elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

シャビ・エルナンデスVSアンドレア・ピルロ 世界最高の司令塔はどちらか?

サッカーの歴史上に名を残すパサーや司令塔と言えば元スペイン代表のシャビ・エルンナンデスと元イタリア代表のアンドレア・ピルロを語らずにはいられない存在だ。

ともにワールドカップ優勝を経験しておりチャンピオンズリーグの優勝も経験している。そのチームにおいてまさに核となる存在であり真にチームに影響を与えていた重要な存在だった。サッカーというのはどうしてもゴール数の多いフォワードが注目されるが良いフォワードがいるだけではワールドカップでは優勝できない。

逆にワールドカップ優勝チームには必ずと言っていいほど名司令塔が存在する。

2010年大会スペイン代表で優勝したシャビ

2006年大会イタリア代表で優勝したピルロ

ワールドカップ優勝チームに世界最高の司令塔が在籍していたことは偶然ではない。

そうパサーやゲームメイカー、プレイメイカーこそがサッカーを左右しチームの成績を左右するのだ。現代サッカーにおいてその戦術の構造を根底から創造するパサーの存在は欠かすことができない。90分間にわたり常に影響力を発揮しその勝敗を左右する。一見すると彼らのスタイルは派手ではない。

ワンタッチパスでさばくことや2タッチ、3タッチで少しキープするだけで強烈な打開力もなければゴール数もそれほど多くない。サッカーを見始めたときにはなかなか気づきにくいが、サッカーに詳しくなれば彼らの存在価値の大きさが理解できるようになる。全てを根底から創造すると言っても過言ではない。

 

しかし彼らのキャリアを振り返ってみればそこには無数の実績がある。数えきれないほどのタイトルやトロフィーがありこの2人の在籍していたチームの黄金期はまさ彼らの全盛期と完璧なほど一致する。

スペイン代表やバルセロナの全盛期はシャビと共にあった。

イタリア代表やACミランユヴェントスの全盛期はピルロと共にあった。

この2人の特徴はその頭脳にある。考えてプレーする頭脳明晰な司令塔としての能力が非常に高いため広範囲、そして長期間にわたってチームに影響を与えた。屋台骨、扇の鼎としての役割が彼らにはある。サッカーにおける司令塔とはそのような存在だ。さりげなく、そして重大にチームに影響を与える。

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そして歴史上最高との司令塔もいえるシャビとピルロ

この2人のどちらがパサーや司令塔として上なのかという比較が存在する。

その比較は個人のサッカー観が大きく現れ似ているようで似てない選手ともいえる。

この2人最大の違いはやはり試合中のパスの本数の違いであろう。明確にデータとして違うのはパス本数だ。シャビのほうがよりパス本数が多く、ピルロのほうが少ないという特徴がある。そしてこの違いこそ彼らのプレースタイルはチームの違いを示している。

シャビはバルセロナやスペイン代表でよりポゼッション志向のチームを作り上げていたがピルロはよりダイレクトなロングボールの供給を主眼に置いていた選手だった。

つまりピルロは一本のパスで局面を打開することが多く、シャビは手数をかけて局面を打開することを狙う選手である。この2つのプレースタイルの特徴を言うならば未来予測能力のシャビ、空間認識能力のピルロということになる。

シャビは数本のパスをかわし3,4手先を読みプレーすることが絶妙に上手い。

そしてピルロはピッチ全体の空間認識能力を把握するプレーが絶妙に上手い。

そのプレー状況の未来を想像するシャビと、空間を把握するピルロという最大の違いがある。もちろんシャビにも高い空間認識能力がありピルロにも高い未来予測能力が存在するが得意分野は違ってくる。シャビの本職は未来を予測することであり、ピルロの本職は空間を認識することだ。シャビは計算型、ピルロは想像型と言えるかもしれない。頭の回転が速いシャビと、空間のイメージを得意とするピルロ

当然ながらシャビにもイメージ力があるし、ピルロにも計算力がある。しかし僅差でシャビがピルロの未来予測能力を上回り、ピルロがシャビの空間認識能力を上回る。それらはスペインサッカーイタリアサッカーの違いを表している。近年のスペインサッカーはポゼッションや連携による局面打開、そしてイタリアは伝統的に得点能力やカウンターを重視した1点の重みを重視するサッカーをしている。スペインとイタリアそれぞれの風土から事なったタイプの司令塔が同時期に現れたことは時代の幸運だった。この2人の司令塔対決は有名なフォワードのゴール数争いより注目度は低いがしかし彼らの場合そのタイトル数やトロフィーの実績を競い合っている。ミッドフィルダー対決というのはフォワードのゴール数対決以上に重要で価値があると言えるかもしれない。

初心者にオススメの東京マルイ製エアガンランキング

東京マルイと言えばエアガン初心者にとってまさに入門のようなメーカーである。東京マルイを語らずしてエアガンを語れないという程人気メーカーであり初心者から上級者まで愛好者が多い。

エアガン界でも最先端の技術、最高の性能を持ったメーカーでありこれだけのメーカーが日本企業として存在することは日本人エアガンユーザーにとって幸運なのではないだろうか。

 

