elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

一般人「紅白ってジャニ多すぎじゃね?」

ジャニオタ「なんかジャニーズ少ないなぁ・・・もっと出てもいいのに。出られないグループいっぱいいるよ」

自分感覚麻痺してるわ

もっと出してもいいというか、まだ出てないグループいっぱいあるのに。

これでもまだ深刻なジャニーズ不足を感じる!

キスマイとかでちゃいなyo!

もっとスポットライトを浴びるべきグループがいっぱいいるのにな~

まぁそういう人のためにカウコンがあるんだけどね。

それにしてもKinki Kidsが初出演とか意外だし、今回は結局SMAPでないしいろいろと異例尽くし。

SMAPはもうほんと香取のメンタルがやられてるんだろうなぁ。心底SMAPでやりたくないんだろうね。ここまで香取を追いつめた罪は重い・・・

Sexy Zone出演に関してはセクゾニスタとして別記事で本格的に書こうかなぁ。

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あとジャニ以外で興味があると言ったらオリラジのRADIOFISHかな。結構好きなんだよね。密かにはまってるし身内ネタで替え歌作るのがすごく面白い!

あと地味に2曲目がかなりかっこいいんだよね。

ゼンゼンゼン連呼のRADWIMPSはポイーで。

 

紅組?一切興味ねぇ!

リアルに1人たりとも見たいと思う人がいない。(単に自分がジャニーズしか聞かなくなってるだけ)

エアガンのカスタムって最高に男のロマンだよな

銃や武器をかっこいいと思わない男がいるだろうか、いやいない。原始時代から男にとって武器はまさしく男の本能を駆り立てる最高の相棒。

どんな国や地域、どんな時代でもたいてい武器はもっと趣向が凝らされて作られている。なぜ男は銃や武器に興奮するのだろう。

そこには間違いなく浪漫が存在する。

銃にしろ刀や剣にしろそのかっこよさにしびれる、そして憧れる。

現代では銃が最先端兵器となっている。それに伴い鉄砲鍛冶やガンスミスと呼ばれる銃の整備士なども登場してきた。

所有者が自分で整備することもあれば専門の整備士もいる。男はこういうメカいじりやカスタム、整備が大好きなのである。小学校の授業で図工が好きだった人はなおさらこういう武器いじりのようなものが好きだろう。

自分自身そういうものが大好きな人間であり武器いじりをちまちま一人でやるのが凄く好きで、これこそまさに男の至福の時間であるように思う。一人黙々とカスタムすることは自分だけの悠久の時を感じさせる。

エアガン

そして現代で言えばまさにエアガンがまさに一番整備する機会のある物だろう。当然ながら日本では実銃が出回っているわけでもなく武器というものを使う機会がない。

そんな中でエアガンというのは使う目的もあり商品として流通している物でもある。さらにカスタムパーツも非常に豊富。

スコープやバイポッドを装備することから、バレルやメカボックスを更なる高級品に変えることやオリジナルパーツを作成することまでそのカスタムは幅広い。そしてそうやってカスタムすることに完成したものを使うという意味がある。それはサバゲーで使ったり、実際に射撃練習などで使ったりするということになる。これが刀の場合美しさを維持するために整備は行われるが基本的には美術工芸品としての整備であり昔の日本のように実戦のために整備しているといは言えない。

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やはり実際に使うことを想定してカスタムしたりいじったりするから面白く、その性能やクオリティを追求するプロセスにロマンを感じる。

エアガンのカスタムにはまさに男の好む要素がある。

・実際に使用するのために磨き上げる事

・プラモデルのように分解したり組み立てる事

・武器としてのかっこよさがあること

エアガンというのはまさに現代で言う武器整備士や鉄砲鍛冶、ガンスミスのような存在でもある。

確かに玩具かもしれないし、実銃の整備とはまた意味合いが違うが誰でも気軽にできるという意味では非常に手軽で奥深い物がある。

さらに自動車の整備やカスタムに比べると安く済むというメリットもある。似たような趣味で言えば自動車も存在するが自動車はけた違いに高い。少し前の時代なら自動車のカスタムにはまっていた層が今はエアガンに流れてきているようにも思う。

確かにエアガンは高いしそう簡単に誰でもできるものではないが、車やバイクに比べれば価格も安く部屋でもできるというメリットがある。今までエアガンというのは高いイメージがあったが、男趣味として何かを自分でカスタムして作り上げるものとしてさらにメジャーになっていく可能性はあるはずだ。

