ゲームをしていると面白いことがある反面イライラすることがあるのも事実。
その中でも自分が特に理不尽だと思うのが上級者や経験者があまりにも有利すぎるゲーム
初心者と上級者の実力差がある→これは当たり前なので何の文句もない
だけど初心者は弱い物しか使えず上級者が強いものを使えるってのは初心者にかなり厳しいなぁと最近思う。特に新しいゲームを始めたときとかオンラインゲームの厳しさを感じる。
ただでさえ実力差があって上から攻撃されるうえに上級者のほうがいい物使ってて、初心者は弱いもので戦うしかないというゲームは不親切。
ああいうのってほとんどの人が無料体験とかでやって結局楽しめず他のゲームにどんどん移っていくと思う。
このゲーム面白そうだな→弱い武器から頑張って戦う→ただでさえ上手い上に良い武器を持ってる上級者にボコボコにされる
ゆとり思考だと思われるかもしれないけど楽しさを知る前にやめちゃうよねこういうゲーム。「それを乗り越えろ」って言うのもわかるけど今の時代その乗り越える事すら難しいぐらいにゲームの攻略情報が発展しすぎている。昔に比べていろんなゲームで練度が上がりすぎている状態。新規参入者でもなんとかなるゲームは限られている。
今のゲームは自分が今までほとんどやったことがないゲームだと上級者が強いどころかそのゲームの世界では下層の人ですら強すぎることがほとんど。新しいゲームをやることが凄く敷居の高いことになりつつある。
だから自分が既存層になれてるゲームを惰性でつづけたほうが結局は楽しいケースが多い。そのゲームの初心者になることすら難しい、こういうゲームはちょっと敷居が高すぎるというか、もうなかなかはいっていけないよね。修行や苦行を積むためにゲームをしにきてるわけじゃない。
ゲームに対してこういうことを言うのは禁句なんだけどいつの間にか「ゲームってそこまで頑張る必要あるの?」みたいな考えすらでてきてしまう。このご時世みんなソシャゲやっててすごい環境でゲームできる人って全体で見ればわずかでそれはすでにエリート。そのエリートのなかですらさらに階級がある。
そこまで苦労してその世界で強くなって何になるの?と考えると別にその世界に通用しない事なんてどうでもよく思えてくる。
理想は上級者も初心者も使うものだけは一緒、実力の差だけで競うってパターン。
そのゲームの既存層相手でも使うものが同じならば可能性が見えてくる。しかし使うものにまで差があったら追い付きようがない。むしろ弱い人が強いものを使って、強い人が弱いものを使うべきだけどほとんどのネトゲやオンライン対戦って逆で強い奴が強いもの使って、弱い人が弱いものを使う。
既得利権者がか弱い新規参入者をサンドバックにするだけのゲームはやっぱ正直やっていてキツイよね。
どのゲームも結局既存層有利だから自分が既存層になってる昔からやってるゲームをするのが一番楽しかったりする。他のゲームでは既存層側なのに自分が新規層側になるゲームだと既存層を批判するといういさぎよいほどのダブスタ。
使う物は一緒だったら「実力差だから仕方がない」と思えるけども、強い者がさらに強い武器とかキャラを使ってたらただただ理不尽。そんなのゲームでもなんでもないよね。もはやただ現実同然に厳しいだけ。ゲームの世界でも現実っぽい苦行を味わわないといけない時代になってきてる。「そこを耐えてやるべき、自分だってそれを乗り越えた!」と上級者は言うかもしれない。でも別にそこまでそのゲームに思い入れないよね。他に気に入ってるゲームがあるんだからやっぱこっちだなって感じで続けようと思わない。
ただそういう上級者層が多いゲームのユーザーからしてもそういうどうでもやる気のない初心者が来ても困るだけというのはあるかもしれない。
よく甲子園の野球部で部員数を増やすために坊主を廃止するべきかという議論で「坊主にするのがきついぐらいで野球部を断念する奴なんてどうせすぐやめるにきまってる」という理論があるけどもそれに近い理論かもしれない。
要するに初心者の立場としてもそこまでやろうと思わないし、上級者の立場としても別に来なくていいよというのが昨今のゲーム事情。
あとは実力通りに階級が分けられてるのも必要。
実力ごとに分けられてマッチングするゲームの方が親切であるように思う。
