elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

SixTONESってブレイク前夜って感じがして楽しみだよな

ジャニーズジュニア界隈でSixTONESの名前を良く目にするようになってきているけども、これはユーチューブでの活躍が徐々に知られ始めてきているからだろうか。

ジャニーズJr.チャンネルの動画で、SixTONESを時々チェックすると中々面白いことをやってるなぁと感じるし、少年倶楽部などを見ても奇抜なことをしている。

 

ステージでのパフォーマンスはオラオラしてる雰囲気でこのトガッてる感がかっこいいのと同時に、メンバーのトークやキャラは芸人的な面白さがあるのがSixTONESの大体のイメージになる。

 

ジュニアも今はユニットの数がかなり多く、文字通りジャニーズJr戦国時代のよう状況でよほど新しいことをしないと中々目立つことはできないしライバル争いが厳しくなっている。

その上、デビューするとなれば道のりは険しい。

それだけにストーンズのメンバーは「俺ら普通のことやってるとマジで埋もれるぞ」という危機感みたいなものがあってとにかく何か新しいことに挑戦しようという意欲が凄いところが、個人的に凄く好印象だ。

 

ジャニーズも歴史がかなり長く、大体の事は先輩グループがやっていて中々後発のグループがブレイクするのは難しい現実がある。SixTONESのメンバーは大体がKAT-TUNに憧れて入った世代なので、「俺らの年齢の頃のKAT-TUNはもっとヤバイことやってた」という意識もあるはずだ。

だからこそそこに追い付こうというギラギラ感が凄いし、バカレア組のころからなんとなくトガッってる方向性があったように思う。

下積みも長く、キンプリには先にデビューされたし、最近はHiHi Jetsや東京B少年という下の世代のグループも勢いが良い。当然SixTONESのメンバーからすると、ライバル意識はあるだろうし、それがジュニア界隈のいい競争になってる。

特にyoutubeでの活動はSixTONESが頭一つ抜けていて、「ジャニーズがユチューブに挑戦したらどうなるか」という過去に前例がないことをいろいろ試行錯誤しながら切り開いて行ってるので、これからが楽しみになる。

 

いっそのこと「SixTONES=謎のユーチュバー集団」みたいな図式でじわじわ人気が広まって行って「この人たちジャニーズだったの?」みたいなブレイクもありかもしれないし、実際過去のユーチューブ企画ではユーチューバーだと勘違いされたこともある。

謎のおもろい兄ちゃん集団だと思ってステージのパフォーマンスみたら滅茶苦茶かっこいいというギャップも魅力になるかもしれない。

 

そういえば過去の動画に「ステージに立つ前はめっちゃ緊張する、シャッ!といって気合を入れてから行く」みたいなことを言っててそういうとこ人間味あって、これがユーチューブの使い方としてファンが求めてることだとも思う。

ジェシーと高地優吾でロナウジーニョにインタビューしにいった回と、6人で飯食ってる動画は結構好き。

 

とにかく今のジャニーズJr.は皆大変だと思うというか、よっぽど突出したことをしない限り世に出ていけない状況で戦ってるだけあってそういうところはすげぇ応援したくなる。

そういうところは芸能人に限らず現代人の人生に共通してる感覚で、「こいつらも色々悩みながら何か新しい事しようとしてんな」と共感する人は多いはずだ。

どの分野も先行者や最初にやり始めた人の方が新鮮なわけで、後発から這い上がっていくというのは本当に大変でしんどい。

ストーンズのメンバーはそのことをひしひしと感じて「とにかくやってみたろ」の精神でチャレンジしてるところに、なんというかサバイバル意識みたいなものを感じるし、もしかしたら今後のジュニア人気を引っ張っていくのはSixTONES頼みなんじゃないかという思えてくる。

ある意味キンプリが貴族だとしたら、SixTONESは野武士集団のような風格があるというか、平家に対する源氏のようなところがある。

つまり生き残りをかけた奴らの挑戦であり、自分たちで勝ち取る以外に道が無い。

 

そもそもSixTONESにかぎらずSnow Manのメンバーも振り付けは自分たちで考えてると言ってたし、Travis Japanはキレのある揃ったダンスを武器にしたりと、今のジュニアはそれぞれ独自の特色を打ち出そうとしてて結構面白い!