良く例えられるのが東京マルイはエアガン界のユニクロだということ。10年前もすでにユニクロと例えられていたけど最近ユニクロはそのイメージがランクアップしてきてファッションアイテムとしても地位は向上している。そこまでハイセンスなブランドではないけど昔に比べイメージは向上している。

それと同じで東京マルイも昔は今よりカジュアルなイメージだったが最近は性能面以外でもクオリティが高くなっており東京マルイ自身もブランド力の向上を企業努力としてやっているというのを感じる。

サバゲー用品としてはもちろん最高性能、そして質感も年々高まってきており他メーカーとの差を縮めてきている。ラインナップも多く新製品開発のための企業体力も高い。やはり初心者にとって間違いなくお勧めできるメーカーであり安心して使用もできるしカスタムや調整ももいらないんで購入してそのまま箱から出して使うだけのスタイルで十分すぎるぐらいだ。それでいて基本構造が優れているので上級者のカスタム用の基礎としても扱いやすく幅広くユーザーがいるのも特徴だ。

個人的にも電動ガン、ガスガン、エアーコッキングガン、一通りの商品を実際に使った経験があり、そのほとんどが壊れずに今も現役である。壊れた製品も自分の原因がある物であり基本的に頑丈。まさにエアガン界のAK47のような存在である。

 

そんな東京マルイ製品のエアガンとしてお勧めのエアガンランキングを紹介したい。

 

1位:エアーコッキング M1911A1コルトガバメントHG

本当のエアガン初心者にオススメをするならばエアーコッキング型のハンドガンがやはり理想だ。誰もがほとんどエアコキハンドガンから始める。いきなりガスガンだと値段も高くガス代もかかり冬などはガスが冷えて性能を発揮しきれないことがあり楽しさを味わえなかったり構造の複雑さゆえに何かと苦労する可能性もある。電動ガンは慣れてしまえば簡単ではあるけどもやはり値段が高く、弾丸代も多くかかり撃つ機会や場所もそんなに多くあるわけではなく置き場所も取る。

そういう意味で安く変えて失敗しても問題なく、置き場所にも困らずいつでも打ててそれなりの性能を持つエアーハンドガンは入門編として理想だ。まずはエアーハンドガンからなれるのが一般的な手法ではないだろうか。

 

そして東京マルイのエアーコッキングハンドガンシリーズはお祭りの屋台で売っている中華製の安物と異なる。エアガンをほとんど扱った経験が無かったり、中華製エアガンしか使ったことがない人にとってはまさに衝撃。自分自身もスタームルガーKP85を買ったときそうだった。十分射撃用の玩具として活用できるし非常に命中精度も高く質感も値段を考えれば十分すぎるぐらいの製品でラインナップも多い。コルトガバメントはいわばその最新作のような商品であり性能が最も高い。

基本的にそれほどこのシリーズは性能差があるわけではないがやはり初期のシリーズに比べてやはりクオリティでは高い。ただそこまで性能に差がないのでHGシリーズであれば好きな銃を選ぶのが一番。

そしてこのHGというのが微妙な違いで元々東京マルイのエアーハンドガンはホップアップ機構がついておらず、そのホップアップ機構がつくようになってなおかつ剛性なども強くなりリメイクされた新シリーズがHG(ハイグレード)である。実はコルトガバメントも元々はHG版ではない元祖のほうが先に発売されておりいわばHGガバメントのほうはそのリメイク的な存在である。ハイグレード版ではないシリーズも昔の製品だと考えれば十分すぎるほどの性能であり買って損はないがやはりホップアップ機構がついており遠くまで飛ぶ最新のHG版の方がおすすめである。

 

ちなみにそれ以外のエアーハンドガンでいうとこれらの違いがある

・コルトダブルイーグル→HG化した最初の製品なのでマガジンが少し特殊。

Cz75→銃の構造上コッキングが非常にしにくい。Cz75がよっぽど好きならば特に問題はない

・ソーコムMk23→性能面は申し分ないがもともとドイツ人用のデザインなので非常に大きく持ちにくい。手が大きければ特に問題はない。

・センチメーターマスター→安全機構がコッキングの時に引っかかりロックされやすい。スムーズな射撃がしにくい

・S&W PC356→クオリティは非常に高いが実銃がマイナーすぎるのとシルバー塗装が少し落ちやすい

H&K USP→おすすめ度は非常に高い。良くおすすめされており、デザインが好みなら買って間違いのない商品

ただ基本的にそれほど大きな違いはなくどれを買ってもめちゃくちゃ困るという事はないのが特徴だ。デザインが好き、実銃から興味を持ったのでエアガンでも買ってみたいという人ならば好きな銃を買うのがもっともベストな選択。少しトリッキーでもデザインが気に入っていれば必ずそのエアガンも気に入ると言っても過言ではない。

ただ特にこだわりがないのであればコルトガバメントかUSP,M92F,グロック17あたりがおすすめである。

2位:89式小銃 電動ガン

もし予算があり、部屋に置き場所があり、射撃できる場所も確保できているなら電動ガンは絶対的におすすめの製品だ。

正直に言って電動ガンを使うと世界が変わる、それぐらいとにかく楽しい。エアーコッキングは安くて信頼できる代わりに自分でコッキングをその都度しないといけないので連射ができないし射程距離も短い。大まかな目安として電動ガンシリーズの威力の半分程度の威力がエアーハンドガンだと言える。もちろんそのエアーハンドガンの威力でも十分だが電動ガンとなるとその性能は別格となる。

