実はGレコ3話くらいまでしか見てない。
いろいろ忙しかったというのと、自分で作ることのほうが楽しくなっててあまり見る気がしなかった。Gのレコンギスタより、ガンダムKindの製作や妄想をしていた。
だけどどんな作品程度かは知りたかったのでネットでしらべてみた。
よくないよね、こうやって人の意見を見て知った気になるの。
みんなまとめサイトで人の意見みてとりあえず知った気になるけど本当は自分の目で見て考えたほうがいい。とか言いながら、やっぱりちゃんと見た人が書いてるものはわかりやすいしてっとり早く読めるので重宝してしまう。
時間がなくてもざっくりと概要を知れてどんなものかがわかるし、ネタバレ覚悟で見て逆にそれで面白そうだなと思って見始めることもあるし理解の助けやヒントになる部分もある。
まぁあくまで人の意見に過ぎない、それが全てではないというスタンスで見るのが大事なのかなと思う。
「人はこう思うけど、自分はこう思ってる」そういう意見を持つヒントとしてこういった考察ブログは役に立つ。
内容としてはそんな話なんだと、この人の文章でしっくりきた。
何を描いていたかというと「真実を求め世界の果てに行くこと」への疑問?
金星とか宇宙の果てに行けばなにか答えや真実があるのかと言ったら、そうではない。
そこにもありのままの現実しかない
旅をして遠くに行けば何か違う世界があるのではないかとおもったら実は幸せの青い鳥ではないけど似たような現実がそこにはあるだけ
ここに自分の意見を入れるならば自分探しやらモラトリアムやらって結局意味ないぞ、みたいな御大のお叱りなのかなとも。
あとは、エネルギー問題。実は東京と福島の関係を描いているのでは?という考察
これも面白かった。
富野由悠季はGのレコンギスタを子供たちに見せて未来の種をまくと放送前に行っていた。ビッグマウス発言で自分が最近の世の中を変えるというぐらいの言い方をしていたが結局Gレコはガンダムファンの間でも話題にされずガンダム衰退論に拍車をかけただけだった。
結局自分もこういう考察ブログ見るだけで済ませてしまうというか。
なんか設定とかはかなり未来の世界で不思議な雰囲気があったので一度時間があったらゆっくり見てみたい作品ではあるしこういう設定や意図があったんだなと思うとそれを含めて見て見たくなる。実際放送中も「何を言ってるかわからない」という感想が多かったし自分もあまりわからなかった。というよりそこまで惹かれなかったので積極的に理解したり考察しようと思わなかったというのが正直な感想
結局これだけのことを描いたとしてもガンダム衰退や富野由悠季の才能枯れの象徴になってしまったことは否めない。そもそも自分は枯れる才能すらないので富野に偉そうなことは言えないけど、もうガンダムが流行らない世の中になったのかなぁとも感じさせられた。
結局そういう深い描写や製作意図よりもガンダムが終わりゆくコンテンツにあるのではないかということのほうがこの作品は示したように思った。
どれだけ「今の既存ガンダムファンに見せる気はない、新しい世代の子供たちに見せる」といっても肝心の子供が全然見てないし結局いつも通り既存層が見てるだけというのが正直な実態ではあった。その既存層すらほとんど見ない。ガンダムってもう富野ですら変えられない領域に来ているんだなとも感じた。
東京と電力の問題に関しても、正直エネルギー問題の深刻さではガンダム00のほうが石油燃料枯渇というリアリティがあったようにも今になって思う。多分富野のスタイルは「暗に描写して考えさせて気付かせる」ということにあるけども多分それももう時代遅れなのかなぁ。
ただガンダムがこの現代においてもそうやって社会問題を描こうとしてる姿勢は素晴らしいと思った。ガンダムがこれから生き残っていこうとしたらやっぱり過激さとか社会問題を描くとかそういう恐れない精神、時代を描く精神、問題作みたいなことが必要なのかなと思う。
Gレコは失敗に終わったけどもこういうガンダムの哲学は失われないでほしいとおもうし、別の描写の仕方をすればガンダムの復権はあるんじゃないかなぁと感じさせられた。