この記事を見る人でズッキーニを人生でたった一度でも買ったことがある人は3割もいないのではないだろうか。
逆にこんなトリッキーな素材誰が買っているんだ、と。
なぜならば自分も買う気はなかった。
ただ先日食べた「ちくわチーズ飲み」でちょっと野菜成分がほしいと思ったわけだ。
まずお酒の特性上、アルコールの分解に水分が持っていかれるため体内が乾燥しやすいわけである。そのため野菜を食べないと苦労する。
ただ酒に合う野菜がそれほど無い。焼き鳥にネギを合わせる、豚肉とキャベツ、刺身にカイワレなど色々ないことはないのだが、ではチーズちくわに何が合うか。
これは加熱するという前提込みでズッキーニだ。
元々自分はキュウリを買おうと思っていたが、思いの外一本が高い。
「キュウリごときにこの値段は」とちょっと内心思った。
ちくわにチーズのついでにきゅうりでも入れて爽やかにしようと思っていたのだが。
そしたらこの値段だったらもう少し高めでズッキーニでも食べようと。
このとき実は自分はズッキーニがキュウリのように生で食える洋風きゅうりぐらいにしか思っていない。
そして帰って調べたら「ズッキーニは生食に適していない」とあり、チーズと合わせてオーブンで加熱するのが良いとあった。
だったら輪切りにして電子レンジで温野菜にしようと。温野菜はビタミンの減少が焼きや湯でより少ないとされている。
どの道、チーズちくわも温めるのでズッキーニの温野菜版を事前に別の小皿で作っておけばと揃えた。
つまりチーズ皿、ちくわとさつま揚げ皿、ズッキーニ皿を用意し加熱する一皿分ごとビュッフェっぽくこうしてよそって温めるというわけだ。このようにズッキーニがあるだけでオサレで罪悪感が無い。
ちなみにズッキーニ自体は食べたことが無い訳では無いがファミレスのメニューで一切れ入っているような記憶でしかなかったがこれだと丸ごと一本食える。
きゅうりが生食だとしたらズッキーニは加熱にあっていて、本来かぼちゃに近いらしい。栄養面も全然違う。酒飲みの申し訳程度の野菜としてかなり性能がいい。
これで無限に安いレモンサワーで晩酌できる。
前日はチクワだったがさつま揚げがより美味しいと気付き安いさつま揚げを多めにした。
チーズだけだと高いし量が無いし味が濃く飽きてくどい。
さつま揚げやチクワ単体だと味気がない。
ズッキーニ単体だけだと栄養はあるが食う気にならない。
これらを融合すると相互補完性が高い。
ケチャップやバジルパウダーなどをかけるアレンジもできてお酒のみのつまみ以外でも楽しめるアレンジである。
ちなみにズッキーニと似た語感で言えばストライクウィッチーズのルッキーニがいるけど自分はエーリカ・ハルトマンちゃん好きである。