全員がレベル関係なしに同じ場所に放り込まれて上級者は強い武器やキャラつかって、弱い武器やキャラ使ってる右も左もわからない初心者を一方的にボコるってゲームが多い。
既存層やガチ勢からするとそうやって敷居を設けたほうが競技性があがるとかそういう初心者や格下狩りをするのが面白いという人もいる。というか自分もそういう行為はしたことがある。結局自分が既存層側だと、叩いてる既存層と同じことをしているというダブスタ。今の時代既得利権者になれるかどうかがすべてなのである。この辺も現実社会と同じだ。
しかしすべてのゲームが初心者や新規参入者を拒んでいても維持できるほど余裕があるわけじゃない。今の時代ゲームが増えすぎたりソシャゲが増えたりしてオンラインゲーム、ネットゲームはどこも新しいユーザーの参入が必要な時代。
そういう初心者にとって優しいゲームはやはり階級のレベルわけであるように思う。
今の時代どのゲームも最低限の準備、スタートラインに立つことすら時間がかかり厳しくなってきている。達成感を味わう前にひたすらいくつもの難関ばかりを味わわされる。初心者お断りゲー、一見さんお断りゲーが多いように思う
同レベルの条件をそろえるというところまで持っていくのにまずかなり労力を使い、そしてそこまでの道のりや時間が途方もない。そういうゲームが今は多すぎる。その最低限の基準にすら到達できず消えていく初心者。楽しむためにやっているはずのゲームなのになかなか楽しめない。いきなり苦しむことから始まり面白さがわからないままにアンインストール
実力を上げるだけならシンプルでいいけどそういう準備面の大変さもあると「もうなんかいいわ」ってなってしまう。
そこまでしてやる必要ある?
ゲームってそんなガチにやるものなの?
他のことに努力を使った方がいいんじゃない?
そんなナンセンスな疑問すら湧いてくる
世の中苦労して一生懸命努力するならもっと見返りがある有益なことを努力する方がいいんじゃないか、ゲームはあくまでも楽に楽しむためのものがゲーム。きつい努力ならばもっと見返りのあることをした方がいい、そういう境地にたどり着く。
ある意味、そのゲームきかっけでそういった考えにたどり着いてアンインストールして、その代わりに見返りのある有益な努力をやって人生がうまくいけばそのゲームは人生の恩人かもしれない。
とにかく実力で負けてること関しては仕方ないし受け入れるしそれに文句はない。ゲームというのは実力を競う世界でもあるから。ゲームのすべてに文句を言うつもりはまるでないし自分もゲームは好きだ。ゲームはそうやって白熱して強さを競い合うから面白いのもまた事実だ。
しかしそれはフェアな競争があって成り立つ考えのようにも思う。理不尽なのは長くやって実力のある人が更に使ってるものまで良いということ。こういうのはもう追い付こうにも追いつけない。ただでさえ最初からある差を更に広げていてゲームなのにあまりにも格差が酷過ぎる。こういった理不尽な競争は現実の人生にある厳しさだけど、わざわざ楽しむことが目的のゲームまでそうだったらさすがに疲れる。ゲームまで意識高くやっていられない。そんな大変で厳しいものにガチるくらいならそのガチを現実のほうに使いたい。
リアルな人生では経験も実力も違う、持っている物も違う。まさにそういう理不尽さがある。だけどそれゆえに頑張ったときの見返りも大きい。不親切なゲームはただただ人生のように厳しくそして見返りもない。
見返りもなくただただ厳しく理不尽、あるのは尋常ではない努力の先にあるちょっとした楽しさだけ。しかも上級者になったら上級者になっても厳しい部分がある。それなら人生の合間の息抜きやストレス発散とわりきって意識低くやるスタイルのほうがいいんじゃないかなとも思う。
とにかく現状ネット界ではゲームをガチでやることが正義という風潮になってきている。「オンライン対戦こそ至上である、オフラインゲームはゲームが苦手な人がやるもの。」という考えが支配的というか、一部のオンラインガチ勢がそういう考え方を普及させようとしすぎている。ゲームなんてオフラインで息抜きや暇つぶしとしてやっていいものだっていう考えももっと浸透するべきだし声にしないだけでそう思ってる人は多いはず。ゲームはガチでやることがかっこいいみたいなネットの風潮はあまりにも偏りすぎているのではないだろうか。実際のところそれは少数派の考えであって本来ゲームは適当にやって適当に楽しむものでいいはず。人生にはほかにも面白い趣味がいろいろあるのだから。FPSをやっているならエアガンで遊んでみるのも面白いかもしれないし射撃系ならダーツでも面白いかもしれない。