他のカスタム趣味に比べれば実は安い趣味で更に楽しく、今流行っていると考えれば更にファンは増えるかもしれない。まさかエアガンファンとしては車の改造が世間的に疎まれるものになり、エアガンやサバゲーのほうがメジャーな趣味になってくるとは思ってもいなかったがこの流れで行くと今後更にエアガン市場が成長入ていく見通しはできる。

こういった工作やカスタムの面白さや他の改造趣味と比べたときの安さ売りにしていけば更にエアガンユーザーは増えていくのではないだろうか。

elken.hatenablog.com

最近の「エアガン」って以前に比べイメージ良くなったよな

エアガン好きとしてここ10数年の変化で感じるのがこの分野に対するイメージの変化だ。自分が銃やサバゲー、そしてエアガンに興味を持ち始めたころは「危険趣味」として扱われていたものが近年カジュアルなスポーツとして定着してきたような印象を抱く。

 

もちろんまだエアガンやサバゲーが好きと言えば多少危ないイメージがあるものの、近年では女性のサバゲーマーが増えていたりアイドル番組でもサバゲーの企画が合ったりして一昔前では考えられない時代になっている。

あのジャニーズのHey! Say! JUMPのメンバー内で流行っていることがサバイバルゲームだと普通に言ってもイメージが悪くなることが無いくらいには印象が変化している。

今やジャニーズがメンバーとサバゲーしますと言うことが普通な時代になっていて隔世の感さえある。

 

そもそも日本の風潮として昔に比べてミリタリーや軍事に対する嫌悪感やアレルギーが以前に比べて格段に減少しつつあることは間違いない。

今時「軍事アレルギー」のように軍事物に対して嫌悪感を抱く人は絶滅危惧種にさえなっている。銃の話を少しでもすれば「軍靴の足音が聞こえる」とか「銃で自分の弱さを補おうとしている」という偏見を持たれる時代ではなくなった。

FPSのようなゲームも普及し、エアガンに対するイメージも格段に良くなった。

 

これはサバイバルゲーム愛好者の長年の努力によるところもある。

昔はエアガンといえば改造して威力を高めガラス窓や街灯を割るような行為が問題になりマナーが問題視されていたが、最近では健全化が進みマナーの向上が徹底されている。

バイクや車を規定以上に改造する人が減ったようにエアガンもまた度を越した改造をすることは以前に比べて難しくなっている。グレーゾーンだったものが厳格化され、例えばエアガンの威力規定は以前に比べ非常に厳密になっている。

スプリングなどもスナイパー限定で強化しても良いというローカルルールがあった時代から、そもそも強化スプリングやシリンダーの販売が不可能な時代になっている。

「デジコン」というガスガンのメーカーが最高で3ジュールから4ジュールまであり、ベアリング弾を使用していた時代がほんの10年前まであったことを考えると大きく時代は変わった。

やはりコンテンツの普及をしようと思えばカジュアル感は必要になり、ユーザーのマナー向上も重要になってくる。

 

しかし過去を美化するわけではないのだがグレーゾーンや規制が緩かった時代のサバゲー界に対する憧憬も無いと言えば嘘になる。そもそも自分は小中学生の時代にエアガンに惹かれ、大人になったら憧れのサバゲー界に足を踏み入れようと思っていた立場である。

当時のインターネットでエアガン愛好者のコミュニティに入り浸り、いつか自分も大人になったらこういった装備を手に入れて仲間になりたいと常日頃憧れていた。

田舎だったので地元の夏祭りで手に入れたチープな中国製エアガンを眺めながら"本格的"なエアガンの世界に思いを馳せていた。

 

その後徐々に規制は厳しくなり世の中がとにかく「健全化」を求める時代になっていく。エアガンの威力規制や販売規制も厳しくなり、そしてサバイバルゲーム界のマナー向上も図られた。

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確かにイメージは格段に良くなりライトでカジュアルになった。

その一方で自分が憧れていた「危ないサバゲー界」に対する情熱は徐々に消えていくことになる。自分が憧れていた世界はこんなものだったのだろうかという幻想の崩壊、幻滅に苛まれることになる。

漠然と自分の身の回りにはいない"ヤバイ奴ら"が日本のどこかにいるのではないかという幻想、それが崩れたという思いも無いわけではない。

 

