elken’s blog

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ダイナマイトロイス、また肉離れ

定期:マルコ・ロイス、怪我で離脱

一体マルコ・ロイスさんは何度怪我で離脱すれば気が済むというのか。ドイツ製宮市亮と言っても過言ではない。怪我というのは一度発生すればそれが癖になってしまう。

ブンデスリーガ第23節のレヴァークーゼン戦でその悲劇はまたも起こる。

左太もも裏の繊維を損傷し復帰は一か月後の見込みというから大事ではないけど「またか」という印象がどうしてもあるのは事実。もう少しタフなら間違いなく超ワールドクラス級の選手になれるはずなのにガラスの天才になってしまっている。

 

トゥヘル「チームにとって大打撃だ。今日はマルコが攻撃を引っ張っていた。最近はパフォーマンスがものすごく安定していてハイレベルなプレーを続けていた。極めて大きな損失で勝利に水を差された気分だよ。」

監督も思わず勝利に水を差されたと嘆く。

ガキつかで「ダイナマイト四国また肉離れ」っていうネタがあったけどもうはやダイナマイトロイスと言わざるを得ない。

 

そもそもサッカー選手の怪我には3つの大きな問題点が存在する。

まずサッカーはルール上非常にタフなスポーツであるという事。

イエローカードやレッドカードが存在しなかった時代やスポーツ医学がまだ発展していなかった時代に比べればだいぶマシになってきてはいるがまた選手の保護という意味ではルールが整備されていない。

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正直な話もう少しファウル基準を厳しくしてもいいのかもしれない。これだけ怪我が多く深刻な怪我で1年も離脱する選手が多いのはルールとしてあまりにもハードすぎるともいえる。バスケほどすぐにファウルを取るべきだとは言わないけどもう少し笛を厳しくしてもいい。とくにプレミアリーグはもはやラグビーであり荒すぎる。

それがフットボールだという意見もあるが時代と共に適応していかなければならない部分もある。フットボールファンは球技を見たいわけであり格闘技や肉弾戦を見たいわけではない。それが特にイングランドでは観戦の醍醐味であるとされているがあまりにも選手にとって負担が大きすぎる。

あまりにも荒すぎるといずれフィジカル系選手の天国となりテクニシャンやファンタジスタは絶滅するだろう。

 

次に相手に深刻な怪我を負わせた選手の処遇についても再考しなければならない。

今はあまりにも怪我を負わせた選手のほうが軽い負担で済み、けがを負わされた選手は泣き寝入りのような状態になっている。日本でも小野伸二本田圭佑は悪質なタックルをくらって破壊されキャリアを狂わされたし、韓国代表との試合では日本人選手ならかまわないだろうと選手を壊しに来るぐらいのプレーをしてくる。

とくにアジアでの試合ではまだまだサッカーが未発達なので日本人選手にとっては厳しい環境になっている。いわばやったもの勝ちであり、けがを負わせた選手に対する処分があまりにも軽すぎる。

あまりにも悪質で故意のファウルに関してはビデオ判定で後々に厳しい判定を下すべきでありそれが悪質なファウルを減らす手段にもなる。一度もレッドカードをもらわずに引退するクリーンな選手もいるのだから悪質なファウルをしないことはやろうと思えば可能だ。ペペのような暴力団員をピッチに野放しにしてはいけない。

モウリーニョ時代のクラシコでのレアル・マドリードは特にひどかった。トップリーグでもこういったことが起こるのが現実だ。

その一方でルイス・スアレスのような無害に近い噛みつき行為が長期処分を受ける。選手生命を狂わせる悪質なファウルは特に処分がないのに、ちょっと噛みついただけの行為は異常に処罰される。こういったところを見直さなければならないしスアレスが苦言を呈するのも理解できる。

次にスポーツ医療の発達がもう少し推し進められるべきだという事。

現代医療では半月板を損傷したら基本的には再生できない。サッカー選手にとって商売道具の半月板を一度壊してしまえばなかなかトップレベルには戻ることができない。怪物ロナウドは怪我後ストライカーとしてより覚醒したが以前のような圧倒的なプレーはできなくなってしまった。

メッシやロナウドもいつ深刻な怪我をするか予測できない。もし彼らが深刻な怪我をしてしまえばすべてのサッカーファンにとって損失であるし、マルコ・ロイスのような至宝のプレーがなかなか見れないのも大きな損失だ。有名な選手が決勝に出られないことも損失であるしディ・マリアがブラジルワールドカップの決勝に出られていたら結果は違っていたかもしれない。

 

また野球でもピッチャーの投球数には制限が設けられておりいわば肩は消耗品のような扱いをされている。生涯に投げられる球には制限がある。

更に引退後もけがに悩まされる。名波浩は膝を怪我したことが原因で引退後の今も正座ができない状態になっているし、プロになる前に怪我で夢を断念してしまいその怪我だけを背負ってその後を生き続ける無名の元プレーヤーも様々なスポーツに存在する。体がボロボロのまま引退を強いられるのが選手の現状だ。

再生医療が発達すればこういった問題の多くが解決される。半月板を綺麗に再生する技術が確立されれば以前のようなプレーをその選手はできるようになるし引退後の痛みも解放される。またそういった再生医療の発達はスポーツ選手以外の人にも大きな恩恵を与える。

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スポーツの為にもそういった再生医療分野が発達することが望まれるし、怪我の予防策といったものももう少し研究される必要がある。決定的な予防策ではないがたとえばサッカー選手の場合膝周りの筋肉のつけ方によっては膝の怪我をしにくくなるというものがあるし、プレー中倒れるところでは倒れるのも仕方ないという行為も必要になってくる。クリスティアーノ・ロナウドプレミアリーグで学んだことは自ら危ないところではこけることによって審判に保護を求める事だった。

そうでもしないとああいったプレースタイルの選手はプレミアリーグでは生きていくことができない。一方的にダイブ行為だと批判するだけではこの問題は解決しない。悪質なファウルが軽い処分で済んでいるのもダイブ行為の蔓延と同じぐらい深刻な問題なのだ。

サッカーの面白さや選手の保護、引退後の人生のためにもルールの改良、そしてスポーツ医学の発展が求められる。

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