elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

ニンテンドーSwitch版のFIFA18が結構クオリティ高い件

FIFA18の発売がいよいよ近づいてきており新しいシーズンを感じさせる今日この頃だが、次のシーズンには更に新しい要素が加わるだろう。

今流行のニンテンドーSwitchでもこのFIFA18が発売されることが決まったようだ。恥ずかしながらFIFA18がニンテンドーSwitchで発売されることを本日知った。

そもそも自分の場合ニンテンドーSwichが何か最近知ったレベルでありゲーム界の流行には非常に疎く、名前だけは聞いたことがあるもののこれだけNintendo Switchが世界的に流行っていることやゲーム界で話題になっていることは知らなかった。

 

つい最近バルセロナの選手がスイッチを航空機内でプレーしているということが話題になったときにようやくその流行を理解したほどこれまでこのゲーム機についてはよく知らなかった。

 

ざっくり現状の認識で言うならばニンテンドーSwitchというのは3DSの次の携帯ゲーム機であると同時にWiiUの次世代の据え置きゲーム機でもある。

携帯ゲーム機にもなったり据え置き機にもなったりし、1台あればどの場所もまるでテレビゲーム機で対戦しているような空間にすることができるという優れものらしい。

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ただゲーマーの友人に言わせたところ「特に目新しい技術は無い」らしく、むしろ本当のゲーマーはこれだけ話題になっていることに驚いているらしい。

これは数年前にWiiが話題になったときと同じで、革新的な技術はなくとも既存の技術もアイデア次第では面白くなるというパターンに近いように思える。

 

新しく技術のレベルを高めるよりも、既存の技術をどう面白く活用するかが大事だと言える。ゲームの世界でもひたすら解像度やCGの技術を高くしていくよりも既に十分なレベルにある技術をどう面白く広めていくかのほうが大事な時代になっている。ひたすら技術を追求することよりも現状の技術をどれだけ広く普及するかのほうが実は重要なのである。

 

「これ一台で何でもできます」というコンセプトはスマートフォンがあらゆる機能を持つという着想に近いのかもしれない。スマホゲームが世の中を席巻する時代にその多機能性、マルチロール性でゲーム機は対抗する時代になったと言える。

FIFA18

そういう意味で今回任天堂スイッチは非常に革新的なゲーム機であり、これから更に流行が広がっていくものと思われる。

そして重要なことはこのSwitchでFIFAシリーズが発売されるという事である。

実際既にいくつか公開されているプレー映像を見たが、まず思ったのが「携帯ゲーム機でここまでできるのか」という事であり十分な性能を兼ね備えているように見える。自分はこれまでPCでFIFAシリーズをすることが大半だったが、PCに慣れたプレイヤーですらこのぐらいの性能ならば十分楽しめるという程のクオリティを感じた。

 

もしかしたら「サッカーゲーム=リアルでワイワイ楽しむパーティゲーム」という地位を取り戻す可能性さえ秘めている。

数年前までサッカーゲームは人が集まって楽しむパーティゲームに近い側面があったが、最近ではソーシャルゲームに地位を奪われ好きな人だけがプレーするマニアックなゲームになっていた。

Switchの流行次第ではFIFAがそういった気の知れた仲間と盛り上がるパーティゲームのような地位を、世界だけでなく日本でも手に入れる可能性があるだろう。

かつてのテレビゲームにあったワイワイ感を再び取り戻す、それがニンテンドースイッチに課せられた使命だと言える。

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このスイッチ版はもちろんハイスペックゲーミングPCやPS4の領域にはないが、数年前のテレビゲーム機やPC並の性能が携帯ゲーム機で出せているのは事実であり、よほどゲーム機の性能やグラフィックにこだわるコアなユーザーでなければ特に問題はないだろう。

自分自身はこれまでPCでFIFAをやってきた立場として「このぐらいのクオリティならSwitchでも十分だ」という感想を抱いた。

クオリティの面で特に問題は感じずむしろ今までのFIFAがそれほど違和感なく携帯ゲーム機でプレーできるように見える。

 

