elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

バスケの世界ランキングとサッカーの世界ランキングを比べてみた

自分はサッカーファンでよくサッカーのランキングについては知っている。

どこの国が上がったとか、どこの国が下がったとかサッカーについて日ごろから見聞きしていれば自然にそういうニュースが入ってくる。

しかしバスケに関してはまるでそういう機会がなく今どうなっているかわからないので、興味を持って調べてみた。

以下、サッカーファンの視点でバスケの世界ランキングについて考察していきたい

 

そもそもまずFIBAランキングという言い方を知らなかった。サッカー日本代表の試合でFIFAランキングというのはよく聞くし、ワールドカップになると必ず言われるので聞き覚えがある人はいると思う。ただバスケの代表選はそれほどお茶の間に定着していないのでまずこのFIBAランキングという言葉の認知度そのものがそれほど高くはないと思う。

やっぱりお茶の間層にとっては、こういう対戦相手がどのくらい強くて日本がどれくらいなのかというのはわかりやすい指標としては大事だと思う。

The FIFA/Coca-Cola World Ranking - Ranking Table - FIFA.com

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(これが現在のFIFAランク

ただサッカーに関してはFIFAランクってわりとめちゃくちゃで、欧州がかなり有利だったりアジアが不利だったりする。だから同じ大陸内ではFIFAランクは参考になるけど違う大陸同士ではあまり参考にならないと言われることが多い。

またFIFAランクって結構水物なとこがあって、結構劇的に変わることが多い。たとえばオーストリア、エクアドルハンガリーあたりはちょっと瞬間最大風速来てるとこがあって普段はこんなとこにいないレベル。コロンビア、ベルギーも強いけどさすがにここまで高いのは不自然。ベルギーは最近1位になったけど、わりとすぐ2位に戻った。そしてイングランド高すぎ定期、ニュージーランドネバーランドすげぇネタもよくある(わざとオランダを勘違いするネタ)

 

ただFIBAランクに関してはそういう事情を一切知らないので、バスケファンからすると「何言ってるんだコイツ」と思われるかもしれない。

前置きはこの程度にしてまずバスケ世界ランキング最新版(2016年4月現在)

FIBA World Ranking, men - FIBA.com

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まずやっぱりアメリカ大正義、他を圧倒してる。さすがバスケの母国だけあって凄い。

そしてスペインもかなり強い。アメリカも2位を引き離しているけど、スペインも3位を引き離してる。スペインってかなりのスポーツ大国でバスケも相当強いのは知っていた。テニスも凄いし、球技系は本当に凄い。

レアル・マドリードなんかも当然バスケチームを持っていて、バスケの欧州大会でレアル・マドリードが優勝したときにレアル・マドリードの試合前にサンチャゴ・ベルナベウでトロフィーを持ってるのを見たことがある。

バルサとかも当然持っていて、サッカーに限らず総合スポーツクラブみたいな側面がスペインのチームにはある。

やっぱりこうやってスポーツが本当に文化として根付いてる国は強いと思う。大正義アメリカに迫るスペインの育成技術、スポーツシステム、スポーツ熱は凄い。

そもそもスペイン人って経済とか仕事とかは真面目にやらないのに、こういうスポーツとかは滅茶苦茶熱い。スペイン人は根は不真面目、遊びたい人たち。だから真面目な分野ではあんまりよくないけど、スポーツとか芸術になるとめちゃくちゃ強い。太陽の沈まない国、スペイン黄金時代も真面目にやってたから強かったわけじゃなくて、南米の植民地からただひたすらに略奪しまくってたから凄かった。ただイギリスみたいな長期的な植民地経営には頭が回らなかったので結局没落した。

だからスペイン人って遊び感覚で楽しいことやってる時は凄く活躍する。

ここらへんは真面目過ぎて経済や技術は高いけどスポーツいまいちな日本人は見習うべきなのかもしれない。逆にスペイン人はこういう情熱をもっと真面目な分野にも使えば「PIGS」なんて呼ばれず、ちゃんとした経済力のある国になるかもしれない。

