elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

MOMOLANDのBAAM日本語版がダサかっこいい仕上がりに

MOMOLANDのBAAMといえば、このグループの存在を世に知らしめたプムプムの次に登場した曲である。ダンスがハイスピードであることと、扇子を使った演出が斬新で、そして世界中を旅する内容が面白い曲だ。

 

正直自分は「MOMOLANDはBBoomBBoomの一発屋な存在になって、その後消えていくのかな」と思っていたらそのBAAMがかなりクオリティが高くて驚いた経緯がある。

そしてまさかそのBAAMまで日本語版がリリースされるとは思っていなかったのと、その内容がかなり面白いことにもう一度驚かずにはいられない!

 

BAAMの特徴として、韓国からスタートしてベトナムやフィリピンのような東南アジア、そしてアフリカのエジプト、ヨーロッパはベルサイユ宮殿時代のフランスを旅していくストーリーがある。

これが結構面白いというか、かなり凝っていてMOMOLANDのMVは毎回見る作品としても楽しい。

ただ舞台として日本は登場しなくて、日本のメリー(=モモランドファンの愛称)としてはちょっと寂しかったというのも本音だった。

 

しかし今回、なんとMVが丸々日本が舞台になっていて、単なる日本語吹き替え版以上のクオリティになっている。

プムプムの日本語版は夏をイメージして南の島のサイパンで撮影されている内容で、そこまで日本的な特色は無く、日本語版になったんだという印象だった。

単なるよくK-POPにある吹き替えといえばそれまでで、元々の韓国語版に比べればリズム感や韻の違いがちょっとあるという変化にすぎなかった。

ただ今回のBAAM日本語版は、日本語であることに意味があるというか翻訳してることの特色を上手く使っていると思う。元々世界を旅するというストーリーの設定と、日本語版のリリースというのをこうして組み合わせるというのは面白い手法で、こういうやり方もあったのかと感心する。

 

BAAM

ミュージックビデオの映像もいい意味で外国人がイメージする日本を再現していて、渋谷のスクランブル交差点や銭湯、たこやき、日本風の制服と日本的なものを上手く取り入れていて、本当に日本のメリーとしては嬉しい限りだ。

ヘビンがショートカットを生かして男子高校生役で、ジュイが熱烈に恋をしているという設定も面白いし、自転車で追いかけるシーンも面白い!

韓国の制服は基本的にブレザーか、韓国独自の伝統的なスタイルかに分かれていてセーラー服は日本にしかないというか、制服で典型的な日本のイメージを再現しようとすればブレザーよりもセーラー服になる。

その意味でセーラー服姿のメンバーは貴重で、更に言えば韓国は坂道が多いので自転車があまり普及しておらず、自転車も日本っぽい演出の一つになっている。

デイジーのセーラー服版が見られただけでこのMVを見た甲斐があった!

 

更に面白いのがジェインがたこやきの職人風になっているのも面白くて、これまたファンにはたまらないシーンかもしれない。韓国にもたこやきはそのまま「たこやき」として普及していているし中には平仮名を使った看板もあって日本のイメージになっている。

ちなみにこのたこ焼き屋コスプレをしているジェインは、MOMOLANDの中で最も日本語が堪能なメンバーで、更に日本食にも詳しかったりする。

親子丼の語源の意味を理解している日本通な韓国人がジェインというメンバーである。

 

そういった事情もあってもしかしたらこの大役に選ばれたんじゃないかと、勝手に推測せずにはいられない。

もしかしたら「日本を舞台にした設定だから日本に詳しいジェインを主役に抜擢しよう」なんて会話もあったのかも!?