実際FIFAシリーズのユーザーも「芝や観客のグラフィックの完成度」についてそこまで拘っているユーザーは少なく、ある一定のレベルを超えればその詳細なディティールの部分を突き詰めることにさほど興味や関心がないというのが現実である。

むしろ数年前のFIFAが携帯ゲーム機でもできれば十分であり、最高級の性能を求めるコアなユーザーならばゲーミングPCやPS4を手に取るだろう。ライトユーザーが携帯機でプレーできるという事に意味があるのだ。

最高峰のクオリティではないがテレビゲームと比較してもそれほど違和感はない。最高峰ではなくともそういった必要十分のレベル領域にさえあれば問題はないというのが大多数の意見だと言える。

 

FIFAファンとして語るのであればこれまでFIFAシリーズをプレーしたことがない人にとっては十分な性能を兼ね備えており、もうこれからの時代はよほどコアなファンでなければわざわざゲーミングPCや据え置き機を揃える必要性はなくなるだろう。FIFAシリーズでさえ携帯機で十分な時代が到来しようとしている。

 

ゲーマーの世界ではそのグラフィックやクオリティのデイティールが重視されがちだが実際は一般のライトユーザーはそこまでその差を重視していない、いやそれ以前のその違いをそれほど理解していない。

実はゲームのグラフィックやクオリティにこだわる人は世間一般で見れば少数派でありゲーム会社としてもその市場に自社のゲームソフトを送り出すことには限界があると理解している。

そのため有名サッカー選手も手にするSwitchは新しいゲーム市場を開拓する可能性も兼ね備えており、日本でもソシャゲやスマホゲに代わる新しいゲーム文化をもたらす可能性がある。

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日本ではEAのFIFAシリーズはまだそれほど知名度は高くなく一部のコアサッカーファンだけがプレーしているという状況に近いが、世界的にはビッグタイトルであり有名サッカー選手にもファンは多い。

 

このニンテンドーSwitchの流行にFIFAシリーズが加わるならばそれはもはや売れない方がおかしいという程の可能性を秘めている。自分自身FIFAが出るならニンテンドーSwitchを買いたい」と思ったレベルであり、世界的にはそういったFIFA愛好家が非常に多い。FIFAの発売は日本のゲームファンが思っている以上にこのゲーム機のセールスに影響を与えるだろうし、逆にニンテンドーSwitchでそれだけ面白いゲームが出るならばFIFAをやってみようとする新規層も登場するかもしれない。

 

まさしくFIFAにとってもSwitchにとってもwin-winの関係であり、自分自身はFIFAがきっかけでニンテンドーSwichが欲しくなり、ニンテンドーSwichで出るならばFIFAデビューしてみようという人もいる。

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しかし現状唯一の問題点はこのゲーム機の価格にある。

現状ニンテンドーSwitchを手に入れようとすれば日本円にして4万円以上は必要となり、普及にはまだこれから時間がかかるだろう。

この値段ならばテレビゲーム機が買えてしまう為、室内でのプレーがメインとなるユーザーにとってわざわざ楽な姿勢でプレーをするためだけにこのゲーム機を購入する必要性はそれほど高くない。屋外でのプレーは現状スマートフォンで何かをした方が手軽であり、3DSPSVITAでも事足りる。

 

とはいえ3DSも元々は3万円程だったが大幅に値下げしもっとも普及する携帯機の一つとなった。

出荷台数が充実し値下げが実施されればこのゲーム機は爆発的にヒットするかもしれない。

やはりこのSwitchさえ持ち運べばどの空間もかつてのテレビゲーム機並みの環境に様変わりするという革新性は大きい

 

わざわざ据え置き機とテレビの両方を持ち運ぶことはできないがニンテンドーSwitchならば持ち運ぶことができ、あらゆる空間がハイクオリティのゲームを楽しめる場所に変わる。

そういった意味で常日頃自分の部屋でゲームをする層よりも、アクティブなアウトドア層向けこのゲームは開発されていると言える。

日ごろコアなゲームを室内でプレーする層にとっては必要もなくそれほど目新しい物ではないが、そういったゲーマー層とは異なるライフスタイルを持った人にとっては革新的なゲームとなりゲーム文化に新しいスタイルをもたらすだろう。

