elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

【反省会】腹筋太鼓とは一体何だったのか

世間ではシュールすぎる笑いを届けたと話題になっている例の腹筋太鼓だが、正直自分はジャニーさんの件の後に不謹慎なので笑ってはいけないと思っていた。

 

しかし、あれ耐えられる分けねぇだろと。

ジャニーさん、ごめんなさい。笑いに耐えきられませんでした、というか父兄参観してたジャニーズタレント自身も耐えられてなかったからセーフという謎理論。

 

「ジュニアに桜吹雪満開で踊らせたらかっこいいやろなぁ」←わかる

「ジュニアに心臓破りの坂をロースケートで上らせたらかっけぇだろ」←まだわかる

「せや、ジュニア逆さ吊りにして太鼓叩かせて地上波で見せたろ」←わからない

 

これが5ヶ月前から周到に用意していた「滝沢秀明演出~魂の15分09秒~」の全貌だ!

 

HiHi Jets「Ahどうしてこんなに苦しいの~」

うん、そりゃあんな坂をわざわざローラースケートで登ったからね(笑)

いや、でもハイハイに関してはこう若さ全力で弾けるエネルギッシュさがあって、皆応援しまくりでこれぞジャニーズというのがとても伝わってきて元気を貰えた!

今回の件で密かにハイハイにブームの兆しが来てる予感がする。

自分自身、ギンギラギンにさりげなくとSTAR LIGHTはもう何周目かというぐらいに見直していて、ワイプでの先輩事務所メンバーのリアクションも含めて面白すぎる。

 

一部、ただの観賞のためにデビュー組を呼ぶのはどうなのかという批判もあったけれど、この映像は彼らの反応も含めて高度なギャグになっているので絶対に欠かせない。

 

正直、全盛期のニコニコ動画のコメントやキスマイBUSAIKUのツッコミみたいな感じでこの映像に皆でワイワイとコメントすれば最高に面白かったと思う。

もう勝手に脳内で一人いろいろツッコミを入れて見てると面白すぎてたまらない。

 

最高に受けるというかいい味を出してるのはやはりキンキのお二人で、特に剛は絶対頭の中で松本人志風にいろいろコメントしてるだろうなと。

ハイハイがギンギラギンに合わせながらローラースケートしてるときの背景に映るキンキが面白すぎる!

 

「完全にお父さん目線のV6坂本」

「ちょっとだけノリに乗る嵐櫻井」

「最後笑いを堪える加藤シゲ」

「謎の上からの誰得カメラアングル」

「突如連れてこられて困っている一般人相葉雅紀」

とかローラースケートにしろ腹筋太鼓にしろツッコミどころ満載で良くも悪くも伝説になった。

ほんとキスマイBUSAIKU風のツッコミがあれば絶対これは面白いと思う最高の15分だった。

逆に真面目に見るのは辛すぎるだろと(笑)

 

最初見たときはもう本当に冷え冷えで岡田准一、松潤の表情が怖かったぐらいだけどよく見れば実はハイハイジェッツの時はにこやかに盛り上がっていたり、腹筋太鼓も最後は手を上げて拍手していたりする。

ただ最後、拍手がテレビ越しにはまばらに聞こえてくる中、無言で周り続けてコマーシャルに入るメカ太鼓がただひたすらにシュール過ぎた。

あのメカ太鼓、実は人力で回していて意外とジャニーズはこういう所がアナログなのが面白く、ジャガーズの裏方ジュニア物真似でもよくネタにされている。

 

今回の腹筋太鼓は見るたびに面白い発見があるので、ジャニーズ史上良くも悪くも語り継がれる面白映像になるだろう。ぶっ飛んだ回というか、公式が狂ったみたいな奴である。

とりあえずSnow Manは今後ずっと「腹筋太鼓のグループ」と言われる十字架を背負ってしまったので、知られて嬉しいのやら面白イメージになってしまったのやら。

今回の件で、番組公式に抗議しているスノ担もいるらしく良くも悪くも話題になった感はある。昔から静かにスノーマンを応援している人はちょっと複雑な感情かもしれない。

 

実際ここにTOKIOがいれば全然リアクションが違ったという感想も多く、長瀬と松岡の二人がいれば最後ううぉおおと盛り上がっていた気もする。

まあとにかく謎すぎる演出だった。

 

よく言われているのが「笑えるトンチキと笑えないトンチキは違う」ということで、HiHi Jetsのローラースケートまでは微笑ましかったけど、腹筋太鼓は悲壮感があったという話だ。

これとても重要で、ジャニーズ特有のトンチキさというのは、最終的に意味不明だけどなんか面白くて元気になれるというのが問われる。

ジャニーズですらあんな意味不明なことやらされてるけど前向きに生きてるから、何か自分も頑張ろうみたいな感覚だ。

今回の腹筋太鼓は単純に辛そうに見えたことと、ゲームだったら終盤のシリアスなダンジョンで流れるようなBGMで尚更深刻な訓練に見えてしまったというのはあるかもしれない。

