elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

EL優勝を逃したアーセナル師匠を慰める会

やはりアーセナルは生粋のエンターテイナーだ。

特に優勝にモチベーションも無いチェルシーに対して、是が非でも優勝しなければならないアーセナルが惨敗という結果はこのクラブの体質をよく表している。

CLベスト16敗退芸から今度はCL出場権逸失芸になってしまったようだ。

 

プレミアリーグの結果でCL出場権を確定させたチェルシーにとってELの意味合いは薄かったため、「アーセナルに対する嫌がらせくらいしかモチベーションがない」とも言われていた。一方のアーセナルはチャンピオンズリーグに出場するかどうかで天と地ほどの差があった。

もしかしたらクラブが再浮上するラストチャンスだったとと後々語られるかも知れないほどに、天下分け目の一戦だったのだが無事準優勝が決定した。

何気にチェルシーはCL優勝という大舞台を近年経験何度か経験しているので、選手層は異なるかもしれないがクラブとして勝者のメンタリティがあったのだろう。

 

もちろん実際に試合をする選手にとってタイトルはどんな物でも嬉しいので、チェルシー側も本気で挑んでいたし近年ヨーロッパリーグの価値は上がっているのも事実だ。

CLの前座という地味な立ち居地ではなくなっているため、「EL番長」のエメリといえども以前ほど簡単には制覇できなくなっている。

 

ノエル・ギャラガー風に言えば語る価値もないアーセナルについてはこの辺にしといて、今季の欧州サッカーを総括すると「ネタクラブが多いシーズンだった」という表現が的確だ。

正直バルセロナがあれだけ恥を晒した後なのであまり他所様の事を言えないというのが実情で、下には下がいるという惨めで情けない慰めでしかない。

 

ACミランもギリギリのところでCL出場権を逃したし、マンUなんてもはや中堅クラブと化している。ドルトムントも数シーズンぶりの優勝かと思いきや勝手にこけるし、Jリーグだとヴィッセル神戸さんがやらかしまくっている。

バルサに関しては国王杯でも敗退し、レアル・マドリードに至ってはもはや無冠だ。

そして今季どこよりも目立ったリバプールは無事クリスマス首位でありながら、リーグ優勝を逃すという伝統を堅持した。

数日後に結果が明らかになるが、チャンピオンズリーグもやらかして「シルバー二冠」という結果もありうる。

 

こう振り返ってみるとどこもグダグダだったなぁという感じで、唯一プレミアリーグ復権が印象的だったという評価だ。

基本的にラ・リーガ推しなのでこの傾向は不安だが、今のところバルサもマドリーも補強に意欲的なので何とか来季に期待したいと思っている。

普段憎しみあっているが、プレミアがイキりたおすのも嫌悪感を催すので密かにマドリーの鬼補強に期待していたりもする。

 

かといって別にマドリーが優勝するのも許せないので、今季バルセロニスタ唯一の言い訳としては「四連覇じゃなくてよかった」だろうし、逆にマドリディスタからみればクライフダービーになってバルサ三冠とメッシのバロンドールという悪夢のような展開にならなかっただけマシという感じだろうか。

 

「プレミアはエンターテイメント」というなら、もうこうなったらリバプールのシルバー二冠で締めるのが芸風じゃないだろうか?

トッテナム優勝もヘイトを集めるだろうが、リバプールがこれだけ旋風を巻き起こしたシーズンで無冠という結果の面白さが勝ってしまう。

アーセナルはオチをしっかりつけたわけで、このフリに対してボケないのはノリが悪いと思いますよリバプールさん。

コケるジェラードと、不可解な行動をするカリウスの後継者を誰もが持ち望んでいるわけだ。リバプールの正しい楽しみ方はそこなので、何が起こるか期待してみよう。

皆で恥ずかしいをすれば恥ずかしくない。

サッカー史に残る笑いに溢れたシーズンとして、皆で笑って終わるというのがある意味伝説のシーズンとしてふさわしいはずだ。

亀梨和也心の声「しくった、亀と山P続行で行くべきだった・・・」

今日本で一番話しかけるなオーラ出してピリピリしてそうな芸能人って亀梨だろうなぁと思う。

もう何度目だよというぐらいにメンバーに翻弄されてきて流石に世間から同情の声も上がっている。

多分今楽屋の亀梨に連絡しにいくスタッフ関係者ガチでビビってそうで、ごくせんでギラギラしてた頃の鋭い表情の亀梨が復活しているのではないか。

 

