elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

WOTとかいうカオスな戦車ゲーム

WOTというのはベラルーシという東欧の国が開発したオンライン型の戦車ゲームである。正式名称はWorld of Tanksであり、その名の通り戦車の世界である。

日本ではガールズ&パンツァーをきっかけに人気が高まりWOTとコラボをしていたり公式MODによってその音声がゲーム内でも使えたりするしガルパンによって戦車は最注目されプラモデルもかなり充実するようになった。

自分自身はガルパンのだいぶ前から戦車ファンで中学校の資料集にのってるティーガーに惚れ込んでいたような人間だった。

そこからなかなか戦車が注目される機会がなかったところに、ガルパンが放送されて一気に注目されるようになった。

しかも自分はそのガルパンをしっかり見ていてダージリン大好きで、その影響でWOTではイギリス重戦車ルートを開発することになる。ダージリン様いなけりゃあんな奇怪な英国ルートやってないですよ、というレベル。

更に言えば自分はガルパン以前に放送されていたストライクウィッチーズきっかけで第二次世界大戦のレシプロ戦闘機に興味を持った立場の出ガルパンきっかけで戦車に興味を持った人にむしろ親近感を感じる。

戦車に関しては萌え関係なくはまっていたけど、戦闘機は萌えがきっかけである。

 

前置きは長くなったがそのWOT

これがいろいろとカオスなゲームである。

しかし自分はこのカオスなゲームの虜になり、もはやオンラインゲームはWOT専門でやり課金もしている。WOTの課金要素自体はプレミアムアカウントの月1000円ちょっとで十分なほどのプレーは保証されているしガチャ要素はない。国内ソシャゲの異常さを見ていると超良心的に思えてくるのがこういった海外ゲームである。もちろん無料でもそれなりにいいところまで行けるし面白くないと思った人はそこに行くまでに離脱する、そして面白いと思った領域にまで行った人は自然と課金しているのがこのゲームだ。

とにかくWOTと心中するぐらいの覚悟で生きていてまさにWoterである。ウォッターと読むのだろうか。

ちなみにアジアサーバーでプレーしていて、そもそものきっかけは同じ軍事オタクの友人から誘われたのが始まりである。最初は乗り気ではなかったがむしろその友人よりはまりまくって気付きゃその日のうちにやりこんで数日熱中して一気にtier3,4ぐらいまで行ったのを覚えている。

その友人は基本的に海軍オタであり、自分は陸軍オタだったため自分のほうが熱心になるのは必然だったと言える。

その友人とスカイプで連絡を取りながらクランを組んでまったりプレーするのがもはや日課となっていった。

別にレベルの高いプレーをしていたわけではない。まったりプレーして戦犯になることも多かった。ただこのゲームむしろ味方が戦犯になる確率が異常に高い。そこが一番カオスなところ。

その友人とアジアの戦場を駆け抜けてきましたよ。

「アジア人は近代戦の経験がないからこんな滅茶苦茶な動きをするんだ」とか言ったりもしてたし、このゲームはとにかく味方批判に走りがち。ほとんどのwoterが味方の悪口を言いながらプレーしてるに違いない。

ちなみにこの問題はアジアサーバーだけでなく、むしろロシアサーバーは本当にイカれた奴がいるらしいし北米サーバーも脳筋突撃野郎ばかり、EUサーバーに至っては禁止されたMODを平気で入れているチートゲーマーだらけというから驚きだ。

 

それを知ってアジアってまだマシだなと思ったし、結局どこいってもカオスなのがこのゲーム。唯一グッジョブだと思うのが中韓を隔離しているところ。アジアサーバーは日本人、東南アジア人、中華サーバーが嫌な台湾人でしめられている。

日本人はかなりアジアサーバーに多く、日本人がやるならばアジアかNAになる。

自分も出没するしそのサーバーを盛り上げたいというのもあるから基本的に自分はアジアサーバーをお勧めしたい。

ヨーロッパは本場のドイツ人やイギリス人、フランス人などがいてWW2のリアルさはあるけどもチーターが多いというのはやはりお勧めできない。更に言えばアジアサーバーは最低限の英語が通じるというメリットもある。

北米サーバーは最近南米人も多いらしく結局アジアサーバーとレベルは変わらない。逆にアジアでやってると一応日本人は近代陸戦の経験があるからという謎のちょっとした優越感もあったりする。

本当はそういう考えを持ってはダメなのかもしれないけど、アジアサーバーの他アジア人のカオスな動きを見てるとそういう考えになってしまう事もある。それぐらい味方の意味不明な行動が多い。

 

もう真面目に考えちゃいけないのがこのゲーム。常人のメンタルでやっていけない世界。そういうカオスな空間なのがこの世界だしむしろそれを楽しめるようになったら一流のwoter。みんなイカれた野郎になっちゃうのがこの世界。でもそんな時でも凄く一体感があったり連携で勝てたりすることがある。そういう仲間に出会ったときは心の底から嬉しい。普段がめちゃくちゃだからそういう時が楽しかったりする。

