弘中綾香がバレンタインはなくなったらいい日の堂々一位と語っていたが、義理チョコしか、あるいは義理チョコすら貰えない男も憂鬱だし、好きでもない男にあげなきゃいけない女も、上げたい男が自分よりいい女にもらいまくってる女もそれはそれで、みんな鬱で一部しか得しない。
既婚者や彼女持ちの男でも、奥さんや彼女がなんで貰ってきたのと怒ったり嫉妬で面倒なことや浮気を疑われたりとかそんないいことばかりでもないだろう。挙句の果ては捨てたりと、食品廃棄大国でまた日本のランクが上がってしまう時代錯誤だ。
単純に女性の出費も無駄にかさむ。
まあ弘中綾香がMステのスタッフに配ったチョコは、貰った奴は包装を取って家宝にしてる程うれしいだろうから完全に無駄だとは言えないけども、そんな弘中綾香ですらお返し無いこともよくあるというのは中々のゴミイベントである。
どうでもいいが弘中綾香は自分は女子アナで一番好きだしタレントや人間性含めて好きである。
そもそも大人の男にチョコ自体がいらんのよ。
子どもの頃の酷いエピソードで母が自分たち息子兄弟と親父に一応毎年チョコをくれていたのだが、親父それを食わずに食うふりしてちょっとかじってそれが真冬なので親父の部屋のコタツの絨毯にこっそり転がってたことがあった。
うちは夫婦仲も悪かったし最低限食い切れよ礼儀としてと思うほど酷いものだけど、確かにいらんよなあ全然チョコなんて。
単純に成人男性にとって食い物としてありがたいものではない。
なんでパッパはチョコくわんのやろ、そこまでマッマが嫌いなんかと思ってたけどいや今思えばチョコが嫌いなんやなと。
まして好意ではなく義理であればなおのこといらない。
もう男なんて干物や缶詰みたいな酒のアテでも贈ってりゃいいんすよ。それはいくらあっても困らないし日持ちするからいつか食う、女性も安く済むし男は「この女、よくわかってるなぁ〜」とチョロい。
バレンタインというおしゃれなときめくイベントに女子らしくないものでいい。
大体、バレンタイン自体が光GENJIの諸星和己にトラック数台分のバレンタインチョコが届いたとか、国生さゆりがバレンタイン・キッス歌っててそれを作詞したのも秋元康とかおっさんおばはん時代からある古いイベントなのだ。
現代ジャニーズですらチョコいらねぇと思ってるはずだ。チョコという食い物自体がいらねぇにも程があるもん。いやあ、女子がくれるんだったら何でも嬉しいというのは前提としてチョコ自体は嬉しいものではないということ。
年齢層若くない環境でやるんだったらなおのこと干物なんかでいい。
ババァがチョコをあげてる絵面自体もキツイし、ジジィは食いたくないしほんと弘中綾香さんがおっしゃるように誰が得するのこれ。
しかもこれ男性が要求しているというより、少女時代のときめきの思い出であげることを楽しみにしているオバチャン(ちなみに自分のおかん)が世の中には必ずいるので、バレンタイン楽しみな女性の巻き添えをそうでない女性が食らっているというわけだ。
「女はバレンタインデーをやれ」なんて思ってる男はそんな多くないはずだ。まあ貰えたら嬉しいというその期待が圧力なのだろうがいろんな要因がある。
もちろんモテる奴の学生時代を否定する気はない。それはいい思い出だろうから。そして母娘が自分の思い出を伝えて娘の恋や友チョコでの友情を応援して親子で作る体験も悪くないと思う。
ところでアイドルや舞台でファン仲間同士、現場でプレゼントを送り合う男性オタクにはない文化が女性にはあるのはこういう体験の違いだろうか。
チョコもウイスキーのアテとして食べることはあるので、ウイスキー飲みセットはいいかもしれない。
大人の職場で気になってる男性社員に渡せば、男としてもこの前貰ったチョコを理由にホワイトデーにウイスキーでもと、既に飲み合える関係であれば誘えなくはない。ある程度親しい間柄というか、もうそれは夫婦や恋仲とかでも使える。