言うまでもなく田口淳之介がやらかした事で世間を騒がせている。おのずとこういう時KAT-TUNの名前が出され亀梨和也が矢面に立ってきた。

亀梨「教えてくれ山P、俺はあと何回KAT-TUNの名で苦しめばいい?」

山下「もうYOUが脱退しちゃいなyo」

赤西「同情するぜ」

 

別に小山や手越が何しようがノーダメージの山下智久と違ってこういう時KAT-TUNという事で何かと言われる亀梨はかわいそうでもある。

厚切ジェイソン「これが日本式連帯責任?WHY JAPANESE PEOPLE?」

 

今回の騒動、昔からKAT-TUNを知ってる人にとってはここまで田口が注目されてることにちょっと不思議な違和感を覚えるのではないだろうか。

わりと今回、田口淳之介を知らない人も単に祭りの面白さで盛り上がっている印象で、もう芸能人の不祥事で騒ぐことが日本に残された娯楽になっているようにさえ思えてくる。

 

多分大麻の使用に本気で怒っている人は少数で、何となく社会の規範を破ったことが許せない人と、単にピエール瀧からの流れで不謹慎ネタを楽しみたい人が盛り上がっているように思える。

この件に関して本当に憤りを感じている人はおそらくハイフンの方だろう。せっかく充電期間を終えて活動してきた矢先だ。

いや、むしろ呆れという感情に近いかもしれない。

 

「ジャニーズ史上最低の辞め方」をしたのが田口と言っても過言ではなく、辞めた後も古巣に砂をかけているのだから擁護のしようがない。

これまで様々なジャニーズメンバーが退所を選んだり、選ばざるを得なかったりしてきたが近年ここまで酷い去り際は記憶がない。

4人体制になってから事務所にも優遇され厚遇を受けていたにも関わらず、ファンにとっては待ち望んでいた晴れ舞台の音楽番組で裏切るかのように脱退宣言、そして今回の事態という流れだ。

直接誰かを傷つけた訳ではないが、結果として間接的に多くのファンを傷つけてしまった。

 

元はといえば相手の女優にも問題があり、ジュニア時代の2001年からの付き合いなので判断もままならない時期から芸能界の負の部分に染められてきたとも言える。

でも最初女優側が「大麻は自分だけの所持品」と庇うために主張したのに対して、田口は共有してると話し心中するような道を選んだ。

報道での笑顔を見るに、最後まで付き添った満足感すら見えた。

 

最近「作品に罪はない」という議論がされるようになってきているけれども、個人的な思いとしてはKAT-TUN時代の映像まで否定されるのやりすぎだとも感じる。

リーガルハイはこれかどうなるのか。

「草の者が草をやっていた」とか「リーガルハイではなくイリーガルにハイになっていた」とか言われているので、ちょっと笑ってしまった。

 

自分があの時代のKAT-TUNに対して思い入れがあるという補正ではあるが、こういう自粛に意味はあるのかとも考える。

例えばバブル時代の象徴とも言える光GENJIだって薬物問題でいろいろあり映像が自粛されることはあったけれど、昔の芸能界ってそんなもんだろという視点があってもいいかもしれない。芸能界が世の中とは違う独自の世界ではなくなったのは事実だ。

ただ芸能人も社会人だと言えばそうだが、「社会人だから」というという絶対服従の言葉は乱用されるべきではない。

 

今は社会が極度に「健全化」を求めて息苦しくなっているというか、ブラック校則化しているようにさえ映る。

端から見ればおかしな校則も、そこにいる当事者から見れば破る奴はけしからんとなってしまう。

それと同じように日本社会の「掟」というのは外から見れば理不尽で変わらないものがいくつかある。

例えば今回のように大麻で今の時代ここまで騒ぐ事は先進国としては時代遅れではあるし、奇妙な光景だろう。

 

