elken’s blog

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オリジナルガンダムを作る難しさ

自分はオリジナルガンダムを作っている。そもそもネットでこういった投稿を始めたのも元々はオリジナルガンダムを公開する為だった。

元々戦略機動伝ガンダムKindというオリガンから始まった。

ただ正確には作っていたという言い方になる。

今は様々な事情があり制作活動を中止している。

もちろんいつかは再開したいがそのメドは立っていない。

 

その上でオリジナルガンダムを作る難しさを自分の実体験して語り、後に作る人の参考になるように書いていきたい。

 

1:基本的にガンダムは人気が出ない

一番オリガン創作で問題になるのはやはり人気や需要の部分だ。正直に言って自分が一番躓いたのがこの問題。このご時世やはりガンダムは人気ではなくなってきている。一昔前のインターネットではまだガンダムが人気だったし、オタクの中ではガンダムは存在感があった。しかし今はオタクの質が変わり、オタクですらガンダムに興味を持たなくなった。

子供がロボット離れをして、戦争物に興味を持つ人が減った。そういった時代背景があり明らかにガンダム関連の投稿は需要がない。例えは自分の場合ピクシブを中心にして、このブログを補完的にやっていたがイラストサイトでもブログでもやはりガンダム関連のものは需要がない。他のジャンルに比べてみている人や求めている人が少ない。

 

2:ピクシブではロボット絵の需要がない

いらすとを投稿するとなればメジャーナ選択はピクシブになる。そのピクシブでもやはりロボットやガンダムのイラストは片隅の日陰の存在だ。

ピクシブではガンダム関連の物も書いていたがやはり他ジャンルの方が需要があったし、ブログでもガンダム関連の事をいくつか書いているがやはりマイナーだと言わざるを得ない。もうガンダムが好きな人がネットでは少数派になっている。調べてる人がいないのだからいくら作っても書いてもどうしようもない。

とくにオリジナルガンダムの場合ロボットの絵というのは難しく手間暇がかかる。他のジャンルを描くことに比べて圧倒的に時間がかかる。

そのわりにコメントなどの反応やブックマークなどが少ない。もちろん自分の絵が下手だからというのもあるが、ファン全体がかなり高いクオリティの物を求めていてこういった手作り感のようなものはあまり評価されない。

 

労力に対して割に合わないというのが実態だ。実際他のロボット絵やガンダム絵の人でも閲覧数は他の人気ジャンルに比べて少ないし、なかなか反応されてない人も多い。

手間がかかる絵にしては需要がなく、あまりコメントしてくれない。需要もないし反応もないし、それなのに手間がかかるのがこういったロボット絵だ。しかも専門技能が求められかなり高いクオリティで書けないといけない。だけどピクシブやネットでは最近の人気アニメキャラクターの人の絵を描いたほうがよっぽど需要があるし評価される。

正直そんな環境ではやってられないといった感情にもなる。

他のジャンル書いた方が良いじゃん、このジャンルの人あんまり応援してくれないしってなってしまう。ロボット絵に参入する人も少ないし、求めてる人も少ないし、去っていく人は多い。これが現実になっている。もう少しコメントや応援をしてくれたり、頑張って創作をしてる人の物を広めて行ってくれるファンがいれば続くけどもなかなかそういう事はない。

あと他の絵師とコラボしようにもモビルスーツの絵を描ける人がそもそも少ない。ロボットのイラスト自体が限られた人しかけないし、自分自身上手く書けていない。専門技能としての難しさがある。

 

3:オリジナル物は更に人気がない

ただでさえロボットやガンダムが需要無い中でその中でもオリジナル物となると需要がさらに激減する。オリジナルロボット、オリジナルガンダムは更にマニアックで日陰の存在だ。やはり創作を公開する人というのは人に見てほしいから書くわけでありその自己顕示欲というのは否定できない。本当に自己満足であるならば公開しない。

しかしそういった自己顕示欲があるから努力をしたりするし、それが喜びになってもっと描こうと頑張れる。ただオリジナル物だとなかなかそういううれしさがない。

自分自身ガンダムKindの絵を描いていた時は、なかなか需要がないのでビルドファイターズにオリジナル学校として出演するという設定でビルドファイターズのタグを使っていたことがある。これをやると少し閲覧数が増えるし、また既存のガンダムシリーズの絵を描くこともあった。

そういう物はまだ需要が最低限はあって閲覧数は増えた。

しかし自分はそうやって見てもらおう見てもらおうと小細工をするのがだんだんと虚しくなっていった。見てもらったところで特に何も状況は変わらないしあまり評価されなかった。結局求められる技能レベルがかなり高い上に、オリジナル要素ってあまり評価されない。

下手であってもそこにオリジナル要素があるなら評価するという人は稀で、既存の有名なものを上手く書ける人のほうが結局ネットでは需要がある。創造性やオリジナリティや個人的な工夫といったものはあまり評価される要素ではなく、公式の物を上手く書ける人がネットでは求められる。

