elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

ジャニーズの「ソロ曲」の魅力は人に伝わりにくい説

ジャニーズと言えばなんだかんだでメジャーであり、そこまで興味がない人でも聴いたことがある曲が合ったりなんとなくそれぞれのグループ全体として好印象を持っていたりする人は多い。

大体ジャニーズというのはなんとなくそのグループの雰囲気がかっこいいなと思い、メンバー全員で歌っているメジャーなシングル曲からファンになる。

最初からソロ曲やマイナーな曲からファンになったという人はそれほど多くなく、メジャーな物から知っていくという入口がある。

そしてその内グループに続き個々のメンバーを好きになり、最後はその個人メンバーが歌っているソロ曲が好きになるというパターンがある。

それぞれの最終的には自分のメンバー個人が披露している曲に行き着く。

 

そもそも実は音楽においてこういったことは良くある方法で、例えばMr.Childrenは世間的に「ミスチルっぽい曲」を毎回リリースし、アルバムでは本当にミスチルが作りたい曲というのをコアファン向けに作り出している。

今やミュージシャンにとってそのグループらしい曲を作り、同時に本当に好きなファンのために個人の趣向を反映して作った曲を発表するというのはメジャーな手法になっている。

 

今や「音楽性の方向でバンドが解散しました」みたいなことはそれほど多くなく、実際は世間的にヒットする曲を作り、それぞれ本当にやりたい曲をコアなファン向けに届けるということがよくある方法になっている。

どうしてもグループとして行動したときに好みや音楽性の違うメンバーと組まなければならない実情があり、グループ全体の戦略と個人の戦略を分けなければならないのが実情だ。グループを存続させた方が実は個人の活動もしやすいのである。完全に個人だけで通用する人はそれほど多くなく、グループの肩書もまた個人の活動に大きく役立つ。

組織と個人の利害とは必ずしも相反するものではない。

 

そういった意味でジャニーズはグループのメジャー向けのシングル曲と個人のソロ曲が上手く住み分けできているように思う。

決して対立するわけではなくシングル向けの曲がメジャーな初心者向けの曲とも思っておらず、コアなファンでもなんだかんだでシングルのメジャーな曲が好きな人は多い。その一方でそれぞれ自分の「担当」に合わせてソロ曲、シンメ曲を好きだったりすることが多い。スポーツと一緒でそのチーム自体も好きで、なおかつ個人選手自体も好きといういようなパターンがジャニーズにおいては確立されている。

 

そしてその個人人気やソロ曲人気というのは上手くファンごとに人気がわけられていて、それぞれのファンごとに独自の世界が形成されている。

それゆえにその世界は独特な世界観が築かれており他担の方には理解されにくい世界がある。

 

正直自分は自担のソロ曲は完全に自分だけの世界や同担だけが共有する世界だと思っていて、好きな人だけが好きになってくれればいいとしか思っていない。自分好みの世界で満足していて、普段はグループ全体のシングル曲の人気の方を重視している。

その中でそれぞれのメンバーやファンごとに独自の世界が確立されており、同じグループ内でも住み分けがされている。

 

メンバーのソロ曲の魅力を紹介する時も実際はは新しいファン層への紹介ではなく、既存ファンに対して「この曲やっぱりいいよね」と共感するためのものであったり更にそのメンバーについて知るためのものであり、完全にそのメンバーを知らないファンに向けて紹介されていることは稀である。

 

ジャニーズファンの世界というのはそれぞれのファンや担当ごとに世界観が決まっており独自の哲学や嗜好がある。

そしてメンバー本人たちが実際は事務所の都合で目指す方向が違うメンバーや、そもそもあまり話さないメンバーと組まされたてグループが結成されたりすることもある。ただその中でそういう運命を共にし折り合いをつかせて同じ方向を目指していくというのもジャニーズであり、そういった絶妙な関係性もまた魅力になる。

 

そして本人達や同じグループのファンをつなぐものがまさにメジャーなシングル曲であり、そのシングル曲には間違いなく価値がある。

本人もファンもグループとして上手くやりながら、グループとしても愛着がある。そしてその中で自分のやりたいことをやるしファンも自担の世界観を求める。

どのチームでも個人と組織といのは両立しなければならないし、両立できているチームが上手くいく。

 