それに自分だってやっぱり戦犯プレーをすることがある。お互い様という考え方がこのゲームには必要。あまりマジになっても仕方がない。意識低いプレーがこのゲームはおすすめ。真面目に考えるだけ損。そんなガチガチになりすぎても新規参入者が増えにくいし、戦車動かせたらいいぐらいのノリの方が続いたりする。

キングタイガー

ただこの戦車ゲーム最大のメリットがある。

それは異常に戦車に詳しくなるという事。自分は昔からの戦車ファンと言っていたが実はそこまで詳しくはなかった。有名戦車をちょくちょく知ってるだけですべてを知っていたわけではなかった。

WOTで覚えた戦車は滅茶苦茶多いし、イギリスやフランスといったそれまであまり興味がなかった国にも興味を持つようになった。また試作車両などほとんど日の目を浴びる事がない戦車を知るきっかけにもなって特にフランス戦車はこのゲームで好きになった。それまでまるで興味がなかったフランス戦車に今自分は一番はまっている。

戦車を学ぶという意味ではこのゲーム最強かもしれない。基本的に第二次世界大戦が中心だけども、大戦後も網羅されている。日本ツリーでは74式戦車の試作車両があるぐらいに充実している。その内Tier12まで解放するんじゃないかという噂もあるしスウェーデンが出たのだから、スペインイタリアイスラエルツリーなども今後出てくるのではないかと言われている。

それゆえに本当にマニアックなところまであり無限の世界が広がっている。

 

ちなみに戦車ゲームは決してWOTだけではない。

warthunderというゲームでも戦車戦が可能だ。しかし戦車戦はこのゲームにおける一部の要素であり戦車専用に作られたゲームではない。

自分は一度決めたゲームはそのままずっとやり続けるタイプであまり他のゲームを積極的にやろうとはしないので本当にちょっとしかそのゲームはやったことがない。

ただ例の友人はこのwarthunderを結構やっていてその友人曰く「WOTは戦車ファンが楽しい戦車ゲーム」

つまり戦車を楽しむために作られたゲームがWOTでありまさにWorld of Tanksという戦車だけの夢の世界。おそらく実際の戦車戦とは異なる要素が多い。地雷も、歩兵からのロケットランチャーも、航空爆撃も存在しなくて純粋な戦車戦になっている。しかも第二次世界大戦戦車が主流なのでレトロというかより純度の高い戦車戦をしている。

それをどうとらえるかである。

戦車だけの美しい世界、ロマンあふれる戦車戦ととらえるのか実際にこれは戦車戦とは異なるととらえるのか。

 

ただ極限までリアルを突き詰めた戦車戦はきっとゲームとしては面白くない。戦車ファンが戦車を楽しめるように作ったゲームの方がゲームとしては面白い。戦車だけの夢の理想の世界、それがWorld of Tanks

結局第二次世界大戦がもっともロマンあふれる戦車戦をやっていた時代でありこういった陸戦の浪漫は今後訪れることはない。ドイツとソ連が広大な大地で戦車戦をしあった浪漫の時代をこのゲームはより純度の高いものに仕上げている。

 

実際自分もwarthunderの戦車戦をちょっとやったときに簡単にやられてしまってWOTならもう少しやりあうことができたのにというシーンが多かった。ほどよくダメージのバランスもゲームとして面白く作られていて激闘を楽しめるような作りになっている。

FPSの場合早すぎるし一瞬で試合が終わることが多いが、WOTだと程よいダメージであり基本的には連射ができないので一瞬であっという間に終わることが無いのも楽しい。やりあうことができるしぶつかり合ってる感がある。ハイスピード戦場であっというまに上級者に刈られるということがあまりないというのは楽しい要素。FPSはもはやあまりにもハイスピード化しすぎていてある意味アスリート能力が必要になってきているし経験者が有利すぎる。

 

結局そういう射撃バランスがあって、人数も15対15で絶妙なバランスによってなりたって、なおかつ陣営の制御がなくそれぞれの好きな戦車を使えるというゲームのほうがゲームとしては面白い。15人同士というのも絶妙なバランスで個人の責任が重すぎないけども、個人の存在感がないわけではないという程よいバランス。

これが3人対3人とかであれば責任が非常に重く味方から批判されることもあるし、40人対40人だと逆に個人戦がいくつも存在するだけでチームという一体意識があまり感じられない。一部の低tierを除いて毎回15人同士できっちり試合をさせてくれるWOTはある意味ルールにのっとった戦車戦ともいえる。結局ゲームやスポーツとして面白くするにはルールが大事であり慣れればこのルールがちょうど良いものになる。

FPSはやってみたいけど能力や反射神経がついていかないとか、そこまで熱心にやるのは疲れるというの人にもお勧めだし、戦車や陸軍が好きならば間違いなく楽しめるゲーム。

ただしいろいろとカオスなこともサプライズとしてあるよというゲームがWOTでありその独特な世界が病み付きになる。酸いも甘いもこのゲームでは味わってきたけどこれからも続けていきたいゲームだと思うし新規参入者が一人でも増えてくれたらいいなと思う。