まさにブラジル代表のネイマールが飛行機の中で楽しむような光景が今後全世界で日常の景色となっていくかもしれない。

中島健人「ジャニーズとしてのキラキラ感は哲学的なこと」

中島健人という人の最大の面白さや魅力はその言葉選びや独自の言い回しセンスにあるんじゃないかと自分は思う。ある種の天才であり、その発言が作り出すミラクルは不思議な笑いをもたらすこともある。

そもそもSexy Zoneというグループ名からして「何言ってるの?」というレベルであり、グループ名を体現しているのが中島健人という生粋のジャニーズだ。

 

芸能界にしかいないような、身の回りにいない良い意味でわけのわからない存在感が中島健人を見ているときの面白さでもある。ぶっ飛んだ発想やどこからそのセンスが湧いてくるんだという謎の言葉選びはヤバスティックパイナポーそのものである。

 

東京B少年の浮所飛貴君になんでそんなにキラキラしているんですかと質問されて「それは哲学的な事」と意味不明な回答をして重岡大毅が「思てた感じと違うやろ?帰ろか」と言った少年倶楽部のワンシーンは最高に面白かった。

ネタなのかマジなのかよくわからないこの絶妙な感覚が自分は好きなんだよなぁ。

そろそろ真剣に中島健人名言集を作るべきだよ、リアルセクシーに。

「お前はチコリータじゃなくてヒノアラシだ」(松島聡の食欲について)

「ジャニーズとして大事なのはファンでありファンファースト。そしてそこから何が起こるかというとラブ」

「ファンファースト+LOVE=Happy」

「オレ-オマエ=過去、オレ+オマエ=現在、オレ×オマエ=未来」

「夏の汗はおまえのイルミネーションだから俺のイルミネーションも輝いてます」

甘い言葉やラブホリのイメージがありながらも中にはリアルに意味が分からない謎迷言もあるのが中島健人語録の面白さでもある。

 

「本田圭佑×本田圭佑=唯一無二」ばりに意味不明であり「中島健人×中島健人=???」という公式も数学の問題より興味を持ってしまう。まさに哲学の問であり、中島健人考えるゆえにケンティあり、そんな境地に達しているのではないか。

 

 

「大先輩の東山紀之さんと食事に行かせてもらった時に『おまえのことが好きな人を精いっぱいの愛でおもてなししろ』と言っていただいてロマンチストの先輩だな、と。」

もしかしたら中島健人の精神年齢の高さは実年齢の倍近くあるかもしれない。それはきっと東山紀之や堂本光一というジャニーズ事務所の大先輩から学んでいるところが大きいんじゃないかとも思う。

 

「ラブホリ大先輩、ラブホリ巨匠です。気合100%だったんですけど200%になりました」

そんな中島健人が師匠と仰ぐ東山さんすげぇ!

 

王道アイドルがレアな時代ゆえに、逆に存在感が際立ってもいるのがラブホリ王子こと中島健人でもある。

そんな彼はこう言う。

「自分の個性を生かしたザ・中島健人の世界観が見られるコンサートにしたい」

「多分、メイビー、オールセクシーですね。大丈夫です。しっかりとSexy Zoneギリギリのラインまでギリセクな感じにするので」(露出を多めにするプランについてどこまでかと聞かれて)

 

「私生活から一つ一つ意識していけば真のジャニーズになれるけど俺はまだ青二才だから」

まだあれでも足りないほど更なるラブホリを追求する哲学者であり求道者であるところがヤバスティックパイナポーである。王道を行きまっすぐを突き抜けるアイドルという絶滅危惧種のような存在でありながら、仮面ライダーやポケモン、遊戯王が今も好きな小学生男子のような心もあるところが面白い。

名前を書かれると胸キュン台詞が言えるようになるLOVE NOTEというデスノートのネタやるところもそういう少年の心が現れているようにも思う。 

 

 

いろんなスキルや知識を持っていて、どの引出しから何が出てくるかわからないところが最大の魅力でもある。何を言うか予想できないところがとにかく面白い!初耳学で面白いのも、その場に合わせて頭の回転が速い上に引き出しが多いからだろう。