スペイン人はポテンシャルめちゃくちゃ高いけど、結局楽しい事ばっかりに情熱傾ける。一方日本人もポテンシャル高いけど、良くも悪くもまじめすぎるところがあるとは思う。

後は似たような事がアルゼンチンにも言える。

サッカーでは現在一位だし、バスケでも4位。スペインの元植民地だけあってスペインと傾向が似てるとは思う。

ただアルゼンチンってそんな身長高い人多くないのに、バスケここまで強いというのは凄い。日本バスケが見習うならばアルゼンチンはヒントになりそう。そもそもサッカーでもアルゼンチンは絶対参考にするべき国だと思う。

そして特筆すべきはリトアニア

バルト三国の一国。リトアニアがバスケ強いってのはウィキペディアかなんかで読んだことがあって知ってたけど、まさか3位だとは思わなかった。ここまで強いのは凄い。

何か凄い選手がいて、その人がリトアニアに結構昔にバスケ普及に尽力したってのを読んだことがある。

サッカーでいったらオランダのようなポジションだろうか。サッカーでオランダは伝統国だし、人口の割にかなり凄い選手もいっぱいいるし、強豪国としての地位を確立してる。

リトアニアはそれよりもさらに小国なのに、ここまで強いのは本当に驚いた。小国であってもメジャー競技で地位確立していればその分野ではかなり有名というケースは多い。リトアニアはそれを上手くやってると思う。サッカーだったら埋もれるし、マイナー競技で王様になっても誰も興味ない。だけどバスケというのは絶妙なポジションでリトアニアは良い位置を確立してると思う。

こういう小国でそこまで凄いのはなぜだろう。リトアニアではみんなバスケやりまくったり、学校の授業でも多く行われてたり、ストリートバスケが盛んだったりするのだろうか。バスケコートとかバスケのゴールとかが結構な頻度でリトアニア国内にあるのかもしれない。そういうデータを調べると面白そう。

オランダでは、空から撮影したとき日本で言う田んぼ並にサッカーコートがあると聞いたことがある。小国でもこれだけ1つのスポーツな根付いてる国は強いのかもしれない。日本は土地がないから、フットサル場を増やすのが現実的な強化策だとは思う。そしてサッカーファンもフットサル場が採算取れるようにガンガン利用していくべきかもしれない。日本でストリートサッカーが根付く可能性が低いけど交流の場も含めてフットサル場が人気になることは可能性があると思う。

 

少しサッカーの話にずれたけど、リトアニアと似たような事はセルビアにも言える。セルビアは6位。バレーでたまに見るけど、とにかく身長がめちゃくちゃ高い。バスケでも強いのは必然と言える。

昔はセルビアのサッカー凄かったイメージあるけど、最近サッカーでは目立たなくなってきてる。その代りバスケがここまで強くなってる。セルビア人も落ちぶれたサッカーのセルビア代表より、今熱いバスケのセルビア代表に夢中なんだろうか。

 

あとはフィリピンとかアンゴラプエルトリコドミニカ共和国、ヨルダンセネガルパナママケドニアなどはサッカーではなかなか見かけない国々。

ここら辺はサッカーファンからするとかなり新鮮な印象。

とくにヨルダンなんでこんな強いんだ。サッカーでは超弱いイメージあるけど結構強いなぁ。イランとかトルコも強いし、中東が結構中堅勢力として地位を築いてる印象。(トルコは中東なのか微妙だけど)

ドイツはバスケ弱いイメージあったけど、20位くらい。現在サッカーで20位はボスニア。サッカーで言うボスニア、メキシコ、スイスとかこういう実力のある中堅国のイメージがバスケ版ドイツだろうか。

そしてオランダがまさかバスケでは84位。弱いイメージあったけど、まさかこんなに弱いとは。バスケ弱いイメージのある日本が48位だからそれよりももっと弱い。

対戦したら身長高いオランダ代表を日本代表が圧倒しそう。

サッカーでいえばカタールレベルの弱さ。身長やサッカーでの球技特性を考えれば強そうなのに、かなり弱い。オランダ人は全然バスケに興味なく、サッカーばっかりやってるのかもしれない。オランダがここまで弱いのは本当にバスケというのがまるで根付いてないとしか考えられない。

