価しないけど、いつの時代も子どもにとっては初めてなものだ。

 

特にワンピースはキャラデザや設定といい何一つ響くものが無いし面白いと思ったことがない。

ほんと尾田っちとは壊滅的に女性の好みが合わない笑

その点、呼世晴ネキは自分のフェチに響くキャラ描くのがうまいから好きですよ

 

人気少年物がことごとく自分の好みに合わなかったゆとりおじさんとしては今のキッズがうらやましい限り。自分の時代に鬼滅欲しかったねほんと。犬夜叉ガッシュ幽遊白書だけかな好きだったのは。善逸がキャンチョメっぽいのと、密室でからくり見つけるのはガッシュっぽいとも思った。

主人公一味がキッズの集団というのもそうだ。

わかりやすく言うと、陽キャが好きそうなものはあまり好きじゃないというただそれだけの陰柱である笑

 

主要キャラに虫属性がいてしかも女キャラとか自分がキッズの頃にこういうキャラいたら最高だ。幽白の蔵馬が植物属性で好きだったのもそういう好みによるところがあるかもしれない。

蟲なんて普通悪役に使われそうで遊戯王だったら一番の雑魚小物キャラだというのに

ポケモンAGのハルカのアゲハントはめっちゃ好きだった。そういうセンスの昔の自分だったら、男子だけど胡蝶のDX日輪刀をかっこいいからという理由で本気で欲しがってたと思う。

 

歴代少年漫画の影響が強いと言いつつ、典型的な少年漫画と違うセンスがあるのは自分が鬼滅に惹かれたポイントだ。それくらい自分はジャンプ作品全般苦手で敬遠していたからだ。作者本人は超少年漫画っ子なのに、自分のようにコテコテな少年漫画そこまで好きじゃない層に受けるというのは珍しいし面白い構造だ。

というかコテコテな少年漫画に女性作家的なセンスを持ち込んだことがいいミックスになった。だとしたら自分が好きな犬夜叉っぽくもある。そしてより作者の年齢的に今どきのオタクっぽいセンスだ。

 

そういう意味で自分は、鬼滅がただの過去作の焼き回しや二番煎じだという意見には賛成しかねるし、あるあるだなと思いつつも鬼滅特有のオリジナリティがあるように思う。まさにそのセンスが評価されるべき点だ。そもそも手塚治虫の時代からSFなど外部からのパクりで作られてきているので今更である。ノーベル賞まであるような高尚な文学ではなく、色んなものを混ぜてごちゃごちゃサブカルとしてやるのが本来の漫画なわけだ。

 

漫画が普段文学を読まない層にそういった要素を見せるものだとしたら、鬼滅は普段少年漫画を読まない層に漫画を見せる役目を果たしたのではないだろうか。そして映画を見に行くという体験も子どもたちに与えた。そういった功績も評価されるべきであるように思い、エチエチな話から真面目な話で終えたい。