また連射もできるので電動ガンの楽しさには誰もが目覚めるだろう。その中でも特におすすめなのは89式小銃だ。

電動ガン89式小銃のメリット

・設計された日が新しく性能が高い。

自衛隊で使われている日本人向けのアサルトライフルなので日本人体型に合う。

・3点バースト射撃がエアガンでありながら再現されているので面白い。

・バイポッドがデフォルトでついているのでプローン射撃がしやすい。

東京マルイ電動ガンスタンダートタイプの極致のような存在がまさに89式でありバイポッドや3点バーストのような他にはない特性もついている。また自衛隊で使用されているというだけあって親近感も高く持ちやすい構造になっている。

将来的に自衛隊への入隊を考えている人もこの89式を使うことによってちょっとだけ慣れておく事ができるかもしれない。それくらい89式は日本において身近な銃であり、エアガンにもその89式が存在するというのは東京マルイが日本企業ということの証かもしれない。

3位:VSR-10シリーズ

このVSR-10は自分自身もっとも気に入っている東京マルイ製エアガンの1つ。

M700を模したデザインになっておりスナイパーライフル入門にはうってつけ。S2Sというメーカーのボルトアクションライフルセットがあるがクオリティの次元が異なる。この製品はもはや傑作であり発売年はもう結構前になるがそれでも基本性能が優秀なので最先端の製品にも負けないクオリティがある。実銃においてもボルトアクションライフルというのは19世紀に基本構造が完成されており現代でも通じるものが多い。それと同じでシンプルなボルトアクション機構はエアガンにおいても優秀で現在でも十分通じる。

 

そのVSR-10シリーズにはいくつかの種類がある。

Gスペック:スコープ装着用のマウントレイルとサイレンサーが初めから装着されておりバレルが真鍮製。

VSR-10:バレルはアルミ製だがアイアンサイトがついておりスコープなしでも射撃可能。反動を抑えたプロスナイパーバージョンと反動のあるリアルショックバージョンがある。

この2つの大きな違いはやはりスコープをつける前提で作られたGスペックと、スコープなしでも使用可能な通常版という特徴だ。またアウターバレルが通常版の方が長いためサイレンサーをつければ更に全長を長くすることができる。Gスペックはデザインとして少し短くなっている。しかし威力はそれほど差があるわけではない。

かの有名な実在狙撃手のシモ・ヘイヘも冬戦争ではスコープなしの射撃で活躍している。視力が高ければスコープなしでも十分射撃が可能でシンプルなアナログサイトでも十分な性能を発揮する。

ただスコープはやはりスナイパーの醍醐味なのでスコープはやはりあると便利だし寄り精密な射撃が可能だ。ちなみにVSR-10でもマウントレイルを購入すれば普通にスコープ装着が可能であるしアルミ製バレルと真鍮製バレルにそこまで大きな違いはない。ちなみにGスペックのほうはアイアンサイトがついていないのでスコープ装着が必須である。そしてVSR-10の場合マルイの純正サイレンサーは少し太いのでスコープの装着角度によってはレンズにサイレンサーがうつりこんでしまう場合もある。ここら辺は好みや予算との相談になってくる。

 

そして基本的に言えることはどちらも基本性能が非常に高く性能面で困ることはないという事だ。更に言えば値段も非常にリーズナブル。予算があればもちろんM40A5やL96AWSがおすすめだが値段が万単位で異なってくる。スナイパー入門としてまずはVSR-10シリーズを使い倒して実力をつけてから高性能品にグレードアップするという考え方もありではないだろうかと思う。

4位:M93R 電動ハンドガン

基本的に自分は初心者にあまりガスガンを薦めようとは思わない。初心者にとって大事なのはそのクオリティよりも安定して使えるかどうかである。せっかくエアガンを買っても扱いが難しかったり不安定な性能であったりランニングコストがかかってしまってなかなか使用する機会がなければ宝の持ち腐れ。

エアガンというのは何度も使うからその楽しさがわかってくる。せっかく高額商品を買うのであればまずはその楽しさを知るために安定して使える製品がおすすめだと考えている。

 

そのためM93Rはオススメだ。

元々東京マルイの電動ハンドガンシリーズはグロック17から始まっている。電動ハンドガンというのがどういう物なのかというとバッテリーで起動させるためコッキングの必要がなく連射が可能であるがその代りガスブローバックガンのようにブローバック機構はないというのが特徴だ。

しかしブローバック機構がなくてもエアーコッキングガンに比べて圧倒的に楽であり威力も高く重量感もあり、更にセットとして充電器とバッテリーがはいっているのでこれ一本ですべてが揃うというお得感がある。

電動ガンの電気代というのは非常に安く一度バッテリーと充電器を買ってしまえばほぼ初期投資だけで済む。逆にガスガンはその都度ガスを買い揃えないといけない消耗品なので金銭的に余裕がなければ射撃訓練を躊躇してしまうことになりかねない。また冬の寒いときにはガスが完全に気化せず威力不足や酷い場合作動しないケースもある。いつでも安定して使えてコッキングの必要性がないという意味ではエアーハンドガンとガスブローバックガンの中間に位置する存在である。

