中島健人は一見すると正統派アイドルである。
三宅健、堂本光一、東山紀之という錚々たるジャニーズ事務所の先輩方からもその王子様キャラが認められる王道アイドル的な存在である。山田涼介と並んで今の若手ジャニーズでもっともジャニーズらしいメンバーかもしれない。
自分でポエムを書くこともあり、握手会での神対応はもはや伝説。JMKラブホリ王子様のようなキラキラ全開の番組もありコンサートでは全力でアイドルをやりきる。そのアイドルとしての拘り方はそのような先輩だけでなく多くのファン、時には同性のファンまでもを惹きつける。
そう、このような正統派な王子様である。美男子でありながら甘い言葉をファンに向けて発する天性のアイドル。
パフォーマンスをすればオーラもありアイドル的な衣装を完璧に着こなす、それが中島健人。アイドルとしての笑顔はキラキラし誰もが認めるアイドルの中のアイドルだ。
そうこれが中島健人のはずだ。世間が知る中島健人とはこのようなキャラだ。紅白や音楽番組でもかっこつけたセリフを言い、そしてかっこよくパフォーマンスする。それがみんなの知っている中島健人である。
しかしこの男はお笑いスイッチがあるとこのように豹変する。
そう、これが中島健人の真の姿である。正統派王子様という仮面をつけているが実際はお笑い芸人のような男、それがケンティ。
一度そのスイッチが入ればもう彼を止められない、そのハイテンションなお笑いキャラはSexy Zoneメンバーとの連携で更に加速する。もうそうなればただのヤバイ奴である、ヤバスティックパイナポーである。もはやラブホリ王子という名のラブホリ芸人といっても過言ではない、それが我らがSexy Zoneのケンティ。真の中島健人は遊戯王カードのブルーアイズが好きだったり仮面ライダー龍騎のナイトが好きで、ポケモンが好き。そういう普通の面白い男子が中島健人。
でもそのギャップもまた素晴らしい。一見すると正統派の王子様で完璧なアイドルが実はただの面白い兄ちゃんでどちらかというとそっちの方が本物というギャップは好感が持てるように思う。かっこいいはずなのに中身は芸人ばりのキャラ。もしその中島健人の真の姿が解放され地上波でももっと番組に出るようになればさらにブレイクする可能性もあるだろう。
多分健人は悩んでるかもしれない。テレビに普通に出るときはどうしてもラブホリ王子としてのキャラを求められがちになってしまう。もちろんそれも自分のキャラでありやりたいことの1つだけども、お笑いキャラとして全力で突き抜けたい時もあるはず。セクチャンのときやラジオのときのようにもっとはっちゃけたい。テレビは正統派アイドルとして求めてる中でどうやっていくかというジレンマ。もっとそういうネタキャラの側面にライトを当てた番組出演が増えれば真のケンティの面白さも発揮できると思うし、本人はそういうことにノリノリのバラエティ向きのようにも思う。
自分はもっとそういうはっちゃけかたをしてもいいなと思ってる。はっちゃけてる中島健人を見てる時が一番楽しい。
そもそもかっこつけ方もどこかいい意味で斜め上で「かっこつけてるのに面白い」みたいなところがあるしいやみのないかっこつけかたなのが人気の秘密だと思う。芸人がかっこつけてるのはなんか逆に内心かっこいいと思ってるんだろうなといやみに見えるけど、もともとかっこつけナルシストキャラで売ってるはずのケンティが意外にお笑いキャラというのはなんか面白い。
そういうところをもっとやっていくと更にステップアップできる可能性を秘めてるなと思う。
あと中島さん、セクシー多用しがち。なんでもセクシーをつければいいと思ってる笑
でもそのスタイルも突き抜ければ本当に面白い。時々謎の造語を作り上げるセンス、そこに彼の真の面白さがある。「セクシーセクシー言ってる人」というイメージさえ最近は出てきてる。そういうセクシーサンキューな中島健人をこれからも応援していきたいなと思う。次は一体どんな言葉にセクシーをつけて用語を作り出すのか、そんな中島師匠の次の発言に期待せざるを得ない。