もうこれからジェインは日本では「あのタコ焼きやコスプレしてた子」みたいな認識になっていく可能性もありそうだ笑

 

あとは何よりナユンが療養から復帰したことが朗報で、9人の完全版MOMOLANDが遂に帰ってきた!ナユンは声が綺麗なので絶対にこのグループには欠かせないし、もちろん誰一人として欠けてはならない程に全員が個性が強いのがグループの特色だ。

 

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そしてもう一つ面白いのが、元々モモランドの演出に多用される合成で人が増える手法に加えて日本語の文字が映像として使われていることにある。

ここ最近のK-POP界隈で、文字を映像に使うというのは流行っていて例えば防弾少年団はハングルや漢字をスタイリッシュなデザインとして取り入れているし、洋楽のアーティストともコラボして英語をハングルで表記するという試みもしている。

最近外国人の間でカタカナのデザインが面白いとうけているのはよく見かけるけども、こうしてMVで海外アーティストが使ってみると中々面白いなと。

実際MOMOLANDは日本人にとって韓流の海外アーティストといえば海外アーティストなので、デザインとして日本語表記を使うという発想はそういうところから生まれたのかもしれない。

 

それにしても正式名称は分からないけども、人が増える映像演出はもはやモモランドの十八番というか、これがあるからこそモモランドという感じがする。もちろん他のアーティストやグループも使っているけれども、ここまでこの手法を使ってグループの特色にしているのはMOMOLAND以外にそう多くは無いのでこのグループのアンデンティティにさえなっている。

 

そもそもMOMOLANDのMV自体どれも面白いというか、韓流の中でもかなり異色なほど笑いに振り切ったノリは楽しくて自分自身ここ最近はまりまくっている。

グイグイ来る感というか、テンション高い謎集団なところが好きで、日本のアイドルで言えば関ジャニやジャニーズWESTのような立ち位置に近いかもしれない。

正統派や王道からははずれるけども、勢いで成り上がって行こうとするグイグイ行く感ははまればたまらない!

 

MステでDA PUMPのUSAが若者にうけて再ブームになっているという話がとりあげられていて、その理由が「ダサかっこいいから」と最近の10代がインタビューに答えていたシーンをつい最近見た。

その意味で、ダサかっこいいというのは最近のトレンドの一つかもしれないし、実際このBAAMもちょっとダサかっこいいところがある。

今の時代は見ていて面白い作りのMVや、ダンスパフォーマンスを見て楽しんでいくうちに音楽も好きになっているという時代になっているように思うし、ダサかっこいいダンスというのは一つの流行という領域に達している。

 

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このBAAMも元々ダサかっこいい感じの振り付けが多くて、そのトレンドを上手く反映しているしノリノリにハイテンションになれる良さがある。

 

ただ問題なのが、このダンス相当難易度が高い!

文化祭でK-POPのダンスミュージックを披露するというのが巷で流行っているらしいけれども、BAAMを再現出来たら尊敬するというぐらい早いし難しい。

高いダンス能力で選抜されたプロのK-POPアイドルだから出来るというか、MOMOLAND史上最高難易度といっても過言ではない。急増しているダンス部でも、この曲は相当難しいんじゃないだろうかと、ダンスが授業になかった時代の人間としては思わずにはいられない。

 

いくらダンスが流行っていると言ってもこのスピードでこの振り付けをして揃えるのは傍から見れば簡単には見えないし、実際モモランドのメンバーも扇子を着脱する時に落としたことが何回かある。 

MOMOLANDメンバーのダンススキルを限界まで出し切った最高傑作とも言えるし、当の本人たちもミスをするぐらいなので、それだけに完成したときは本当に見ごたえがある。

このようにBAAMについて語れば時間がいくらあっても足りない程それぐらい自分はこのこの曲が好きなので、日本語版がまたもやリリースされたことにとにかく喜んでいる!