このバチバチした競争の中でどこが勝ち残るかというのは楽しみだし、個人的には最近できた7MEN侍も気になってたりする。元々ジュニア界隈で人気だったもののいろいろグループが定まらなかったメンバー達についにユニットが決まったという感じがして、メンバー構成はかなり豪華だ。

www.youtube.com

その中でもSixTONESは徐々に口コミで面白さが知られ始めていて、ブレイクのきっかけをつかめたら他のユニットにも刺激がいくように思う。

ユーチューブドリームというわけではないけど、前例がないだけにお手本もないし教科書も無い、何がウケるかわからない。

ジャニーズだからこそできることというか、芸能人はやっぱりプロだけあってスキルは本当に凄いからもし本気で行けば動画きっかけで一気に逆転できるチャンスだってある。

実際、本田翼が動画配信したらあっという間に既存ユーチューバーを抜き去ったわけで企画次第では可能性は本当にある。ただ芸能人がyoutubeやればなんでもいいかといわれれば、全然うけてない芸能人のほうが多いわけで動画だからと言って簡単じゃない。

 

だからこそ個々人のアイデアを出し合うことが得意な今のジュニアが動画で何をしていくのかというのは楽しみでもある。ジャニーズJr.チャンネルといっても確かまだ始まって1年も経ってないはずだ。

テレビしかメディアが無い時代でもないし、新しいグループにレールが敷かれているわけでもない厳しい時代にどう生き残っていくのか、そこが今のジュニア界隈の面白さであるように思う。

 

とはいっても偉大な先輩の多くもグループとしても個人としても、逆境の時代にいろいろやってきたわけで、それはジャニーズの伝統でもある。

バラエティに出始めるとか、キャスターをやるとかラップを作詞するとか、ジャニーズなのにオタクだとか、俳優業で評価されるとか、独自の王子キャラを作り出すとか、それぞれ本当にいろいろなことをやってきた。

最近の若手ジャニーズはなんかパッっとしないと、世間から扱われて本人たちも悔しいだろうし、それをいい反骨心に変えて行ってほしいとも思う。

ジャニーズから一番離れるの高校時代説を提唱したい

ジャニーズファン、俗にジャニオタと言われる人々の傾向として全体的に通じているのが「出戻り組」の多さだ。

というのも自分自身この出戻り組で、一瞬ジャニーズ離れをしていた時期があり、それがまさに高校時代なのである。

 

「再燃」というパターンは結構多くて、自分も場合KAT-TUNの時に厨二病的にハマり、その後離れる時期があったもののSexy Zoneでジャニーズファミリーに帰ってきたというのがざっくりとした要約経歴になる。

 

なんというか「やっぱジャニーズ面白いなぁ」と思って出戻ってくる感覚というか、このわけのわからないトンチキ感が恋しく懐かしくもなって、結局戻ってきてしまう。

高校時代といえば一番自分が青春を味わいたいと思いイキろうとしている時期であり、ダサい物から離れようとしてしまう時がある。

これは昔好きだったものから卒業して、イケてる物を推す感覚だ。

しかし自分の経験上言えるのだが、イケてない人がイケてる物を推したところでイケてないし、イケてる人がイケてない物を推したら途端にそれがイケてる物のように思えてくるという法則がある。

好きな物はどのみち人に寄る、これが全てにおいて当てはまる。

流行が人柄を左右する時代はもうなんとなく過去のものになろうとしている。

 

こうしていろいろ考えて総合すると、結局のところジャニーズから一番離れるのはセンシティブというか周りを最も意識する高校の時なんじゃないかという自分なりの結論がある。