きっとこういう現象はあらゆる分野やジャンルに共通しているのだろう。

どこか自分が憧れていたアブナイ世界が普及するにつれて健全化しカジュアルになっていく、そうするとかつての魅力を失う。まるで地下ロックバンドが世に出ていくと以前のような過激なパフォーマンスをしなくなったみたいな話だ。

 

当時の自分はただの中学生でありネットや雑誌でしか情報を知らなかった、それゆえにサバゲーやエアガンに対する過度な憧れを抱いていたのかもしれない。しかし大人になれば時代も変わっていたり、現実を知ることになったりして何か違うという違和感に出くわす。

 

もちろん今でも自分はエアガンが好きである。

本当はもっとエアガンをかき集めたいし手に入れたい。射撃練習も未だにするし機会があれば射撃大会やサバイバルゲームに参加してみたい。

今の所かなり田舎で周りにエアガン愛好家も存在しないので中々自分の射撃スキルを披露する機会が無いのが惜しい。もう少しスポーツとして普及すれば近場の体育館を借りてまるでフットサルの大会を開催するかのような雰囲気で、エアガンの精密射撃大会を開いてみても面白い。

 

スナイパーがサバゲーにおける浪漫になりつつある今、精密射撃としてのジャンルに特化していくのも面白い。ネットで集って地元でエアガン愛好家が集まるサバゲーではない射撃大会を開いて競い合い、そしてマニアやオタク同士で語り合う、そんな牧歌的なイベントを開くことにも興味がある。

それを動画配信しても面白うだし、ここまできたらもっとそういったカジュアルな面を打ち出していくことも大事になる。

ガチ勢やサバゲー勢だけでなく、お座敷シューターも気軽に参加できるちょっとした交流会も開いてみたい。

かつてのようなアングラで危険なサバイバルゲームではなくなった、しかしそれは同時にもっと一般的にライトに普及する可能性を秘めているという事でもある。時代によってスタイルは変わっていく、これからもっと面白いエアガン界やサバゲー界が待っているかもしれない。

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創作武器や架空武器が持つワクワク感www

このブログは元々創作ブログなので自分が過去に描いて来た創作イラストについても語ってみたいなと思う。元々武器なんかのイラストを描きたいからネットに投稿を始めたのが始まり。

オリジナルで創作の武器を書いたり、厨二病武器を考えたりしてたのが全てのきっかけ。

授業中の落書きでよく書くようなものを今でもなんとか書けないかと思って懐かしくなって黒歴史ノートのようなノリで始めてみた。いわばこのブログに関してもイラスト投稿サイトに関しても自分の黒歴史ノートのようなもの。

架空武器やオリジナル武装のようなワクワク感をもっと大事にしていきたいし、そういうのが少しでもネットで流行って欲しいなと思う。

例えばこの2つは自分が描いてきたオリジナル銃で両方とも特性が対極的でもある。左の方は近未来のディストピア都市が舞台というラノベやゲームの世界観に出てきそうな変形銃をイメージしていて、典型的な美青年キャラとかがかっこよく人外の動きをして中二病っぽく戦うようなファイナルファンタジー的なノリ。

近未来でも遠い未来でもいいし、とにかく未来の都市を舞台に繰り広げられる厨二ストーリーを思い描いた世界観に登場する武器。

ガンガン変形して派手なアクションでの戦闘をイメージ。特撮でもいいしビーム的な威力を持つ未来銃という設定

 

そして右のオリジナル銃は今度は現代版で、AK47魔改造カスタムというイメージ。オリジナルパーツや塗装などを加えてもはや現代化させて原形をとどめていないようなフル装備カスタムをイメージ。

自分自身がAKが好きという事もあり徹底改造を加えた自分専用銃という設定で書いたデザイン。

こういう未来銃、現代銃にしても自由に書けるのがこういったオリジナル武器の面白さ。どれだけ妄想で描けるかがとにかく大事だし楽しい事なのかなと思う。

 

武器を考えたり描いたりしてる時はまるで自分が小学生に戻ったようになる。

小学生の時のような妄想をどれだけ絵に反映できるか。

発想の面で大人になり過ぎちゃいけない。子供の頃のような滅茶苦茶な妄想で武器を書かなければ決しておもしろいもの描けない。自分の中で変な常識を作っちゃいけないのかなと思うし、知識とかに左右されすぎてもいけないと思う。