 

アイドルらしいアイドルであると同時に色んなことも可能で、実はこんな側面があるというサプライズもあるから見ていて飽きないしファンとして新しい発見があるのは楽しい。

 

「今自分が大きな期待を寄せているのは何度も言うが中島健人だ。またかとうんざりされるかもしれないが、もはや中島健人の次元は異次元の領域にある。今人々はこの男を見る時間を1秒も惜しんではならない。」

ヘスス・スアレスという名物評論家の言葉を模倣するのであれば中島健人をそう評したい。とにかく自分はジャンルを問わず言葉のセンスが独特な人が好きなのかもしれない。

何言ってるのかわからない感、最高。

 

中島健人名言集続き  

「皆さんの存在が俺の支えです。皆さんのことは俺が守ります」

「素敵なデート過ぎてつい泣いちゃいました。これが終わっちゃうのかと考えたら感極まっちゃって」

「何もかもがラブリーな関係でした」

「全国のみんな愛してるよ!」

「まさにサマーパラダイス、皆さんの汗が素敵でした」

「やっぱりこのセクシー三つ巴合戦、今命名しましたが負けるわけにはいかないのでかなり本気です」(ソロコンサートをやる佐藤勝利と菊池風磨について)

 

ジャニーズとしてこういうのをサラッと即座に言えるところが凄い、常人なら言うのが恥ずかしい言葉を全力で言える上にそれで様になっている上にもはやラブホリ芸という名物の領域に達している。

浮所飛貴君はせっかくアドバイスもらったんだからこれくらい哲学の領域に達して欲しいね。

アドリブ能力や一瞬の閃き、その場で何か面白いことを言おうとする意欲、そして謎の言語センス、その全てを含めて面白いし魅力になっているのかもしれない。

FIFA18のパッケージになったロナウドがかっこよすぎる件

もうFIFAシリーズの次回作の話が出始める季節かという事に時の流れの速さを実感せずにはいられない。毎年のことながら「もう1年経ったのか」ということをFIFAの新作で実感する。9月29日に発売が決まったFIFA18はそのイメージキャラクターにクリスティアーノ・ロナウドを選んだ。

しばらくの間リオネル・メッシが続き、前回はユーザー投票の結果マルコ・ロイスに決まった。そして今回は前人未到のCL2連覇を成し遂げ今話題のクリスティアーノ・ロナウドがそのパッケージイメージキャラクターになることが発表された。

 

FIFAの歴史を調べたところロナウドFIFAシリーズのパッケージになったことは初めてであり、FIFA09の時に少しあったものの正式に一番メジャーなパッケージを務める事はFIFA18が最初となる。意外なことにFIFAシリーズがこれだけC.ロナウドを前面に出すことは今回が最初である。

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そしてそのパッケージがこちら。

見ての通り歴代屈指のスタイリッシュなデザインになっており「やはりロナウドはかっこいいな」と思わずにはいられない。正直今までと比べて最もかっこいいデザインであり、サッカーゲームをそれほどやったことがに人でも買ってみたいと購買意欲を掻き立てられるほどのかっこよさやスタイリッシュさがある。ゲームパッケージとしても非常にかっこよくやはりロナウドは見栄えがいい。

FIFAシリーズ自体既に世界的人気を誇るゲームだが今回は歴代最高の売り上げを叩きだしそうな程秀逸な仕上がりになっている。ゲームの売り上げはパッケージが左右する側面もありEAはこういったスタイリッシュなパッケージを作ることが非常に上手い。

 

プレースタイルの面では自分は圧倒的にメッシを推しているが正直な話こういったイメージのかっこよさではCR7のほうに分があるだろう。

なんだかんだでロナウドがいることはサッカー界の盛り上がりに貢献していると認めざるを得ない。むしろロナウドが他のスポーツをやっていたら人気がそちらのほうに集中していた可能性もあり、サッカー全体の利益を考えたときこれほどスタイリッシュなアスリートが存在することは競技の普及において大きな意味を持つ。

