elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

一人でお酒を飲む意味がわからないという謎の勢力の正体を考察する

そもそも体質的にお酒が飲めない上手く酔えない、酔えても楽しくない、気持ち悪くなる、お酒のアルコール味が苦手、酔ったとき嫌な思いをしたので飲みたくない、という理由であれば共感はしないけどもわからなくはない。

 

決して謎ではない。

 

自分が真に謎だと考えるのは「一人で飲む意味がわからない」という派閥であり、しかも一定多数いる。

自分はよく食べ物系の話題を見るのだが特に酒の話題は目を通す。

そこにはこんな意見がちょくちょくある。

一人で飲む気にはならないとか、最近だとリモートになったり飲み会が廃止になったりでもう半年は飲んでいないとか。

 

特に「飲み会や人と飲むのは好きだけど一人では飲まない」という人がいて、こういうタイプはほとんど一人で飲まないそうだ。しかも酒自体には結構詳しく酒愛もある。

 

考えるにこういう人たちは飲もうと思えば人と飲める環境があるのではないか、あるいは一人で飲む環境がない。一人飲み、独り酒の楽しさに目覚めるにはある程度の段階が必要でもある。

 

そもそも飲みの楽しさはシチュエーション込みだ。

自分は人と飲むのは嫌いどころか好きだし、なんであれば毎日でも飲み歩きたいぐらいだ。ただ、外で飲むとなると高くつくし飲む仲間も必要だったりするので飲みたいときに人と飲めるというのは結構恵まれている。

一人で飲みに行く場合も常連客や馴染みの店主と話すことが目的だったりするし、自分は初めて行った店で仲良くなる空間も好きだ。

 

「一人飲み」定義がそもそも曖昧で、家で飲んでいてもお酒飲んでいる人がリアルタイムで集まる掲示版やSNSを見ながらだとそれは人との繋がりを求めていることになるが、この場合一人飲みということにする。

逆に外で話さずともバーや居酒屋のカウンターで一人で飲んでいれば、家で一人で飲む事とは違う。一人の範囲がどのくらいまでかは曖昧だ。

 

おそらく一人で飲む意味がわからないタイプは昼に牛丼や回転寿司、サイゼ、ラーメン店に一人で行ってもその時はお酒が欲しくならず飲まないタイプだろう。自分はサイゼ、王将、回転寿司一人飲みは昼からでもするタイプだ。スーパーのイートインの時も酎ハイを買っているし何であれば普通の定食屋でも飲み。酒を飲まないなんてのはマクドだけで、マクドも持ち帰りでコークハイを飲む笑

大阪だと昼からいっぱい引っ掛けられる立ち飲み屋も多い。酒の自販機がマジでそこら中にあるんだから笑

同じ関西でも京都と奈良にこんなあった覚えはない。

 

自分が不思議なのはお酒を飲むことや酔うことが好きなのに、なぜ一人でいるとき飲みたいと思わないのかということである。ワイワイした空間自体が好きで実はそこまでお酒自体は好きではないとか、そういうときはすぐ飲みに行くというパターンかもしれない。

 

一見、一人暮らしの人の方が一人飲みしやすそうに思えるが、むしろ単身者のほうが好きなタイミングで飲みに行けたり同僚や仲間と好きな時間まで飲めたりするものだ。

 

自分が子供の頃の親父は、専ら晩酌から夕食まで飲んでテレビをみるという一人スタイルが多かったので、家族いても一人飲みは成立する。その親父は今は一人暮らしになったので同じ様に仕事終わりの晩酌を続けている。

鍋料理するときや焼肉のときは家族全員だったが、基本は自室というか空間に自分用のテレビがあって、子供の自分たちはリビングで食べるみたいな形式だった。時間も見る番組も違う。

 

お酒を毎日飲むという時点でアル中の定義に当てはまる、そのように自分がアルコール依存症なので間違っているのは自分だろう笑

世間の感覚とズレているのは自分だ。

ただお酒がそれほど好きなのに家で一人で飲まないというのはよく自制が効くなぁと感心するわけだ。

というかまず飲みたいと思わないのだろう。

 

自分にとって飲酒欲求というのはお菓子食べたい、ジュース飲みたい、ジャンクフード食べたいみたいな誰しもある時と場所を選ばない欲なので、状況は関係ないわけである。

 

こういう人は一人で飲むということに後ろめたさやマイナスのイメージを持っていて、悪いことだと捉えている場合もある。

朝や昼からお酒を飲むことは悪いことという価値観の人も多いし、しっかりした考えといえばしっかりしている。日本人って仕事終わりは飲むものと思ってるアル中大国のわりに、昼から飲むことには拒否反応があるというか、道徳や常識に反しているように考える。