だけどだんだんと昔描けていたものが書けなくなる。

昔書いた物のほうが発想がぶっ飛んでて、今は小粒な物しか書けないなと思う事がある。それこそ小学生や中学生の時に妄想したようなわけわからない武器のようなものが今は描けない。図工で作ったものとか、放課後作ったおもちゃとかそういうワクワクした発想でどれだけ今描けるか。

 

スポーツ選手が自分の子供の頃の映像見て「今これ出来ないなぁ」「10代の頃の自分になんでそんなにできるの?って聞いてみたい」って言っていた感覚に近い物があるかもしれない。

なんか自分はそれがわかる。

子供の頃の勢いを大事にして世間の常識にとらわれず感覚で無茶苦茶にやる。それって芸術やスポーツ、あらゆるものにおいて大事な事のように感じる。

自分の創作論を語るとするならばそういう子供の時の発想を大事にしたいと思う。

この2つのオリジナル銃に関しては右の緑のほうはガンダムモビルスーツが使うイメージでロボット用の砲撃武装。銃は人だけが使うわけではなくロボやモビルスーツの武装としても考えることができる。

 

左の架空銃の方はあえて違う事をやろうとした感覚はある。イスラエル軍のガリル的なイメージをもって描いたのを覚えてる。自分の場合あまり資料を見て書くのが好きではなくその場の思い付きや発想、ひらめきで書くことが好き。見て描いても発想力が強化されないというか、架空銃とかを書こうと思ったら資料見ない方が大事かもしれない。

 

なんとか記憶やイメージだけを頼りに限られた状況で発想したものの方が結果的には面白いものになったりするし、資料はいつでも見ることができる。だけどその場の発想は今にしかできない。そういうその時だけの発想を大事にしないといけないとも思う。

その結果機能性とかあまり考えずにとりあえず見た目だけで考えたのでいろいろおかしい部分も出てくるけど、そうやって作ったいろいろ滅茶苦茶な武器がワクワクするし一期一会の発想を大事にしたいとも考えている。

 

そして絵を描く上で思うのが武器だけを書くのか人と組み合わせて描くのか。

イラスト投稿サイトでは基本女の子+絵というパターンが多く閲覧数はそのほうが増える。人に見てもらおうと思ったら武器だけでなく持っているキャラクターの魅力も必要になる。武器を書くのは男性が多くて、男性は女の子を書きたいという基本的な要因がある。

ただこれも考え方の違いで武器だけを見たい人もいるし、武器+女の子の絵を描く時間で武器だけの絵を複数書くこともできる。キャラクター絵と組み合わせると背景も必要になるし、複数のイラストの総合閲覧数で考えると結局総合では変わらなかったりむしろ武器だけの方がいろんな人に見てもらえたりすることもある。

個人的には武器だけの絵を見たいタイプで、武器の設定とか別の角度から見た部分やそのカスタムバリエーション、色違いなど絵も見たいタイプ。

ただどちらがいいのかは個人にもよるし一概には言えない。

www.pixiv.net

そしてこの武器はガンダム用の複合兵装でいろんな武器を一つにまとめている形式。戦略機動伝ガンダムKindという自分が作っているオリガンに登場するガンダムクルースンというモビルスーツが使う武装という設定。

ガンダムエピオンのヒートロッドとシールドの装備に加え更に小型の銃と短剣をマウントという徹底的に一つにまとめた武装。

自分はこういったゴチャゴチャした武器の方が好きでその仕組みとかを考えるのが好きなタイプ。一見どうなってるかわからないような複雑な構造とかにワクワクする。

 

ここまでいろいろ自分が描いてきたイラストを振りかえってみたけども、やっぱり武器を書くのは楽しいなということ。

どれだけ厨二病に戻れるかが試されるし、もっと厨二病極めた物を描けるようになりたい。

最高に厨二感ある武器を描きたいし、もっとこういう武器を書く人が増えてほしいなと思う。

シャビ・エルナンデスVSアンドレア・ピルロ 世界最高の司令塔はどちらか?