個人の魅力だけでも限界があるし、逆にチームだけでも限界がある。

個人人気がチーム人気を助けるし、チーム人気が個人人気の入り口にもなる。

組織の中だから個が活躍するし、個があるからチームが輝く。

メンバーに限らず、ファン同士でも独自の距離感があるし個人メンバーのファンによる独自の世界が築かれつつ、対立したり分離しすぎないことも大事でグループ人気というのも重要な要素になる。

その共存がジャニーズには不可欠ともいえる。

グループ人気と個人人気が共存し、そして上手く補完し合いさらに成長する。グループとは個人の集合体であり、個人もまたグループの存在があって輝く。その住み分けと共存が両立できているグループがまさにジャニーズの理想であるのではないかと思う。

レアル・マドリードはセルタ戦勝利で優勝が濃厚になったのか?

欧州各国リーグのシーズンも佳境を迎え続々と優勝を確定させるチームがあらわてきている。欧州リーグ今季の優勝が決まり始めるとき「もうすぐ夏だな」とサッカーファンは思う季節だ。

主要リーグで続々と優勝が決まり始めている。

そんな中まだ優勝チームが確定していないのがスペインリーグである。

つい先日レアル・マドリードが未消化だった1試合を消化しセルタとの試合は1-4でレアル・マドリードの勝利。今季のレアル・マドリードには勝者のメンタリティがありこういったアウェーの地でも取りこぼさない。ライバルのバルセロナとしてはとにかく取りこぼすことを期待しているのだがクラシコの敗戦以降息を吹き返したように勝利を続けている。

 

シャビ先生の守護霊「彼らは素晴らしいチームであり勝者のメンタリティを兼ね備えている。まるでアウェーでもホームのように振る舞える強さがあるのさ。彼らには素晴らしい12人目の選手がいるからね。どんな時もホームのようにしてくれる素晴らしいサポーターがいるしスペイン政府からも寵愛を受けるほどの魅力がある偉大なチームだよ。」

 

今回セルタにはサプライズを起こす力があったがいくつかの疑惑の判定もありレアル・マドリードは難しいアウェーの地で勝ち点3を積み重ねた。これで優勝に王手をかけたと言えるし、ここを落とせば優勝の条件はかなり厳しくなっていただろう。

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しかし「ラスト1節」となったリーガエスパニョーラで逆転劇が起こる可能性は決して低い物ではない。

レアル・マドリード:アウェーでマラガ戦

バルセロナ:ホームでエイバル戦

ラスト1節の組み合わせはこのようになっており、仮にレアル・マドリードがアウェーでマラガに敗戦し、バルセロナがホームでエイバルに勝ちきることができれば再び勝ち点差は並ぶ。そしてスペインのルールでは勝ち点が並んだ時、直接対決の成績が優先されるため一戦目引き分け、二戦目勝利したバルセロナの優勝が決まることになる。

 

2戦目のクラシコのわずか1点差がもしかしたら運命を分けるかもしれないし、そもそもあのクラシコ2戦目で勝利したから最終節までまだ優勝の可能性があるのだ。つくづくあの勝利が大きかったと言えるし、仮にこれでバルセロナが逆転優勝を果たせばあのクラシコは重要なダーニングポイントとして語られるに違いない。

本来ならば息の根を止められててもおかしくなかったところでバルセロナは踏みとどまった。その結果最終節まで粘っているのだから、ラスト1節まで優勝が決まらないスペインリーグはやはり面白い。

 

この状況安心しかけているのは間違いなくレアル・マドリード側だが、それでも追われる立場というのはやはりプレッシャーがある。

ラスト1試合で天と地が逆転する可能性は無いとは言い切れない。

マドリーがアウェーのマラガ戦に敗戦し、バルサがホームのエイバル戦に勝利することは起こり得なくもない話であり全世界のバルセロニスタは「最後の大ごけ」を期待している。まだ何が起こるかわからない、バルセロナにも優勝の可能性は最後の1節まである。むしろこの状況で何かを期待しているのはバルセロニスタだろう。

 

その一方でマドリディスタは「今季は確実に優勝してほしい」と思っているに違いない。何せ彼らがラ・リーガを制覇したシーズンはモウリーニョ政権時まで遡る。既に5年も優勝から見放されているのだ。その間CL優勝はあったがやはりスペイン人にとってリーグ戦は特別だ。

未消化試合が終わったことで試合数では並んだバルセロナレアル・マドリードの熾烈な優勝争い、白い巨人は「引き分けでたった勝ち点1を取ればよかったのに」と泣くことになるだろうか、それとも格の違いを見せて優勝するだろうか。