今の時代FPSをやろうとし始めたらガチPC環境をそろえるということだけで膨大な金額がかかる。そこまでしてやることでもないっていう人がもっと出てきてもいいと思う。
ペットを飼いはじめるのもありかもしれないしプラモデルもありかもしれない。
とにかくこういうガチ化現象が進むとますます忙しい人ってゲームできなくなって簡単にやれるスマホゲーに行ってしまう。今の時代ゲーマー界ではマストアイテムのPS4のゲームをやろうと思ってもなかなか敷居が高くてできないのである
あのソフトネットで話題だから欲しい。7000円です
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まずPS4が必要。3万円です。ゲームによってはアケコンやハンコンのような特殊コントローラーも必要です
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そもそもPS4を起動させるためのテレビが必要。できれば個人で使用できる1台と自分だけでできる部屋があると理想です。これも数万円です
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やっとゲーム買いました。でも今のゲームはオンライン要素前提なのでネット環境整えましょう。当然ながらお金かかります。プレイステーション内の課金も必要です
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よしやっとオンライン対戦ができる。はいあなた初級者。全然勝てません。既存層のボコられます
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練習しないといけない。でもこういう環境でゲームをできるのは家にいてなおかつ時間がある時だけです
敷居高すぎィ!ゲームをやることが誰もがそろえる環境ではないものであり、更にそのゲーム内の初心者になることすらガチ化が進み過ぎて昔に比べて難しくなってる。そしてがんばったところでそのゲームの話が通じる人はリアルではなかなかいない。
そりゃみんな誰でも持ってて、電車の中でもできて、学校でもできて同じゲームをやってる人も多いソシャゲにいくよなぁ。結局整備された最高の環境でやるゲームよりスマホでやるゲームを仲間とワイワイやったほうが現代人は楽しいんだよ。結局クオリティの高いものを1人でやるより、クオリティのしょぼいものを仲間とやったほうが楽しい、コミュニケーションや仲間意識という快楽に勝るコンテンツはないのである。
自分はスマホのゲームなんて操作も面白くないしグラフィックもしょぼいしやる気も起きないし、PCやPS4のゲームのほうがすごいだろって思うけどそれってもう普通の人からすればかなり意識高いんだろうね。
良いゲームは面白いゲームという時代から、誰かとやるならばソシャゲでも面白い、流行ってるなら面白い、そういう時代なのである。実際のところ面白さにおいてクオリティやレベルが占めるファクターってそんな大きくないんだよね。
個人的に最近スマホゲーばっかなのは好きじゃない。だからコンシューマやネトゲを応援している立場ではある。
ネトゲとか、オンライン対戦のあるコンシューマーゲームは「よっぽど時間あって、そのゲームに多くを捧げる人」じゃないと楽しめないという構造を変えないかぎり新規参入者が減ってどんどんと衰退していくんじゃないかと思う。
今のゲームはあまりにも元々から好きでやってた人に有利すぎることが多い。閉じコンになりかけている。現状せっかく始めた人が理不尽さを感じてすぐやめてしまうってゲームが多いように思える。はじめたての人にとって程よい楽しみがないゲームが増えている。