現にアメリカフォーブス誌の発表した「アスリート長者番付」では2年連続C.ロナウドが1位であり世界で最も稼ぐアスリートがサッカー選手であるということを支えているのはこのポルトガル人である。

 

何よりロナウドはセルフプロデュースやブランドイメージ作りが非常に上手く、「CR7」というブランドまで立ち上げて引退後は世界的なホテル経営を目論んでいるとも言われている。確実にアスリートを超えたアイコンであり、世界の流行の最先端を行く存在でもある。

残念ながらメッシはピッチ外でその領域にはなく、良くも悪くも永遠のサッカー少年なのだろう。プレースタイルの面ならばメッシの方が見ていて面白いプレーをするが、エンターティナーとしてはファッション、発言、事業、行動において話題性のあるロナウドが上回る。

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そしてこれが公開されたFIFA18のトレーラー映像であり、もはやこれは現実のサッカーそのものという程のクオリティがある。こういったPV動画と実際のゲームの質は少し違う部分もあるが、それでも最近のFIFAシリーズのクオリティは素晴らしい。

 

ちなみにロナウドFIFAシリーズに初登場したときはFIFA2000らしく、当時はまだこのようなグラフィックだった。

こんな誰かもわからないような無名のところから、単独イメージキャラクターにまで上り詰めたことだからロナウドの成り上がり方は別格である。

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FIFAの進化もあるがロナウド自体の進化もこのグラフィックの変化の要因であり、現在もマイナーな選手はグラフィックが固有でないことが多い。今では有名な選手も数年前まで誰かよくわからないようなグラフィックになっているのがFIFAシリーズの恒例である。

ただやればやるほどグラフィック自体の見栄えはどうでもよくなってくるのもまた恒例であり、本当にEAが改善しなければならないのはその試合の質だろう。

「クロスを上げられたら終わるゲーム」

「意味不明なミドルシュートがなぜか突き刺さるゲーム」

「サイドの選手を走らせるゲーム」

「なぜか有名選手の足元にボールが吸い付くゲーム」

毎度のことながらこの繰り返しでしかない。

レアル・マドリードがCLを席巻した現在ではむしろそのスタイルがトレンドであり、FIFA18ではその傾向が強化される可能性さえある。

現実のサッカーがそうなっているのだからある意味FIFAはリアルなサッカーを再現しているともいえる。

そしてそんな文句を言い続けながらも結局やってしまうのがFIFAシリーズでもある。現実のサッカーと同じだ、醜い部分や嫌になる部分も多いが最高の喜びがある。そのわずかな喜びのために世界中の人々はFIFAというゲーム、そしてサッカーという競技そのものの虜になる。

毎度恒例のようにFIFAを買い、毎日プレーし、サッカーを見る。またいつものサッカーファンの1年が始まろうとしている。

本田圭佑のガラタサライ移籍は現実的な選択なのか

本田圭佑ファンが一番忙しいのは移籍市場が開かれているときであり、シーズン中は何もやることがなくなる。特に昨シーズン中はシーズン中にもかかわらずほとんどの時間暇で仕方がなかった。そう自嘲気味に語るのであればACミランとの契約が切れ確実に移籍が発生する今年の夏は例年に比べて非常に忙しい。

移籍話について話しているときが本田ファンにとっては至福の時なのである。

 

本田圭佑の移籍に関しては既に中国リーグ、MLSJリーグ、スペインリーグ、プレミアリーグと様々な候補が語られておりJリーグ移籍については本人が直接インタビューで声明を出しその可能性について否定している。

 

そんな中新たな続報としてガラタサライという候補が浮上し始めた。いわゆるCSKAモスクワのエアオファー時代からトルコリーグはたびたび移籍候補として語られており、本田と言えばトルコリーグの噂が絶えないという程代名詞のような存在でもあった。

当時本気でビッグクラブを目指していた本田にとってトルコリーグは現実的な選択ではなかったが、キャリア晩年の現在の状況ではむしろガラタサライほどのクラブが本当にオファーをしてくれているなら飛びついてもおかしくない程好条件の移籍話が舞い込んできたと言える。