実際自分の高校時代もクラスでこれぞジャニオタという感じで熱狂していた人はいなかったし、中学時代にちょっといたぐらいで、その事情は今とそれほど変わっていないと思う。

元々「ジャニオタ」はヤバイ奴らというニュアンスが近く、今ほど自分から名乗るような言葉ではなかった。それこそ「腐女子」という言葉が昔はもっとマイナスイメージだった感覚だ。

ジャニオタという言葉も一昔前に比べれば、まだマイルドに使われるようになったぐらいで昔からメジャーな物ではなくアングラな物だった。

 

こうして隠れているからこそ面白いというか、同志意識が芽生えるのもジャニーズ文化の面白さで、今では声優やアニメ、K-POP、ユーチューバー、俳優のような対抗的な文化があるからこそなお精鋭意識も高まる。昔は洋楽やバンドだったところに、今は様々な新しい文化が変わろうとしているのを見れば、実はジャニーズは何かと戦っていた歴史がある。

 

しかしどれだけいろいろな刺激があろうとも、結局ジャニーズに戻ってきたのであればそれは生粋のジャニオタだ。

なんだろう、このなぜだかしらないけど戻ってきてしまう感覚、実家の安心感とか故郷とかそういう言葉で説明出来はしないくらいに慣れ親しんだ環境の居心地の良さ、終わらないこの世界に懐かしみすら感じてしまう。

 

一時ジャニーズ離れする奴がいてもどうせそいつは戻ってくるだろう、最先端のイケてる奴を求めたところで追い求めていた理想は何もないことに気付いて、あの頃の思い出としてジャニーズにまた戻ってくる。

この現象を自分は「高校の時だけなぜかジャニーズから離れる説」と提唱したいのだが、高校生の時は何か新しい感性で刺激に満ちたものを求めるのに結局そんなものがないことに気付いてしまう。

現実に気付いたとき、ジャニーズにふともどってくると去ってしまったはずの地が、今でも夢に似た何かを演じていることに気付く。

それは決して夢ではない、ジャニーズは現実ばかりで決して約束の地ではないのだが、夢をやろうとしている姿勢だけはある。

そしてある程度現実を知った年頃の人間にとって、それはちょうど居心地がよく、懐かしい場所のように思える。

 

久々にジャニーズを見ると「なにをやっているんだこれは・・・」と謎の感覚や恥ずかしさを覚えるが、いずれそれがトンチキなこの事務所なりの独自の文化に思えてくる。

決してそれは最先端のスタイリッシュでイケている文化ではないのだが、この不可思議で濃密な文化にしか自分の居場所が無いと知る。

あぁここは今でも意味不明なことをやっていて、未だに意味不明な人々が集っているんだなと感じ、そして自分もその意味不明な一員だと帰って来た時に感傷として知ることになる。

岩橋玄樹のキンプリ復帰はいつごろになるだろうか

既に多くの人の話題になっているように、岩橋玄樹がパニック障害の治療に専念するため活動休止を発表した。

あまりにも急すぎる事で、すんなりと状況を受け止めきれない人の方が多いだろうし、自分自身も正直何が本当の事なのかわからない。

 

今年つい最近デビューして、いろいろな過程を経てようやく6人で紅白出場かという直前にメンバーが休止を発表するという展開に誰も付いていけないだろう。

天使の尻尾や天使の涙とテレビで明るく語っていたほんのちょっと前の姿からすると、パニック障害だということは想像がつくはずもなかった。

 

それゆえにうがった斜に構えた見方をする人も少なくは無い。

「途中で辞めるならデビューしなければよかったのに」という心無い意見や「実は多い隠したいことがあり事務所が療養という事にしている」なんていう陰謀論まで出始めており、苦労している本人のことを思うと本当に可愛そうになる。

ただ大多数のファンはKing & Princeへの復帰を時間をかけても待つというスタンスのほうが大半だ。実際パニック障害というのは個人差もあっていつごろ元気になるかというのは判断が難しいようで、明確な時期というのは当然わからない。

 