果たしてジャニーズは海外で人気になるべきなのだろうか

日本の食料自給率は実は特殊な計算方式で偽っているだけで、本当はそこまで重要ではなく一部の利益団体が得をするためのものでしかない。むしろコンテンツで外貨を獲得して石油を輸入することの方が大事だと言われる。

 

日本の経済構造自体も一億総中流と言われた時代は過去のことになり、一億総下流社会が到来している。日本人の中だけで安く削り合いをしていくのはもう限界が来ていて、アートやコンテンツ、体験を海外に向けて出していかなければいくら内需大国とはいえ限度は目前に迫ってきている。

 

そんな前提はともかくとして、自分は最近のジャニーズについていろいろと考えていることがある。

最大の転換点は、我らがジャニー喜多川社長が崩御なさった後にどういった変化を迎えるという事であり、これは全てのジャニーズファンに共通している目前の課題だ。

 

そもそもジャニーズ自体、ここ数年間で激動を迎えていてSMAP解散に始まりネット解禁に踏み切り大きく変わりつつある。

もし仮にジャニーズファンの間で「SMAP解散以降、ジャニーズはよくなったと思うか?」というアンケートを取ったら意見は割れるはずだ。

嵐の存在感がかつての黄金期SMAPのレベルになったかといわれればこの年月ではまだわからない。ただHey! Say! JUMPやSexy Zoneが育って、King & Princeがヒットしつつあるというのはポジティブな変化なのかなという印象はなんとなく感じる。

 

ジャニーズを総評すると今後の見通しとしては、「あと10年は戦える」というのが正直な予想で、それは強固な国内の支持層があるからであり、日本経済の内需自体がまだ諸外国と比較すれば裕福だからだ。

もう日本の男性層は終わりかけていて今後かつてのように華やかなオタク文化を支える可能性は少ないが、まだ女性層は活気がある。日本経済自体もそろそろ女性中心の経済構造に切り替えていかなければ、様々な要因によって活気を削がれている男性主体向けのやり方ではもう成り立たないのではないかとすら思う。

ガールズの情熱というのは21世紀をリードしていくといっても過言ではないし、メンズは特に日本においては完全に弱り切っている。

 

その意味で今後ジャニーズが日本の世相を活気づけるのであれば大いに歓迎だし、あわよくば海外進出をしてより外貨を獲得する存在になればコンテンツで生きていく国として日本の寿命も延びる。

 

この事に気づき本当に力を入れてなおかつクオリティが非常に高いレベルになっているのがK-POPで、ご存じのとおり防弾少年団がBTSとして国際的な名声を得ていることは連日報道されている。

 

かつてSMAPや嵐がアジアで公演をしていたり、Sexy Zoneが「アジアNO.1のグループになりたい」と語っていたりしていた時期とは状況が違う。正直、東方神起やBIGBANGまでならジャニーズも本気で国際化に力を入れれば対抗できると思っていた。ただ防弾少年団がここまでの存在になると、「アジアNO.1のグループ」になるというのは、もはやそれは世界の音楽シーンを席巻するレベルの存在になることを意味する。

防弾少年団だけではなく、SVENTEENやWanna Oneの勢いも凄まじい物がある。

日本に先駆けてIT化を国策で実行したこともあり、韓国はネットの使い方に置いては日本のメディアよりよほど先んじている。それは韓国経済の内需が脆弱であるからこそ国際化に打って出なければならなかったという宿命もあるからだし、日本や中国に比べて小国であるからこそコンテンツで目立たなければならないという反骨的な愛国心も多少なりはあったように考えられる。

 

確かにジャニーズは、ガラパゴス化して鎖国をした方がこの10年は戦える。しかしそれはジャニー社長という時代の指導者が存在し続けるまでの話であり、崩御以降のことは分からない。

社長陛下亡き以降のジャニーズ事務所は否応無しに時代への適合と変化を強いられる時代が来る。

日本の歴史で言えば徳川幕府の統治する江戸時代が終わり、国際化の波に晒される明治時代が来る構図と似ているかもしれない。

ある意味で鎖国をして、幕藩体制という枠組みの中でそれぞれの藩、つまりそれぞれのグループが群雄割拠していたジャニーズの時代が終わり世界と戦わなければならない時代が来る。もしくは国内でもジャニーズ事務所の地位を脅かそうとする勢力が現れるかもしれない。今までは国内の寡占化によって成り立ってたこのジャニーズ幕藩体制もいよいよ近代化が迫られている。

 

ジャニーズに近代化が必要だということを理解しているメンバーは現時点でも少なからず存在するし、中にはそのことを強く認識して事務所を出て行ったメンバーも存在する。

 