サッカーの歴史上に名を残すパサーや司令塔と言えば元スペイン代表のシャビ・エルンナンデスと元イタリア代表のアンドレア・ピルロを語らずにはいられない存在だ。

ともにワールドカップ優勝を経験しておりチャンピオンズリーグの優勝も経験している。そのチームにおいてまさに核となる存在であり真にチームに影響を与えていた重要な存在だった。サッカーというのはどうしてもゴール数の多いフォワードが注目されるが良いフォワードがいるだけではワールドカップでは優勝できない。

逆にワールドカップ優勝チームには必ずと言っていいほど名司令塔が存在する。

2010年大会スペイン代表で優勝したシャビ

2006年大会イタリア代表で優勝したピルロ

ワールドカップ優勝チームに世界最高の司令塔が在籍していたことは偶然ではない。

そうパサーやゲームメイカー、プレイメイカーこそがサッカーを左右しチームの成績を左右するのだ。現代サッカーにおいてその戦術の構造を根底から創造するパサーの存在は欠かすことができない。90分間にわたり常に影響力を発揮しその勝敗を左右する。一見すると彼らのスタイルは派手ではない。

ワンタッチパスでさばくことや2タッチ、3タッチで少しキープするだけで強烈な打開力もなければゴール数もそれほど多くない。サッカーを見始めたときにはなかなか気づきにくいが、サッカーに詳しくなれば彼らの存在価値の大きさが理解できるようになる。全てを根底から創造すると言っても過言ではない。

 

しかし彼らのキャリアを振り返ってみればそこには無数の実績がある。数えきれないほどのタイトルやトロフィーがありこの2人の在籍していたチームの黄金期はまさ彼らの全盛期と完璧なほど一致する。

スペイン代表やバルセロナの全盛期はシャビと共にあった。

イタリア代表やACミランユヴェントスの全盛期はピルロと共にあった。

この2人の特徴はその頭脳にある。考えてプレーする頭脳明晰な司令塔としての能力が非常に高いため広範囲、そして長期間にわたってチームに影響を与えた。屋台骨、扇の鼎としての役割が彼らにはある。サッカーにおける司令塔とはそのような存在だ。さりげなく、そして重大にチームに影響を与える。

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そして歴史上最高との司令塔もいえるシャビとピルロ

この2人のどちらがパサーや司令塔として上なのかという比較が存在する。

その比較は個人のサッカー観が大きく現れ似ているようで似てない選手ともいえる。

この2人最大の違いはやはり試合中のパスの本数の違いであろう。明確にデータとして違うのはパス本数だ。シャビのほうがよりパス本数が多く、ピルロのほうが少ないという特徴がある。そしてこの違いこそ彼らのプレースタイルはチームの違いを示している。

シャビはバルセロナやスペイン代表でよりポゼッション志向のチームを作り上げていたがピルロはよりダイレクトなロングボールの供給を主眼に置いていた選手だった。

つまりピルロは一本のパスで局面を打開することが多く、シャビは手数をかけて局面を打開することを狙う選手である。この2つのプレースタイルの特徴を言うならば未来予測能力のシャビ、空間認識能力のピルロということになる。

シャビは数本のパスをかわし3,4手先を読みプレーすることが絶妙に上手い。

そしてピルロはピッチ全体の空間認識能力を把握するプレーが絶妙に上手い。

そのプレー状況の未来を想像するシャビと、空間を把握するピルロという最大の違いがある。もちろんシャビにも高い空間認識能力がありピルロにも高い未来予測能力が存在するが得意分野は違ってくる。シャビの本職は未来を予測することであり、ピルロの本職は空間を認識することだ。シャビは計算型、ピルロは想像型と言えるかもしれない。頭の回転が速いシャビと、空間のイメージを得意とするピルロ

当然ながらシャビにもイメージ力があるし、ピルロにも計算力がある。しかし僅差でシャビがピルロの未来予測能力を上回り、ピルロがシャビの空間認識能力を上回る。それらはスペインサッカーイタリアサッカーの違いを表している。近年のスペインサッカーはポゼッションや連携による局面打開、そしてイタリアは伝統的に得点能力やカウンターを重視した1点の重みを重視するサッカーをしている。スペインとイタリアそれぞれの風土から事なったタイプの司令塔が同時期に現れたことは時代の幸運だった。この2人の司令塔対決は有名なフォワードのゴール数争いより注目度は低いがしかし彼らの場合そのタイトル数やトロフィーの実績を競い合っている。ミッドフィルダー対決というのはフォワードのゴール数対決以上に重要で価値があると言えるかもしれない。