ここ最近にわかにAKB総選挙が盛り上がり始めてきている。総選挙前の準備段階がいよいよ始まりAKB選抜総選挙という言葉がちょくちょく話題に上がるようになっている。
すでに高橋みなみが今後の展望について語っており、メンバーも選挙について口にするようになってきている。
そのような状況でやはり注目されるのは絶対女王指原莉乃がはたして前人未到の三連覇を達成するかどうかである。自分自身は指原莉乃ファンであり最初の1位獲得の時は喜んでいなかったがそこからファンに転生し、これまでの2連覇については完全に応援する立場であった。
いわばサッカーのワールドカップ前の時だけ盛り上がる層であり、AKBにおいて自分は選挙の前だけ盛り上がる層である。
正直勝ち馬に乗りたいといえば乗りたいわけであり、指原を応援したり投票している層は1位になりたいとかネタで投票しているという層も存在する。そういう層を取り入れられていてオタク以外の票を集められているところも指原の強さ。
それ以外のAKBメンバーはファンしか興味がなく、票につながるような資金を出して投票する層が指原の支持母体に比べて貧弱である。それゆえにこの選挙はにわか層や一般層を取り入れられる指原有利ゲーになっている。
一般メディアの露出度も非常に高く今現在唯一秋元グループのメンバーで単体でバラエティに通用しているメンバーともいえる。
その存在はもはや無敵であり今現在明確なライバルは存在しない。まさに世界情勢においてアメリカVS全世界でも勝てると言われるほどの圧倒的な差がある。前田敦子や大島優子はかつてのイギリスやフランスのような存在だった。
今現在総選挙の復帰しても指原を倒せないだろう、なぜならば指原はそれ以上の化け物、つまりアメリカだからだ。
それゆえに前田敦子と大島優子が争っていた時代の方が一強ゲーよりよかったと過去を美化し語るファンは多い、アメリカ最強の時代よりイギリスとフランスが争っていた近代の方が面白かったという歴史ファンのように。
更に言えばサッカードイツリーグのブンデスリーガと同じ構図ともいえる。今のドイツリーグは完全にバイエルン・ミュンヘンが頭一つ抜けている。一回渡辺麻友が勝ったがそれはドルトムントが勝った時と似ている。ただそのドルトムントの優勝が最後になってバイエルンの時代が再び到来してバイエルンしか優勝できないリーグになった。
渡辺麻友が一矢報いたのが奇跡で、指原が「私を怒らせたようだな」とその後は本当に誰も勝てない存在になった。
まさに指原はアメリカやバイエルンのような存在でもある。
それゆえにそのファンにとっては圧倒的に面白いのだが、それ以外のファンにとっては面白くないという状況が続きAKB自体の人気は落ちている。指原自体は成功するのだがその犠牲になっているのはAKBである。ドイツブンデスリーガも他のチームは弱体化させられているがバイエルンだけは欧州トップレベルに通用する。
まさにAKBは指原莉乃を活躍させるためだけの存在になっており、この点について他メンバーファンから批判される。
だが自分は指原莉乃ファンとしてもうここまで来たら前人未到の3連覇を成し遂げてほしいように思う。バイエルンのように無慈悲で他を寄せ付けず圧倒的なな指原を見たい。やりすぎなぐらい最強キャラを見たいし、三連覇すればさすがに指原も殿堂入りするだろう。今の総選挙はまさに他メンバーにとって2位を争うシステムである、その不遇さは指原ファンとしても当然理解できる。
ただ2連覇や2位という中途半端な状況で殿堂入りをするとどこか中途半端感もある。歴史に残る圧倒的な記録を作れば、それ以降のメンバーも次は自分が三連覇を成し遂げると目指すかもしれない。仮にAKBが今後10年以上続くとしてその時に3連覇を成し遂げるメンバーがでてきたらワクワクするだろう。過去の記録は簡単に越えられないからこそ魅力がある。
メッシが過去の記録を更新したときに人々が驚愕したのは現代において黎明期の記録を超えたことの偉大さにあるからだ。指原はそういったAKBの歴史において偉大な記録を作る義務がある。3連覇に対して2連覇という大手を書けた指原。このチャンスを絶対に逃さず偉業を達成する姿に期待せずにはいられない。