ただ明治維新によって成し遂げられた統一国家によって、逆にそれぞれの藩の文化が失われたように、やみくもな国際化はジャニーズという文化にとって必ずしも最良とは限らない。

ジャニーさん的、あるいはジャニーズ事務所の中の独自のシステムによる選考やファン文化によってデビューしていくメンバーにもやはり魅力がある。

韓流というのはいわば日本に置き換えれば、福士蒼汰や山崎賢人がキレキレのダンスを綺麗に揃って歌っているようなものだけれども、じゃあそんなジャニーズを見てみたいかと言われればそれは違うような気がする。

その国のトップ層のイケメンがフルメイクでハイスペックなダンスを披露することを日本人は求めていない。

 

例えばキンプリは本当にジャニーズ的であり、日本人の好みにも合う。

TWICEを共演した際に自分たちのダンスをどう練習しているかと言う質問にも「自分たちはそれぞれが自由にやって個性を出しているので、もはやよくわからない」と答えるのがジャニーズらしさといえばらしさだ。

 

日本人が求めているのアイドル像という意味ではこれがまさに王道で、このグループももまた国際的なコンテンツになる可能性を秘めている。

韓国のGFRIENDが清純派の王道ガールズグループとして6人のメンバーで活動していたら、今では日本でも知られ始めている。その逆パターンとして、同じく6人のKing & Princeが正統派王子系統のグループとして海外を席巻するという未来も見てみたい。

GFRIENDは「ガールフレンド」と直球的なネーミングならば、King & Princeも「キング」と「プリンス」でよりダイレクトな名前だ。

Sexy Zoneに関してはよりダイレクトなので、世界に響く存在になってほしいと願わずにはいられない。

 

基本的に自分はジャニーズにもっと世界を目指してほしいという立場でいる。

これだけ素晴らしく面白い物が、日本人だけしか知らず内輪の身内だけで終わるというのは実にもったいない!

なんとかしてこの面白さを世界に知ってもらいたいという思いもあるし、そういった思いで常日頃活動に励んでいるメンバーも増えてきているというか、むしろ多数派になって来ている。

ジャニーズの近代化、いや未来化に期待したいし、今のこの事務所にはそれぐらいできるヤバいエゲついないメンバー達が絶対に集まっていると思うし、そう信じたい。

何かとタイムリーな元KARAク・ハラさんの全盛期をご覧ください

ここ最近の芸能ニュースで一番驚いた事と言えば、いろいろある中でも特に元KARAのハラが騒動の渦中にあるという事だ。

最初見た時リアルにファッ!?と驚かずにはいられなかった。

 

韓国芸能界にそこそこ興味がある自分だけでなく、それほど関心があるわけではない知人がニュースで聞いたと言っていたぐらいなので、全盛期KARAの存在感を改めて知ることになった。

 

そもそも現在の自分がTWICEやBLACKPINKがどうのこうのと言っているのも、元々はその頃に見ていたKARAが懐かしくなったことがきっかけなので自分の中の韓流の原点とも言えるのがこのグループだ。

それだけにまさかハラが・・・という衝撃は大きい。

ただ韓国芸能界に登場していた初期から結構スキャンダラスなメンバーだったことに加えて、同年代で後から加わった同期のジヨン以外から味方をするような意見が出ていないことを考えると、まぁお察しくださいという感じなのかもしれない。

 

常識的に考えれば男女の仲たがいで女性の方から物理的に危害を加えることはないだろうし、本人も生まれて一度も人をパンチングしたことはないと語っており事態は収束に向かいつつある。

これ以上は掘り下げず、これからのハラの活動がまた軌道に乗って行ってほしいなと願いたい。もっとも、韓国芸能人にありがちな不動産経営のほうが上手く行って財テクをやり繰りしていて生活には困っていないようなので、これから表舞台に戻ってくる可能性は低いと考えられる。

 

ハラ

だからこそ、ここでKARAとして一世を風靡したハラの全盛期の姿を懐古して振り返ってみたい。

個人的には日本でKARAが流行る前の、『Rock U』『Pretty Gril』くらいの頃が全盛期だと思っていて、『Honey』の後に『Mister』の日本語版で知られていくことになる。

 

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特にその年代の頃のハラを集めた動画としては、これはかなり良くできていて作った人のハラ愛のような物が伝わってくる。そして何より、この00年代後半の雰囲気がいいなぁ~と懐かしくなる!