ちなみにKinKi Kidsの堂本剛が過去に復帰を果たしたり、芸能界ではIKKOも「焦らずゆっくりと」と経験者としてエールを送っているので絶望的なわけではない。

岩橋玄樹の場合は小さいころからずっと抱えていたらしいけれども、パニック障害は「ストレスの溜まりやすい環境にいると発症しやすい」らしくデビュー後の環境の激変も症状に拍車をかけたのではないか。

 

アイドルのコンディションの問題は決して珍しい物ではなく、例えばOH MY GIRLというガールズアイドルグループでも拒食症で辞めて行ったメンバーがいるし、何より応援している人の身体上の問題というのは見ていてとてもつらいものがある。

自分自身、一番それを感じたのはサッカーの本田圭佑で、こういう時ファンは見守る以外の事が出来ないという無力感にも襲われる。

 

また日本ではまだメンタル面の症状に対して理解が不十分なところがあり、れっきとした脳機能の問題という認識があまり周知されていない現状がある。

逆に言えば医学的な問題として治療に専念すれば治る通常の症状と同じで、そこに変な偏見を持つことは好ましくない。

 

パニック障害だいう字面を見て大袈裟にとらえるよりも、もっとごく普通に有り触れた療養だという受け止め方をした方が本人も戻ってきやすいはずだ。

無理に活動を続けていくよりも、休むべき時には休むという風潮になるべきだと思うし、当然のことがながら芸能人も一人の人間だ。

 

そしてもう誰もが思っているように、ジャニーズというのは本当に何が起こるかわからず、順調にいかないことも含めてジャニーズだなという考え方も必要だと最近つくづく思う。別の言い方をすればそういった苦労や困難を乗り越えていく過程も含めて応援する意義になるというか、どのグループも絶対何かしらある。

まるで苦労が無い順風満帆なグループなどジャニーズには一つもないといっても過言ではないし、自分が応援するグループ以外の苦労もわかってこそジャニーズファンだとも思う。

 

岩橋玄樹担当の人は多分「セクバでやってた頃の元気ないわちが懐かしいなぁ」とか「Mr.Princeで神宮寺勇太と岸優太と一緒にやってた頃が楽しそうだった」と思うかもしれないけど、今回の事を乗り越えて復活する岩橋玄樹を地道に待つしかない。

神宮寺勇太が岩橋の復帰を願う思いに匹敵するぐらいの強さも必要になるかもしれない。

こういうジャニーズは簡単に別メンバーを補充するという文化でもなく、休止という事はその席はまだ岩橋君のために残されているという事を意味する。

キンプリが今後長く活躍するためにも岩橋玄樹の存在は必要なはずだ。

時期は問わないけど本人にその意思があるなら絶対に復帰してほしいし、その時は最高に歓迎するという姿勢で待ち望みたい。

Love musicに出演したBLACKPINKが中々よかったという感想

Love musicという音楽番組をまず初めて知ったというのが正直なところで、番組表を見ていたら「BLACKPINK出演」と書いていてこの度見てみた。

若年層向けのアーティストがよく出演していて、日曜深夜ということもあり新しい先鋭的なことを心掛けているようなプログラムだという印象を受けた。

実際に自分も知らないアーティストが出演していて、「今の若者にはこういうものが受けているんだ」と思いながらも、傍から見ればBLACKPINKもそうなのかもしれない。

 

このLove musicという番組、面白いのがアーティスト紹介の時にいかにもカタコト風の日本語で紹介する作りで、Mステを更に若者向けにしようという深夜番組という雰囲気を感じがある。

深夜に徹夜で見るコンテンツというのは解放区的なアンダーグラウンドであり、若者文化の土壌でもあった。

この番組自体それほど過激で先鋭的というわけではない物の、深夜にBLACKPINKを日本の地上波で見るという感覚は中々新鮮だった。

というのも自分にとってブラックピンクを見るのは、大抵がyoutubeで、今の若い世代もスマホで動画を見るというのがライフスタイルになっている。

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「普段ユーチューブで見る人達」というのが自分のBLACKPINKに対する印象で、日本の地上波で見るブルピンはまた違って見えた。

