中国がサッカー弱い決定的な理由
これは日本と同じくワールドカップでベスト16に進出した韓国人の意見なのだが、とにかく中国人は金儲けや利益にしか関心がない。
しばらく前に韓国のイルベという反中性向の強い掲示板で見かけた、中国人と接する機会の多い韓国人の体験談によると彼らは芸術や娯楽、教養、そういったものにほとんど関心を示さず金だけで考えると語っていた。
この特性はサッカーでは決定的な弱点となる。
良くも悪くも人間性が最大限に発露される競技であるサッカーにこういった姿勢は相容れない。
自分がサッカーを愛する理由は大国がエリート教育をしているより、小国が純粋に好きで楽しんでやっているところに人間らしさがあるからである。
高齢者世代では若いときにワールドカップやJリーグがなく育っているので未だに五輪が格上だと思っている人も多いがそうではない。FIFAワールドカップこそ世界最大の祭典だ。
オリンピックは結局のところ国威発揚の名残りでいつもの大国ゲーになってしまう。
しかW杯は、次に日本代表と当たるバルカン半島のクロアチアがかなりの強敵だしモロッコやセネガルなどアフリカ勢も個性がある。
無論五輪でもエチオピアやケニアは陸上大国だが、それもエリート教育であり、結局生まれながらのアフリカン遺伝子には勝てないという賢者モードに陥る。
サッカーはスペインやドイツを倒したばかりだし、過去には南米コロンビア、アフリカ最強カメルーンにも勝っている。
駅伝にアフリカからの留学生が来て無双して、こういうのはなんだかなぁ(実際これは感情の問題ではなく規制されるべき問題である)と感じる人も多いがサッカーはボールを手より不器用な足で扱うので、身体能力で勝る相手にも何が起きるか分からずサプライズが起きるところに良さがある。
陸上の黒人:無表情で淡々と走っているだけなので正直何を考えているかわからない。
サッカーの黒人:試合中に色んな表情をし、普段から海外サッカーを見ていればどんなキャラかわかる。日本人のチームメイトであることも多いので同じ人間なんだなと親近感がある。
これはアジア人でもマイナースポーツで無双する中国人にも同じことが言える。
五輪シーズン、最初日本とメダル争いが拮抗しているが終盤にはメダル数が離されている。
調べてみると日本でほとんど注目されない重量挙げや射撃、飛び込みなどで稼いでいるのだ。
そんなものより五輪であれば2008年北京の時、アルゼンチンが他競技では尽くメダルに及ばなかったが新星メッシとベテランのリケルメの融合でサッカーの金メダルを唯一取ったり、ブラジルがリオでブラジル史上初の金メダル、東京で2連覇(不思議な縁でブラジル最後のワールドカップ優勝も舞台は日本)、スペインが銀、こういうたった一枚のメダルが何よりもかっこいい。
この東京五輪時の記事でまさにそんなことを分析している。
「トランポリンとサッカーで金メダルを取っても同じ一枚。スポーツに対する浸透度と憧れは薄い。」
また受験勉強を重視するあまり、小中学校で体育の授業が完全に行われておらず事実上自習時間となっているケースも多く、これでは身体能力の発育が阻害されても致し方ない(体育嫌いだった自分には羨ましいが笑)
そして同じ黒人でも陸上だと無機質に見えるがサッカーだと親しみが持てる理論ではないが、五輪の機械のように動く中国人には人間味を感じないが、先日奇跡のベスト16突破を果たしたときの韓国代表には人間らしさを見出すことができた。
ソン・フンミンはもちろん有名として、南野拓実の同僚で友人のファン・ヒチャンも親しみがある。ちなみに自分が一番好きな韓国人選手もヒチャンである。
チョ・ギュソンというイケメンのニュースターもロナウドとバチバチやり合う熱い男でかっこよく、キム・ヨングォンやキム・スンギュなどJリーグでプレー経験ある選手も多い。サイドバックのキム・ジンスは解説に現地に訪れていた槙野智章に挨拶しに来たようだ。
韓国ネット民の反応ノリも面白くて、日本の勝利を喜ぶ人も多いし、自国選手をイジるときは盛大にネタにするなど人間味がある。
韓国こそ受験戦争で人間らしさが無い、というのは時代遅れのイメージだ。こういうことを言うと必死に否定したがる嫌韓な人も多いが、正直なところネット上だけで言えば日本人は台湾人より韓国人によほど似ている。だから凄くノリがわかる。
前述の記事で「中国は五輪のときだけ騒ぎ、中国人民全体のスポーツに対する関心や興味は薄い」
これは似たモノ扱いされる中国と韓国の最大の違いだ。
断じていうが韓国は中国より日本によほど近い国民性だ。
そもそも政治制度が自由民主主義であるというのは前提として、言語からして日本語、韓国語のアルタイ諸語と中国語は別物だ。
自分は韓国の海外サッカー掲示板を見ているが、日本同様ワールドカップ前はサッカーなんて盛り上がってないと言われつつも、普段から連日サッカーファン達が熱心に議論したり面白い話題でふざけたりする文化はとても成熟しており、むしろ韓国語さえ分かれば日本より面白い部分もあるんじゃないかと気づいたほどだ。というか自分はその韓国語版の5chともいえるDCinside(イルベの大元)を読んでいるうちに韓国語も上達してきた。
そういったある意味自分と似た韓国のネット民に親近感を抱いているうちに、もう韓国代表も応援するぐらいの感覚になった。
現地カタールに行く富裕層や陽キャ、そして選手たちは韓国応援で、未だに昔のノリで嫌韓を続けている世代が韓国嫌いという印象だ。
逆に韓国でも「反日は精神病、未だに日本嫌いなのは入れ歯ジジィ。中国がよほど嫌い」という意見も多い。
ワールドカップの時蚊帳の外にいる層:中国人と、日本が出場し始めてから25年間で一度もワールドカップに関心を持てず楽しめなかった奴ら。
これが現実である。
日本人と韓国人はこの盛り上がりを満喫できて、時代遅れの五輪のメダル争いだけはマイナー競技で存在感のある中国は蚊帳の外。
しかも同じくメダル争いで中国に勝ったアメリカはワールドカップも出場ベスト16まで堂々と残った。更にもう敗退したが参加はしているメキシコやカナダもアメリカと次回は共同開催国なので既に燃えている。
こういった普段からスポーツを見るにせよするにせよ娯楽や好きな楽しみとして触れる文化が成熟していない、だから中国サッカーは弱いのである。
韓国ネット民「ところで韓国代表と日本代表が歴代級パフォーマンスでワールドカップ16強進出して、予選すら突破できない中国人は賢者タイムが来てるだろう笑」
— エルケンティキタカ (@Elkenty11) 2022年12月3日
一方中国人は「韓国はムカつくが日本の勝利は嬉しい」と中韓に日本が取り合いされてる模様。自分は韓国寄りだな笑https://t.co/o1dCzb1UBT