自分は大麻やタバコはやらないがお酒は飲むし、これだけのストレス社会なのだから、お酒が飲めない人でも楽しめるように大麻が嗜好品として存在してもいいと思う。

「お酒を飲めない人は陰い、お酒はこんなにも楽しいものだ」と普段明るく語ってる日本人が他の嗜好品になると急に恐ろしいことのように社会全体で血相を変える。

 

一見すると「ここ日本だから」「嫌なら出ていけ」という主張は正論に聞こえるがこの絶対の言葉で議論がストップしてしまう風潮というのは、結果として変化が起きにくく支配するには容易い社会に繋がってしまう。

治安や風紀という言葉を盾に、悪い意味で正義感に満ちた人が聖戦を行うようになっている。

いろいろ変えないといけないことが山積して停滞している時代に、今回のパラノイア的な状況が起きている。

 

特に田口について知っているわけでもないし、大麻がどうこうよりもただ芸能人のゴシップネタが面白いうというだけで集まれば何か楽しいし一人じゃないように思えるというだけの一時の祭りだ。誰も本質に興味はないし、ただ誰かが怒られてれば自分は間違ってないと安心できる。

 

元々芸能界というのは身近には存在しない特別な存在や風変わりな存在を求める場所だったが、今は身近な親近感が大事で、芸能界にすら逸脱した人間を許容できなくなっている。

特にジャニーズなんて変人上等で、めちゃくちゃな浮世離れした奴が面白いし憧れられる世界を売りにしてきた。

長生きするタレントは好感度が命でちょっと間違うだけでレールを外れたも同然扱いだ。

 

亀梨だって今は好青年扱いされているけれど、グループの分裂の要因の一人だと言えなくもない。まあKAT-TUN自体かつての状態で存続してても社会が求めなくなっていったかもしれない。

 

変に社会が真面目になっていて、その真面目さというのもいい意味ではない方の真面目さだ。不健全なことをしないことが唯一の個性で、学校の先生に一度も怒られたことがないみたいな人ほどこういう心理に陥りやすい。

 

ちょっと前に松本人志が「今はちょっと人通りが少ないときに横断歩道を無視するだけで社会全体から袋叩きで避難される」という趣旨のことを語っていたが、案の定この話題に「それは駄目だろ」という書き込みがいくつもあった。

今はこういう正義マンがどこからともなく駆け寄ってくる時代だ。

 

衰退する社会で楽しみがなく、単に面白いから騒いでるだけなのか、規範を維持することにしか自尊心の拠り所がなくなっているのか。

景気がよくて未来も明るかった時代に面白いから盛り上がることとも質が違うし、古き良き日本人の美徳や正義感とも質が違う。

現代型の不謹慎さと正義感の二つが、現代日本で集団心理を産み出しているのではないか。

 

もちろん今回の田口の件は残念だと思う。特に自分はかつてKAT-TUN時代の田口淳之介をかっこいいと尊敬していた立場でもあるので。

ただベッキー以降に顕著になったこの風潮も疑問に思う。

 

現代は娯楽の多様化の時代と言われるが、実はこういった不謹慎狩りがその大部分を占めているのではないか。

例えばアイドルだって対立煽りというか嫌いなメンバーの嫌な部分を探すことが目的になっているケースが多いし、好きなはずのことでストレスを抱えている人も多い。

自分と自分に似た仲間以外の誰かが怒られること、それを眺めること、それが日本社会という学級における楽しみになってる気がしてならない。

ダウンタウンDXに出た永瀬廉さん、無事面白すぎる

隙あらばテレビに出ているキンプリ見てると、こういういかにもジャニーズらしい光景久々だなって懐かしくなる。

これぞ大正義ジャニーズだよなぁ。くぅ~こういうの待ってたぜ!って感じだ。

 

10年後に書かれそうな記事「全盛期のキンプリブームって凄かったよな」ってぐらいに、多分今リアタイで見てることが思い出になると思う。

別に全ての情報を事前に追わなくても、番組表見れば「キンプリの○○が」どうのこうのと書いてると自分自身見てしまうので、もうそれだけで視聴率取れるんだなってのが素直に凄いし大正義ジャニーズはそうあるべき。

 