何が一番違っているかといえばやはり"カメラワーク"に尽きる。

日本のJ-POPと韓国のK-POPの最大の違いが何かと言われれば、自分はカメラワークなのではないかと考えている。

 

韓国のアーティストが日本の番組に出演したときに一番感じるのが普段との印象の違いで、特にカメラワークが一番違う。

どちらが優れているかというわけではなく、それぞれ独特な雰囲気がある。

 

これはスポーツにも言えることで、例えばサッカーだとイングランドとスペインでは全然見え方が違う。

韓国のK-POPは、カメラワークでいえばかなりダイナミックで計算されていてイングランドプレミアリーグのような印象を受ける。海外出身メンバーが多数在籍していることも含めて、アジアにおけるアイドル界のプレミアリーグのような立ち位置だ。

一方で、日本はよりローカルな魅力があり日本固有な雰囲気がある。

スペインリーグがラテン系の選手の技術を上手く映し出すのに向いているように、日本もまた日本のアーティスト向けのカメラーワークになっている。

 

国によって見え方が違うというのはスポーツにも芸能にも共通していて、「日本のカメラーワーク」で見たBLACKPINKもまた普段とは違う感じがあった。

披露した曲は『トゥドゥッ-トゥドゥッ』で、自分の場合youtubeで公式にあげられている韓国版のほうを最初に見ていたので受けた印象がまるで違った。

 

日本の番組で見る韓流アイドルも普段とは違って新鮮味があるし、逆に言えばもっと日本のアイドルを韓流のスタジオやカメラワークで見てみたいという思いもある。

それほどカメラワークはエンターテイメントにおいて重要な役割を果たしている。

 

もう一つ面白かったのが、BLACKPINKのインタビューでアンジャッシュの渡部健と自然体な感じで話す姿がとてもよかった。

一番思ったのが「ジスさんこんな感じだった?」というぐらいイメチェンしていて、髪色が明るくてなおかつメイクも日本向け風だったのでいつもと全然違う印象を受けた。

ただ喋り方はいつもと同じ感じだったのでとても不思議な感じがした。

逆に他の3人はいつも通りというか、特にジェニーは可愛かった!

 

ジェニーは自己紹介で自分のことを「チェニ」と言っていたけれども、これは韓国語の発音で言えば間違っていない。

韓国語は名詞の最初の音を濁音で発音しない上に、日本のカタカナでいう長音記号、伸ばし棒がないので「チェニ」と発音する方が韓国語的には正しい。

そのジェニーは、日本語での紹介を言い間違えてそれを言い直すシーンがあったり、別の韓国の番組では「日本アイドル風の自己紹介をする」ということをやっていたりと、ちょっとずつ日本語担当メンバーになりつつある。

4人全員並んでみるとやっぱりジェニーが自分には一番可愛く見えるというか、ますますジェニーが好きになった回だった。

他にはメンバー間で喧嘩しそうになった時に、全員で意見を出し合って解決するというジスのリーダー論が見れたり、ブルピンハウスという宿舎の話が聞けたりと中々見ごたえがあって楽しい時間を過ごすことができた。

 

そしてこの番組、『AS IF IT'S YOUR LAST』というBLACKPINKの代表曲でもう一度ブルピンを見れるようなので次も楽しみだ。

このAS IF IT'S YOUR LASTという曲は自分が一番好きな曲で、『最後のように』と邦訳されることもあるが自分の中では『マジモチョロ』と呼んでいる。

マジモチョロを日本の地上波番組で見れる機会も中々ないので楽しみなのと、日本語訳が上手くはまっているところもこの曲の魅力となっている。

BLACKPINKのブラックなかっこよさと、ピンクな可愛さ、共に見れたとても面白い出演回だったなと思う。

中島健人主演『ドロ刑』感想と、そもそもジャニタレ出演ドラマについて思う事

実は先週、ついに始まった『ドロ刑』の1話を見逃すという大失態を演じてしまい、2話から見ることになった。

このドラマ、Sexy Zoneの中島健人が主演を務め、コマーシャル出演で年間トップに立った超有名俳優である遠藤憲一との共演ということもあって放映前から注目を集めていた。

 

しかし、見逃すッ!