確かに「ゲーム舐めるな、厳しいことにも耐えて強くなっていくものだ」という反論があるかもしれない。でもそこまでゲームに労力傾けることができる人って少数派だと思う。前述のように環境をそろえることですら一苦労、初心者になることすら難関。今のゲームはあまりにも難しく大変で重く意識高いことになりすぎているのである。結局それだとよっぽどそのゲームが好きな人&時間や資金がある人しかやらない。
新規参入者は理不尽を感じてすぐ去っていく。コアな上級者からお金を集めるだけのゲームは先細りしかないのではないだろうか。
だから初心者がオンライン対戦しようと思ったら最低でも3つの条件を満たしたゲームをやる必要がある。そんなコンシューマ逆風の中でそれでもオンライン対戦やネットゲームがやりたいというならばこの3つの条件を考慮に入れたほうが無駄な苦労しなくて済むかもしれない
1:使うものに差がない
基本誰でもどのキャラでもどの武器でも使える。競うのは実力だけというスタイル
良い武器を手に入れるのにゲーム内マネーを稼ぐ必要や課金する必要性はない。そういうゲームはとても親切。
勝たなければ強い武器が使えない→実力差と性能差のダブルコンボでなかなか勝てない→やめる
この負の連鎖が起きにくい。使う物に差がないゲームはその心配がなく装備をそろえることに頑張らなくていい。強いものをそろえることに時間を使わなくていい、実力だけを上げればいいという事だ。弱いものしか使えないで負け続ける、それほどつまらないことはない。
2:プレーの実力ごとに相手の実力も変動する
分かりやすいシステムでいえば代表的なのがレートシステム
競技における偏差値のようなもので大体自分の実力が数字に表れる。そして対戦相手も近いレベルから選別される。レートでなくても階級や部屋が分けられている場合がある。このように実力差ごとに階級が分けられてるゲームを選ぶという事が初心者には必須条件。
逆にこういったシステムが採用されていないゲームの典型がFPSのような1つの大きなフィールドに何十人も集まる形式のゲームだ。FPSでは実力差関係なしに、その場にいる人がみんな同じ場所に放り込まれて強い人が強い武器で、弱い武器を使ってる弱い人をただただ刈る。貧弱な武装で猛者たちが集まる環境に放り込まれおもちゃや都合のいい的にされるのがオチである。そして今更始めたところでそう簡単に経験者には追いつけないのである。10代のころからFPSをやっていた人間の才能に勝つにはよほどの才能が必要である。
20代から英語を始めても帰国子女やネイティブに勝てないし、箸文化の無い国の人が大人になって箸を練習してもやはりぎこちない。今の時代FPSは10代のころから何年もやっている人ですら初心者帯に有象無象にいるのである。それでも戦場に行くというなら止めはしないが。
ごくまれに弱いものを使って楽しんでいる上級者というのも存在する。あまりにも上手い人は楽しみを感じるためであったり実力を見せつけるためにあえて弱いものを使っていたりする。ただそういう人って天然記念物で、強い人が強いものを使って弱者をいたぶるという構図がほとんどなのが現状。なのであまりそういうことは期待しない方がいい。
基本みんな弱いときに強い人にそうされたから自分が強くなったときは、弱い人に同じことをしてやろうというパターン。自分が下な時に嫌なことをされたから、自分が上になったら下の奴に嫌なことをしてやろうという考え。
よくある部活や職場の悪しき伝統や風習が受け継がれている構図と似ている。先輩にされたので俺も先輩になったら後輩に同じことをしてやろうという構図。俺はそうやって苦労してきたんだから後輩も苦労するべきというスタイル
そして少なからずゲームにおいてもそういう風潮がある。
それを実力社会の掟ととらえるかガチ勢意識高すぎととらえるかは自由だ。
3:多くの初心者ゲーマーがオンラインにいること
いくら理想的なゲームであってもあまりにもマニアックすぎて上級者しかいない閉じコンであればまるで勝てないことが多い。初心者帯の場所であっても「そのゲーム内では初心者」であって、実はその初心者ですら部外者から比べれば実力者ばかりというゲームにはガチの初心者の居場所がない。
これは主に格闘ゲームに多い傾向だ。格ゲーというジャンルが閉じたコンテンツになっていて新規参入者がおらずそのゲームにおける下層でさえ実力者ばかりという状況になっている。そしてこういったゲームは活気がなくいずれ衰退していく運命にある。ただでさえ勝つのが難しい上に極めても未来がなく無駄なことが多い。