ってことで何気に他の番組目的に見てたら、ダウンタウンDXという番組にキンプリが登場するという紹介があったので見てみたら永瀬廉だった。

 

さっそくハマタから名前読めないイジりをされて、松ちゃんから「これが浜田からの嫌がらせですからね」と洗礼を受ける笑

 

まあ彼は関西人なのでこんなことには動じませんよ。

二十歳でバリバリ芸人のノリについていって、必要以上にしゃべる倒す永瀬廉メンタルの強さは全体を通してよかった。

 

別にこの番組は一人のゲストを凄く紹介するわけじゃなく、何人かのVTRを紹介するという形式で永瀬廉はむしろ映像はなかった。

ただ松ちゃんの隣で話をよく降ってもらえて話すという感じで、これに絶妙に永瀬があっていた!

 

ジュニア時代から番組やってたスピードワゴンとの掛け合いは絶妙でハンバーグネタにかけて「Jバーグ師匠」はノリノリでやる永瀬師匠w

このJバーグ師匠動画はもう永久に晒され続けられるので永瀬さんご哀愁様であります(既に人気急上昇)

ちなみに最近VS嵐で「ジャニーズvs人力車でJvsJ」というシーンがあったので、ジャニーズといえば「J」ってのは中々面白い略語だよなって思った。

やはりJですよ。

 

まあなんやかんやでおもろい芸の掛け合いをする中で、ここから彼の本番が始まりますよ。

散々自分はメイクはしないし準備運動もしないで直前まで寝てて舞台に立つと言った後「僕はライブの前一切準備もメイクもしてないですよ」(効果音キラリーン)

ってのをちゃんと番組でかっこいいライブの映像でいじりぎみに編集してて、素直にかっけぇのと面白いのとで複雑すぎたよ。

 

ただ、ひろゆきという某掲示板の元管理人が言うには「寝ることが人間の能力のパフォーマンスをあげるのには一番効果的なので、自分の作業効率をあげたいなら自己啓発本読む暇で寝るべき」と言っていたので実は理論として何ら間違っていない。

つまり人間は寝るべき!

むしろ受験成績のいい進学校では「お昼寝タイム」の時間を取り入れて就学実績向上させてるので、厳しい校則の学校が偉いという時代でもなくなって来ている。

ジュニア時代からどんな舞台でも「水」でしか顔を洗ったことがなく、メイクもほとんどしない永瀬式のがパフォーマンスで、テレビ用のメイクも「しゃあなしにですね」とやっているらしい。

それで見せられる顔が実際改めて見てかっけぇなよって思うから、男女両側からみてこれは才能でしょと笑

あと思ったけど、顎の角度とその見せ方も廉師匠はかっこいいのでこれも男女問わず参考にできると思いますねぇ、延びしろですねぇ!

 

そういや誰かのインスタで永瀬がフットサルしてるのをみたけど、そのサッカーに例えると同じ年齢のムンバッペみたいな感じで、若いのにビビんない新世代のスターという感じがする。

ムンバッペも永瀬も同じ年代なのに堂々とやりきってるという挑戦的なメンタルが時代を作る。

(なお自分は過大評価の代名詞としてムンバッペを叩いていた模様)

 

しかもれんれんさんって、キンプリ結成以前に高橋をサッカーゲームで手加減しないで点取りまくる奴(ソースはジャニーズ公式の雑誌)なので、自分的に好印象って前提がある。

あと中島健人に薦められて同じ大学に行って、その話をよく話してるってのも評価最高よ・・・。

 

あと純粋に声がすげぇいいなと思う。

声質が凄すぎていつでも聞いていられる表現力がある。実は何度も定期的に永瀬カバーの曲を聞いているくらいに奴の歌声はかっけぇよ。

FCバルセロナさん、無事ネタクラブに舞い戻る事に成功

すまん、正直ガチで三冠確信してた。

そういう慢心する弱さがサポにも、そして何より監督や選手にもあったんだろうなと思う。

 

もうやってらんねぇ、サッカー見たくねぇよと全世界のバルセロニスタは思いやけ酒を煽っているだろう。カタルーニャのバルは凄惨たる状況になっているはずだ。

 