セリエAでほとんど出場をせずにシーズンを終えた現在欧州のCLに出場できる強豪クラブが本田圭佑にオファーを出す可能性は低い。それゆえに「CL出場」本田圭佑が仮に狙うのであればガラタサライは願ってもない移籍先になる。

 

更にこの話に現実味がある理由として、ガラタサライの10番を務めていたスナイデルがロシアリーグに移籍することが上げられる。

仮に本田圭佑がここからガラタサライに移籍しスナイデルがつとめていたポジションを務めることができればまさに逆転劇であり「栄転」とも言える。

本田圭佑

また本田圭佑はチャレンジャー精神にあふれた野心家でもあり未開拓な地を求めている。世界屈指の情熱的なサポーターが存在するトルコリーグは彼にとって刺激的な挑戦になるだろう。

もはやトルコシュペルリグは欧州屈指のリーグの一つでありこのオファーは軽視できるものではない。トルコ政府は国内のサッカーを全面的にバックアップしており、サッカー選手に対しては課税がされないため年棒の面ではむしろACミラン時代より跳ね上がる可能性さえある。フランスリーグがサッカー選手の給与に対して重税を課していることとは対極的に、トルコリーグはサッカー選手に対する税制の面での優遇措置を取り自国リーグの競争力を高めようとしている。

サッカーに対して非常に熱い国でもあり、ガラタサライのホームタウンであるイスタンブールは欧州基準の美しい街でもある。

ミラノの美しさに慣れた本田圭佑も満足する世界的な都市がホームとして待ち受けている。サポーターの情熱、給与面、CL出場権、そして都市の魅力、そのすべてにおいて実はかなり条件が良いのがガラタサライSKだと言える。

サポーターは少し情熱的すぎる部分もあるが、それはロシアリーグを経験した本田圭佑にとっては良い刺激になるかもしれない。サッカー選手としての喜びは熱いサポーターが作り出す最高の環境で刺激のある試合をする事である。閑散としたセリエAのスタジアムでただ罵詈雑言を浴びせにやってくるだけのサポーターと向き合うよりは、情熱的なトルコリーグのほうが刺激的な試合を楽しめるのではないだろうか。

 

現在有力視されている移籍先としてスペイン2部から昇格を決めたレバンテというチームも存在するがスペインの小規模なクラブは非常に財政的に厳しく、その設備の面では欧州のビッグクラブに遠く及ばない現実がある。

乾貴士が所属するエイバルもシャワーの温度調整ができない程古く、こういった厳しい財政状況でチームを運営しているチームがスペインには多い。乾貴士自身、ドイツ時代に比べて大幅な減給を受け入れ、純粋にサッカーをするためだけにスペインリーグに移籍したが本田圭佑が同じような選択をするかは疑問となる。

本田圭佑は既に「伸びしろ」や「成長」を考える年齢ではなくなっており、これまで積み重ねてきたものを安定して発揮できる環境が次回の移籍先として理想だろう。

 

そう考えたときガラタサライで恩師ザッケローニが「彼の家」だと評する10番のポジションでプレーできるならば、それはスペインの小規模なクラブで残留を目的とした戦い方をするよりも本田圭佑にとっては良い挑戦になる。

日本代表ではインサイドハーフにポジションを変更し、クラブではトップ下に専念する、それが果たせれば本田圭佑はもう一度一花咲かせることができるかもしれない。本田ストーリーはまだ終わっていない、まだサッカーにおいてやり残したことがあるはずだ。ファンとしても再びそんな本田圭佑の活躍を見たいという思いがあるためこのチャレンジが実現するならば応援せずにはいられない。

 

ガラタサライはトルコ屈指の人気クラブであり、トルコ国内ではビッグクラブでもある。更にUEFAチャンピオンズリーグの常連クラブでもある。

本田圭佑ファンとして正直な思いを述べるのであれば「楽しそうにサッカーしている本田圭佑が見られるならばどのリーグかは問わない」という事であり、トルコのビッグクラブで伸び伸びとトップ下でプレーできるならば素直に楽しみである。