ここまで勝ち続けてきたゆえに大一番で何かサプライズが起こる可能性は無いとは言えない、むしろ最後の1節で何かが起きるためにこういった試合結果になったようにさえ思える。

 

またCLの優勝も決して確実視されているわけではない。

レアル・マドリードは最後の土壇場、ラストの大一番の1試合でどちらにも負けて泣いて終わるかもしれない。

今シーズンあと一歩まで迫った二冠の可能性を決めきれずシルバーコレクターとして終わる可能性もまだ十分にあるのだ。まだすべてが決まったとは言えない、サッカーとは最後の一つを決めるか決めないかで世界が変わるスポーツだ。

素晴らしいシーズンになりそうだと浮かれているのはレアル・マドリードマドリディスタ達だが、思わぬところに足元をすくわれるかもしれない。

「最後の一試合」はCL、リーグ戦ともに重要な一試合となる。レアル・マドリードが二冠で終わるか、それとも国王杯とリーグ戦を制してむしろバルセロナが二冠で終わるか、まだ誰にもその結末はわからない。

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手越祐也さん、唐突に人生に思い悩む

手越祐也と言えば自称ポジティブランキング世界3位以内に入るほどの根っからのポジティブ男として知られているけども最近自分の将来について悩んでいるらしい。

逆に安心した、手越祐也レベルの人間でも将来に思い悩むことがあるという事に逆に勇気づけられている自分がいる。

手越ですら悩む、そんな当たり前のことに結構勇気づけられた。

 

どうやらジャニーズサイト内の個人更新によるブログで心境を吐露しているらしく、このように語っている。

「将来の進むべき道に関してもすごくよく考えるし、メンバーにもなんとなく伝えてる」

「刺激を与えてもらえないなら今の環境にい続けてもつまらないし、刺激大好きだからどんな将来にして行こうかなぁ」

そのブログの全文を読んだわけではないためその文脈はわからないけども、とにかく現状に対する閉塞感や停滞感にも似たものを感じているようだ。あのスーパーポジティブ金髪チャラ男の手越師匠ですら実は時に思い悩むときがある、逆にむしろあの手越に人間味を感じずにはいられない。

 

NEWSとして活動を続けていくべきなのか、それとも新しい道を模索しているのか。

個人的にはもちろんこれからもジャニーズとして活躍していく手越祐也を見たいし、今の4人制のNEWSも本当に良いグループだなと思う。

実際ジャニーズを脱退した人を見ても本当に活躍できている人は希少で、手越祐也にはやっぱりジャニーズというアイドルであって欲しくはある。

 

 

www.cyzowoman.com

 

そう言う事はともかく手越祐也と言えば根っからのポジティブを思いきや「こう見えて根は日本人だからね」と過去に語っており、むしろキャラとしてポジティブチャラ男になっている感はうかがえる。

 

キャラを自分で言い聞かせて、自分のイメージを先に作り上げそこに実際の本人が追い付こうとしているという意味ではまさに本田圭佑に(金髪以外の部分でも)似ていてこういう人間ほど実は内面が弱かったりもする。

意外とメンタル強そうな人が、繊細な部分があったり悩むことがあったりするというのは「自分も悩んでいいんだな」と思える。

 

むしろ弱い人間が強くなるために自分のイメージを作り上げてそこに追い付こうとしていくことは、時として大きな成長に役立つこともある。実際本田圭佑はそういうスタイルでビッグマウスキャラをやっているし、手越祐也もあえていい意味でわけのわからないポジティブキャラをやっているのかもしれない。

とにかく手越を見てると「もっと馬鹿で良いんだな」と思うしそれはもちろん褒め言葉で、手越も実際は悩んでいるときはこうやって絶対あるんだなというのは勇気づけられる。

 

そういう人間味は嫌いじゃないし「俺は世界でトップ3のポジティブ度を持っている」と自分で言い聞かせている側面もあるんじゃないかなと思う。

そういうのがちょっとわかるから自分も手越祐也が好きだしテキーラショットを決めて「OK~!」と言っているのが手越祐也の魅力でもある。

逆にあのポジティブさは後天的なものというか、自分でキャラを作ってる面もある。

 

それゆえに実は手越って影で努力しているんだなという本当の姿も垣間見えてくるし、別の言い方をすれば普通の人でも参考にできるところがある。決して生まれ持った才能だけじゃなくて、意外と手越祐也は後から努力でここまで地位を築きあげたタイプだ。