今季UEFAチャンピオンズリーグにおいて決勝進出をかけた重要な試合、バルセロナは1stlegで3-0とほぼ試合を決めた。

しかしここ最近のCLでは奇妙な程に2ndlegでの逆転が多発しており、魔境アンフィールドで0-4という大逆転劇を演じられた。

 

ただでさえ満身創痍で更にフェルミーニョとサラー欠場だというリバプールに、コンディション抜群で挑んだFCバルセロナがまさかの大敗を喫した。

PSGやユベントス、バイエルンを普段一強リーグのぬるま湯で戦ってるから真剣勝負に勝てないと嘲笑っていたら、自分達バルサがそうだったという特大ブーメランの皮肉だ。

何をたかが国内優勝ごときで祝勝会を開いてやがる。

 

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まだ緊張感のある戦いを続けてるリバプールがそりゃ当然勝つはずだ。馬鹿にしていい立場ではなかった、今になって自分達がピエロだったと反省したい。率直に言えば自分はリバプールやプレミアリーグをせせら笑っていたので因果応報だ。全ての言葉が帰って来たのだろう、もはや慎ましくするしかないし言い訳もすればするほど哀れだ。

 

サラーが「NEVER GIVE UP」というシャツを来てでもチームに貢献しようとしたのに対して、バルセロナの哀れな道家はチャンピオン気取りでいた。

こういうムードをプジョルやクーマンのようなカピタンは許さなかっただろう。シャビも引き締めていたはずだ。

 

他のプレミアビッグクラブのスタジアムが観光客主体なのに対して、アンフィールドはビートルズを輩出した街だけあって、古き良きイングランドの雰囲気があり未だに荒れくれ者に近い熱狂的サポーターが多い。

そんな勢いのあるリヴァプールに、アウェーには滅法弱いお姫様サッカーのバルセロナが負けたのは必然だった。

今回を含めて連続4シーズン、とにかくアウェーで苦戦し重要な試合で1点も取れていないのだからもはやバルサがアウェーに弱いというのは公然の秘密だ。

 

ペップバルサ時代に「バルサはカンプノウで水を撒いているだけ」という揶揄の声もあったが、その時はアウェーでも相手を制圧していた。

シャビが「じゃがいも畑はフットボールのピッチとして相応しくない」と批判しようが、当時は結果で示していた。

しかし今のバルサベテラン勢が見せるヘロヘロパスを見てると、わりとマジでカンプノウの芝ドーピング説が正しく思えてくる。

芝のコンディション程度で揺らぐ哲学ってなんだ?

テニスでもコートがクレーか芝かで得意不得意が別れるなんてことはあるし、実際ボールを蹴ればその違いは明白だ。ただ、真に技術がある者ならばどんな場所でも圧倒すべきだった。これではまるで筆を選ばないと言われてたのに、実際には筆を選んでいたようなものだ。

 

いくらなんでも4年連続屈辱を味わうなんてあり得ない。

このクラブが自称メガクラブってマジで言ってるのか?笑

もうバルサは完全にネタクラブに転落した、というより舞い戻ったといった方がいい。

「やっぱリバポはダメポだな」とリヴァプールを嘲笑してコケにしていたら自分達が最大の道家だったバルサを見てると、もはや一周回って笑えてくる。

インテル、バルセロナ、リヴァプールで「だめぽ三兄弟」らしいが、それぞれ強い時期があった、そのターンが今回ようやくリバポに回ってきてバルサとインテルは仲良くネタクラブだ。この涙ぐましい三兄弟の譲り合い精神を見ろ、仕方ないバルサも良いときを味わい過ぎただけで元々はネタトリオの一員だ。

 

こんにちわ、道家のバルセロナです!ってか?笑

今日ほどこんなクラブを応援していて恥ずかしいと思った日はない。ようやくレアルマドリードに辛酸をなめさせられ続けた3年が終わったと思ったらこの様だ。正直ファ○クだね。

 

もはやメッシがいる事以外に価値の欠片もない無様なクラブだ。

これがまだ哲学を貫いて負けたならまだわかる。美しく散るならばよかった。それがなんだ、今のバルサは忌み嫌っていた結果追求主義に陥っている。堅実な中堅クラブ的なスタイルだが、メッシがスペクタクルなプレーをするからまるで凄いクラブに見えていただけで本質は何もなかった。