なんと普通に見逃すというミスをしてしまい2話からの視聴参戦ということになったのだが、率直な感想を語るのであれば「わりと気に入った」という印象になる。

土曜夜はドロ刑を見て、日曜夜は初耳学という中島健人的週末ラインはこれからしばらく自分の習慣になっていきそうではある。

 

まずそもそもの問題点として「今時若い子は刑事ドラマに興味ない」というところからがスタートで、正直自分もこのドラマはなんか地味だという印象が強かった。

 

日本で刑事ドラマが一大ジャンルを築いていた時代などもう数十年前の事で、今の時代わりと刑事ドラマをまともに見たことが無い人はかなり多いはずだ。

精々某バーローを見たことがあるかどうかというぐらいで、刑事が男子の憧れだなんて時代でもなくなってきている。

 

まさにそれがこのドロ刑のテーマで、中島健人が演じる斑目勉(まだらめ つとむ)というキャラも情熱にあふれた新米刑事というわけではなく「イマドキの新社会人」というキャラクターからスタートする。

 

昔ながらの熱い刑事ドラマ、もしくは今時の視聴者から見ると暑苦しい物語と違って、このドロ刑は職場の先輩はやる気が無く給与さえあればそれでいいという、ある意味仕事としての刑事に慣れ切った職場が舞台になっている。

 

この全体的な意識の低さが絶妙に見ていて心地よいというか、キャラクター全員がいかにも現代人らしい等身大の姿でこの「ユルさ」のようなものが見ていて面白い。

自分自身最初は「刑事ドラマ見るの大変そうだな」という印象があったものの、まさかここまでゆるいものだとは思っていなかったというか、土曜の夜にゆっくり見れそうなドラマとしてこの雰囲気は結構好きだ。

 

おそらくは過去の刑事ドラマで何度も解説されたり演出されてきた展開も、刑事ドラマが全盛期を過ぎた世代にとっては新鮮味があって、頭を使うような見方としても楽しめる。

ただそれ以上に大義や大志とは違うリアルな部分が上手く描かれていて、中島健人演じる主演キャラクターも等身大の感じだ。

 

中島健人のキャラクターとしてケンティーだと呼ばれ、セクシーサンキューなキャラとしてファンが期待しているのは青春学園ドラマや恋愛ストーリーのようなものかもしれない。

しかし最近であれば平野紫耀が主演を務めた花のち晴れのような学園物語と違って、新社会人年代になった中島健人がこの物語の軸だ。

衣装も学生服とは違って、地味なスーツ姿で絵柄としてそこまで派手なわけではない。

かといって堅苦しい真面目な感じとは違って、むしろそれこそまさに「イマドキ」のような感じの新人で最初はあまりやる気が無い。

タクシーで追っている人物を尾行していくものの、現金を多くは持っておらず「そんなこと教わってませんよ」なんてシーンもあり、新人の失敗談のような話も描かれていた。

 

そもそも最近のジャニーズファンの求める物として典型的な恋愛ストーリーはむしろ興味が無く、美人のヒロイン役が出て来られても困るという風潮はあるかもしれない。

そう考えるとこのドラマは男役ばかりで、女性役も登場する物の恋愛展開は皆無のような内容なのでむしろ安心して見れる面もあるのではないかとも思う。

昨今わりと男ばっかりの話の方が面白く、昔のように恋愛を前面に押し出したトレンディドラマや学園ドラマが求められなくなってきているという傾向もある気がする。

 

全体的に「中島健人と愉快なおっさん仲間たち」という構図で、ここに華やかな恋愛要素が入ってくることも想像できないし、その必要もないという絶妙なバランスがある。

むしろこのドラマ、ケンティーの可愛さを楽しむドラマだと言っても過言ではない!