今思えばこんな感じだったわと懐古せずにはいられない。

この頃はそれまで韓流ドラマなどで韓国芸能界自体は知られていたし、音楽でも東方神起が既に知られていたり、韓国版『花より男子』はそこそこ若い世代にも知られ始めていた。

 

ただガールズグループとなると、まだ韓流というのは最先端のイメージではなくちょっとした韓国に対する偏見もあった時代だったように思う。

その意味では、ク・ハラの存在というのはだいぶ日本人のイメージする韓国人の印象を変えた大きな存在だったのではないか。

 

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これまた同じくタイムリーな安室奈美恵の全盛期とルックスが似ていたというのは、日本人にとって受け入れやすいきっかけになった。また同じく当時全盛期を迎えていたAKB48の板野友美と似ていたことも、「韓流アイドルって可愛いじゃん」となった入口になったと考えられる。

 

でもむしろ自分としては「板野友美ってハラに似てる」というのが第一印象だった程、実はAKB48より先にKARAや少女時代にはまっていたのでまさにアイドルを面白いと思った原点と言える存在かもしれない。

 

今でこそ韓流の華やかな世界に憧れて日本人が目指す時代だけども、当時はまだJ-POPのほうがスタイリッシュでK-POPというと無理やり真似たような印象が強かった。

それこそサッカーでいうならばJリーグに対してKリーグかという感じのも法的な存在でしかなかったところから、今ではもはや完全にK-POPのほうが世界的なトレンドになり一つの音楽ジャンルにすらなっている。

 

調べてみれば実はFin.K.Lのような90年代後半デビューのガールズグループから日本のアイドルのレベルに迫っていて、日本人が知らなかっただけで元々K-POPはかなり高いレベルにあった。

それは韓国で日本文化の流入が制限されていた時代に、アングラで秘かに邦楽を聞いていた世代が影響を受けて発達させたとも言えるし、それ以降は真剣に洋楽を研究した背景があるからだろうと思う。

また日本の邦楽自体が優れたアーティストの登場によって黄金期を迎えていたことによって、外に視野を向ける必要が無かった程に充実していたという事情もあった。

 

工業技術で韓国に追い付かれたように、文化コンテンツでも追い付かれた今、もはやK-POPにJ-POPが学ばなければいけないという時代にすらなっている。

ちょどそのレベルの差が迫っていることに気付き始めた時代がKARAの時であり、そして今のTWICEやBLACKPINKの時代が訪れた。

日本人からすると一昔前の世界観の雰囲気があって懐かしいと思っていたK-POPが、いつの間にか世界に開かれたトレンドになっている。

生活必需品を製造する役割が新興国に移行する現代において、面白いコンテンツを作れるかどうかが先進国のイメージや言語の価値を左右する、この事を日本は真摯に受け止めなければならない時期に来たのかもしれない。

MOMOLANDアインさん、次の髪型は有村架純っぽくなる

アイドルの髪型の変化は面白く、その元ネタのようなものを探ると更に世界が広がる。

本人も「35億」と公認したMOMOLANDのアインの髪型は、そんなアイドルの中でも特に面白い。元々髪型で遊びネタにするようなキャラのアインは、過去の歴代の髪型を見てもとにかく面白いバリエーションに富んでいる。

 

ブルゾンちえみにインスピレーションを受けたようなヘアスタイルは韓国版ブルゾンとして話題をさらった。

その日本で注目される以前からアイン本人は韓国での活動でブルゾンのグッズを付けいて元ネタを暗に示唆していたし、過去にもかなり挑戦的な髪型をしているのでユーモアのあるK-POPアイドルの一人だ。