そしてM93Rは初期のグロック17に比べて性能が進化しておりデザインによほどのこだわりがなければM93Rの方がおすすめと言える。デザインも特殊なので通常のハンドガンとは違う楽しみ方も可能だ。

5位:AKS74N 次世代電動ガン

東京マルイというメーカーは基本的に東側の銃をあまり出さないという特徴がある。

ハンドガンにしてもライフルにしても数えるほどしかないというのが現状だ。しかしそれでもAKS74Nのように有名なAKシリーズに属するロシアの象徴ともいえる銃を作っている。

 

まず次世代電動ガンとはなんぞやということだが従来の電動ガンと違い反動機能がついているという事である。そしてボルトが実銃のように作動するので見た目、反動共にかっこよく実銃を撃っているような雰囲気がある。

しかし実際の所さすがに実銃とまではいかない。あくまで電動ガンの中で再現した反動であり実銃レベルの反動は当然ながらない。 これを的確に表現するのであれば「期待しすぎるとがっかりだが、無いと物足りない」というレベルだ。決して自分はこの性能がクオリティの低い物だとは思わない。確かにおまけや雰囲気レベルの物でしかないがそれを言ったらそもそもエアガン自体が雰囲気である。弾丸はBB弾でそんなに強い威力があるわけでもなく実銃のような遠い距離も狙えない。元々雰囲気重視なのがエアガンなのでありこのリコイルショックは十分な性能である。

しかも電動ガンで反動ができるという事が大きい。

実際ガスガンのライフルはいくつか存在するがやはりガスの消耗量が激しく連射や冬の天候に向いていない。それに比べて電動ガンは300発を連続で撃ちまくることも余裕で可能。お金や天候の心配もかからない。そんな電動ガンでこれだけの反動があるという事が画期的であり、電動ガンで反動がついているという事に最大の意味があるのだと自分は考えている。そういう意味で次世代電動ガンシリーズは画期的な商品だと言えるのではないだろうか。

 

そしてこのAKS74Nだが東京マルイのエアガンというのは前述のとおりカスタムの素材としても上級者に愛されている。海外メーカーも含めて東京マルイ電動ガンに使えるようなカスタムパーツは多く発売されており、このAKS74Nもそのベースとして使用可能である。東京マルイから東側の銃が多く発売されていないと言ってもこの基礎ベースをもとにカスタムしていけばさまざまなAKシリーズが再現できる。内部のメカボックスまで改造するのは敷居が非常に高いが外見だけならそれほど難しくはない。

そういう意味でこのAKS74NはあらゆるAKシリーズの派生銃のベースとして使用可能なものだと言えるし必ずしもAKS74Nとして使用し続ける必要もない製品である。

純正品として使うかカスタムベースとして使うか、いずれにせよ東京マルイでは数少ないロシア軍のライフルの1つだ。

6位:FNファイブセブン

前述のように自分はガスガンをあまり推奨していない。

ランニングコストと天候に左右される為最初の入門品としては向いていないのが基本的な理由だ。しかしそれらのデメリットを上回る魅力があるのも事実だ。やはりハンドガンを使用するならそのブローバックを味わいたいし、実際ガスブローバックは本当に楽しい。最初に買うという事に向いてないだけで予算に余裕があって他の製品も買ったり、既に持っているのであればガスブローバックハンドガンはオススメである。

一度使用とすると世界が変わるレベルで面白いアイテムであり、東京マルイも最近ではエアーハンドガンよりガスハンドガンに力を入れている。実際エアーハンドガンが最後に新商品として発売されたのはもう10年近く前の事である。それに比べてガスハンドガンが毎年新作がいろいろ出ている。一度体験するとその衝撃は病み付きになるし射撃性能も非常に高い。

 

その中でも特にFive-seveNはオススメのガスガンだ。東京マルイのガスガンも日々技術改良を積み重ねており反動や命中精度、質感は高まっている。実銃のファイブセブンが最先端の軍用品であるならば、マルイにおけるファイブセブンもまた最先端の製品である。反動も申し分なく、人間工学に基づいたグリップデザインによって持ちやすいためその反動をさらに感じやすくなっている。

アンダーレイルがデフォルトで装備されているためカスタム用品などがつけやすい点も大きな魅力の1つである。

しかしやはりガスガンもエアーコッキングハンドガン同様やはりデザイン的に一番気に入った商品がなんだかんだで一番気に入る。個人的な体験談だが値段や性能の事ばかり考えて好きでもない銃を買うよりは本当にデザインとして好きだったり実銃が好きだから同じものを欲しいという理由で勝った方が後悔はしないと思っている。デザートイーグルが好きな人はデザートイーグルが一番だしM9が好きな人はやはりM9が一番だと個人的には思う。

7位:M40A5

東京マルイ最新作のボルトアクションライフルがM40A5だ。実銃はアメリカ海兵隊で使用されてるM700の改良モデルであり実在する。VSR-10が架空銃であることに対してM40A5は実銃というのが一つの改良点だ。

