elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

焼肉の代わりに馬刺しで酒を呑んだ

久々に自宅で一人焼肉をしようと思いショッピングモールの肉屋で買うつもりだったのだが、同じ館内のスーパーで珍しく馬刺しセットを発見しこちらにすることにした。

 

自分のような愛飲家になってくると焼肉というのは肉をいっぱい食べるための食事ではなく酒を飲むための物である。

白米抜きの焼肉は絶対ありえないという人もいるだろうが、自分は幼少期から焼肉屋で白米は絶対頼まない性分だったので大人になれば無事酒抜きの焼肉はありえない体になってしまった。

焼肉なんてほんとは酒が本体なんだよ笑

 

ということでいつも気合い入れて焼肉をしようと大量に肉を買うと食いきれず余る、よってやや高い肉を丁寧に食べる路線にするようになったし、最近は焼肉屋でもホルモンのシマチョウだけ頼んでずっと芋焼酎のお湯割りだけ飲んでいることが増えた。

 

これだったらもう後片付け面倒な焼肉より、この馬刺しセットだけ買って皿に盛り付け直してちびちび酒飲む方がええな、ということにしたわけだ。

あと馬刺しだったら焼肉以上に芋焼酎からでも合う。焼肉でいきなり焼酎スタートは中々の上級者だからだ。そして馬刺しといえば九州、そこに合わせるのも九州の芋焼酎。焼酎をメインに飲みたいときはもう馬刺だ、と決めた。

セット内容は赤身、ユッケ、ふたえご、霜降り、たてがみなどだが、この白い脂の塊に見える「たてがみ」が実はめちゃくちゃ美味い。一度馬刺し専門店酒場で食べて以来開花した。

ステーキなどで脂身苦手な自分としてはこういう脂っぽいの嫌だと思っていたのだが、想像と全然違うのがたてがみ。

旨味のある甘さで、馬刺し用の甘いタレにつけるとめちゃくちゃ合う。酒が進む味だ。

まあ赤身やトロが一番美味いのだがアクセントとしてあると美味い。こういうの大衆居酒屋に馬刺しとメニューであっても間違いなく出てこない。たてがみの味を知る人こそ馬刺し経験者だと言える。

 

有名な話だが馬は体温が高いため菌が育ちにくく生肉でも安全だと言われている。馬自体が生食に適した生き物なのでそこまで心配はいらない。

やはり人間は原始人の血が入っているため生肉を求める本能がある。ユッケ、クジラ刺身、鳥刺し、そして馬刺し、鶏のレバ刺し全部自分は好きだ。

ちなみにウマ娘で話題の競走馬だが、実際は食肉用の馬と別物で人間が食べる味には適していないらしくドッグフードになることが多いようだ。

 

ウマ娘は一切やらないし競馬も興味ないが(アーセナルとワールドカップがCygamesのウマ娘マネーで無料になったことは感謝している)、馬刺しは本当に大好きだ。自分はウマを食い物だとしか思ってない中々の畜生である。

いやいや、みんな豚や牛を家畜としか思ってないだろ笑

種類で区別することこそ差別。羊だってウールや、ラム肉と学ランの素材になるマトンでしかないだろう。よくグルメ番組で見る子羊のステーキはまだ自分は未経験だ(酒飲みながらなのでこういう雑談を挟む執筆スタイル)

 

抵抗ある人や馴染みが無い人が多いだけで、馬ってそれだけ食用としてのポテンシャルはめちゃめちゃ高く、牛タン値上げしてるとかいうけども、馬肉でいいのよもっと旨いから。

ウイスキー値上げしてるけど、ジンは注目されてないだけで結構旨いよみたいな。自分の味覚の哲学を持たず人気食材を求めると本当はもっと美味しいものがあるのに無駄に高く払う。

「生で食える」というのが何よりもメリットでこの点で牛や豚にはない大きなメリットがある。牛も生で食べられるがレバ刺しはもう駄目になったし、ユッケは規定が厳しいので高くなる。

レバ刺し馬だったらわりと食べられるところが多いので代替食材としての価値は注目されるべきだ。ちなみに鳥のレバ刺しは個人の専門焼き鳥店だと割とどこでも食べられる。焼き鳥屋はサイドメニューの鳥刺し食べに行くところだからね、これメモしていただきたい。

 

擬人化しても可愛い、生食性能も高い、クジラなんかより余程人間と信頼し合う。

もしかして猫より知能が高いのではないか。少なくとも牛や豚以上だ。

そんな生き物を食べるなんてシーシェパードが気づいたらヤバそう。それでも申し訳ないけど食べたくなる馬刺しの美味さよ。人類は味覚に逆らえないのだ。

 

ちなみに東方神起のメンバーが「日本に来て馬を食べるなんて初めてだった」と驚いていたので、肉を生食で食べる文化がある韓国人から見てもレアなようだ。ちなみに韓国はクジラもほとんど食べない。

 

もっと無駄知識を言うとスペインでは闘牛で倒した肉を食べるのだが特に「金○ま(睾丸)」は珍味とされている。

自分は一生のうちにこれを食べたいと思っているが闘牛自体も問題視されているのでタイムリミットがある。

スペインのアンダルシアでセビージャvsベティスのサッカーを見て、翌日闘牛観戦して、金○ま食べて、夜はピンチョスを食べて酒を飲むというのが自分のスペイン旅行の夢だ。

スペイン人は人種差別もあるけど、サッカーさえ好きだったら仲間にしてくれる国民性なのでこういうとこでもサッカーは役に立つという。

あくまで日本に来ている観光客限定の話だが自分の経験上サッカー話で一番ノリがいいのは間違いなくスペイン人だ。

 

ところで馬刺しだがまず普段のスーパーでは流通していないしやはりお高い。

そこで思いついたのが鯨の赤身代用するということ。

よく「うな重はタレが美味いだけ」という謎の主張をする奴が時たま現れるが、逆にその理論を応用して「馬刺し用のタレ」を鯨肉に使えば馬刺しっぽくなるし、もっと安いのではないかと。

天才やんこのアイデア我ながら笑

 

というのも、クジラ刺しは基本ニンニクを入れた醤油かポン酢で自分は今まで食べてきたのだが馬刺し用のタレがめちゃめちゃ旨いことに気付いて、見た目も味も近いクジラ肉に使えばより安く量を食べられると考案したわけだ。

馬刺し用のタレはセットについてくるし売ってもいる。このタレに生姜チューブを入れれば結構専門店の味になるのではないか。後日まとまった金があるとき試してレビューしたいが、割と自分の理論は間違っていないと思う。馬刺しと鯨刺し見分けがつかないというのは、マグロの赤身と生カツオの区別が難しいと同じくらいよく言われることだ。

 

ところでその鯨生肉自体流通が強い地域でしか置かれていないし、そもそも通販で普通に馬肉は高すぎない値段で手に入る。大事なのはその時にある意味本体である馬刺し用のタレと生姜買っておくことだ。

にんにく醤油だと馬よりクジラがもっと合うと思うし「馬刺しってこんなもんか」となる可能性もある。あと大衆居酒屋で頼むとりあえずあるような馬刺も微妙だ。

うな重と同じでタレこそ馬は命である。

九州醤油っぽい甘いタレにちょっと生姜を入れつつ、九州の芋焼酎のロックやソーダ、水割り、お湯割りでいただけばもう最高、飛ぶぞ。酒は産地を組み合わせることが鉄則なのよ結局