自分がバルサに冷めてきたのも大体この時期だ。

久しぶりに三冠取れそうだから燃えていたがここ最近距離をおきながらバルサを眺めていたのが真相だ。もはやかつてのような情熱はなく、今回で悟った、このクラブは根本を失ったと。

 

大体グアルディオラが去ってからバルサの監督って全員小者なんだなこれが。ティト・ビラノバは今思えば最近流行りの縦に速く強度の高いスタイルを取り入れようとして先見の明があった。メッシのゼロトップも元々はティトのアイデアであり、ペップの側近には欠かせないイノベイターであった。ただ彼は帰らぬ人となった。仮にティトが存命していたなら、若き柔軟な指揮官として現代のアヤックスやリヴァプールのようなトレンドに対抗できていたと思う。

残念ながらそれは仮定の話だ。

タタ・マルティーノについては今さら語る価値もない、適当に過去記事でも見てくれ。

 

ルイス・エンリケは当初はバルサ出身ということで哲学の再構築を期待されていたが、しばらくは苦戦しバルサスタイルにはたどり着かなかったが、その代わりMSNという最高のトリオを完成させ三冠を成し遂げた。

メッシにもローテーションや休養を求めたり、聖域の選手とも正面から話し合った。

約束事をただ実行するだけで、選手のヒエラルキーには介入しない中間管理職のことなかれ主義者のバルベルデと違ってな。

 

だからいっそのこと今フリーの指揮官としてモウリーニョを劇薬として投入しろという声は多い。事実、モウリーニョはレアル・マドリード時代様々な聖域を切りフロントとも対立したが、リーガエスパニョーラのタイトルも取り、一見場を荒らして去ったように見えて実はそれは畑を耕していたのだ。

モウリーニョという猛牛が土を踏み荒らしていたら、その土地は豊潤になり後のCL三連覇へと繋がった。

 

どうせ今のバルセロナのフロントだと、守りに入ってバルベルデは続投だし、スアレス、ブスケツ、ラキティッチも来季悠々とスタメンだろう。彼らの功績を批判すべきではないが、神戸に渡ったイニエスタの勇敢なチャレンジ精神はなく保身意識に翻弄されている。

ちょっと前まで若手が台頭するバルセロナの未来明るすぎだろと思っていたら、ガチガチに階級と利権まみれの腐った組織だと明らかになった。

 

もうバルセロニスタなら誰もが語ってる通りコウチーニョとかいう、クロップが演技をして送り込んだスパイは出場契約を結んでいるのではないかという程怪しい。

アイツ、マジで日本陸軍における牟田口レベルじゃないか?

牟田口とかいう下手な米軍指揮官よりよっぽどアメリカに最も貢献した野郎と同じく、コウチーニョは今もリヴァプールの選手だ。KOPの野郎共よ、コウチーニョを叩くのは辞めて一等功労者として勲章を与えてやれもう。

バルセロナでは史上最悪の補強として語り継がれるだろうがな。

 

自分はネイマールが去ってからというものの、ずっと「ネイマールロス」に陥っていた。

ネイマールは妙な得点力と勝負強さ、個性があった。こういうアウェーの流れが悪いときにも変にネイマールは決めてしまう能力があった。

スペイン挑戦最初のクラシコで点を決めたのがネイマールで、バルサは何度も救われてきた。こういうのを理屈で判断してしまう輩はサッカーをわかってないんだよ、理詰めだけじゃわからない第六感のようなものがある。

 

そんなネイマールを売却して替わりにやって来たのが、スパイチーニョと決定機を外しいざというときにいないデンベレとかいうこの状況笑わせてくれるよ。

リアルに「バカセロナ」として笑い者だ。

同じく、バルサに残ってたらメッシの進化に刺激を受けて更に対抗心を燃やして、今頃後2回はビッグイヤー掲げられてたかもしれないネイマールも「バカマール」だこの野郎共め・・・