ただスポーツ小国があまりにもいろんなスポーツに興味持ちすぎると、結局どれも中途半端になってよくない。オランダはサッカー、リトアニアはバスケに集中するのが得策だと思う。少ない人材分散させて両方で埋もれるよりは、どちらかで突出した存在になったほうがいい。リトアニアはバスケというメジャースポーツで3位にまでなってるし、オランダもワールドカップ二大会連続ベスト4(2010年2位→2014年3位)

スペイン、ブラジル、アルゼンチン、みたいな天性の球技大国ならいろんな球技に興味持ってもそれぞれで結果出せるけどそうでない国はあまり国内のスポーツ人材を分散させるべきではないと思う。日本も典型的な例だけどスポーツ大国じゃない国がいろんなスポーツに興味持ってる状態って結局どれもしょぼいってなることが多い。

文化としては素晴らしいことは認めるけど、勉強得意じゃない人がいろんな教科勉強してもあんま意味ないのと同じだと思う。日本のスポーツは期末テストで言えば全教科40点というレベル。野球や柔道は80点くらいあるけど、これは5教科じゃない家庭科とか音楽で80点取っているような状況に近い

勉強じゃなくても、スポーツ得意じゃない個人がいろいろやっても結局何も身につかないよりは1つのスポーツに集中したほうがいいとは思う。

 

だからオランダとかリトアニアのようなケースを日本は見習うべきだと思う。結局部活文化が盛んなせいで無駄に人材が分散してるというのが日本の問題。やたらスポーツアニメもある。いろんなスポーツに興味持ちすぎて、どれもしょぼい。

しかもどのスポーツも結局、日本ではその大会やそのシーズンのだけしか盛り上がらないで文化として根付いてない。ただでさえ昔よりスポーツ観戦の文化が衰退している状況でそれぞれが分散して普段は少数のマニアしかみてない。

アメリカはいろんなスポーツがあるけど、そもそもアメリカ人がスポーツ大好きでどれも普段から一生懸命見てる。日本人は普段スポーツ観戦する人はマニアになりつつある。

そういう状況見てると日本人はにわかかじり的にスポーツ興味持ちすぎだと思う。リトアニア人が本気でバスケ愛してる、オランダ人が本気でサッカー愛してる、そういう文化が日本のスポーツ文化には足りないと思う。ついに野球や相撲も国民的な文化ではなくなり、もはや何が何だかわからない国になっている。それは多様性があると同時に寂しい状態であると思う。本当に熱のあるもの、文化として深みまで成熟しているものがない。

いろんなスポーツをにわかかじりすることよりも、1つのスポーツを本当に普及させて深いところまで極める方がよっぽど「文化」になっているんじゃないかというのが個人的な持論。リトアニアのバスケ文化、オランダのサッカー文化のような深さが日本のスポーツにはない。

結局その時しか盛り上がらない、普段の生活では誰も話さない、次から次へと流行が変わる、主要大会では結果を出せない。自分はこういうのが文化だとは思わない。環境や経済に恵まれてる証拠ではあると思うけど、うわべだけな感じがする。

いろんなものを取り入れるのが日本人らしさと言えばそうだが表面かじりだけになってなにも根付いていないという現実もある。

 

現代社会論になるけど、結局選択肢が多い事や多様化ってそんな夢のような素晴らしい事じゃないんだよなぁと思う。

今のネットとか芸能を見て「しょぼいものが乱立してて凄いものが確立されない状況ってそんな面白い事じゃない」と気付き始めてる人はいないだろうか。

それぞれが小さく小さく集まってる今の現代文化の状況。

ネット普及し始めの頃は夢があった「これからいろんな文化が発展していくんだな!」と。

でも結局、しょぼいものが乱立したにすぎなかった。狭いコミュニティが現れては消えていくだけ。

スポーツもこれと同じ。皆が本当に自分に合った好きなスポーツを選べる恵まれた環境とはいうけども、じゃあ実際それで楽しいかって言われたらそうじゃない。

結局メジャー競技じゃどのスポーツもしょぼくていっつもがっかりする。大きな盛り上がりがない。

現代人は薄々気づき始めてると思う。

何か1つのことで社会が大盛り上がりする>>>>>小規模な盛り上がりが乱立する、ということに。

多様化持てはやして多様性に夢を見たけど、結局大規模な盛り上がりが懐かしいし楽しかったんだよなぁ、ってことに。

わけわからんユーチューバーチャンネルやようわからんニコ生コンテンツがいっぱいあるより、特定の巨大人気番組が凄い視聴率たたき出してた頃なんだよなぁ。

わけわからんアイドルグループが乱立したりネットアイドルなんかが出てきて、アイドル戦国時代(笑)になるより、大スターの山口百恵がいたころなんだよ(現役時代知らないけど)