またFPS内でもBFやCODでそれなりに中の下ぐらいにはやれていた友人が、カウンターストライクに行った途端一発も当てられなかったという話を聞いた。間違っても初心者がいきなりカウンターストライクやストリートファイターのようなゲームをいきなりやるべきではない。ストリートファイターですら昔からの経験者が強すぎて結構ゲームをやっている友人ですらほとんど勝てないらしい。格ゲー全盛期の経験者が今も居座っている閉じコンといえる
そしてできればこの3つの条件が重なったゲームが理想と言える。
中々その3つが重なるゲームは世の中にはないが、個人的にこの3が重なっているように思えるゲームはEA FIFAシリーズ
あと個人的にWorld of Tanksというネットゲームもしている。WOTかFIFAが自分のやってるゲームでなんなく肌に合う。結局自分はそれほど多くのゲームに手を出すタイプではなく自分が既存層側になれていて勝手を知っているゲームを好むのである。これまでさんざん叩いてきた既存層側に自分はいるというダブスタである。あとは最近やってないけどもポケモン。というか厳密に言えばFIFAもWOTもポケモンも最近そもそもやってない
まずそのFIFA
サッカーゲームのFIFAシリーズにおける対戦は、強い人も弱い人も使うものは同じチーム。強い人が使うFCバルセロナにも弱い人が使うFCバルセロナにも一切の差はない。あるのは実力差だけ。どちらのチームも元々は同じだし能力や性能に違いはないが、上手い人が使えばそのチームは当然強くなるし、下手な人が使えばバルセロナやレアル・マドリードでさえ弱小チームになる。また使うチームのレベルによっても対戦相手が分けられる。いくら自由に好きなものが選べるゲームだとしても結局人気が強いキャラに集中するゲームは良いとは言えない。確かにFIFAも一部の人気チームばかり使われる傾向があるが、弱いチームを選べば弱いチームを使っている人と当るような設計になっている。
レアル・ソシエダを使ってる人がレアル・マドリードと当たることはない。逆にポケモンだと弱いポケモン使ってようが強いポケモン使ってる人と当たるので、強いポケモン使った者勝ち。だから好きなもの使う奴が馬鹿扱いという悲しい風潮が出来上がっている。これも結局ネットがガチなことや強いことを正義とする風潮になってきた象徴だろう。
更に実力ごとにマッチングも異なっており、理不尽に強い上級者と当ることは稀だ。下手ならば下手な人間同士と滅茶苦茶な試合になってカオスだし、上級者同士なら高度な戦いが繰り広げられる。
そしてFIFAシリーズはサッカーを題材にしたゲームなので世界中にファンが多く、海外の小学生のようなユーザーも多くいる。初心者も多くゲーム人口そのものも多い。衰退の心配がないというのも個人的に気に入っている部分ではある。
とまぁいいことづくめのように思えるFIFAだがやはりそれでも初心者がいきなり参戦するとやはりボコられる。ただオフラインでのCPUとの対戦が充実しているのでそこで自分のペースで鍛える事もできる。必ずしもいきなりオンラインに行く必要がないのがこの手のコンシューマゲーの良さだ。オンライン対戦至上主義の昨今だけどもオフラインでずっとFIFAをやりこんでも何の問題もない。難易度を高くして自分が弱いチームを使ってCPUをビッグクラブにすればかなり歯ごたえがある。ただオンライン対戦ではめちゃくちゃうまい人がいたり予想外の謎の動きをする人もいるので面白い。
また実際のサッカーを見ることもヒントになったり、逆にFIFAでの経験がサッカー観戦にも役立ったりするしゲームで覚えたり好きになる選手も出てくる。サッカーというリアルコンテンツとも連動しているのがこういうスポーツゲームの良さである。
そしてWOT、これは戦車ゲームである。
戦車に興味がない人は中々やろうとは思えないが実はちょうどいい責任感と射撃感がミックスされていてFPS脱落組にお勧めしたいゲームである。
15人VS15人なので一試合が重要な感じがする。FPSのようにリスポーンしまくりでずっと同じ試合をやるよりも15対15のほうが個人的には一試合をしている感がある。複数戦車を所有できるので当然その試合が終われば次の1試合に行ける。