 

そういうところはもっと評価されても良いんじゃないかなと自分は思うし、自分もそういうところを尊敬しているから嫌いになれないのかもしれない。

あの「OK~!」と「テイ!」の裏にはいろんな悩みや努力の積み重ねがある。

そんな手越祐也を見るとなぜか元気が出てきて、もっとポジティブに生きてもいいんだなと思える。それと同時に絶対ポジティブだけで通せる人はいなくて、悩んでもいいという生きるヒントにもなる。

とりあえず手越でも悩む、そんなことに安心した。

 

ジャニーズらしさが凝縮された東京B少年のパフォーマンス

先日のMステにジャニーズjrで最も新しいユニット「東京B少年」がグループとして初上場を果たした。このグループに関して自分は少年倶楽部で見て結構好印象を持っているのだけれども、まだ完全にメンバーを覚えていないというのが正直な認識である。

結構いい若手をそろえていて衣装がかっこいい、そんな印象だ。

彼らは間違いなく次世代の若手ジャニーズjrを引っ張っていく存在であり、アイドルやジャニーズとしての高いポテンシャルを感じる。

個人的にはHiHi JETと東京B少年とならば東京B少年派であり密かに注目しているグループで、これからのジュニアはこの2つのグループのライバル争いの時代になっていくかもしれない。

ちなみに東京B少年のB少年は美少年とかけているようであり、ジャニー喜多川社長のネーミングセンスを感じさせる

 

そして先日のMステの東京B少年の初出演パフォーマンスを見て思ったのが「いろんな意味でジャニーズらしい」ということ。Mステに出ることを知ったときちょっとまた早いんじゃないかと思いつつも楽しみにしており、グループの初出演のときの緊張感も楽しみにしていた。

率直な感想を言えばいろんな意味でジャニーズらしいパフォーマンスだったと言える。ジャニーズ好きにはたまらないのだが、世間一般の人は「またジャニーズが何か新しいグループを作った、だけどそれほどかっこよくない」と思ったのではないだろうか。客観的に見ればまさに「トンチキ」だった。

まさに「ジャニオタ専」のパフォーマンスではあったのだが、逆に言えばそれを楽しんでいるファンがいればそれはそれで正義なのである。

 

とにかく典型的なジャニーズのパフォーマンスだったためジャニーズファンにとっては見慣れた光景でもあり、既存ファンになってくるとこの見慣れたパフォーマンスがとても楽しくなってくる。

先輩ジャニーズの曲を使っていたり、絶世の美少年というよりも「あんまりイケメンじゃない」と言われるぐらいの絶妙なスタイル、バク転の連発、謎衣装、大人数のジュニア、先輩を意識したようなパフォーマンス・・・すべてにおいてジャニーズ尽くしのパフォーマンスだった。

総評価をまとめるならば「ジャニオタとしては満足」であり、既存ファンとしてはとても楽しく、すでに10回以上リピートで録画映像を見ている。Sexy Zoneのデビュー曲Sexy Zoneを使っていたところも個人的には魅力だった。

こういったジャニーズ独自の世界観は最初意味不明だがそのトンチキ世界観を見慣れてくるとたまらなく癖になる、世のジャニーズファンの皆さんもそう思っているのではないだろうか。

 

そしてそのパフォーマンスでまず思ったのがいつの間にか東京B少年が5人体制から6人体制になっていたという事。金指一世君が今回センターっぽいポジションで起用されており、最年少メンバーでもある。ジャニーズjrはそのユニットの移り変わりが臨機応変である。

個人的な感想でいえば「松島聡みたいな子供を連れてきた」であり、Sexy Zone松島聡の子供時代そっくりである。まだジュニアユニットでありこれからも様々な変動がありそうだが今の所6人体制になっているようだ。最年少メンバーの加入がどういった影響をもたらすかも注目したい。そんな金崎君、とにかく松島聡そっくりである。

 

そして次にそっくりさんといえば藤井直樹であり、Mr.Kingの高橋海人そっくりとしてジャニーズファン内でも既に有名だ。個人的に東京B少年で今一番興味があるのは藤井直樹君であり、逆にこの苗字も名前も平凡なところが今の子には珍しくキラキラ感で言えばトップクラスの輝きを持っている。たかいとに似ていることがプラスになるかマイナスになるか、正直最初見たときは兄弟だと思ったほどである。