さらにVSR-10をマルイが最初に発売してから大分時が過ぎ技術もより進化している。値段は倍になったがクオリティも倍になった。

昔はVSR-10はエアガンの精密射撃に置いては2番手のような存在だった。マルゼンというメーカーのType96やAPS-2というシリーズがあったからだ。しかしマルゼンは製品の質が安定しておらずカスタムが必要な上級者向けのアイテムだった。

それからマルイはL96AWSを発売し、更にM40A5を発売し技術的に追い抜いてきている。もはやエアガン精密射撃において東京マルイだけでも十分な時代になったと言える。更に言えばエアガンの精密射撃は本人の実力にもよるところが大きいので結局は練習することが一番。何千発も打ち込むことで実力は上がっていく。そういう意味でガス代がかからず、充電の必要性もないボルトアクションエアーライフルは射撃訓練にうってつけの製品である。電動ガンといえども充電し忘れればすぐに撃つことはできないし発射音が非常に大きい。

それにくらべボルトアクションエアーライフルは発射音も静かでまさにスナイパーライフルに必要な隠密性がある。そして人力のコッキングにより常に安定して発射することができるし実銃においても同様にコッキングしなければならないのでエアーハンドガンのようなリアリティの欠如があまりない。むしろそういうリロードのうまさによって射撃の成績まで変わってくるシビアな世界を楽しめる。実銃同様エアガンにおいてもやはり最大の命中精度を誇るのはボルトアクションである。

 

ちなみにM40A5にしてもL96AWSにしてもODカラーとブラックカラーの2種類があるがこれらのシリーズのストックは非常に分解がしやすくむしろ分解前提で作られている。色や質感が好きでなければ自由自在にカラースプレーでカスタムできるし迷彩模様やウェザリングなども施せる。更にストックだけのカスタムパーツも他メーカーから発売されているのでそういった見た目のカスタムの汎用性が高いのもボルトアクションエアーライフルの特徴だ。

8位:スコーピオンVz.61 電動コンパクトマシンガン

電動ガンは理想である。連射性能も高く威力も高くラインナップも豊富でリコイルショックもあり面白い。使えるのであればこれほど理想的なアイテムもない。

しかし同時に値段も非常に高く、大きいため置き場所にも困る。それでもやはり予算の範囲内で電動ガンを楽しみたいし部屋で補完できるくらいの大きさがいいというならちょうどスコーピオンVz61が存在する。ゲームでもよく登場し実銃の方も非常に人気が高く傑作サブマシンガンの1つと言える。貴重な東側製銃なので東京マルイで東側装備をするならうってつけであるし実銃同様コンパクトで置き場所にも困らず値段もリーズナブル。

その分通常の電動ガンに比べて迫力は落ちるがそれでもとにかく電動ガンの連射が楽しみたいという人にとっては間違いなくお勧めの製品だと言える。

限られた予算と環境の範囲内で電動ガンを楽しみたいならば電動コンパクトマシンガンのスコーピオンは非常のメリットの大きい銃の1つだ。

9位:U.S.ライフルM14

基本的にエアガンの世界で狙撃をしようと思ったらボルトアクションライフルがおすすめであることは間違いない。隠密性、命中精度共にボルトアクションは最強クラスだと言える。しかしながらたとえばサバゲーにおいて狙撃手をする場合連射性能があるに越したことはない。エアガンの飛距離だと市街戦のような密集地帯での接近になりやすい。実銃ならばボルトアクションが有利になることもあるがサバゲーにおいてはいわば自動狙撃銃のように電動ガンでスナイパーの役目を果たしたほうが良い場合もある。

 

そういう意味でまさにM14は擬似的な自動狙撃銃として最適な候補になる。この用途においてむしろリコイルショック機能がないことはメリットの1つでボルトアクションライフルの代替品としてM14はうってつけの存在。見た目も狙撃銃のように長くスナイパーライフルの雰囲気があるし実銃でもアメリカ軍などにおいて狙撃用に使われている。いわばマークスマンライフルのような存在でありサバゲーの距離感に置いてはM14の方が通常のボルトアクションライフルより有利ではある。

更にM14はその剛性も高く命中精度も高いことで有名。東京マルイ電動ガンの中で一番スナイパーライフル化に向いているのがM14である。いざという時はアサルトライフルのようにフルオートで突撃可能なことも含めて汎用性が高い。

 

ちなみに東京マルイの電動スナイパーライフルとして唯一PSG-1が存在するが設計が非常に古く剛性も弱くギシギシいう事で有名だ。PSG-1にものすごくこだわりがありカスタムパーツで補ってでも使いたいという人を除いてM14にスコープをつけるシンプルなカスタムが一番オススメな方法である。実際性能面でもM14のほうがマルイ製品に置いては高いのも事実である。

  

10位:M870 ガスショットガン

ショットガンというのはガンマニアの間でも根強い人気がある。ゲームや映画でもショットガンをかっこよく使うシーンは多くガシャコンとやって強烈に発射することはロマンがある。その夢をかなえられるのがまさにガスショットガンである。

 

実は東京マルイには依然エアショットガンが存在した。SPAS12などはエアガンファンの間では有名だ。しかしこのエアショットガンには決定的な欠点があった。それはあまりにもコッキングが固すぎるという事である。エアガンの構造というのはバネを縮めることとそれを開放して反発させることによるエネルギーで圧縮した空気をBB弾に伝えるという構造になっている。