この15人というのが絶妙な数字で程よく責任感があり程よく責任感がない。40人VS40人のようなゲームだと1人の意味合いが感じられないし頑張ったときに自分のおかげで勝った感がない。40人VS40人は1人の個人戦がただ80通りあるだけに過ぎないが、15人制の1試合だとどちらかが全滅しあうまでのデスマッチなので責任感が楽しめる。しかしこれが3,4人ぐらいの少数制の部屋だと一気に責任感が増してくる。これだと意識高すぎて結構つかれてしまうし戦犯になったときに批判されるのではないかという恐怖がある。たとえば2対のエクバでは味方批判のメッセージが送られてくるとも聞く。やはりこういうことも含めてゲームがガチなものになりすぎているのではないかと感じる。
それゆえにこのWOTのちょうど良い意識の低さは面白い。また射撃も戦車の特性上リロードに時間がかかり一発を考えて撃たないといけない。逆に言えば考えてうつ時間もあるということだ。いきなり敵と出くわしたときFPSだと反応速度の速い上級者にハチの巣にされて一瞬で試合が終わるが戦車ゲームではまだそこから戦いが始まる。仲間が駆けつけてくれればそこからの逆転も十分に可能。
連動してやってる感とか、一瞬で勝負が決まらない感はいい。それでいて射撃としての要素もある。一発の重みが大きいのと、戦車の特性上当たったときに派手なので当てたときの喜びが大きい。特に撃破した時は派手に爆発するのでリアクションも楽しいのが好きである。
あとは戦車の種類をいろいろ覚えられてミリタリー知識がつくというのも面白い。自分は戦車が好きだったけども、正直3号突撃砲はこのゲームでしったレベルの知識だった。ドイツ軍が第二次大戦で一番量産した三号突撃砲という実質的な駆逐戦車は今ではお気に入りの車両である。ちなみにこの車両を進化させ続けていくと有名なヤークトティーガーになる。ただそこまで行こうと思ったらさすがに課金が必要である。ただヤークトパンターぐらいまでなら課金なしで行けるぐらいには親切設計だしそこまで課金も高いわけじゃない。
ちなみに自分はこのWOTでtier9まで言って、アジアサーバーでプレーをしている。もしかしたら対戦することもあるかもしれない。
しかしもはや自分は最近FIFAシリーズのオンライン対戦やWOTすらしなくなっている。そもそもでいえばまずPCのグラフィックボードが不具合になりPCでそういった3Dゲームができなくなったからやろうにもできないのだ。
そしてFIFA17をどうやってやろうかと考えて前述のような敷居の高さに改めて気づいたのである。PCを修理するという手もあるけどもこれもグラフィックボードの買い直しとなればお金ががかかるに違いない。今の時代ってもうゲームするだけで大変なんだなと。
あと実際にFIFAをやったところで回線に左右されたりマナーの悪い対戦者もいたり、マッチングまでに時間がかかることもあったり、勝とうと思ったらやはり真剣に構えてやる必要がある。勝つためには真剣にならないのといけないので精神面や体力面でも疲れてしまう。結局意識高くゲームをやろうとすると疲れるというのも実情。
時間かけて起動して、マッチングまで待って、いざ始まったら楽しいと思える試合が何試合かに一回しかなくってなるともうきままにオフラインでやってたほうが楽しいというか効率良いなぁとか思い始めたり。
結局そういうのもオンライン対戦の嫌いなところかもしれない。無駄な時間や我慢する時間が多い。
そうやって環境的にPCでゲームできなくなったのと、オンライン対戦にそこまで執着心が亡くなったのもあって、結局数年前のノートPCの方に入ってるFIFA14を一人でむなしくやっているよね。正直スポーツゲームって似たようなものだから数年前の作品でも問題なかったりするんだよね。FIFA14とか古いなぁと思ってやってなかったけどいざやってみたらまぁやれないことはないし十分楽しいレベルだった。もっぱらゲームは最近そればかりである。
