Sexy Zoneの佐藤勝利といえば顔面国宝と言われるほどの超絶イケメンであり、ジャニーズ史上最高レベルといっても過言ではない程の美男子である。あのジャニー社長が「ユーは特別かっこいいね」と認めたほどの逸材であり音楽番組に出演したときは「すごいイケメンがいた」とSexy Zoneファンやジャニーズファン以外の人からも褒められることが多い。
そんな佐藤勝利、さぞかしイケメンキャラで特別人気なのだろうと思いきや実はSexy Zoneファン内での認識はもっぱら「地味キャラ」「ツッコミ職人」という扱い。一見すると高い顔面偏差値でセンターのため一番人気で普段からイケメンキャラなのかと思いきや、実はキャラクターはそこまで派手ではない。顔はこれぞジャニーズ顔の王道という程の超絶イケメンだが、内面は車オタクであり周りの活躍を優先する利他的な性格をしている。
むしろある意味「Sexy Zone唯一の常識人」という扱いに近い。他の4人がぶっ飛んだキャラ過ぎて、むしろ佐藤勝利が一番普通の常識人になっているのがこのグループの特徴だ。これはガンダムWの5人のキャラでデュオ・マックスウェルが唯一の常識人キャラになっている構図と似ているかもしれない。
ガンダムWには5人の主要キャラクターがいるのだが、その内4人がヤバイ奴で唯一デュオというキャラクターがその世界では常識人のように見えるというガンダムファン恒例のネタがある。いわば佐藤勝利はそういったデュオの立ち位置に近い。
ぶっ飛んだ他のメンバーにたいしてはツッコミキャラや場をなだめる役目が多く、自分が目立って面白いことをやるというよりもきわめて地味な仕事、誰かがやらないといけない仕事に徹することが多い。
バラエティ番組では仲間のメンバーが滑った雰囲気にならないように絶対にボケを見逃さずさりげなくツッコミを入れており、このコメントがあるのとないのとではまるでやりやすさが違ってくるという安心感や安定感をもたらしている。
「勝利が拾ってくれるから安心してネタをやれる」という独特な関係性がそこにはある。
メンバーの関係が上手くいかなかったときも勝利がいたことで会話が成り立っていたことがあり、メンバーの間を取り持つ役目も担っていた。それゆえに「Sexy Zoneは5人」という事に人一倍思い入れが強く、5人のSexy Zoneということに拘りが一番強いのはもしかしたら勝利かもしれない。
サッカーでいえば派手なゴールやドリブル、トリッキーなプレーではなく極めてシンプルにパスをだしたり地味な守備をやるバランサーという印象を感じる。
例えばレアル・マドリードでロナウド、ベイルの両翼に加えてセンターのベンゼマまでゴールを狙いにいく派手なプレーをしたらチームとして成り立たないだろう。センターフォワードのベンゼマが地味な役割に徹しているから、両サイドのロナウドとベイルが思う存分活躍できる。それはまさに中島健人と菊池風磨というゴールを狙いに行く派手な両サイドを支えるセンター佐藤勝利の「通好み」の役目である。
こういった佐藤勝利の役目はセクゾに欠かすことができない重要な役割であり、勝利が場を回しているからメンバーが自由にやれて個性を発揮することができている。こういった地味だけど必要な役割に徹するメンバーがいることでグループの雰囲気は格段に良くなっている側面がある。
実はSexy Zoneの面白さを最大限に引き出しているのは佐藤勝利であり、メンバーの個性が無駄にならないようにしていることが多い。非常に利他的な役目をこなし、自分が活躍することよりもさりげなく気を使い仲間が活躍することを後ろから眺めて楽しんでいるタイプだ。
「健人君、風磨君、松島、マリウスが楽しそうにしている、その姿を見るのが俺の幸せなんだよなぁ byしょうり」と心の声が聞こえてきそうな程とにかく周りのために頑張ったり気をつかったりする。
クリアファイル ★ 佐藤勝利 「Sexy Zone JAPAN TOUR 」
いい意味で周りがぶっ飛んでいるため、逆に唯一の常識人としての個性も同時に際立っている、そういったバランスの良さがSexy Zoneにはある。
逆に佐藤勝利がそういったトークや番組内でも中心になっていたらSexy Zoneは上手くいっていなかったかもしれない。自由なふまけん、聡マリをサポートして個性や創造性を引き出す、そういった意味で実は影の司令塔であり、勝利がいなければSexy Zoneは成り立たないかもしれない。もし今度Sexy Zoneがバラエティ番組に出る機会があれば、そういった佐藤勝利の「地味だけど必要な役割」に注目してみると面白いかもしれない。