その結果こんな奴アイドルじゃないって人が増えてスター気取ってる。1年後には消えてる、歴史に残らない、マニアしか知らない。そんな人ばかり。

結局多様化って1つ1つのクオリティが低くなるだけでしかない、そのことに現代人は気づき始めている。

だいぶ話がずれたけど、再びFIBAランキングの話に戻る。

近隣諸国はバスケにおいてどうなのかと。

中国:14位

韓国:30位

台湾:48位

日本:48位

フィリピン:28位

マレーシア:67位

やっぱ中国はバスケじゃ強い。さすがヤオミンを輩出しただけある。ヤオミンはバスケファンですらない自分でも知ってるぐらい有名。

 

日韓はバスケランキングじゃサッカーより普通に上なんだなぁ

サッカーでは皮肉なことに仲良く56位、57位。さすが永遠のライバル・・・・悲しいなぁ

(前述のとおりFIFAランクではアジア不利だし、ザックジャパン無敗時代は12位の時もあった)

 

日本バスケ散々なイメージあったし、日本人は絶望的にバスケ向いてないと思ってたからこのランキングは意外。現時点ではサッカーよりもランキング上高い。なんだかんだでリーグあるし、プレーするスポーツとしてのバスケ人気自体はかなり高い。普通に中高生が集まって外でボール遊びしてるのを見かけるし、バスケ部=イケてるというイメージもあるので部活にも人が集まる。スラムダンク黒子のバスケのような人気作品もある。

ただ逆の言い方をすれば、そこまで人気で実際にプレーもされてるのにプロリーグが盛り上がってないし、代表もアジアですら地位を築けていないし、海外リーグで通用する日本人選手は皆無(日本バスケ史上最高の天才田臥勇太ですらNBAからすぐ帰ってきたらしい)

サッカーはアジアじゃ何度も優勝してて、もはやワールドカップ常連で欧州リーグでも何人も通用してるし、一瞬だけども世界レベルの中堅国になった時期もあった。

サッカーファン視点で言えば国内リーグの充実が絶対的に足りないと思うし、その充実は必要だと思う。Jリーグってしょぼいって言われてるけど結構根付いてるし育成に大きな役割を果たしてる。ユース年代、フル代表年代共にJリーグの育成面での貢献は大きいし、報道少ないのになんだかんだいってビジネスコンテンツとしてもそこそこ根付いてる。

バスケはプロリーグがもっと成熟すればあともう2,3段階上に行けそう。

ただこれもサッカーファン視点で言うならば、そこから上がって世界レベルの強豪になるのはもっともっと難しい。偏差値を40から50とかにするのは簡単でも、60から70に上げるのは滅茶苦茶大変。上に行くほど伸びにくくなる。

 

他のアジアの話に戻ると、中国とかフィリピン、台湾はサッカーでは散々だけどこうやってバスケで地位を確立しているのは素晴らしいと思う。逆に日韓はどっちも中途半端感ある。これもさっき言ったようにスポーツ小国なのに無駄にあれこれ手を出している弊害。

フィリピンはもうバスケとボクシングで生きていってるし、中国はポテンシャル考えればブラジルのような球技大国になれるから問題ないかもしれない。台湾は日本より更にスポーツ小国だけど、バスケがかなり人気高く(FIBA順位そこまで高くはないけど)台湾のスポーツ規模を考えれば健闘している。サッカーでは散々だけどバスケでは中堅国、アジアでは強豪レベルになってる印象