このエアショットガンはショットガンの散弾性を再現する為3本のバネを同時に一回でコッキングしなければならない。そのため非常に硬く映画やゲームのように簡単にガシャガシャできないのが欠点であった。BB弾が3発同時に発射されることはカッコいいがその代償も大きく非常扱いづらいためサバゲーなどでも人気がなかった。

しかし東京マルイはガスガンという境地によってこの問題を解決した。更に同時に発射できるBB弾は3発から6発にまで増えており散弾銃としての再現度もより高まっている。もしショットガンへの憧れがあるならばガスショットガンというのは1つの選択肢になり得るのではないだろうか。

しかし依然としてエアーであることのメリットも存在し、握力に自信がある、握力を鍛えたいというのであればエアショットガンの方もおすすめであることに変わりはない。

また他のメーカーの製品でもエアーショットガンは存在する。しかしこれらはBB弾が1発しか発射できないことが多くショットガンの見た目をした単なるエアコッキングライフルでしかないことが多い。 現状散弾銃としての魅力を味わいたければエアショットガンかガスショットガンという事になる。ショットガンを買うのであればしっかりと散弾機能が再現されているかどうかが見極めるポイントになってくる。ショットガンの見た目をしてきながらBB弾が一発ずつしか発射できないと少しさびしい物がある。

いかがだっただろうか。東京マルイには様々な商品が存在し歴史も長い。自分自身、大のエアガンファンとして一人でもエアガンファンが増えてほしいなと思っているし多くの人がエアガンを購入してくれたらエアガン業界も潤って、更に新しい商品も発売されて更に業界も盛り上がるんじゃないかなと思っている。

そういう意味でこのランキングを参考にしてエアガンを買ってみたいと思ってみたら幸せであるし、そのきっかけでエアガンにはまってくれた人がまたどこかでエアガンを他の人にもお勧めしてくれたらとても良い循環が出来上がるんじゃないかなと思う。そして何より一番うれしいことは今までエアガンにはまってなかった人が「結構おもしろいなぁ~」と思ってくれることである。その喜び自体が何よりの宝なんじゃないかなと自分は考えている。

エアガンがあれば仲間とサバゲーも楽しめるし、そういう人間関係や環境がなくても一人でまったりと射撃練習をするだけでも面白い。自分自身主に後者をしているがそれだけでも非常に楽しいことは間違いない。部屋で専門的にやるお座敷シューターという人たちもいるし意外と隠れエアガンファンは多い。

子供の頃お祭りの屋台で謎の中華製エアガンを買ったけどそれ以来エアガンを買ったことがないという人にもぜひおすすめだし、FPSやTPSなどのゲームで銃に興味を持った人にもぜひ一度エアガンを手に取って見てもらいたいなと思う。

エアガンは面白い趣味の1つだし最近ではサバゲーの知名度も高まっている。競技人口が増えていく有望な趣味の1つなので興味を持ってくれた人にはぜひ始めてもらいたいなと思うし、もしこの記事がそのきっかけの1つになるのであれば大変ありがたいことだと思う。是非この世界に足を踏み入れてみてください。

ジャニーズ界の真のインテリキャラはSnow Man阿部亮平

最近ジャニーズ内で特にインテリキャラでもないメンバーがなぜかインテリキャラ扱いされ、本人もファンも困惑していることが多い。

テレビ番組も今やわかりやすいインテリキャラを求めているし、芸能人にもインテリジェンスや知性が求められるような時代になっている。格安で作れるクイズ番組にインテリ芸人を呼べばそれなりに高視聴率の番組が作れるのである。

 

そんな時代背景もあり昨今ではジャニーズでもインテリキャラが持てはやされ始めているが、中には「あのメンバーをインテリキャラ扱いするのはさすがに無理がある」というメンバーも多い。

そんな中「本物のインテリキャラ」と言えるジャニーズが実は存在する。

Snow Manの阿部亮平はまさにその代表格だろう。

ジャニーズjr屈指のアクロバットユニットのメンバーでありながら、阿部亮平は知性までも兼ね備えている。Snow Manとはもしかしたらジャニーズ史上最高レベルでアクロバットやダンスを完成させているユニットであり、これからのブレイクも囁かれるグループとして期待されている。

そのメンバーの阿部亮平は現在上智大学の大学院で学問に追求に情熱を捧げている。

 

ジャニーズというのもjr激戦時代で個性を磨かなければデビューは厳しく、デビューしたとしても安定ではない。そんな中、Snow Man阿部亮平は大学に通い様々な資格を習得し現在も大学院で勉学の追求を行っている。

かつて大学院に進学してまで学問を究めていたジャニーズはほとんど存在せず仮に大学院で何らかの知的な資格を習得すれば今後阿部亮平の活躍の場はさらに広がるかもしれない。もしかしたらファンが思っている以上の活躍をするのではないか、そんな期待さえ感じさせる。

 

数年前天気予報士の資格を取った問うことが話題になったがこれは実はすごく難しい資格らしく、既にその能力を買われNHKの番組でも活躍している。

将来的に「あの天気予報士ジャニーズだったの?」と驚かれる姿を楽しみにせずにはいられない。

そもそも現在ジャニーズにとってこういったキャスター業や毎日の情報番組に出演することは重要なポジションになっている。現在ジャニーズの「狙い目」はキャスター業であり、実際事務所としてもそこに力を入れている。ドラマ業でメンバーが人気になるという時代は終わり、今や「いつもの顔」として情報番組や毎週のバラエティ番組への出演が欠かせない。

ドラマはそのドラマが終わればもう何も出演は無いが情報番組は長期間続くためキャスターやバラエティ出演者というポジションは安定してずっと出演し続けられる。今後ジャニーズに求められるのはそういった何気ない立ち位置での活躍かもしれない。

サマステ Snow Man クリアファイル ジャニーズJr.