 

あとは単純にジャニーズファンはそこまで筋肉のゴリゴリ感を求めてないというか、こういうのはエグザイルでやって感というか。

正直、ここ最近「ジャニーズのLDH化」と「LDHのジャニーズ化」が行きすぎているように思えなくもない。ザイル系はアイドル系を入れ初めて、もはやジュニア制度まで作っているし、逆にジャニーズがこれぞ漢!という筋肉スキル系を重要視し始めている。

 

「ジャニーズは実は厳しい縦社会で本当は厳しい体育会系」だという漢らしさをアピールしたいのかもしれないけど、世間がジャニーズに対して思っているのは「最近イケメンが少ない」という事であって、着手する改革はそこじゃないよなぁと。

別に世間ではなよなよしていると思われていいし、オタだけが実は凄いと思っていれば良くて大々的にアピールするものでもない。

 

これはきっとタッキーが自分が超絶イケメンだったからこそ、そのありがたみを軽視して、逆に自分に足りなかったスキルを過度に求めているからかもしれない。

ある種、自分に無いものを人は求める現象というか。

 

またジャニー喜多川社長が「女子目線」のプロデューサーだったことに対して、タッキーは男的な理想に真面目すぎるのではないかとも言われている。

ジャニーさんの何があれ程稀有な才能だったかといえば、それは87歳のお爺ちゃんになるまで終始女子目線だった所であって、そこが旧来の芸能事務所と決定的に違っていたということだ。

 

ただ自分はタッキー側に共感していて、究極の所男なのでどうしても男目線になってしまうのは仕方ないとは思う。

女の壺というか女心が分かる男性プロデューサーという意味でジャニーさんは傑出していた。

もちろんジャニーズにも男でも憧れるかっこいいグループやメンバーはいるけれど、単純に同性受けするだけではなくてやっぱり女性にだけ響く絶妙なポイントがあったりする。

ジャニーさんはそういうところを絶妙に見抜けるセンスがあったなぁと。

 

例えば女性ファンの大部分は筋肉を見れば単純にキャーと喜ぶわけではないし、絶妙なチラリズムのシチュエーションがあって前後の文脈でキャーとなる。

というか自分だって女性アイドルの水着にそこまで興味ないしむしろプレミア感がなくなるのでそこまで求めてない。どちらかというと普通に衣装のデザインを楽しみたいと思ってさえいる。

野郎の自分でさえそんなんだから、そりゃ筋肉でそこまでアピールされても世のジャニオタはポカン顔だろうし、某有岡さんみたいに油性ペンで腹筋を描いて捏造するぐらいの方が受ける。

 

ここら辺のことはむしろジャニオタで女子目線でもあるエビの河合君が上手くて、腹筋太鼓の時のリアクションもノリノリだったので株が上がっている。夜中の部出演なのにわざわざ後輩のために来て張りつめた空気を和ますふみきゅんを見て、見直したという人も多い。

実はジャニーズにおいて重要なのは女子目線で、男子目線の理想を突き詰めると笑えないトンチキになってしまう。

 

Snow Manはあくまで異端な立ち位置であって、そんなグループを密かに応援してる平和なアングラ時代が楽しかったんじゃないかなぁと自分は昔からのスノ担の方々を見ていて思う。

裏方なんだけど、知ってる人は彼らが抜群に半端ないことを認めているというか。スノが凄いことなんてジャニーズJr.界隈をちょっとでも知っていれば常識であって。

ちょっと理不尽に叩かれていてもったいない。

 

とはいえ岩本照のあのロングヘアーはとてもかっこよかったと思うし、ウルグアイ代表のカバーニっぽくて個人的には凄く気に入った。実は塚ちゃんと並ぶジャニーズ界の「筋肉ガチ勢」でSASUKEにも参戦したという経歴の持ち主である。

Snow Manはジーコにラウール、そしてカバーニ、更には安部がいるというとんでもないチームだ笑

仮面舞踏会とひらりと桜までは本当にかっこよかった。

ただ腹筋太鼓は伝説となった。

 

クリロナ「なぜ笑うんだい?彼らのドラム演奏は見事だよ」

真顔のデビュー組を見て思ったのが、あの場にいつぞやのロナウドを加わらせたくてたまらなかったということ。

そしてあとは紅白でサチモスを見たときの長谷部に今回のジャニーズ重鎮集団の真顔は匹敵する。

長友「ツイッターのトレンドに腹筋太鼓?腹筋も太鼓も俺の好きな奴やん。一万円払うので滝沢歌舞伎合宿に参加させてください」

あと上田竜也だけは内心参加したそうに見えた気がする。

伝説の腹筋太鼓いつかリアルでみたすぎる。