ただフィリピンに関しては他の国がドン引きするような帰化作戦をしているという情報もある。サッカーでは帰化作戦はほとんど成功したためしがない。子供の頃からその国にずっといる移民の子孫がチームを支えていることはあるが、他国で代表になれないレベルの完成品選手を連れてきて強化というのは上手くいった例が少ない。

 

インドは53位。サッカーでは聞きもしないし、クリケットしかしてないイメージあったけどバスケじゃまぁそれなりの地位には来てる。ブラジルみてるとインドはその内絶対スポーツ界を賑わす存在になると思う。

全体的にアジアはそれなりにやれてる印象はある。身長のせいでバスケではボロボロのイメージあったけど、日本人より平均身長では低い東南アジア諸国もそんなに弱くない。日韓もランキング上サッカーより上だし、中国はかなり強い。世界的に見てフィジカル弱小国のアジア勢がそれなりに健闘している。

アジアの壁を突破して世界の列強に加わりかけてる(すでに加わっている)バスケ中国代表はザックジャパン無敗時代のサッカー日本代表とも似ている。

アジアのスポーツ発展のため中国はバスケ(大きい人材がわりと多いし少なめの人数でできる、中国は人数多すぎると弱い)スタミナやテクニック、集団の強さで戦える日本はサッカーっていう役割分担ができているようには思う。

バスケのアジア王者は中国、サッカーのアジア王者は日本という構図が今のとこで来ている印象。

ただ中国は今滅茶苦茶サッカーもりあがってきて本気で強化してきてる。

日本は日本でバスケ人気のポテンシャル自体は高くプロリーグが定着すればもっと上には行ける。

だけど、中国はその情熱をバスケに更に費やしたほうが本当に強豪国になれそうだし、日本は日本で今更バスケやっても結局サッカーもバスケも両方しょぼいっていう共倒れにしかならないと感じる。

中国人はやっぱサッカー絶対向いてないし、日本人はやっぱバスケ向いてないんじゃないかと思う。(よく言われるけど日本は大きい人が少ない上に、貴重な大きい人はアジリティが低いことが多い。日本人の特性上、大きくなると遅くなる)

お互い得意なジャンルでそれぞれアジアを牽引していく方がいいんじゃないかなというのが持論。

中国はアジアバスケ発展のために本当の強豪国になる、日本はアジアサッカー発展のために本当の強豪国になる。バスケ、サッカーそれぞれの世界で世界の壁をぶち壊し、アジア人の限界を超えていく。そういう先駆者にバスケ、サッカーそれぞれのジャンルでなるってのが良いことだと個人的には思う。

ただこれは持論なので、これからどうなっていくかはわからない。

中国がブラジルのようにバスケ、サッカーでも両方強くなるかもしれないし、日本もスペインみたいにバスケ、サッカーどっちともで強くなるかもしれない。

とにかく日中両国でアジア人の限界を超えてほしい。アジア人はメジャースポーツでも活躍できるんだぞっていうのを世界に示していくのが日中両国の目標なのかなと思う。

普段は対立してるけど、バスケで中国が強いのは同じ東アジア人としてうれしい。アジア人でもやれるんだ、アジア人はスポーツ弱者じゃないんだって思えるし、逆に中国人も日本サッカーを見てアジア人がサッカーやってもいいんだ、アジア人もサッカーで活躍できるんだって思ってるかもしれない。現に中国サッカーファンは日本人サッカー選手に好意的な人が多い。

日本人もヤオミン好きな人多いだろうし中国バスケをリスペクトしてると思う。

日本人は日本代表に夢を見るよりも、中国バスケの世界的な躍進に夢を見て応援したほうが楽しいんじゃないかなとも思う。自分は普段中国あまり好きじゃないけど、リオデジャネイロ五輪では中国代表を応援したいと思う。

FIFAワールドカップの時に日本代表を応援してくれる中国人が多いように、夏季五輪では日本人が中国バスケットボール代表を応援するのは面白いかもしれない。

スポーツに置いてはアジア人の壁を越えていこうとする戦友でもあると思うし、民族的に同じ東アジア人ということでお互いの活躍が大きな参考になる。

だからまずバスケは中国に任せて、サッカーは日本が担当という考え方もありなんじゃないかなと思う。