科学が進歩しようとも他のスポーツより選手寿命が短いと言われるサッカーで2000代、2010年代、2020年代の三世代に渡り世界最高選手としてバロンドールを受賞し続けたレオ・メッシ
そしてまだ2020年代、これからも獲る可能性は十分にある。
まず驚くべきことは2009年(前年はC.ロナウド、その前はカカ)に受賞していることだが、この時のメッシはハタチそこらでありまずこの時点で凄いくギリギリ2000年代末に獲っている。
ただ、これはこの時は「凄い記録を出せば若手でも獲得できた牧歌的な賞」だったということの証明でもあると言えよう。
この後年代が移り「2010年からFIFAと統合しバロンドールはただの人気賞落ちぶれた」とよく言われるが、メッシは確かにこの賞を狂わせた。
なぜならば「バロンドールを宇宙人や天上人による人外達の争い」というガチゲー的な性質に改変させてしまったからである。
この時から牧歌的なスポーツ賞ではなく、人外を決める賞にゲーム性に移り完全にバロンドールが狂う。
懸命にクリスティアーノ・ロナウドという地球人最高峰があらゆる手段を尽くし挑むが5度が限界でこの度、衰え力尽きた。
メッシの異次元的な記録がわかるデータ→たった一人でアルゼンチンをバロンドール受賞最多国にする。
1995年以前はヨーロッパ限定のローカル賞だったため、マラドーナは未受賞といえども1国家レベルがメッシであり、これはワールドカップ2回優勝のディエゴに匹敵するだろう。しかもマラドーナの一回目の優勝は若手時代に出場した疑惑の独裁政権時代の自国開催でありあまり語られないし、バルサ時代も地味なのでナポリと1986年ワールドカップでの優勝で神格化されている側面がある。
メッシはバロンドールを壊した、これは事実だ。
ただそれは不滅の記録というゲーム性の崩壊という意味でだ。
近代サッカーが確立される前の無茶苦茶な記録はいくらでもあるが、現代サッカーでレコードブレイカーとなったメッシはもはやなろう小説レベルのオーパーツである。
こんなことを数年前自分が書いていた日々も、もはや過去だ。
結局全てはメッシだったしメッシが歴史上でもはや反論の余地がない。
サッカーというゲームも結論がわかりきったつまらないスポーツになってしまったものだ・・・終わってしまえばメッシロナウドの飯栗論争で熱くなれた数日前が懐かしいものである。