 

そして今回特に目立っていたのが佐藤龍我で、雰囲気的には若いころのキスマイ北山っぽさがある。いい感じにイキっていてこのグループを引っ張って行ってくれそうな雰囲気がある。逆に大らかでおもしろキャラになりそうなのが岩崎大昇でやっぱりジャニーさんはそれぞれ違った個性のメンバーを揃えるのが上手い。

 

そしてこのグループで一番のイケメンは那須雄登君で、明らかに中島健人の影響を受けているというのが伝わってきた。表情作りは中島健人そっくりで「この子は絶対中島健人の影響受けてる」というほどその影響が表れていて、実際に調べたところやはり中島健人への憧れを公言しているようである。

彼もまた「中島健人チルドレン」の1人であり、中島健人ファンとしても那須雄登には注目したい。

最後に浮所飛貴君はこれぞアイドルオーラがあるという雰囲気があり将来的に一番人気になりそうなメンバーでもある。やはりジャニーズになるとこういうオーラをまとうようになるんだなと思わせられるほどすでに「ジャニーズオーラ」が完成しつつあるし成長次第では将来大化けする可能性もある。

 

また今回のパフォーマンス、東京B少年以外のジュニアも見どころでありHiHi JETの井上瑞稀は今回後発のユニットを上手く輝かすことができていたし、いつの間にかだいぶ成長して頼もしくなっていた。更にKAT-TUNの喜びの歌に切り替わったときのヴァサイェガ渉君のちょっと気の抜けたような表情も壺であり、シンメの川崎皇輝君もしっかりと出演していたのが個人的には見どころだった。

 

総評をまとめると世間の人から見れば「若いジャニーズjrをまとめてやっている不思議な光景」であり、ジャニーズファンからすると「ファンにはわかるいつもの光景」だったと言える。少年倶楽部の延長でありジャニーズ事務所のプロデュースも兼ねるいつもの手法だというのが総評になる。

こういった育成中の若手だけを最大手の音楽番組を出演させられる力もまたジャニーズ事務所の力であり、ジャニーズとMステの関係の深さが垣間見えたと言える。

そして、それもまたジャニーズの魅力であり「巨大権力」としての存在感もジャニーズ事務所の持つ特色である。ジャニーズ事務所が作り出すアイドル、その独特な世界観に一度はまるとジャニーズ以外でありえなくなってしまうほどの不思議な魔力が彼らにはある。

本田圭佑、スペインのレバンテ移籍の噂キター!

本田圭佑といえば風物詩ともなっている移籍情報、もはや移籍の話をしているときが一番楽しいのが本田圭佑ファンである。

そんな本田圭佑は今季を最後にACミランを退団することがほぼ確定しておりこの夏にほぼ確実に新しい所属先が決まるだろう。

これまでも様々な憶測やニュースが飛び交っていたが今現在濃厚とされているのが欧州内で移籍先を探す方向に決めたという事であり、アメリカMLSのシアトル行きは断りを入れたらしい。

やはりワールドカップというトップレベルの戦いを想定したとき、世界最高峰のスペインリーグで戦う事はプラスにもなり日本代表のハリル監督も欧州内で移籍先を探すことを求めているという。

 

まだギリギリ欧州でやれなくもない年齢であり、実力は完全に衰えきっているとは言えない。出場できていないこともACミランが長期的な育成を考えたときにもうすぐに移籍するであろう本田圭佑を出場させても意味がないと判断している側面もある。

サッカーにおいてこういったことはよくあることで、日本代表での出場などを見てもそれほど実力が衰えたとは思っていない。

レバンテ

そう考えたときに来季スペインリーグ1部に昇格するレバンテは良い移籍先ともいえるし「ギリギリ欧州トップリーグに滑り込む」ということを考えたら現実的にかなりいい移籍先のように思える。

個人的にはアメリカ移籍が濃厚だと予測していたが、もしかしたら何らかの奇策で欧州のどこかに滑り込むのではないかという期待もあった。本田圭佑は常にそういうサプライズを起こしてきた選手だ。

本田ファンとしても最後に欧州で一花咲かせる姿を見たいし、スポンサー移籍であっても持てる力をすべて駆使して滑り込むのならば大賛成である。メッシ、ロナウドネイマールイニエスタなど世界的スターとも対戦できる上に、元同僚フェルナンド・トーレスとの再会も果たせるだろう。