バカセロナもバカマールも別れて何も良いことがなかった、ネイから出ていったとは言えその先で幸せになっていないしバルサも虚無感がある。お互い様だ。

別にネイマールも特別若いって訳じゃないけど、今のおじさん軍団と萎縮した若手を見てると、アイツが今もいたらちょうどいい刺激を加えて引っ張ってただろうなと想像せずにはいられない。メッシもインスタで別れを惜しんでいた。

 

デンベレなんてちょっといいプレーするだけでスペシャルな選手でも何でもないのは分かっていたが、ブラジル人OBのレジェンドがバルサに合うと太鼓判を押してたコウチーニョがスパイだったのはさすがにショックだ。自分もコウチーニョには本当に期待していたし、仮にネイマールが在籍していたら新たなホットラインになっていただろう。ただそれはネイマールの退団を紛らわすための言い聞かせでしかなかったのも事実だ。

 

「プレミアみたいな脳筋リーグ限定で大した技術はないのがエリクセンで、リーガ経験のあるコウチーニョはバルサに適応できる」とは何だったのか。

エリクセン獲得を熱望し、バルベルデを批判してたルミ子とかいう名将。メッシ上げおばさんふりして、見る目はあると今になって思う。

 

そのエリクセンも今ではマドリーに取られそうだし、来季はメラメラと燃えたジダンがアザールとポグバ引き連れてバルサから国内タイトルを奪還しにかかってくる。

リーガはもうお腹いっぱいだがCLが取れなくなったバルサと、CLは満足してとにかく国内タイトルが是が非でも欲しいマドリーという構図がある。

カタルーニャのバルサにとっては、スペイン王者というタイトルよりもグローバルなものが欲しい、そしてれスペインを体現するマドリーにとってはやはり国内の伝統に価値がある。

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従来から持ち合わせていた資金力と強度、エンターテイメント性の波及力に加えて、近年優れた外国人監督による戦術の伝来によって進化を遂げたプレミアリーグに対して、スペインリーグの立場は危うくなりつつある。

 

その意味でもはやマドリーとバルサで争えた甘美な時代はいつまでも続くとは限らない。

イタリア、ドイツがその旧時代性によって退廃していくのならば、スペインもまた同じような没落の道を歩み、アメリカ的な合理性とエンタメ要素を盛り込んだイングランドプレミアリーグが世界の一強になるのか。

リーガエスパニョーラが支配した10年がいよいよ終わろうとしているのだろうか、それともフットボールとはそう単純な物ではないのか。

いずれにせよこの今後欧州サッカー史において晒し続けられる大敗逆転劇をバルセロナは現実として受け止めなければならない。

今回のサナ事件について思うこと

TWICEのサナがインスタグラムに「平成生まれとして何となく寂しいけど令和よろしく」と投稿したことが炎上騒動になり、韓国ではサナ事件と言われている。

 

まず韓国で炎上しているといっても、何も韓国社会全体から総攻撃されているというわけではなく大部分の人は静観している印象だ。むしろこの炎上に対して騒ぎすぎだという意見も多く、一部のコミュニティサイトではむしろ全力でサナを守ろうという感じで連日のようにサナ関連の話題があげられている。

 

そもそもサナの投稿を批判している人々の言い分は「日本語の公式アカウントがあるのになぜわざわざ日本の元号について上げるのか」とか「サナは天皇制の熱心な支持者であり軍国主義者」「歴史を勉強してほしい」といった言いがかりに近いものばかりだ。

 

まず実際の例として、過去に台湾人メンバーのツウィが中国語で台湾の出来事について投稿したことがある。また日本語版のアカウントは事務的なものなだ。台湾人はOKで、日本人は日本のことを投稿するなというのが差別ではないかと感じずにはいられない。

 

そしてそもそもこういう時に批判するような人は、そもその普段からTWICEのインスタを見ているわけではない笑

普段見てもないのに文句をつけるというのは、ただ魔女狩りをしたいだけでしかない。

実際今回の投稿を見ても日本語や韓国語だけでなく、世界中のあらゆる言語で励ましのメッセージが送られている。普段から楽しみに見ている全世界のONCEは文句を言わないのに、こういう時だけ非難する外野が騒いでいるのは不思議なことだ。

 

いつも韓国語だけの投稿だと距離感があるため、サナとしては日本のONCEのことも大事にしてるよというメッセージのつもりだったように思う。

平成生まれだから平成終わるのがちょっと寂しいなんてのは、ほとんどの平成生まれが感じることではないだろうか?

