elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

ジャニーズの年上に「君」使いってなんだかんだでいいよね

ジャニーズが年上になんとか君っていう文化って結構好き。すごくジャニーズっぽい文化だし独特な習慣がある。元々ジャニーさんがアメリカでは年上にでもファーストネームでフレンドリーだけど、日本でそれをするのは難しいから間をとって「君」と呼ぶことを導入したのが始まり。その君付け文化というのはジャニーズ文化の象徴にもなっていて、先輩を君付けしたらジャニーズっぽくない?とも言われる。

実際サッカー日本代表でも結構先輩を君呼ばわりすることが多くて「ジャニーズ気取りかよ」って言われることがある。

ザッケローニ時代香川真司が「圭佑君が」と本田圭佑のことを言っていた時はサッカーファンの間では「ジャニーズかよ(笑)」って言われてた。つまり君づけで年上のことを言うのはジャニーズファン以外でも有名なほど代名詞となっている。

自分も実は最初違和感があった。

「先輩や年上を君呼ばわりってちょっとおかしくない?」と。

でも不思議なことに自分もジャニーズファンになるにつれてこの文化すごくいいなぁ~と思い始めるようになっていく。ジャニーズファンになる前はジャニーズが君付けで言っていたりジャニオタが有名なメンバーを君付けで呼ぶのを見て「なんだそれ」と正直思ってた部分もある。

嵐の大野君とか、SMAPの中居君とかそういうのを見て「うわぁジャニオタやばいなぁ・・・」と思ってた。

 

でも慣れてる来るとこれがすごく楽しいんだよね。身内の一員感を楽しむほど楽しい物もない。

なんか君づけしちゃうと「自分もジャニオタになったな」って思えるというか。最初は抵抗があるんだけどメンバーを君づけできるようになると「自分もうすっかりジャニーズファンだな」って思えてくる。変な言い方だけどジャニーズファミリーの一員感を覚えるというかたとえばジャニー社長のことを「ジャニーさん」とかいったりすると楽しい。

不思議と自分もジャニーズファミリーの一員になった感じがするし、傍から見れば意味不明だけどジャニーズになった気分になってくる。

別に自分が本気でジャニーズだって気取ってるわけじゃなないんだけど「ジャニーさん」とか「なんとか君」っていうとまるで自分がジャニーズになった気分になる、っていうジャニオタあるある。別に自分は本気で事務所の一員だと思ってるわけじゃないけどジャニーズごっこというか、そういう人絶対いるでしょ?笑

「ジャニーさん」って言ったときに、なんかちょっと楽しい。

不思議なことなんだけどファンになる前は変に感じる文化も、いざその世界に入ってみるとその習慣に染まってしまう。自分だって最初はジャニーズ文化って変だなぁと思ってた。

でもこれってジャニーズファンやジャニオタに限ったことじゃなくていろんな分野であると思うんだよね。その世界でしか通じない身内ネタってそこでしか通用しない言葉を使ったときにちょっと楽しい。ジャニオタ界隈も身内用語とかかなり多い。「担当」とか「自担」とかあるけどこういう身内文化も含めてそのオタク界の面白さ。どのオタクの世界でもその世界でしか通じない用語があるしその用語を使ったときに自分はその世界の一員になれた気がする。ジャニオタ世界だけに限らず様々な世界でコアな専門用語が存在する。正直自分も始めて担当という言葉を見たときはなんだそれ!?って思ったよね。

ただそこにはまっちゃうとジャニーズオタク界特有のファン文化やオタク文化が癖になる。でもその中で唯一例外があって、自分は未だに実は担当という言葉は好きじゃない。なんでかって言ったら自分の大好きな櫻井翔が担当という呼び方をあまり好きじゃないから。

櫻井翔ってそういうちょっと世の中の風潮にトガった意見をすることがあってあえてそこを疑問視する的なスタイルがある。だから櫻井翔は担当という呼び方に疑問を呈している。自分もそれを真似してあえて自分は担当という言葉を使わないみたいなところがある。正直自分が担当という言葉を使わないのはただ単に櫻井翔の真似をしてるだけ笑

自分が櫻井翔を好きじゃなかったら普通に「担当」って言葉を使ってるんだけど、櫻井が「担当」とか「アラシック」という言葉を疑問視してるからあえて使ってない。

 

すごい複雑かつ傍からすりゃどうでもいい心理なんだけども、本当は担当とか同担って言葉使って「自分もジャニオタの仲間に入りたい!」って思ってるんだけども、櫻井翔が好きだからあえて担当って言葉を使ってない心理。多分ジャニオタ以外からすれば至極どうでもいいことなんだろうねこれ、傍からすれば至極どうでもいい笑