 

そんなアイン自身帰国子女で両親の影響もあって中国育ちでインターナショナルスクールに入り、いろんな国の情報や文化を吸収して育っている。英語も抜群にうまく、洋楽は完コピできる実力がある。

 

生い立ちを推測するのであれば、韓国本国で育った他の韓流アイドルのメンバーに比べて海外の文化に関心がありその一環として日本にも関心を抱いていたのかもしれない。

どこの国でも帰国子女は、生まれながらの自国育ちの人と違う感覚を持っているように自国についても隣国についても別の角度の見方を持っていることが多い。

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これは勝手な憶測かもしれないけども、韓国で育った時に触れる日本についての情報と、別の国で触れる日本についての情報はやはり違う物があることで、独特の日本観があるのではないか。

 

つまり阿吽の場合「中国育ちながらも、外国人である韓国人という事を意識しつつ、完全な韓国育ちではないため国際的な感覚を育んだ」という複雑な立場なので、日本育ちの日本人からすると想像も付かないような感覚がある。

実際に英語でのインタビューを聞くとK-POPについても、かなり客観的な見方をしていて、海外から自国を見ていたという経歴があるようだ。

 

そんな複雑な生い立ちがあるアインにとって日本の文化という物がどういう風にみえたのかは本人ではないのでよく分からないが、「中国に伝わってくる日本」を客観的に見て育った韓国人のアインにとって、日本という国はまた別の姿に見えているのかもしれない。

例えば日本人が日本から見たK-POPと、アメリカで留学生としてみたK-POPでは、同じ日本人からの視点だとしても印象は異なるだろうと思う。

 

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そんなアインさんのグローバルなバックグラウンドを前提として、最近の姿を見るととある日本の女優に似ていなくもないような気がしてこなくもない。

 

ものすごく個人的な感覚かもしれないけども、なぜだろう、どことなく有村架純に似てなくないか?笑

髪型だけでなく雰囲気作りもどことなく有村っぽいというか、意識してそうな気はする。

少なくともブルゾンちえみを知っていたぐらい日本の芸能界に関心があるMOMOLANDのアインならば、今の日本の女優でトップをひた走る有村架純の事は知っていそうだ。

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特に最近見る自然体な髪形と似ていて、どこか既視感があるなと真っ先に有村架純を想像した。

自分の気のせいなのか、それとも本当にオマージュにしているのかはわからない。ただ元ネタを発見する喜びというか、もしかしたらこれが元ネタじゃないかと推測する楽しさはアインがくれる楽しみだと思う。

何かと髪型でネタをくれるアインは見ていてやっぱり面白い!

この髪型自体はまぁ自然体というか、そこまで特筆すべき特徴も無く、普通と言えば普通だけどどこか魅力がある。作り過ぎた髪型よりもナチュラルな感じというのが最近のトレンドなのかはわからないけど確かに癒される感じはある。

 

実際に、有村架純を見てもこの感じ良いなぁと思ったし、自然体な魅力はあると思う。

そしてもし仮に韓国のアインが本当にこの流行を知っていたとするならば、彼女の情報アンテナはマジで凄まじい!それがグローバルの感覚なのか、それとも万国共通で女子はトレンドに詳しいのか。

逆に日本の女子も韓国のメイクやコスメのトレンドにやたら詳しいしもはやついていけない!笑

あくまで自分の仮説にすぎないけど、日本だけでなく韓国の女子の情報網は凄すぎると思わずにはいられない。

コガネシティBGMとかいうゲーム屈指の懐古ソングwwww

定期的に自分の中で懐かしくなり聞きたくなる曲はいくつかあるのだが、その中でもポケモン金銀に登場するコガネシティのメロディはどこか旅情を誘わせる。

早回しすると金銀やHGSSの自転車のテーマとも一致するため、このBGMはゲームでポケモンを楽しんだことがある人ならば多くの人が聞き覚えがあるだろうと思われる。

そのためネットでも評価する人が多く、歴代ポケモンBGM集ベスト10があれば確実にランクインするのではないかとさえ思う程の傑作だ。

増田ァ!セクシーサンキューやで。

 