 

サッカーの世界は綺麗ごとだけではなりたっていない。

時にかっこ悪い方法でも可能性を模索して勝つことを目指す姿を見たいし、万人から認められる方法でなくてもいい。

 

スポンサーを引き連れてくる能力があるというのもそれは本田圭佑の能力の1つであり、これまでもビッグマウス発言や金髪のキャラクターなどサッカー以外の部分も駆使して成り上がってきた選手である。

「手以外ならどこを使ってもいい」というサッカーのルールと同じで、いろんな可能性を模索してゴールを目指すのがサッカーの世界だ。どんなゴールでも一点は一点、それと同じでどんな移籍でも移籍は移籍。

とにかく可能性を考える、何か策は無いか、それを調べ上げた結果本田圭佑がスペインリーグ1部に滑り込めたとしたらそれは本田圭佑の勝利である。

もしかしたらそれ以上のクラブ、バレンシアなども噂されており仮にバレンシアに滑り込み移籍ができればそれは大成功である。元々ACミランに移籍したときも全て実力だけで移籍したとは言えない。だが本田圭佑「サッカー選手としての自分は凡人であり特別な才能はない」と語っており、凡人ができる範囲内であらゆる手段を使って最大限の結果を出そうと模索してきた選手でもある。

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華やかな才能は無い凡人が何か策は無いかと可能性を探す、むしろ自分はそのスタイルや哲学にこれまでも共感してきた。

才能の無い凡人がどうやったら勝てるか、そこを追求してきた本田圭佑のやり方は同じく才能の無い普通の人間にとって大いに参考になる。

「そう言えばこういう奴いたなという人間になれればいい」本田圭佑は語っていたが、凡人が最大限にやれるだけのことをやるというところに自分は惹かれているしそのスタイルを批判しようとは思わない。むしろ一人の凡人として凡人がどこまでやれるかという事に挑み続ける本田の姿には勇気づけられる。

実力がないのは本人は百も承知でじゃあその持てる能力の中でどれだけやれるかというのが本田の挑戦だ。

仮にスペインリーグ1部に滑り込むことができたならば大成功であり、どれくらいやれるかというのは楽しみな部分でもある。

 

また本田が移籍した場合日本でのリーガエスパニョーラの注目度も高まり、より多くの日本のサッカーファンがラ・リーガを見ることになれば間違いなく日本サッカーのレベルも高まるだろう。

本田圭佑の場合スペイン語の勉強は以前から行っており、スペインで最も必要な語学やコミュニケーションには問題がないだろう。

サッカーの才能やテクニックでは間違いなく元セビージャの清武弘嗣のほうがあるが、「スペインで通用した選手」になれるのはもしかしたら本田圭佑かもしれない。

 

またレバンテUD昇格クラブというのもポジティブな要素であり例えば岡崎慎司所属のレスターも乾貴士所属のエイバルも昇格クラブである。 

岡崎や乾が移籍したときまさかこれほど上手くいくとは思っていなかっただろう。岡崎慎司に関しては「あの岡崎がレスターはちょっともったいない、むしろステップダウン」とさえ言われていたが現実にはレスターの奇跡的なプレミアリーグ優勝の一員となった。またエイバルも今やスペインの中堅クラブとなり順位は比較的安定している。

 

既にイングランドやスペインの1部に定着しているクラブに移籍することはできなくても、昇格クラブという絶妙なクラブを見つけてそこに移籍するということはプレミアやラ・リーガ1部への現実的な近道となる。

仮に本田圭佑のスペイン移籍が成立すれば、柴崎を含めて来季は最大3人の日本人選手がスペインリーグに所属することになる可能性もある。またバルセロナもスポンサーが楽天に決まっており、いろいろと来季は見どころが多くなりそうである。

加えて言うならばレバンテのユニフォームはバルセロナに似ているため、バルサっぽいユニフォームを着る本田圭佑も見どころだ。

 

スポンサーや知名度、あらゆるものを使い尽くしてでも欧州にしがみついてチャレンジするのならば応援したい。

サッカーの世界は甘くない、これぐらいメンタルと執着心が強い人間でなければ長くは戦えないのだろう。セカンドキャリアを求めてアメリカや中国に行く物だろうと思っていただけに今回の欧州に拘る姿は見直した。

本田圭佑の「凡人がどこまでやれるか」という冒険はこれからもまだ欧州で続くだろう。