 

自分の母がそうだが、一人で外食するのはできないみたいにこういうのってもはや個人の価値観である以上、理解とかの問題ではないだろう。

なんとなく苦手とか、やろうと思わないという昔からの習慣の問題だ。

一人外食をしない人は一生しないように、一人飲みをしない人は何があってもなんとなくしないだろう。外食は一人でするものではないみたいに酒は一人で飲むものではないという大きな考えが、理屈の問題ではなく最初からあるのだろう。

 

このようにお酒好きなのに何で一人で飲まないのかわからない、お酒好きだけど一人で飲むのはわからない、どちらもわかりあえないだろう。

 

自分の言い分は「一人で飲んでもアルコールなんだから、快楽物質出て楽しいし、コスパいいし、気兼ねなく好きなことできるし帰り楽だし衛生の面でも綺麗」だ。

特にトイレが楽なのがいい。

 

居酒屋はもちろん楽しいのだが、お通し代がかかるし、客ガチャ、店員ガチャ要素もある。家では作れないメニューもあって当たったときは最高に楽しい。

コロナ前はよくいっていた。

 

今は自分で刺し身を切るようになってから更に自宅飲みにはまっている。外飲み派は洗い物や準備がだるいという人もいてわからなくはない。だから、自分はいい大人はいい包丁の1つや2つ手に入れて肴作りの楽しさに目覚めるべきだと言っているわけだ笑

 

とはいえ外でしか食べられないものは多い。揚げ物は安いけど家では冷凍以外だとかなり面倒だ。

例えば所得のある飲み慣れた中高年に、スナック菓子と缶酎ハイで一人飲みしたら楽しいと言っても貧しくて哀しいと受け入れられないだろう。スルメかじりながらワンカップの焼酎や清酒をあおり、場末の競輪を見るという楽しみは伝わるかもしれないが。

 

金、人脈、コミュ力があれば外最強であることは間違いない。あるいは友人や恋人、仲間を呼んで自分の家や人の家で飲むのもいい。

今は外で飲める場所も少なかったり、衛生が気になるので身内飲みはいいアイデアだ。

 

このようにそういう条件がすぐ揃うのであれば、そりゃ一人飲みなんていらないのよ。

ただそうでもないのに一人飲みしない人は不思議である。一人飲みする意味がわからないという人は、大抵そういうもっと楽しい状況揃えられるのでわざわざ一人で飲まないということなのだろう。

 

「そもそも一人で飲むとき何するの?何が楽しいの?」という疑問もあるかもしれない。

こういう疑問持つ人ってそもそも常に人と一緒にいる人気者陽キャor寂しがり屋キョロ充なので、一人で何かをするという楽しみというか、なぜ一人でいるか自体を理解できない人たちなので、一人行動の楽しさ自体を説明のしようがないわけである。

彼らからすれば一人でいる事自体がつまらなく耐え難いことであり、一人=つまらない、恥しい、寂しい、怖いという図式は不動なわけだ。

 

純粋に一人が楽しいこともあるということが理解の範囲外にあるし、一人が楽しいという感受性や経験が無い。まぁそんなもの無いほうがいいのだが笑

このように一人での時間の楽しみ方がわからない、という人は多い。ただひたすら一人で行動すること自体が意味がわからないし楽しくはないという考えに基づいている。自分は友達やもいたしむしろよく一緒に遊んでいたぐらいだけど、一人遊びの時間も楽しかったから今ぼっち行動も全然楽しいわけだ。一人遊びの楽しさに目覚めるかどうかだけど、別に目覚めないぐらいが社交的に生きれていいよなぁと。

 

ちなみに一人っ子ほど一人遊び覚えることも多いけど、逆に寂しいからすぐ友達と遊ぶ事もあるので兄弟の有無は関係ないと思っている。自分は兄弟いるし喧嘩は多いけど仲も良かったほうだし、一人っ子の子は常に誰かといた。

 

「一人でいることが可愛そうなのではなく、マジで楽しいときもある」ということがこういう種族には永遠の不可思議なのだ。もちろん人といるときも楽しいし、酒飲んでいるとき人肌恋しくなるときもあるが、本当に一人でいたいときもあるのだ。色々考え事をするとか趣味に没頭するのが楽しいわけだ。

自分が一人遊び好きなタイプで陰キャだというのもあるだろうけど笑

 

一人呑みしててもラインなどでメッセージ交換するとかは、よくあるけどもこれは結局人との繋がりを求めていて純粋な一人のみとも違う。SNSや動画サイトのコメ欄、匿名掲示板でのからみとかも純粋な一人ではないとも言える。

