elken’s blog

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スナイパー型エアガンの魅力を徹底的に語る

もはや隠すこともないほど自分はエアガンファンであり、銃や軍事ミリタリーを愛している。エアガン、最高に楽しい事じゃないか。サバゲーマーと言えば鉄砲のおもちゃ使って遊ぶ危険人物という扱いから最近ではスポーティな趣味としても定着しつつある。

ただそもそも論で言えば自分はサバゲーやエアガンファンはアングラや危険な趣味でいいとも思っている。無理にスポーティな趣味として普及せずにアングラな危険趣味としてコアなファンがいるから面白い。

しかしその一方で敷居の低い入り込みやすいコンテンツとなれば市場規模の拡大するしそれで新商品が開発されてエアガン業界が潤うならばそれはそれで素晴らしいし新旧の価値観が入り混じって発展していくことが今の時代には求められる。

 

そんな中で自分が特に愛しているのがスナイパー型エアガンである。

自分自身は何度もこのブログで書いている通りスナイパーに憧れがある。狙撃手というのは一撃必殺の射撃により相手を抹殺することが求められる世界であり、厨二病ならば誰もが憧れる。

スナイパーは美しい。一撃に人生をかける、相手の人生をも左右する。歴史においてもスナイパーが世界を変えてきた。ケネディ暗殺に使われたのはイタリア製ボルトアクションライフルのカルカノという事が定説になっているし、独ソ戦ソ連狙撃部隊の活躍については言うまでもないことだ。ベトナム戦争朝鮮戦争でも狙撃手が活躍し、相手の有力な幹部を銃弾一発で葬り去ることは歴史をも左右する重要な役割である。その特殊な任務から創作でも重要意志されゴルゴ13などのように創作作品の分野でも狙撃手にはファンが多い。

 

そしてそれはエアガン業界でも同じだ。

エアガンでもスナイパーライフル型エアガンが一つのジャンルとして確立されていて高い人気を集める。サバゲーでもスナイパー型のポジションは存在する。

エアガンにおけるスナイパーライフルは大まかに言って3通りある。

 

1:電動ガン型スナイパーライフル

近年の電動エアーガンは非常に命中精度が高く質の高いもは非常に高い。自動装填で連射ができることはコッキングの手間を省きとにかく撃ちまくることができる。ボルトアクション型になれるとセミオート式ですら非常に素早く撃てることを実感できる。

例えばPSG-1やSVDドラグノフなどはその代表格でありM14のようにマークスマンライフルとして使用されることもある。元々PSG1も五輪選手村事件をきっかけにセミオートスナイパーライフルの有効性が再認識されたことから開発が始まった。

電動ガン型スナイパーライフルの強みがもっとも発揮されるのはやはりサバゲーである。正直に言ってエアガンの威力規制後、スナイパーに遠距離狙撃手としての役割はなくなった。電動ガンもエアー型も射撃距離や命中精度ではそれほど大きな差がなくなり「ボルトアクションはコッキングが大変な代わりに威力は高めてもいい」というローカルルールは消えつつある。昔ならばボルトクアクション型だけは特別に威力を高めてもよいという措置が取られていたが今はクリーンなサバゲーではそれが許されなくなっているしそういうカスタムパーツも販売されなくなっている。

そういう時代の中で実戦性能という意味ではボルトアクション型は連射性に乏しい無用の長物となってきている。

そのスナイパー不遇の時代の中でもスナイパーを続けようと思ったらやはり電動ガン型スナイパーライフルが有効な手段になる。ボルトアクションに比べればそのセミオート性はサバゲーの距離感では有効であり近縁の電動型狙撃銃は性能が非常に高い。究極言えば通常の電動ガンにスコープを装着するだけでも立派な狙撃銃に変貌するしその場合フルオート射撃も可能なのが魅力だ。

現状サバゲーでの性能や実戦性能をスナイパーとして求めるならば電動ガン型狙撃銃が主流になるし、PSG-1ドラグノフ、バレットM82のようにデザイン的にかっこいいエアガンが多いことも魅力だ。

 

2:ガスガン型スナイパーライフル

ガスガン型スナイパーライフルもスナイパー市場においては一定の固定ファンがいる。このガスガン型狙撃銃ファンにはリアリティ重視ファンが多いことも特徴だ。

まずこの中の細分化がガスガン型スナイパーライフルにも2種類ありボルトアクション型ガスガンと自動狙撃銃型ガスガンが存在するという事である。

この違いが難しく、ボルトアクション型ガスガンは「ボルト操作とコッキングは同じなのでわざわざガスガンでやる必要がないのではないか」という疑問が投げかけられることがある。しかしガスガン型ボルトクアクションのもそのメリットはある。

第一にそのボルト操作が非常に軽い事である。ボルトクアクションライフルの実銃はそのボルト操作が非常に軽い。しかしエアコッキング型ではスプリング圧縮の関係上重い。実際は物凄く重いというわけではないが労力や筋力はそれなりに必要で実銃程軽いわけではない。実銃のサクサク感はスプリング圧縮の関係上エアーコッキング型では再現できない。スコープを覗きながらだとそのコッキングがそれなりに負担になる事実はある。

