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elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

ポケモンサン&ムーンにおける「自転車廃止」について思う事

最近ポケモン最新作サン&ムーンをちょくちょくやっていて、最近ケンタロスに乗れるようになった。このケンタロスがこれまでの自転車の役割を果たしており、ポケモンに直接乗る形でゲーム内での移動をすることになっている。

そしてこの自転車廃止が賛否両論巻き起こしており「自転車なくなって寂しい」「自転車がないとポケモンじゃない」という意見も多い。昔からのポケモンファンはほぼ反対派で自転車がなくなったことを悲しんでいる人は非常に多い。

自分自身サンムーンで自転車がなくなったと聞いたときまっさきに「ポケモンじゃないだろ」と思ったし、「恒例」というものがなくなってしまうというのは寂しい物でもある。

 

それで実際ケンタロスに乗ってみて思ったのが、楽しいことは間違いないけどやっぱり自転車の方が手軽で移動しやすいなという事。実際やってみて自転車の方がいいことは間違いないと再確認できた。自転車は爽快感のあるその乗り心地だけでなくBGMも魅力で、どの地方のBGMも思い出の残る懐かしいメロディが多い。その雰囲気はまだケンタロスには感じないかなというのが正直な感想になる。

 

ただ同時に「これがアローラ地方なんだな」と思えばそれはそれで受け入れられるともいえる。これはスタンダードではなく、アローラ地方の文化の1つだと思えば違和感がない。サンムーンはいわばハワイ旅行に行くような感覚で普段とは違う場所に行くことがコンセプトともいえる。

夏休みにハワイ旅行に行くという感覚で考えたときにこれらの日常とは違う風景、すなわち今までのポケモンと違う風景というのはアローラらしさとして後から振り返ったときに思い出になるのかもしれない。

 

「アローラではこういう文化なんだな」と受け入れその違いを楽しめば決して悪いものではない。いつもと違う風景をもとめるから旅行に行くわけで「サンムーンではケンタロスに乗ったなぁ」というのが後から懐かしくなるのではないだろうか。

そもそもこのサンムーン自体新作であり懐古が目的のゲームではない。未知のものを楽しむことが新作の意義だとも思うし、アローラではポケモンに乗るという新しい体験を味わうことができる。XYではサイホーンに乗れたけどもそれは限定的だった、しかしサンムーンではどこでもケンタロスに乗るしリザードンで空を飛ぶ。

「ハワイで思う存分いつもと違う事を楽しむ」という事を考えたときこれらの大きな違いはむしろ懐古ファンにとっても魅力になる。また普段とは違う体験をすることで日常が懐かしくもなる。よく海外旅行に行った人が日本に帰ってきて日本食を食べたときが一番楽しかったというけども、まさにサンムーンがあることでこれまでのポケモンも魅力に思えてくる効果もある。

 

またアローラに慣れてくると「ここで自転車乗ったら逆に違和感があるな」とも思うようになる。海外旅行と一緒でそれがその地方の文化なんだなと受け入れることも楽しむための秘訣であり、アローラならではのことをどれだけ素直に楽しめるかがこのゲームの評価を分けるといっても過言ではない。

自分が子供の頃だったら素直に「ケンタロスに乗れるすげええ!」って思っただろうし1つ1つのグラフィックなどにも興奮していたと思う。

子供の頃にハワイ旅行に行くという感覚をどれだけ持てるかが大事だし、それが楽しくなくなったときそれは大人になったという事なのかもしれない。

ポケモンジムが廃止されて島めぐりになったことも「それがアローラのやり方であり文化」ともいえる。

ダイヤモンド・パールまでは実質日本が舞台でどこかで見たような日常光景感があって、それ以降は海外色が強くなってきている。そういう日常のちょっとした旅や、夏休みの冒険感を超えて今は海外旅行になってきているともいえる。

その日常の良さをわかるために海外旅行があるし、逆に日常があるから海外旅行が面白いともいえる。

 

つまりDPまでのポケモンがあるからそれ以降のポケモンとの違いが面白いし、それ以降のポケモンがあるから今振り返ったときにDPまでのポケモンが懐かしくなったりする。

そしてその新作もなんだかんだで懐かしくなるのがポケモンというゲームであるし毎回違う事をやるのもポケモンの良さであり、それぞれの地方の特色が明確に違うから「どの地方が好きか」という話題も盛り上がったりする。

きっと子供がサンムーンをやって大人になって振り返ったときに「アローラ地方の雰囲気よかったよなぁ」と振り返る時が来るはずだとも思う。ヨット乗ったときワクワクしたよなぁとか熱帯感やリゾート感あったよなぁという風に懐かしくなる。

日本のバブル時代のようにハワイ旅行に行けた家庭がどんどんと少なくなってきてる中で、「非日常の体験」「擬似ハワイ旅行」を味わう役割を果たすサンムーンの価値は大きい。今リアルタイムでやってる子供は間違いなくこのゲーム内の旅を10年後評価するだろうし、サンムーンやアローラ地方が一番好きという世代も出てくるに違いない。

 

そういう意味で温暖な地方や自然を旅した感があるホウエン地方と似ているかもしれない。ホウエン地方もそういう温暖な気候や雰囲気が評価されていて、自分自身もRSファンである。

今RSファンが抱いている懐古感情に近い物を今の子供たちは将来サンムーンに対して抱くかもしれない。熱帯の雰囲気はあるし、ケンタロスに乗るという「アローラにしかない文化」もある。賛否両論は大きく分かれる一方でものすごくアローラが好きというファンも今後出てくるだろう。

 

今回のポケモンサンムーンは実験作であると同時に、地方の特色をはっきりさせる意味合いもあったと言えるのではないだろうか。日常=これまでのポケモンとの違いが魅力ともいえる。自転車廃止やポケモンジム廃止のようにこれまでのポケモンらしさは確かになくなっているけども、その違い自体が魅力だと思って楽しむことができればいいゲームと感じるようになるかもしれない。

今まで通りポケモンをやりたいと思ってこのゲームをやると満足はしないが、異国文化感や違いを楽しんだり、違いを味わうことで今までが懐かしくなるという事に楽しみを見出したりすればこのサン&ムーンは楽しめる。そうやってアローラ独特の体験をすることが今作最大の魅力なのではないだろうか。