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それにしてもしみじみと一人深夜に聞くと、なんだかあの頃に戻ったような懐かしい気分になるし、こうして多くの人が自分なりの懐古習慣を持っているものなのだろう。

コガネシティと言えば自分の中では金銀クリスタル、HGSSともに思い出で特にクリスタルバージョンでは通い詰めたことを覚えている。

自分の場合、初回クリスタルプレー時になぜか昼夜逆転の時間設定にしていたのでコガネシティと言えば夜のイメージが強い。当時は消防キッズだったのでゲームは夜遅くまでできるものではなく、日中にすることが多かったので明るい時間に夜のコガネシティに行くという説明しにくい構造があった。

だからこそ子供心ながらに夜のコガネシティへの想像を膨らませ、どこか夢想や幻想郷のような華やかだけど切ないような街の雰囲気を感じていたのかもしれない。

 

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その「華やかな夜の町」という意味では三人の女性キャラクターは自分にとって特別な思い入れがある。

まずはジムリーダーのアカネはこの街を象徴するキャラクターだ。

正直な話、自分はポケモンの女性トレーナーの中でもアカネは特別好きで、ジムリーダーならもしかしたら一番思い入れがあるかもしれない。ノーマルタイプの使い手で、ダイナマイトプリティギャルという愛称もある。

「アカネのミルタンクはトラウマ」とよくポケモン懐古エピソードで話題にされるけども、自分はこの時金銀御三家の中で最も二段階形態への進化が早いアリゲイツで挑んでいたので実はあまり苦戦した覚えがない。

むしろアカネのミルタンク(意味深)のほうが好きである。

???「女性のバストがはずめば男性の会話もはずむ」

 

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それよりも自分の中で印象なのは、アニメも含めてなんといってもアカネの可愛さだ!

今ならば言えるが正直、消防キッズ時代の自分はアカネにガチ恋していたと思う。そもそも「アカネ」という名前自体が有能で、自分自身リアルにアカネがファーストネームで可愛くない人を見たことが無い。

世のアカネちゃんは大体可愛いと思う。

よく「美人や可愛い子が多い名前」というのがあるけれども、自分の中でならアカネは間違いなく美人ネームの候補になる。アカネという名前だけで自分の中では補正がかかって見えるかもしれない。

アカネ「コガネシティが心の故郷に感じるのは関西人の特徴でおまんがなw」

 

そしてもう一人コガネシティで思い入れがあるとするならば、マイナーではあるもののラジオ塔のDJアオイは個人的に謎の思い出がある。クリスタルといえばクリア後のイベントがそこそこ多かったような思い出があり、ポケギアに登録したアオイに毎晩会いに行っていたような記憶がある。

BGMがかなりかっこよかったことと、ドット絵なので自分好みに姿を想像して「憧れの年上のお姉さん」みたいに勝手に思っていたのかもしれない。

 

最後に三人目はマニアックな趣味として「ロケット団の制服に変装するコトネ」だ。

これは金銀ではなくリメイク版のハートゴールド・ソウルシルバーで見れるバージョンで、ラジオ塔でおきるイベントのときに主人公がロケット団のコスプレをするというシーンがある。本当に劇中で一瞬の時間ながらも、結構ファンが多いようでいろいろな人が想像をめぐらしているようだ。

 

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最後にもう一つコガネシティに思い出があるとするならば、金銀クリスタル時代にゲームセンターのコインを4000枚ほどためてかえんほうしゃ、10万ボルト、れいとうビームの三色技を覚えさせていたことが今では遠い日の光景だ。

初代でゲットしたファイヤーに火炎放射を覚えさせるならば当時この手段しかなかったはずで、結構苦労してコインのために四天王の殿堂入りを繰り返していたような淡い風景が蘇ってくる。

コガネシティの話をしていれば、次は自然公園の緑がもたらす綺麗な空気か、それとももう少し先に行ったアサギシティの潮風か・・・

あの日々の冒険はまだ続いている。