 

また阿部亮平の面白いところは本業は理系だが、専門外の文系ジャンルにも手を広げており「知識欲」という意味では本当に熱心なメンバーでもある。

現在世界遺産検定の習得を目指しているらしく、現在は2級のレベルに達しているようである。自分の得意分野以外のジャンルも知りたいから勉強して検定を受験するというスタイルはまさにインテリ的であり、こういった追及姿勢は多くの人にとって参考になるかもしれない。

 

現在はジャニーズ同士もライバルであり他タレント事務所ももちろんライバルになっているため、並大抵の個性では埋もれてしまい誰にも気づかれないで終わる。そういう意味でジャニーズ事務所においてまだインテリキャラは未開拓なジャンルであり、特に理系のジャンルはほとんど先駆者が存在しない。

もしかしたら阿部亮平は貴重な理系キャラとして今後重宝されるかもしれないし、何らかの番組でレギュラーになればSnow Manとしても大きな進歩の切っ掛けになるかもしれない。

そのグループのメンバーが何らかの番組で出演枠を勝ち取って、それがきっかけとなりグループの宣伝になるというのが既にジャニーズグループのスタンダードになっている。

アクロバティックグループというイメージと正反対のインテリキャラでありながら、もちろん高度にアクロバティックをやってのける阿部亮平は大きなブレイクの可能性を備えている。「理系ジャニーズ」「インテリジャニーズ」として今後阿部亮平の姿を見る機会は着実に増えていきそうな予感がする。

モスクワ大学の建築デザインがかっこよすぎる

世界一かっこいい大学と言えばハーバード大学ケンブリッジ大学だろうか。

いや違う、モスクワ大学こそ世界一かっこいい大学であると自分は思う。

ロシアの最高学府でありいわばモスクワという首都に存在する為ロシア版の東大のような存在であり、旧ソ連時代は東側諸国の中で著名な留学先として社会主義陣営の中でも最高学府と言ってもいい存在だった。実際中国や北朝鮮東ドイツの高官でもモスクワ大学ソ連留学に行っていた人が多い。社会主義の最高学府ともいえる存在がまさにモスクワ大学であった。社会主義陣営の人々にとってまさにモスクワ大学は憧れであった。

モスクワ大学

更になんといってもその建築デザインが非常に美しくかっこいい。この圧倒的な姿は社会主義圏以外の人の憧憬すらも呼び起こす。スターリン様式という建築方式で旧ソ連時代にソビエト連邦で流行った建築様式だ。このころのソ連社会主義の浪漫を全力で追い求めていた。大正義感のある巨大な建築にはまさに社会主義の浪漫を感じる。そういった社会主義浪漫を感じる人ならばモスクワ大学はかっこいいと思わずにはいられない。

モスクワ大学自体は1755年の創設だが現存する有名な校舎はレフ・ルードネフによって1953年に完成した。まさにスターリン時代の象徴ともいえる建築と言える。スターリン様式は未完成の物や計画予定の物も含めれば非常に巨大なものが多くソ連がより発展していてそれらが完成していたらモスクワは社会主義の都としてより華やかな存在になっていたかもしれない。そういう時代の浪漫や憧憬、旅情を想像するのもまた楽しい。

モスクワ大学

そしてそのモスクワ大学社会主義陣営の中では最高学府であった時代があった。社会主義ソビエトの最高学術研究機関として存在した大学としての魅力は憧憬心を揺さぶる。あの時代にロシア語を学ぶためにモスクワ大学に留学した日本人も少数だが存在する。モスクワ大学をはじめとしてロシア留学を果たした人を尊敬せずにはいられない。

ソ連が実在した時代にソビエトの最高学府で勉強をする、その姿はただひたすらかっこいい。当時のソ連の雰囲気の中でどのように学問に打ち込んだのだろうか。激動の時代に異国で勉強をする、その体験は衝撃的だったに違いない。ハーバードやケンブリッジも素晴らしいがやはりモスクワ大学独特のかっこよさに憧れずにはいられない。

雪の降るモスクワで激動の時代を体験したかった。

モスクワ大学

そしてモスクワ大学は今も存在する。

自分の人生で別の人生があったとするならばモスクワ大学へ留学してロシア研究に携わりたかったという思いがある。高校時代に真に憧れたのはこの大学だったかもしれない。もっと早く憧れていれば夢をかなえられたかもしれないし、もしロシアに憧れる中高生がいるならばぜひともロシアの大学に留学する夢をかなえてほしいなと思う。東側に憧れた身として本気で研究するためにロシア留学を目指しておけばよかったなと今になって思う。その結果留学できなくてもたとえば日本の大学のロシア語学部などに入ればそれは十分凄い事であるしそこからロシア留学の可能性も見えてくる。

