elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

謎の勢力「鬼滅は善逸のギャグがうざい」

自分は総集編で見たからわからなかったけど、鬼滅の刃って2クールあってわりと結構長いという意見もあるようだ。

中にはギャグパート無ければもっと短く出来たという声もあるし、ギャグのノリが女性作家特有でキツイし古いという声もある。

 

確かにわからんでもない。

ただ鬼滅はあのギャグあってこそ面白いし、無かったらこんなヒットしたとは思えない。個人的には自分自身が笑い上戸というのもあるけど終始笑いっぱなしで、楽しかった。シリアスな展開にもギャグがちょくちょく挟まれてマイルドになるので、感動物やシリアス物がキツイという層にとっても見やすい効果があると考える。

 

ここは難しい問題で、シリアスなシーンはしっかりしてくれないと引き込まれないという人もいるし、そのギャグで癒やされるという人もいる。自分は後者だった。

 

なんでや、普通に鬼滅のギャグおもしろいやろ!と

 

女子供の笑いといえばそれまでだがそもそも少年漫画原作のキッズアニメだからね鬼滅

こどもの笑いって自分のガキの頃考えても大人とは沸点が違うじゃない。

 

よくいる笑いの沸点高い自慢(笑)するイキリお笑い評論家みたいなノリの奴が少年漫画にもいるんだなって。

???「あれれー、もしかして冨岡さんですか〜?」

 

個人的には猪之助が面白すぎるのでギャグ部門1位というか男キャラで一番好きまであるけど、善逸の面白さも負けてない。最初ガチで猪之助ばりに名前覚えられず、ぜんじゅうろう、ぜんじろう、みたいに思っていたが今はしっかり覚えた。

善逸はとにかくうざい笑いで、体の動きがコミカルなのも爆笑を誘う。体クネクネしたりブリッジ状態になる動きはキッズが絶対笑うやつだし、キッズ並みの笑いの沸点の自分もギャハハと笑いまくってる。

どヘタレキャラということにも勇気づけられるし、雷の呼吸普通にガチでかっこいいのでギャップが女子人気高いのもわかる。

満月バックに霹靂一閃使うときはかっこよすぎた。

 

大人がギャグに笑えなくなるのってこれがなぜ面白いのかという理由考えちゃうからだと思うのよそもそも。子供の頃理由考えてこういう構造だから面白い、とかやってなかったはずだ。

しかもボーボボとかいう考察してもわからないギャグ漫画の金字塔があり、鬼滅もその影響を受けている遠い親戚だという噂が。

 

いい年してまだジャンプ読んでネットで少年漫画についてわざわざ書き込んで、少年漫画に子慣れているおじさんファンが一番面倒で、こういうおじさん達は自分が老害だと自覚したほうがいいですよーそんなんだから嫌われるんですよー

 

あとシンプルに酒飲め、酒

自分は鬼滅総集編と映画、全部酒飲みながら見ていたから乗り切ったというのもあるかもしれない。シラフでOPED挟まるアニメ版を一気に見ろと言われてたら流石にギャグパートうぜぇなと思っていたかもしれない。

 

そもそもいい大人の男がアニメ見ること自体キツくて当然なのよね。

よくおっさんになってアニメつまらなくなったという成人男性がいるけど、それ至極当然だし、逆につまらないと思わないというのは幼稚な証だ。

子どもの頃、俺らがエンタの神様とか見てるときに「最近のお笑いつまらんわ〜くすりともしない」と言ってたおかんうざくなかったか?笑

 

あんたらそれだよ。いい年して少年漫画アニメにこなれてる方がおかしいんだよ、さっさと卒業しろジャンプおじさん!(ジャンプの購買層がマジで3,40代というなろうを馬鹿にできない真実)

 

普通の成人男性はもっと現実世界を舞台にした映画やドラマみたり、居酒屋番組や旅番組、歴史や科学のドキュメンタリー番組、そしてバラエティやリアリティショー、報道番組を普段見たりしているわけで、久しぶりに鬼滅見てアニメもやっぱ面白いなぁと思うわけだ。

そんなアニメ見てないんだよ普通は

 