「あのチョコに合うウイスキーを選んできました」と。
そうすれば男側が高いウイスキーさえ買えば女側はめちゃくちゃお得なイベントになる。
その男が自分だけでウイスキーで消費したら脈なし、誘われたら脈アリ。誘われたくないのであればそもそもウイスキー飲みチョコを贈るなで済む。
それか男側が「このウイスキーで飲みましたよ」と感想を言って、よかったら同じウイスキーどうぞと自分が美味しかったという保証付きで同じウイスキーをお返しするとかもありに思う。義理チョコの無理矢理の消費法としてウイスキーで飲んで、そのついでに同じウイスキーを返せば手抜きもできて好感度もあがる。なんかちゃんと貰って食べた感がアピールできるし、好意があればちょっとガチった選出をして話のきっかけを作る。
やったことないからわからないけども笑
逆に女性側が自分からこういうウイスキーと合うみたいな話をして贈るというのも、話の種になっていいかもしれない。
興味ない男には「お前一人で飲め」ぐらいのやすい干物でいいし、義理は義理だと割り切って男もツマミGETだぜうぃ〜ぐらいでお得感もありウィンウィン。
身体や精神の構造的に甘いものを男より欲する女こそチョコ貰って困らんのに色々と逆よなぁこのイベント。
若者が多かった時代に考案された旧式イベントなのだ。
というか弘中綾香、Mステスタッフ100人に上げたとしたらいくら義理チョコでも当時No.1人気の女子アナが花形番組でしょぼいチョコ上げたらちょっとがっかりだし2000円だとしたら20万は厳しい出費ではある。物品で返ってきても欲しくないものだったら損だ。
そもそも弘中綾香にホワイトデーで返すチャンスはそうないだろう。特に末端のスタッフに対してはあげ損だ。
ちなみに2000円弱という基準は自分が懸命にMステで弘中綾香のために働いてる末端のスタッフだったら「お〜さすが弘中アナだな〜!俺にもこんなもんくれるとは!」と思う値段帯だ。
だって今より人気ある時代のMステで全ての女子アナの憧れである最高峰だから。しかも一年に一度で、ある意味、女から男にあげるお年玉みたいなものでそれぐらい労ってやってもいいぐらいだとは思うけど、弘中綾香は果たしていくらのものをあげてバレンタインデーはいらないという結論にいたったのか。
返ってこないこともあるという以上、もっと安物な線もありうる。
確かに当時20代の女性がそこまではしないか。
とはいえ1人500円でも100人だと5万は要るしもちろんMステ以外の番組や社内もある。
そりゃ確かにあげる女性の立場でもいらんわ笑
男が返すホワイトデーって女性の欲しい物とズレてることも多いし、ガチすぎても女性からすれば勘違いされたようで重いしそれはそれで気を使わなければならなくなる。よって損なイベントだ。
だってそもそも男にチョコを贈るというスタートの時点からズレてる。
自分はそんなバレンタインデーに自分でコンビニで買った芋焼酎とあたりめで晩酌している。普段マヨネーズに足すのはにんにくチューブだが、自分でにんにくをすり下ろすと全然違う。
世のおっさん社員はここに甘酢イカや牡蠣漬けとか、やや高めな干物や缶詰をくれるだけでババァからでも嬉しいだろう。
男女ともに恋仲ではない相手に対するプレゼントは結構な頻度で使いすぐ消費できるものが嬉しいということが大原則も大原則。
特に相手が複数人から貰う可能性があるものは。
よくあるクリスマスにキャバ嬢にアクセサリー贈っても喜ばれないみたいなもので使わないものが誰しも一番いらない。
女性に対するプレゼントは自分の特別感を出そうとする固形物より、
よく使うブランド物のリップの一番無難な薄い色、男性に対するプレゼントは絶対食う干物でお互いええねん。これからはそうしていこう。