またスプリング圧縮をしなくて良い分構造的にリアリテイ重視が可能というメリットもある。ガスガン型ボルトアクションエアガンが支持を受けるのはそのボルト操作の快適さとリアリティ重視にある。

 

次にガスガン型自動狙撃銃エアガンにある。これは主にSVDドラグノフなどが有名であり、そもそもガスガンというのは高級志向やリアリティ志向のファンからの支持が高い。いくら電動ガンが発達しようとも電動ガンである限り電化製品であると考えるファンは多い。電動ガンサバゲー用に特化されたスポーティな電化製品、スポーツ用品でしかなく実銃の再現には不足している考えるファンにとってガスガンのリアリティ感は貴重なメリットになる。電動ガンがこれだけ発展してもガスガン型ライフルが一定の支持を集めるのにはそのリアリティ性がある。サバゲー用品としてではなく実銃のトイガンにおける再現というものを考えたときにこういったガスガン型ライフルは魅力ある存在だ。

またリアリティ重視ファンが多いためガスガン型ライフルは 非常に作りが凝っており見た目や質感のクオリティでは非常に高い。ファンの需要にこたえるためにも高いリアリティ性を誇っている。サバゲー用品としてよりも実銃感や個人での射撃に向いているのガスガン型のライフルになる。

 

3:ボルトアクションエアーライフル

最もオーソドックスであり人気の高いジャンル、そして個人的に最も好きジャンルでもある。最大の魅力はその命中精度の高さにある。エアガンの世界で最も命中精度の高いジャンルはこのボルトアクション型エアガンになる。これは実銃と同じでエアガンにおいてもボルトアクション型はもっとも高い命中率を誇り、エアガンの射撃大会でもボルトアクション型で競技を行うというのが基本的なスタイルになっている。

リアリティ型のガスガン、サバゲー用実戦型電動ガン、そして命中精度型のエアコッキング型というのがこの3種類の分類になる。そして自分が一番重視するのがまさに命中精度だ。

個人的には命中精度>サバゲー性能>リアリティという優先順位になっており、命中精度を重視するファンはエアコッキング型を選ぶ。もちろんその三要素すべてが重要だが自分自身はもっともプライオリティを置くのであれば命中精度になる。

やはりわざわざ狙撃銃を選ぶのであればその最大の魅力の命中精度に重きを置きたい。その分野においてまさにエアコッキング型は最強になる。構造上ボルトアクションはシンプルでありその基本的な構造に雑味がない事が命中精度を支えている。

またコッキングをすることに意味があるのもボルトアクション型の魅力だ。たとえばエアコッキングハンドガンの場合本来はコッキングする意味が存在しない。ブローバックにおいて自動でありわざわざやる意味がないし、エアコッキング型の長物エアーガンでもその意味は存在しない。

しかしボルトアクション型の場合その動作自体は実銃と完全に同じ。実銃もボルトを操作し弾丸を装填する。この動作に関して完全にエアガンと同じでその操作に実銃と同じ動きがある。コッキングすることに意味があるのがボルト型だ。たしかにガスガン型に比べてコッキングは高い面があるがものすごく硬いというわけではない。

 

更に言えばこれはそもそもエアコッキング型そのもののメリットになるのだがラニンニングコストがかからないという経済的な事情も魅力になる。たとえばガスガンは言うまでもなくガス代がかかる。そして寒冷期にはその性能は落ちてしまう。また電動ガンはバッテリーを常に事前に充電しておかなければならないという事前準備が必要になり手間がかかる。電動ガンを楽しもうと思えば数時間前、1日前にわざわざバッテリーを充電しておかなければならないし、バッテリーの長持ちを考えたときに充電したまま放置するのはよくなく定期的に放電当いう作業が必要になる。更に確かに連射性が高いが連射ができるゆえに味気なさも感じるのも事実だ。

これは完全に主観なのかもしれないが「わざわざコッキングして装填した」ということに一発の重みを感じる。電動で連射できれば一発への思いれがなくなる、しかしコッキングして装填すればそこに労力を感じる。だからこそ魂を込めてちゃんと撃とうということを考える。命中精度に最も重きを置くのならば雑味の無いシンプルな構造性ゆえの命中精度の高さ、そしてわざわざコッキングして装填したことによる一発の重みという重要性。まさに実銃のボルトアクション型の世界がそこにある、それゆえに自分はそこにロマンを感じるしメリットを感じる。

 

これまでのことを総評するとこの三種類はまさにそれぞれ最も適した特性があることがわかる。

1:もっとも実戦性能が高く現代化されたサバゲーマー向きの電動スナイパーライフル

2:リアリティが高くコレクター向きのガスガン型スナイパーライフル

3:命中精度が高く練習に最適な競技者向きのエアガン型スナイパーライフル

理想を言えばこの3種類を使いこなすことだろう。トイガンにおける狙撃手の専門家を目指すならば3種類を使い分けてそれぞれのメリットを引き出せるような存在が理想だ。三者三様のメリットが存在しそれぞれに存在意義がある。

是非ともその三種類の中で一番自分に合うスナイパーライフルを見つけてほしいなと思う。

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