そんな言葉づかいにそこまで気を使う!?っていうのがその世界の住民以外からすれば思うけどいざその世界に興味を持ってみるとその微妙な違いが楽しい。

それにジャニーズの文化どうでもいいと思ってるその人もその人が好きな別ジャンルでは結構身内用語使ってたりするんだよね。どの世界にも身内だけのノリってあるよ。

自分の好きなメンバーの考え方に影響されたり、その世界の身内用語を使ったりすることが面白いけど部外者からすれば至極どうでもいい。でもやっぱりその言葉を使うと楽しい。それが身内文化の面白さ。

SKEって上下関係が厳しそうだよね【SKE48】 : ひたすらAKB

【AKB】上下関係があるとはいえ、アイドルが年下メンに敬語を使うのって : AKB48の業務連絡。(AKB48まとめ)

そもそもなんでこの記事を描こうと思ったかというと女性アイドルの事情を調べててそういえば結構女性アイドルってそこらへん厳格だなって思ってそれを見て「ジャニーズの先輩を君付けできる文化」っていいな、と再確認させられたからなんだよね。

あんまりまとめサイトとかを張るの好きじゃないけどジャニーズ文化との比較において女性アイドルの文化って結構有用な比較対象になるとは思った。

そこで思ったのが「異性の上下関係は興味ない」という意見。

男から見て女性の上下関係って至極どうでもいいし逆に言えば女性から見ても男の上下関係ってどうでもいいと思うんだよね。そういう意味であまり上下関係を感じさせないジャニーズの君付け文化って女性から見て凄くさわやかだしだからジャニーズは人気なんじゃないかなと思う。

まとめれば異性の上下関係とか、異性のコミュニティ内の関係性とかどうでもいいわけでそこを感じさせると異性からするとちょっと引いてしまう。

そこを上手く感じさせないようにしてるジャニーズの君付け文化ってなんだかんだでいいんじゃないかなぁと思うし、日本の上下関係文化を打破するためにもジャニーズのような君付け文化って導入していくべきなんじゃないかなと思う。

もちろんジャニーズも上下関係かなり厳しいし表向きは君付けをしているけど実態は結構厳しい上下関係はあるしどちらかというと入所日で決まっている側面がある。

 

ただその上下関係をフレンドリーにするものとして君付け文化ってすごくいいアイデアだとは思う。君付け文化がなければジャニーズはもっとガチガチで厳しい上下関係文化だった。そしてそれはファンからみて凄くギスギスしたものに映って親近感が持てない。異性の上下関係程どうでもいいものはないのだから。それゆえに男性グループの事務所を始める上でジャニーさんが導入したこの君付け文化というアイデアジャニーズ事務所の成功の理由の1つかもしれない。君付け文化がなければ軍隊社会や儒教社会が前面に押し出されてもっとギスギスしたものになって女性から支持を得られなかった可能性がある。内実は違うかもしれないけどテレビ映像などで公に先輩を君付けで呼ぶ姿はフレンドリーだしギスギスした印象を与えない。それがファンにとっては凄く楽しい。最近の若手ジャニーズがSMAPのレジェンドメンバーも君付けで呼ぶと何か親近感を感じるしジャニーズ事務所っていいな、と思える。

 

それを参考にして日本の会社とか職場とかでもそういう関係を導入していければ生産率があがってよさそうだと思うし実際にサッカーなどの部活では普通に先輩に指示を出したりする文化がある。サッカーの世界じゃいちいち敬語を使って丁寧に指示していては間に合わないから結構練習中や試合中はその部分を無視している。中田英寿本田圭佑柴崎岳などもガンガン先輩に物申していたしそろそろ日本社会、儒教社会の構造の限界として上下関係だけで決めてしまう文化の限界が来てるのかなとも思う。

ジャニーズの文化が今の世の中にとって参考になるかならないかはわからないけどもしかしたらヒントがあるかもしれない。そういう意味で自分はジャニーズの君付け文化は凄く面白い文化だなと思う。実際その事務所内ではガチガチの厳しい上下関係は絶対あるけどもそれを外部に感じさせないことが大事。

入所日とかそのヒエラルキー内での関係性って外部からすればものすごくどうでもいいしそれを外部の人に感じさせちゃいけない。内部ではいくらそういう上下関係があってもいいけどアイドルという仕事である以上その関係性を外部に感じさせるとファンは引いてしまう。そういう意味で実態は本当かどうかわからないけども「楽しくやってそうな雰囲気」を見せてくれるジャニーズの君付け文化って結構いい文化なんじゃないかなと自分は思うし賛否両論ある文化だけども参考になる部分だってもしかしたらあるかもしれない。