ヒロインはいらない、中島健人がその役割も担っているからだ。

これまで中島健人は映画も含めて煌びやかな青春ストーリーを演じてきたことに比べると、全体的に地味でなおかつ刑事ドラマというこれまた今の時代にそこまで流行らないジャンルとの組み合わせになっている。

 

しかし実際に見てみると、中島健人がバーに入り浸って酔いながら本音を語って、遠藤憲一に話をつっこまれるシーンがあったり、刑事として成長してかっこよく決めたりするシーンがあったりと、期待していた以上の見ごたえがあるし何より雰囲気が良い。

今時のドラマとしては1話完結型が普通になっているように、毎回面白い悪役キャラが出てくる感じとしっかり見れば見ごたえのある作りこみもよく、かつて櫻井翔が出演したザ・クイズショウのような感覚で楽しめるかもしれない。

典型的な学園ドラマのような華やかさはない物の、見ていて落ち着くし終わってみれば寂しくなっているという感じのドラマだ。

 

そしてそもそもジャニーズがドラマに俳優として出演するという流れも、最近ではもはや普通の事となり、以前ほど「ジャニタレを出演させるな」という意見も見かけなくなったように思う。

 

なんというかそもそもテレビの流行や、ドラマを見ることが大人っぽいというブランドも無くなりドラマというジャンル自体がかつてのような圧倒的な華やかな存在ではなくなっている。

ただ、だからこそドラマ製作者側も殿様商売をやっていられなくなったというか、本気でしっかりと作るようになったという事情はある。

つまり最近のドラマは華やかさが失われ面白くなくなったと言われている割に、実際見てみるとちゃんと面白いドラマはいくつもあってむしろ平均的な質の高さは上昇している部分もある。

ドラマというだけで価値がある時代が終わり、真剣に作らないと他のジャンルに取って代わられるという危機感もあって今のドラマはむしろ面白い。

 

いわゆるジャニタレ主演ドラマというものが全盛だった時代も過ぎ、言う程どこもジャニーズばかりというわけでもない。実際、最近ジャニーズのドラマで印象に残っている物が何かと聞かれれば、普通の人は「いつも嵐がやっている印象」というのが本音なのではないか。

華やかな新人ジャニーズがどこの学園ドラマにも出演しているという時代でもなくなってきているというか、求められるニーズが変化している。

 

またなんだかんだでジャニーズ出演ドラマというのは、時が経っても話題にされるし後に語られる傾向がある。これは文化としては良い事で、誰にも語られず昔の作品として埋没するよりは、新規にファンになった人が過去の作品を見るという流れはジャニーズが持つ良い文化遺産であるようにも思う。

ジャニーズファンでなくとも、このメンバーの作品は覚えているという人も多いし華がある。

これも日本文化の一つといえば一つだ。

 

ジャニーズが出演するドラマは予算がかけられるという事もあって、単純に製作費が潤沢で華やかに作ることができるし見る人も多く盛り上がりやすい。

ドラマ離れだと言われている今の時代において、新しい層が見るとするならばやはりジャニーズやイケメン俳優がきっかけになるのは必要な事なのではないだろうか。

 

「いかにも日本の芸能界らしいこの感じ」がむしろ懐かしくなるというか、ジャニタレ出演ドラマが輝いていた頃が今思えば華やかだったようにも思う。

もちろん今のドラマ作りにおいて本当にしっかりと作りこまれて面白い作品があるのも事実である一方で、やはりこういった文化も無くなってしまうと寂しいだろう。

そして何より今の時代ジャニーズのドラマも中々いい作りにはなっているし、過去を振り返れば思い出深い作品も多い。

ジャニーズは日本のドラマ文化を盛り上げているという側面もあるので一概には批判できないし、何より自分自身ジャニーズ出演ドラマは大体とりあえずチェックはする。

こういった文化は無くしてはならないというか、今後も続いてほしい文化の一つであるように思う。