「いきなりそんなこと言うなんて今日はおかしいですね。そんな唐突な性格で気味が悪いからみんなに嫌われるんですよ」
「俺は好かれている。胡蝶、おまえには」
「ああ、それすみません、嫌われてる自覚がなかったんですね。余計なことを言ってしまって申し訳ないです」
「でも、ほんとはどうだ...」
「あれ、好かれてる自覚がなかったんですか???」
「あるからこんなことを恥をしのんで聞いている」
「あらまあ、やめてください。素直に恥ずかしいです。あと、キモいです」
ガッ(効果音)
「俺はキモくない」
「好きですよ。誰より。月が今日はいつより綺麗で、欠けないでいてほしいです」
「胡蝶...」