それ以前にサナが韓国にいながらも元号気にしているんだというのは、日本人としても親近感が枠く。

TWICEとして華々しくK-POPの世界で活躍するサナにそんな一面があったなんてうれしい話だ。そもそもサナは普段からそういう日本ネタをちょくちょくいれてるのでその流れの一環だ。

 

それにしても微妙な関係にある日本と韓国の両方で活動するのは大変立場だと思う。

日本人に「実は韓国系じゃないの」と思われても、韓国人に「やっぱり根は日本人か」と思われてもマイナスなのでそのバランスが難しい。

 

BLACKPINKのリサがタイ語でタイの記念日か何かについて書いたらタイ人にとって嬉しいのと一緒で、サナが日本語で日本人にはわかることを書いてくれたら嬉しいという話であって、むしろ韓国人の立場からするとK-POPがここまでブランド価値を持たれていることを喜んでもいいのではないかという気がする。

 

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そしてこの件でTWICEは凄くいいグループだとも再確認した。

この炎上が問題になってから最初のテレビ番組収録、サナをセンターにして皆が守るような構図の写真を撮ったのを見てこのグループはきっと長く続くと感じた。

 

更にその収録時落ち込んでいるサナをナヨンが慰めるように寄り添ったり、また別のイベントで思わず泣いてしまったときにも支えていたのはナヨンだった。

最年長としてメンバーを気遣う姿はかっこよく今回の件でナヨン株を上げた。モモも泣き崩れるサナを抱えていたし、いつかミナ体調不良で倒れそうな時もモモは支えていた。ナヨンとモモのコンビはかっこいいというか、頼れる心強さが凄くある。

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メンバー困ってるときに事務所もメンバーも味方してくれるという当たり前の光景を、ここ最近見ていなかっただけに今回のTWICE心に響いた。むしろメンバーを守るどころか積極的に敵になるグループが世間を騒がせた程だ。

 

面白いのが韓国のネットの反応で、前述のように擁護意見も多い。

最初このサナの投稿が騒がれ出した女性ユーザー多めの掲示板を見ると、実は「明日から令和」と韓国語で投稿があったり、また別の話題ではHey!Say!JUMPついて楽しく語っているのが見つかったという話題だ。

 

「サナ事件を批判してる奴らの二重性」という感じの話題で、自分達は元号をカウントダウンしたり、がっつり元号名がついた日本のアイドルをみて楽しんでいたという鋭い指摘だ。

更に男性グループに所属している日本人メンバーが新元号発表時に令和について話していたことも批判していなかったので、「結局綺麗な外国人女性が嫌いなだけ」と逆に批判されていた。

つまりサナは今韓国社会で深刻化してる男女葛藤の犠牲になったわけで、あまりにもサナがもてはやされるために集中攻撃されたのである。日本で韓流対して批判があるように、韓国でも日本のアイドルが増える事に対して批判はある。

 

もちろん男性ユーザーからも批判はあるが「日本人にとっては20世紀から21世紀になった事を喜ぶ感覚だというのは理解できる、ただ少し軽率だったかもしれないね」というくらいの物だ。

それどころか「今までTWICEもアイドルも興味なかったが、今回の件で完全にはまった」という意見もあり、必ずしも批判一色ではなくむしろ根強い支持も見かけた。

 

中にはアイドルのイベントや収録で清掃スタッフをしていたという人の投稿もあり、その時にサナがどんな末端のスタッフにも笑顔で挨拶を欠かさなかったという報告もあった。

信憑性は不明だが、具体的な会場や収録の名前を上げており「一番目立たない清掃スタッフにまで挨拶をしてくれる芸能人は初めてだった」と投稿していた。

 

勇気を出して韓国に渡ってから一生懸命努力してきたサナがこんな目に合うのはとても悲しい。

今度また日本で活動する時があったら大きな声援で迎えることが日本のONCEに出来ることだろうか。サナ、ファイティン!