とにかくいい大人がアニメ特有のノリや台詞回しがキツくなるのはごく自然な事で、だからこそお酒でも飲みながら、感受性を高くして楽しんで見る方がいいわけだ。

あるいは大人は考えることが多すぎるゆえに考えて見すぎる傾向があるので、酒で麻痺させて子供のように純粋に見ることが大事だ。

ゲームとかもそう、やる気力がなくなったと言うならお酒でも飲んでまったりやるのがいい。

 

どうしても大人になると最近のものを否定したくなったり感性の衰えで笑ったり感動したりできなくなって、斜に構えがちなわけである。それに大人の成長としてアニメが面白くなくなるのは当然。

いい大人の男が酒も飲まず、マジにアニメ評論しながら見てるからいつまでも幼稚なわけで、女子供の笑いはつまらないといってる方が逆に幼稚だほんと笑

 

自分はテレビや動画見るときはたいてい酒を入れる。そういうモードにしないとそもそもシラフで見ること自体がキツイ。真面目な番組や本はシラフのほうがいいけど、アニメやドラマみたいな娯楽物は酒入れたほうが10代の頃のような新鮮な感性で見られる。

 

鬼滅なんてそもそもおじさんを対象にした笑いになってないんだから、おじさんの方から寄る努力をしないと駄目だ。

当たり前だろ、鬼滅がおっさんのために作られてるわけがない。ところでパワハラ会議や無惨様の情けなさ、猗窩座の組織での立ち位置など、意外とおじさんや男が共感する要素は多い。むしろ女性の方が同性として共感するキャラが少ないように思う。胡蝶しのぶが腐女子黒歴史時代をえぐったり理想を投影したりしているくらいじゃないだろうか。あとは珠世様みたいに愈史郎と暮らしたいみたいにどちらかというと女性視点ではこういう男キャラ好き、という作品だ。

 

善逸だってさ、女子供人気と言われるけど男にだって誰しもあるどヘタレな部分だったり、女の子に言い寄ってダサく振られたりとか、男だったら結構共感する要素多いのよね。

猪之助や炭治郎はなれないからこそ、自分とは遠いからこその憧れで、善逸はもっと等身大でわりと男だったら共感しやすいところも多い。恐怖心ぶっ壊れてるキャラばっかな世界観で我妻善逸は等身大でかえってリアリティがある。

 

不細工になりながら禰豆子を守ったり、その後炭治郎がずっとイチャイチャしてたと勘違いしてキレるところとか感動したし笑ったよほんと。初登場は鬼殺隊選別のときだったけど、その後あぜ道で炭治郎と再開する登場シーンなんて爆笑したわあれ。男だったら女の子にしつこく言い寄って嫌われたなんて苦い経験誰しもあるものじゃない笑

 

ないのーないおまえ!?あー羨ましい!(嫉妬に狂った善逸フェイス)

 

なんかそういう傷が善逸見てると癒やされるから自分は結構好きなキャラだ。こいついなかったらシリアスすぎて離脱してると思う。こいつがうざいから離脱したという人も当然いるだろうけど、自分は善逸のおかげで見れた感はある。あのうるささがいいんだよ

 

あと冨岡はマジでシラフだったら共感性羞恥エグすぎて見てらんないあいつ。陰キャ黒歴史キラーすぎて、義勇の方がよっぽど見てるのキツイというね笑

うざいギャグパートより、こいつのガチで陰キャあるあるなリアル描写の方がいろいろとキツく、お酒飲まないと鬼滅見てられない最大の要因が冨岡義勇だといっても過言ではない。胡蝶で黒歴史えぐられる腐女子と冨岡で黒歴史えぐられる陰キャオタク、どっちがキツいだろうか。この二人を味方サイドの主要幹部キャラにしたワニ先生のセンス、やっぱ凄いよね。読者層をよくわかってらっしゃる。

 

そういう意味で本来は万人受けしない作品だから、そりゃうざいと感じる人はいても不思議じゃない。アニメ制作ガチャ引いて当てただけで原作や内容自体は結構人選ぶ作品ではないわけで。本来は陰キャなオタクのノリ全開の作風であって、つくづくよくこんなんが受けたなぁと笑

作品自体の魅力は間違いないが、それ以外の部分で奇跡的に受けた面は間違いなく否定できない。

うざいと思うほうが普通と考えるか、意外と本来日陰のこういうのも受けるんだなと考えるか、どちらとも言える。

ただ陰キャ作品か陽キャ作品かでいえば間違いなく前者だろう、それが鬼滅の刃という作品の本質である。