スペインの小規模なクラブやイングランドのキックアンドラッシュのようなチームでプレーする姿よりもよほど本田圭佑らしい本田圭佑を見ることができるだろう。1部リーグ残留が目標であり1年で降格する可能性があるクラブよりも優勝が義務であり欧州での結果が求められるチームのほうが彼の求める刺激があるのではないか。

 

もうACミラン時代のような姿は見たくない、それが正直な本音だ。

久しぶりにUEFAチャンピオンズリーグの舞台で奮闘する本田圭佑が見られるならば、それは遂にACミランでは一度も見ることができなかっただけに感極まる物があるだろう。

スナイデルが移籍し10番のポジションが空くのであれば、イスタンブールという美しい街を次の挑戦の場に選ぶことは本田にとって現実かつ理想的な移籍になるかもしれない。

2シーズン優勝から遠ざかっているガラタサライを優勝させることができた暁にはトルコの英雄になれるだろう。また欧州チャンピオンズリーグでの冒険も待ち構えている。その時の情熱的な扱いはイタリアやロシアでは体験できなかったものになるはずだ。

 

またCSKAモスクワ時代を知る人ならば少しその時の雰囲気が懐かしくなるかもしれない。欧州4大リーグ以外のエキゾチックな国のチームで司令塔となり、チャンピオンズリーグには出場する、その姿はCSKAモスクワ時代と重なる部分がある。

もう本田圭佑も本田ファンもこれ以上ないであろうという程の苦しい時期を耐え抜いた。キャリアの晩年、美しい街で情熱的な人々に囲まれ、高額の報酬を得て、そして自分がこれまで磨き上げてきた得意のプレーに専念し、クラブと共に大きな夢を目指す。サッカーキャリアの最後にそんなご褒美があっても良いのではないかと本田ファンとしては思う。

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手越祐也は今年のクラブワールドカップに出演するのだろうか

最近何かと騒がしく日に日に騒動が大きくなっている手越祐也、既にイッテQ降板は既定路線であり残念ながらこれも時代の流れなのかもしれない。

そして気になるのが今年も日テレで放送が決まった年末恒例クラブワールドカップへの手越祐也の出演がどうなるかという問題。

去年のクラブワールドカップでは副音声の実況も始めて、これが今後の恒例になるのかなと個人的に楽しみにしていただけに最近の情勢が不安になっている。

クラブワールドカップといえば手越というイメージさえあっただけに、いなくなると一抹の寂寥感を感じることになるかもしれない。

サッカーファンも「手越うざい、いらない」と言いながらも、いざいなくなってみると「なんで金髪のアイツ今年いねぇんだよ・・・」とちょっとした物足りなさを感じることになるかもしれない。さんまはガチでいらないという意見が多数派だけど、手越は結構好評で半々ぐらいの評価はあった。

 

まずそもそも今年のクラブワールドカップは例年に比べてかなり地味な扱いになる可能性が高い。数年前バイエルン・ミュンヘンが中東か中国あたりで開催された大会に出場したとき並に、日本では誰も見ないような大会になりそうである。

モロッコだったかもしれないし中国だったような中東だったようなと開催地すら曖昧になるほど誰も覚えていない。

 

今回その時と同じく日本開催でないことに加えて、Jリーグのチームがアジアチャンピオンズリーグで優勝しなければ大会に出場することができないという事情も存在する。

この大会の盛り上がりにはJリーグの活躍が重要で、実際去年は鹿島アントラーズがセンセーションを巻き起こした。

現在ベスト8に浦和レッズ川崎フロンターレが勝ち残っているものの、直接対決になったためベスト4には1チームしか進出できない。逆に言えばベスト4に確実に日本のチームが進出できるということでもあるが、まだ優勝への道は果てしなく遠い。

しばらく日本勢はアジアで優勝できていないため日本のチームが勝ち進むとに大きな期待を寄せることは難しい。Jリーグチームがクラブワールドカップに出場できないことは覚悟する必要があるかもしれない。

 

そしてこれが何を意味するのかというと、日テレが日本開催でない上にJリーグチームも出場しないとなった大会で、果たしてマイナーな試合まで中継してくれるのかという事であり「手越実況」が見られる可能性も低くなるということを意味する。

