自分が駆逐戦車の真の虜になったのはWOTのフランス駆逐戦車ルートがきっかけで、このルートは本当に好きなルート。トリッキーな戦車が多い中でも特にフランス駆逐戦車は面白いのが多い。フランス自体は第二次世界大戦で早期に降伏したので史実で言えばほとんどが活躍しておらず試作戦車や設計上の戦車に過ぎない。
ただ通常の戦車の話題ではほとんど取り上げられないそういったマニアックな戦車も含めて楽しめるのがWorld of Tanksの魅力であるしもし戦局が違う物になっていたらこういう戦車も実戦に登場したのかなという妄想も楽しかったりする。
特にフランス戦車はわけのわからない物が多く正統派が好きではないファンがフランスツリーに集まる傾向にある。誰もがやらないことをやりたがる人はフランスかイギリスにいく。WOTの中で自分はこの専門家だというツリーが合ったりするけど自分の場合は特にフランスツリーが自分のルートみたいなことも考えていたりする。
かといってフランスばかりではなくソ連ツリーも同じぐらいはまっているし、ドイツやアメリカもなんだかんだでかなり作りこんでいる。そもそも全体的に駆逐戦車多めで作っていてこのゲームにおける駆逐戦車の専門家になりたいぐらいに思ってたりもする。ちなみにWOTのアジアサーバーでかれこれ3年程プレーしている。
その中でも特に個性の強いフランス駆逐戦車について語っていきたい。
Somua SAu40
WOT屈指の不細工戦車でありフランスツリー屈指の苦行戦車。次に待ち構える戦車が強戦車であるであるためここでの頑張りが不可欠。
自分も使っててこの時が一番活躍できなかったかもしれない。見た目も悪いし弱いしで早く終われと思っていた。ただフランス駆逐ルート全体に言えることだが毎回開発したときにデザインがトリッキーで面白く次の開発が楽しみなルートともいえる。さすがココ・シャネルを生んだ国のデザイナーたちである。
これがシャネルの国の戦車か、と言い聞かせているがやはり変なものばかりだ。
S35 CA
見た人は度胆を抜かれる大胆なデザイン。
通称風呂。視界が非常に広く主砲もこのtier帯では強力なので視野の広さを生かした戦い方が基本になる。因みに自分はこの戦車を開発したときまだ初心者だったので視野の広さを活躍させるよりも普通に重戦車のようなノリで戦っていた。
ただフランス駆逐ルート自体全てがオープントップ型ではないし特にこの後は今までのフランス駆逐ルートの戦い方がこの後急速にできなくなっていく。
ARL V39
この戦車は結構思い入れがあって次に来る戦車目的で作っていたためこの戦車での開発が非常に楽しかった。次にいよいよ待ち望んでいたものが来るというワクワク感もあって一戦一戦経験値を得たことが非常に楽しかった思い出がある。印象に残る戦場もこの戦車と体験してきた。手法が強力なのと何よりデザインがやはり意味不明である。
ほうきセットのような形をしており第一次世界大戦の戦車のような雰囲気もある。使っていくうちに非常に愛着がわいてくる戦車がおフランスには多い。
AMX AC mle.46
自分はこの駆逐戦車を見たときこのルートを開発しようと決意した。こんなかっこいい戦車があるのかと思ってツリーをなんとなく眺めていた時に衝撃を受けた。この戦車が自分は好きで好きで仕方がない。本当に一番気に入ってる戦車と言っても過言ではない。
強さとか関係なく自分の好きなデザインの戦車を自分は開発する傾向にあるのでとにかく見た目重視で選んだ。WOT全体でも一番好きな戦車かもしれない。正直ここがこのツリーのゴールだと思うぐらいの感覚で目指していたしこれでチームを救ったときの活躍は今でも個人的な思い出として懐かしい。そうやって使ってい行くうちに楽しくなり自然と経験値もたまり次のtier8も目指すことにした。
AMX AC mle.48
デザイン的には有名なFochと同じで擬似的にFochを手に入れたような感覚を味わえる。46での戦いがだいぶ続いたのでデザインが変わったときは寂しくもありうれしくもあった。そして今自分はここで止まっている。ここから急速に開発に時間がかかるようになり一つのパーツでもかなり時間がかかったりする。他のルートとも並行開発しているとさらに時間がかかる。フリー経験値変換などをしていかなければ戦績にかかわることにもなり、フル開発でくるのが半ば常識のようなtierになってくる。
AMX 50 Foch以降連射できることが大きな変化であることを除けば今後ほとんどデザインが変わらないため、現状自分はここで止まっている。ただやはりこのルートを最終開発したいし有名なfochを使ってみたいというのもあるので時間と金銭的な余裕があればもう一度開発してみたいと思う。現状そういった余裕もないので今は楽しかったころのWOTの思い出に浸るしかない。
しかしいつか自分はその戦場に戻るだろう。
必ず私はWOTに戻る、親愛なるド・ゴール閣下のために(謎のフランス軍人風コメント)
そしてフランスルートをすべて開発するだろう。因みに重戦車ルートも中戦車ルートもフランスは開発しているので必ずフランスマスターになりたい。第二次世界大戦じゃすぐ退場してあまりこのルートを詳しくなってもWW2の話には正直ついていけないし意味もないがそういう無駄なことをするのも軍事ファンの楽しみなのである。
英国面→WW2で最後まで戦ったから実戦で活躍した戦車も多い。
仏国面→すぐ退場してるのでほとんどが活躍してない。
ほんとこのルート何の意味があるんだろうなってやってて思う時がある。史実という意味では正直英国以上に意味ないだろこのルート。周りは史実で活躍した戦車だらけなのにこのルートのほとんどが架空戦車やろくに量産もされてないし量産されたとしても活躍してないのばっかなんだぜ。
いくらその戦車をゲームきっかけで好きになってもろくにプラモデルも発売されてないし史実でも対して活躍してないという完全に悲しいルート。自分が好きなAMX AC mle.46もただの試作機体なのでまともに活躍してないしプラモデルどころかまともな資料もない。実質フィクション戦車である。
WOT内の強さ目的で始めるならばまだフランスツリーは意味がある。しかし自分の場合強い戦車があるからこのルートを始めたわけじゃなくて完全にデザインや雰囲気目的で始めてる。
性能以外に関してはデザインもめちゃくちゃであり史実も活躍皆無で、フランスという国自体早期退場したドイツのかませ役の国でしかない。
本当に「なんでやってるんだろうな」という戦車ばかりであり第二次世界大戦の雰囲気に浸る上でも意味がない。フランスツリーファンで「一体なんで俺らこのルートやろうと思ったんだろうな」と話をしてみたらかなり盛り上がるに違いない。
WOTのゲーム内の性能目的以外でいえば本当にマニアしか集まらないのがフランスツリー。しかしそれ故にデザインは魅力的で不思議なものが多い。マニアックな戦車が好きな人はぜひフランスツリーを始めてみてはどうだろうか。本当に変な戦車しか出てこないぞ。