ゲームってなにも他のプレーヤーと比較して上手い側とか強い側になる必要なくて最終的に自己満足で楽しめたら全然それでいいんだよね。オンラインにおける強さなんてどうでもいいっちゃどうでもいいのよ。そもそも理論になるけど、そこに行きついてしまう。WOTだったら意識低くできるかもしれないし、そのカウンターストライクで一発も当てられなかった友人も意識低くガンオンばっかやってAVAをたまにやるぐらいらしい。意識低くダラダラやれるゲームのほうが結局長続きしたりするんだよね。
その強さを鍛え上げるなら他のもっと役に立つ実力を鍛え上げるべきだとも思うし息抜きでいいと思う。逆に息抜きで意識低くやるだけでいいじゃんって思えると、今までやらなかったようなタイプのゲームも買ってやってみようかなと思えたりする。
ゲームってそんな一生懸命にやるものでもないという意識低いスタイルが最近は一番だなぁと思うようになってきた。昔だったら真剣に上を目指そうと思ってたけど最近はまったりプレーが一番楽だなぁと思ってきている。とにかく人生はゲームだけじゃない、その人生の空き時間にやるのがゲーム。ゲーム以外の趣味もほかに多くあるし、ゲームばかりやるわけにもいかない。ゲームばかりやれる環境や状況ならば強くなれるかもしれないけど、そこまでゲームに注ぎ込める状況ではない、それにそうやって強くなっても結局何の見返りもない。だから余暇でいいんだよ余暇で。
あとはやっぱりオフラインゲームの良さに気付いたりとかね。自分のペースでできるというのは大きい。自分がポケモン対戦あまりやらなくなったのはネットの風潮がバトレボ時代の頃に比べて勝利至上主義になりすぎてしまったこと。
やっぱレート対戦で数字に目がくらむとみんな目の前の勝利にしか興味がなくなる。もう今ガチポケを使って最新の攻略サイトでガチにプレーすることが大前提になってきてるもんね。好きなポケモンを使うということが馬鹿にされる時代になってきた。
みんな対戦ツールの道具としてしかポケモンを見なくなった。そういうの寂しいなぁと思うようになったからポケモン最新作のサンムーンも結局買ってない。あまりにも対戦ツールとしての側面がガチ化し過ぎた。一部の人がガチってやってる感じがよかったけど、もう対戦してる人は当たり前に最先端のテンプレ的攻略情報ばかりやってると行き過ぎに感じる。自分はRSから三値知ってるし、そういうガチプレーをやっていた時期もあるから決して初心者ではないんだけど、ちょっと今はあまりにもガチ化が行き過ぎて雰囲気が変貌し過ぎてしまった。
そんな状況でポケダン久しぶりにやってみたけどそれが結構よかったよね。オフラインゲームとか小学生時代のゲームの楽しさみたいなものを改めて気づかせてくれたのはこのゲームだった。みんな昔からポケモンガチってやってたわけじゃないでしょ。たぶん今ガチでやるポケモンより子供の頃にやったポケモンのほうが楽しかったりするんだよね。ポケモン不思議のダンジョンは実質オフライン専用ゲームだし冒険感もあるし、ストーリーも面白かったしそういう意味ですごく良いゲームだった。結局オフラインなんだよなぁ。ボスの時の緊張感とかも最近の対人戦の緊張感とは違って懐かしい緊張感があった。ポケダンは最新作は結構難易度高かったしオフラインだからとなめてちゃいけない。かといってガチで難しすぎるわけでもないしゲームとしてほんとちょうどいい難易度だった。とにかく今オフラインゲームやRPGのオフライン要素ってもっと再評価されるべきじゃないかなぁとも思った。オフラインでやっても十分楽しめるゲーム機って特に携帯ゲーム機でもっと増えていくべきだなぁとも思う。
とにかく自分はやっぱキャラとしてのポケモンが好きなんだなと再確認させられたよね。ポケモンGOでもない、ポケモン本編でもない、ポケダンが第三選択肢としてあってもいいと思う。アローラ版で最新作だしてくれないかなぁ。超不思議のダンジョンが一応最新作だからその次はアローラ版かもしれない。まぁメインストーリークリア後のステージが充実しててそっちの難易度がかなり高いから新作までの暇にはこまらないけど。あとドヒドイデとかヒドイデ使いたい、サンムーンで使うよりポケダンでキャラとして使ってみたい。ポケモン直接操作できてキャラとしてしゃべるのはやっぱりかわいいしかっこいいよね。結局こういうにわかっぽい楽しみ方がいいんだよなぁと最近気づくようになった。
そういう女子っぽいスタイル、意識低いスタイル、懐古スタイルがこれからのゲーム界の新しいトレンドになっていくかもしれない。