同時に手越のロケ出演も縮小される可能性があり、例年に比べて更に地味な大会になるかもしれない。

実際既にBS日テレ送りになることが決まっており、おそらくレアル・マドリードがからむ試合しか地上波では中継されないと思われる。

 

そもそもこの大会自体がサッカー界でも位置づけが軽く地味であり、何とか盛り上げようとしているものの欧州優勝チーム以外の試合では視聴率がなかなか取れないという事情がある。実際イッテQの枠で放送した際に「普段のイッテQのほうが視聴率が高かった」という事も起こっている。

その結果日本開催も終わり今後は中国開催が主流になっていくことが決まっている。アリババがスポンサーになりトヨタも絡まなくなるため「サッカーファンにとっての年末恒例行事」は今後更に地味な扱いになっていく。ついには手越もいなくなりそうで、地味なものがさらに地味なるという悪循環に陥りそうになっている。

 

そういった事情もあるため今年はレアル・マドリードが絡む2試合とその前の3位決定戦の3試合ぐらいしか地上波で放送されないかもしれない。

2試合副音声で手越実況が聞けたら十分といえば十分だけど、それ以前にまず手越祐也が今年もクラブワールドカップスペシャルサポーターとして出演できるかが最初のハードルになる。

冗談抜きでこのスキャンダル騒動が深刻になってきて本当に今の手越祐也は追いつめられてる状況に近い。また新しい情報が出始めており、この連鎖はしばらく続くかもしれない。

 

そう考えたとき無事年末のクラブワールドカップまで手越の名声が持つかどうか。地味な時もこの大会を盛り上げようと頑張ってくれてたし「功労者」の手越をそう簡単に切り捨ててほしくはないとも思う。

サッカーファンの中にはジャニーズいらないという人もいるけど、普段見ない人も含めて盛り上がることがこういったお祭りの大会には大事で手越のおかげで有名サッカー選手への取材番組も制作できていたりする。

そういう番組も含めて毎年年末の恒例行事として楽しみだっただけに、手越不在になると更にこの地味な大会の扱いが地味になる可能性もある。

 

サッカー好きのジャニーズは他にいるけども、手越ほどサッカーに情熱があって知名度もあるメンバーは中々探すのが難しい。

レアル・マドリード好きの中島健人スペシャルサポーターをやってくれるなら個人的に大満足だけど「セクシーゾーンはバレー」というイメージもあるから難しい部分もある。ちなみにバレーの実況では副音声をやっていたこともあり、数年前セクゾ実況でバレーを見ていた時は今思うと懐かしい。

 

逆に秋元康がここぞとばかりにAKBメンバーを進出させてくる可能性もあるし、正直な話サッカーの試合は女性アイドルのほうが視聴率アップに貢献しそうな感はある。

大分トリニータのガチサポとして知られる指原莉乃あたりが来た方が、この閉塞感漂うCWCを盛り上げてくれそうな気もする。とにかくまずサッカーファンとしてこの大会が盛り上がってほしいということもあり、サッカーに情熱合って盛り上げてくれる人なら誰でも歓迎したいなと思う。

そういう意味でこれまでの手越祐也の貢献は本当にありがたかったし、普段サッカーを見ない人も含めて話題にしてくれるのは素直に嬉しかった。

クラブワールドカップに限らず内田篤人武藤嘉紀の素の面白さを引き出していたし、サッカー選手に対するリスペクトもあってサッカー自体を盛り上げる事に凄く頑張ってくれていたと自分は思う。

 

それゆえに今年のクラブワールドカップがどうなるかというのは一つの不安要素で、テレビも視聴率やスポンサーとの関係が大事なため手越祐也が続投するかどうかは不透明になっている。

イッテQを降板した後なし崩し的に他の番組からもフェードアウトしていく可能性もあり、もう面白い手越見れなくなるというのは寂しい物がある。

当たり前に「今年の年末もサッカーと手越見られる」と思っていたら大会の放送自体がBS日テレ送りになったり手越祐也自体の出演が危ぶまれ始めたり、今年は少し異色の事態になっている。

無事騒動が収まって年末の恒例行事が例年通り開催されることを願いたい。