酔ってラインで失敗するのはあるあるすぎて後悔がヤバい。とはいえ酔っているから可能なこともありプラマイゼロだ。酒は都合なんて良くないので決してプラスだけにはならないし、かといってマイナスだけではない。得した分損することやその逆もあるだけだ。

 

人といてワイワイするときも楽しいし、一人でいて大人の内省に浸るときも楽しい、ただそれだけの話だ、どちらかしかないというのが辛い。人とワイワイしてて楽しいけど、本当は誰にも言えず一人が怖くてたまらないというのも、自分は寂しくないから一人でいいんだというのもベクトル違うけど強がりだ。一人も楽しいし、寂しいときもある、これが一番素直だ笑

酒も同じこと、一人で飲むのも人と飲むのも違う楽しみがある。

 

一人酒のときにやることの定番といえば自分は映画やドラマの一気見だ。長い動画などでもいい。

酔いすぎて内容覚えていないなんてこともあるけど、ずっと見ようと思ってるのにもう一年以上見てないみたいなものとかだとお酒の勢いで見ると結構すぐ見れて面白い発見がある。

 

アイドルとかのコンサート映像とかシラフのテンションだと恥ずかしいけど、酔ってるとそのテンションになれて現場にいる錯覚みたいな楽しさがある。サッカーの試合なども自分は酒を入れてみる。

ライブは、フェスとかであれば飲めるけど普通は飲めないので家でお酒飲みながら見れるのは行けない人にとってメリットだ。

 

特にジャニーズとかKPOPみたいな男性アイドルだと、グループによっては若い上にかなりおしゃれしてる女性が圧倒的に多く、男が浮くのはもちろん30代ですらおばさんで場違いなことさえある。自分がオサレイケメンで自信あるとか、彼女と行くとかであればそういう場も気楽に見れるのだろうけど笑

おばさんファンとかも結構、浮くんじゃないかしらと心配している人は多い。結構おばさんいるよってのが、その結構がただの1割だったりする罠

イケメンでもない一人の男とかもっと居場所ねぇわ笑

イケてる男子グループで行くとかならいいけども。グッズつけまくっておもしろおじさんになるしかない、でもそれも邪魔になるぐらいだとマナー違反だったりする。ジャニ本人たちは結構男ファン嬉しいと言ってるけども

 

こういう時は素直に家でお酒だ。

元気で本当に憧れてる若い子達に譲っておじさんは家で見ましょうということ。

そもそもチケット取れないぐらいどこも人気だし交通費宿泊費かかるし、その分高級酒でも飲みながら楽しんだほうがいい。ブルーレイだけ買って貢献スタイル。あるいはリアルのオタ友と家で見るというのがアイドルファンだろう。貸し合うのもオタ友のメリット

やっぱおっさんの天国は場末のスポーツや女性ファン少ない女性アイドルをワンカップ日本酒で見るスタイルと相場が決まっている。SKE48NMB48はお爺ちゃんばっかりらしいよ。

田舎でJ2,J3観戦もいい。

 

あとはアニメとかも特にあえてキッズものを断片的に見るときはお酒がいい。ちびまる子はひろしが飲んだくれてるときが一番楽しい、自分は圧倒的にクレしんよりまる子ひろし派だ。プリキュアとかガールズ戦士系もシラフだと恥ずかしいし、この前もはやアンパンマンやしまじろうを見ていた。

 

もう一つ見るのは最近だとおっさんが酒飲んでる番組だ。

太田和彦 ふらり旅 いい酒いい肴

吉田類の酒場放浪記

松岡昌宏 二軒目どうする

三田村邦彦 おとな旅あるき旅

大体この4つが自分のレギュラーである。

敬愛する太田さんの番組はBS11の公式で登録無しでみれるし(大阪だと数年前のものが再放送されている)、おとな旅も大阪ローカルの番組だが先程調べたところTverで見られるので是非他地域の方にもおすすめ。逆に自分は酒場放浪記が見られなかったがTverで見られるようになった。

 

ネットであれば酒飲み配信やアル中Vtuberとかまでいるらしいけど、自分は芸人の酒飲み動画を見ている。納言の薄幸、酒袋霜降せいや、見取り図あたりは特にいい。

 

芸人の話で言えば松本人志は「定点カメラのライブ中継見ながら一人でハイボール見るのがお気に入りの時間」という特殊な趣味を語っていた。ツマミになる話も面白い。実際に飲んでるかはわからないけどあの番組も酒を飲んでいる形式だ。

 