 

現実として日本でロシア語の重要度は高くない。よほどロシア文化やソ連文化に興味がなければ実用性がない趣味の領域だ。翻訳の仕事もそれほどないし、通訳の需要もほとんどない。ロシアで日本人や日本語教師として働くルートもあまり確立されていない。ロシア語をマスターしたからといって将来が安泰かと言えばそうではないのも現実だ。

しかしそこには浪漫がある。本気で好きな外国について極めれば新しい仕事や活躍の場も見えてくる。ロシア語も工夫次第では十分に活用できるしその言語を使う文化圏は非常に多い。中央アジアでもロシア語は通じるしロシアという国はこれから存在感を高めていく大国でもある。そして日本の隣国でもあり、ロシアにおける日本への興味も高まっている。日露はお互い独特なエキゾチックな国として興味を抱いている、それゆえに今後ロシア留学を果たした人が日露の新時代の懸け橋になるかもしれない。

モスクワ大学かっこいい」なんとなくそう思ったことから真剣に勉強をし始めた人がいつか日露の新時代をもたらす日を期待せずにはいられない。

海外サッカー選手の貧困時代のエピソードは面白い

海外サッカー選手には子供の頃に極貧時代を過ごしたという選手が多い。開発途上国や第三世界の貧しい地域でボールを追いかけて育つしかなかった、サッカーは貧困から成り上がる唯一の手段だったなど様々なことを聞く。

エトーがポリ袋に空気を入れてそれでリフティングの練習を何千回もしていたとか、リバウドは貧しすぎて久しぶりに肉を食べたら歯が抜けたなど日本では考えられないようなエピソードが豊富なのもサッカーの魅力だ。

サッカーは貧しい地域でもできる。

それを貧乏人のスポーツだと揶揄する声もあるが自分はそうは思わない。貧困から成り上がった選手たちのかっこよさに憧れるし自分も貧困層の人間として彼らのように成り上がりたいと勇気をもらえる。

南米やアフリカのスラム街から這い上がった数多くのレジェンドたちの姿に憧れる。とくにブラジルはそういう選手が多い。今ではブラジルも都市開発が進みサッカーの習い事化が進んでいるが、昔は本当に路上でサッカーをやるしかないストリートサッカーが盛んだった。

そこから欧州に渡り莫大な富と名声を得る。この手の成り上がった話が自分は好きだ。ボクシングやバスケットボールでも似たような話があるし、日本の昭和の野球でも「グラウンドには銭が落ちている」と必死に練習した。中南米カリブ諸国でもメジャーリーグを目指して野球をするのは金のためだ。

金があるから頑張れる。貧困を抜け出そうとするその懸命な姿が美しい。懸命に貧乏から這い上がろうとして練習するから高いレベルになる。

誰しもが恵まれた環境に生まれるわけじゃない。日本では考えられないようなスラム街で育ったり、ろくに食事もとれない中から美味しい物を食べたいと何とか頑張る。

スアレス

南米で言えば今そういう選手に近いのはルイス・スアレスだろう。

幼少期に過酷な環境で育っている。南米ストリートのプレーの雰囲気を感じさせるそのトリッキーで予想外で時に狡猾なプレースタイルは過酷な環境を乗り切ったゆえに身についた能力だろう。人間はそういう状況で育てば野生動物のような本能が磨かれる。スアレスにはそういうストリートや貧困の魂がある。

だから自分はスアレスが好きだ。

 

そしてそういう南米サッカー選手やアフリカサッカー選手にも憧れる。東欧なども貧しい環境だったり紛争で厳しい環境だったりしている。そういうどん底から世界が夢見る華やかなステージまで駆け上がる。

ネイマールも幼少期には電気を止められたり、クリスティアーノ・ロナウドは雨漏りが絶えないマデイラ島で過ごしている。発展から取り残された場所で育ったり、貧困が蔓延する地区で生きてきた選手には反骨精神がある。

最近日本でも貧富の格差が深刻化し子供の6人に1人は貧困層だと言われている。もしかしたら日本にも今後サッカーで成り上がるという風潮が生まれるだろうか。現在の日本ではサッカーは費用のかかる習い事になっていてストリート系の選手が育つ土壌はない。ただ育成の分野でそういうストリート的な練習方法を取り入れるのはありかもしれない。枠にとらわれない練習は常識外のプレーを生み出す。

 

日本でスアレスを育てようと思ったらそういうストリート式の練習も必要だし、とにかく成り上がってやろう、ここから這い上がってやろう、絶対に成功してやろうという強い意志を持つ必要がある。南米人やアフリカ人のサッカーへの思い入れはただスポーツとしてかっこいいから面白いからというだけではない。生活の手段としてシビアにやっている。本気で成り上がり貧困から這い上がるためにサッカーをやっている。

そういった反骨精神やコンプレックスをエネルギーにかえる精神というのはもしかしたら今の日本サッカーに足りていないかもしれない。そして日本全体に足りていないことかもしれない。戦後昭和の時は「いい飯を食べたい、いい車に乗りたい」とみんな頑張った。そういう欲望が今消えているのではないか。日本が貧しくなってきている現代にそういった考えを取り戻すことも必要であるように思う。