下手でもこのオリジナル要素面白いな!って認めてくれる人はあまりいないしそういう手作り感ある個人創作は今時流行らないのかもしれない。

 

要するにピクシブという環境は「公式の補完」を求めてくる人がほとんどで、オリジナル物自体ほとんど需要がない。あったとしてもよほど上手い天才的な物しか評価されない。オリジナル物はシビアもシビアで一部の天才しか評価されない。

それよりは人気で需要のある公式ジャンルをやろうというのがテンプレになっている。

結局イラストも好きだからやるではいつまでも続かない。好きな物に拘ってやると言う綺麗事は情熱がある最初の内だけ。その内やっぱり認められないなってなって、人気の物書くかってなっていく。

そういうオリジナル物をもっと応援してくれる人がいればいいけどなかなかいない。

ただで書いてるわけじゃないし、人から認められたいからわざわざ時間使ってるってのがイラスト書いてる人の本音の部分。無反応ってのはやっぱり一番よくない。無反応程虚しい物もないし反応が個人創作を育てる。

自分も最初は「感想ください」って書く人好きじゃなかったけど、自分がやってて気づいた。「ほんと世の中の人って全然反応くれないなぁ」って。悪いときはちょっとでも悪ければすぐ反応する人がいるけど、良いときはものすごく良くないと反応してくれない。 

結局やっぱり「他人」なんだろうなと思う。絵を描いてる人も究極の所では他人。そんな思い入れもないし、よっぽどよくなきゃ興味もないし他に凄い人はいくらでもいるわけでっていう事情がある。そういう現実を悟ったときにこれ以上やってもどうなのかな、と思って自分は徐々に書かなくなっていった部分はある。

 

4:オリジナルガンダムは書くことが多すぎる

ガンダムKindを書いてて思ったのが「やることが多すぎる」という事。

キャラクターの絵も描けないといけないし、モビルスーツも書けないといけない。そしてそのデザインは当然オリジナルで考える必要がある。さらにストーリーも必要だし、モビルスーツやキャラクターには設定が必要。

小説も書いて、設定画も書いてあれもこれも書いてってなっていくとかなり膨大になる。完全に今までのガンダムシリーズとは別の世界観となると全て自分で作らないといけない。自分がガンダム新作の監督になったつもりでゼロからやっていく。ただ実際初代ガンダムにしても富野由悠季はキャラクターデザインをやってないし、メカデザインをやってるわけでもない。キャラデザ、メカデザ、そして監督という大きく言えば3人の連携で初代ガンダムは作られている。一人でその前部をやるというのは通常ありえない。

しかしオリジナルガンダムではこれをやる必要がある。当然ながらメカデザインも必要だしメカ絵は物凄く時間がかかる。デザインもしながらイラストも描いていかないといけない。

それなのにそのオリジナル要素はあまり評価されないし、前述のように需要がない。

よっぽど時間がない限り作っていけないし、作ったところであまり反応もないんだなと思うとなおさらやる気がなくなっていく。創作するうえで一番よくないことだけども「反応や応援がないとやる気しない」という状況に自分はなっていった。

「皆どうでもいいと思ってるんだろうな」っていう感情が芽生え始めてくる。

そうなっていくと自然と創作から遠ざかっていく。

反応が無くても何か支援があれば話は別。たとえばこういう創作ブログでもアフィリエイト広告をやってる人がいるし自分もやってるけどそういうので買ってくれるだけでも全然モチベーションが違うし、資金が調えば創作に集中できるようになる。やっぱり生活のためにやってかないことがある中で創作ばかりもしてられない。

創作の環境が整えば思う存分できる。そういう応援や支援があれば自分はいつでも再開したいし、ガンダムKind以外の別のオリガンシリーズも書いてみたいと思ってる程。

本当に好きなだけじゃやっぱりやっていけないというのが現実で、自分はどちらかというと反応よりも今はそういう支援の方が欲しい。やっぱり綺麗ごとじゃないし自分にも生活がある。それをちょっとでも支援してくれるだけでだいぶ違う。

そういうリアリスティックな支援じゃなくても、オリキャラを描いてくれるだけでもうれしいし、自分の創作関連の絵を描いてくれるくれるだけでうれしいし、宣伝にもなる。逆に他にオリジナルガンダムを作っていく人ともコラボできららやる気にもなるし互いに支え合って進んでいくこともできる。

 

ただこういう無名の人間に支援しようというお人よしの人はなかなかいない。

そもそも結局自分の実力不足でもある。

大したことやってないから評価されないし応援も支援もされない。いいことやってれば自然に評価も支援も集まる。それがないという事は単に実力不足。

それを認識して認められない時期も腐らずにやってれば今の自分はもう少し違ってたかもしれない。その後悔はある。不満ばっかりだったなって言う自覚もある。

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