ただガチで飲んでるのは先程上げた4つの番組で、それぞれ生粋の酒好きが揃っている。三田村さんは真昼からグビグビ行くから飲みっぷりがいい。

TOKIO松岡はよくジャニーズの裏話あるからジャニオタにもおすすめ、まぁ話題の年代古いけど。

未だにスマホもってないガラケーおじさん好き。少年隊と忍者の話多めというね。この前はゲストがキンコン西野だったり、声優の花澤香菜だったりしたこともあるので結構攻めている。本当に酒好きな人しか呼ばないスタイル守ってるのは好感

 

櫻井翔の夜会は昔、飲み企画多くて嵐にしやがれと共に酒の時間には最高だった。

自分の中で櫻井翔は千鳥大悟と並んで「お酒好きおじさん」のベスト5に入るけど飲酒シーン自体は見る機会があまりないのが寂しい。

酒に関しては松岡兄貴に"担降り"している笑

とはいえ共演者にすぐ酒の話聞くあたりは健在で、サクショウの酒話は楽しみだ。

ちなみに櫻井も、仕事終わりにコンビニでつまみ買って一人飲みをすると言っていた。大野君からおすすめの簡単なつまみの作り方教えてもらっても無理だと言っていたので典型的な自分で晩酌作れないタイプだ。

 

吉田類は居酒屋放浪家らしく昔はほとんど外食だったが、コロナ禍でお取り寄せを覚えて愛猫を見ながら「独酌」しているとインタビュー記事で語っていた。猫と隣で酒飲んでいる点で自分と共通だ。

猫は酒飲みの友として最高の相棒である。鳴いて語りかけて来るときもあれば膝に乗ってきたり、横でダラダラしていたり、急に遊びだしたりと気まぐれで飽きないし寂しくない。

 

焚き火の映像見ながら落ち着いて呑むみたいに、アクアリウム育ててる人はそういう楽しみ方もある。生き物系は沼だ。生き物に限らず、ソロキャンプとか、包丁研いでるとか工作や修理とかこういうのって無限に動画があるのでむしろ一人飲みでゆっくり浸らないと行けないぐらいだ。

こういうときに飲むから寂しくも虚しくもなく、いつもより美味しいぐらいだ。飲み会のせいでお酒嫌いになった人は、こういうときに本当に自分好みのお酒を自分のペースで飲むと別世界があっておすすめである。

 

zoom飲みもいうほど定着しなかったし今は独酌派が増えているかもしれない。出歩きたい!という行動力高めの元気な人はストレスあるだろうけど、元々独酌派だった自分はさほど困ってはいない。外や他人にしか居場所がないというのも孤独でないように見えて寂しいものだ。かつては歩きながら路上飲酒やランダム居酒屋、バー巡りしていたぐらいだけども、金ないし潔癖症でコロナ前はどうでも良かったことまで気になるしで最近は家が落ち着く。

 

例えば風呂は、家だとシャワー浴びて二日酔い醒ましてさぁ飲むぞ(太田和彦風)と始められるけど外で飲むと帰ってきてからシャワー浴びないと駄目になってしまった。コロナ前は明日起きてからでいいや、となってすぐ寝れたのだが。これこそ気分の問題なのだが。

 

コロナ以降でも外飲みは行ってないわけでないけど数も少ないし早い時間帯に行って、帰ってシャワー浴びてコンビニ寄って二次会みたいなパターンになった。本当はかつてより飲食店は衛生的になっているとさえいえるけれど。

 

このように家で楽しめるコンテンツは多くなったけど、多分一人でお酒飲まないタイプの人は飲まずにそういうのも楽しんでいるだろうから、それでいいといえばいい。

こういう人達にとってはお酒は人と飲むから楽しいもので、お酒には絶対につまみがいるみたいな絶対条件なのである。無いことが考えられない。

 

寂しいから人と飲む、あるいはノミュニケーションという言葉があるように騒ぐため盛り上がるためとしてのツールとしてお酒を使ってきた慣習から抜け出せていない場合もあるかもしれない。

 

ただ一人飲みも年代物のウイスキーをまったりと書斎で自分の人生を思いながら味わうとかであれば趣があって粋だけど、つまみもなしで一人でただアルコール補給のために酔うためだけに飲むってなると普通にアル中の発想だ。

本来、人と飲むというのが健全で、ここまで一人行動や一人で楽しめるコンテンツが多い現代が陰キャ社会すぎるのではないかとも思う。

 

お酒は誰かと飲むものという人がいるから世の中には活気があるわけで、一人飲み派は細々とやってるぐらいがいいんだろうなぁと。

なんて言ってる間に朝ですわ。飲み始めが深夜だったのでもう少し飲むというかここからが本番だ笑

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ちなみに今日はサーモンのお造りだった。