elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

バルセロナにウスマン・デンベレはやって来るだろうか

もしかしたらウスマン・デンベレFCバルセロナを新天地として選ぶのではないか、そう囁かれ始めている。

デンベレ自身は現在所属のボルシア・ドルトムントと困難な状況にあり、移籍目的のために練習を拒否し、クラブ側から練習停止処分を下されている。

またバルセロナ側もネイマールを失い、コウチーニョヴェラッティという有力選手の獲得に苦労しており両者の思惑が一致するのではないかと目されている。

 

この状況から推察するならばもはやデンベレバルセロナ移籍は既定路線であり、ネイマールの後釜にウスマン・デンベレが座る可能性は高い。

いずれMSNトリオからレオ、ウスマン、ルイスの頭文字を取ったLOLトリオ」が発足するかもしれない。デンベレ本人もSNSでその愛称について触れており、移籍を匂わせている。

ジャニーズが匂わせ彼女ならば、サッカー選手は匂わせ移籍である。

 

しかし今回のウスマン・デンベレ移籍に対する反応はあまり芳しい物ではない。

ドルトムントサポーター側としてみれば、クラブに後ろ足で砂をかけていくような形の移籍となるため当然ながら良い反応ではない。

またバルセロナサポーター側としても正直なところ「第一志望」ではないため、それほど乗り気ではなく個人的にも「時期尚早であり過大評価」だと考えている。

バルセロナフロント「メッシさん、ある方から移籍志願のメッセージです」

メッシ「ディバラかな、コウチーニョかな?」
デンベレ「こんにちは、ドルトムントのウスマン・デンベレです」

メッシ「・・・・」

 

期待の若手選手として相応の移籍金で獲得できるならばバルセロナにとって悪い補強ではないが、100億越えの金額ともなれば本当に実績があり即戦力となる選手に支払われるべきだという意見は多く「過大評価」との見方は非常に強い。

 

また同じ左利きのアタッカーならクロアチア出身のハリロヴィッチという選手が在籍していたため、なぜ彼の育成が順調に進まなかったのかという疑問は残る。

数年前のバルセロナならばこういった下部組織出身の選手や、期待の若手選手を上手く育て上げることができたはずだ。現時点で20歳の選手を100億を超える移籍金で獲得しようという姿勢にバルサらしさは感じられない。

「育成のバルサだったはずが今では「獲得のバルサになっているのではないか、それも非常に若い選手に対して高額の移籍金を払うようになってきている。

シャビ先生「カンテラが機能していないという私の指摘は間違っていなかった」

 

獲得する選手は以前のようなビッグネームではなく、実績の少ない選手に対して大金をはたかなければなくなっており、育成組織から有力な選手を引き上げる事にも難航している。

もはやバルサの時代は終わってしまったのだろうか。

コウチーニョ、ディバラ、エデン・アザールヴェラッティはやって来ずネイマールからは出て行かれデンベレがこっちを意味深な表情で見ている。

今のバルサはそんな状況だ。

本来ならばコウチーニョですら物足りないのにデンベレで妥協するしかなく、それすらまだ不透明という現状のバルサにもはや全盛期の面影を感じることはできず、レアル・マドリードの充実した選手層を指をくわえながら惨めに見つめるしかない。

 

ネイマールマネーを手にした現在でも打開策を見つけられていないため、17/18シーズンについてはもはや開幕前から暗雲が漂っている。

メッシ、イニエスタスアレスも全盛期の能力を失いつつあり後継者も育たない。特に深刻なのは若手選手層の差であり、レアル・マドリードの戦力はその部分においても非常に充実している。更にチーム全体の士気やモチベーションもジダンというカリスマの下でまとまっている。
もはやバルセロナリオネル・メッシがいるということ以外に魅力や価値はないのが実情だ。このまま完全にイニエスタやメッシが衰えればマンチェスター・ユナイテッドACミランのような状況に陥る可能性も否定できず、「落ちぶれた名門枠」の仲間入りは不可避だろう。

 

UEFAチャンピオンズリーグに関してもはやアーセナルを笑う事の出来ない状態になる可能性さえあり「数年後そこにはELで元気に戦うバルセロナの姿が!」と揶揄されても不思議ではない。

 

「今シーズンは何も期待できないから早く終わればいい」

「ディバラが来るまで暗黒期」

バルサはオワコン」

「微妙な奴に大金を払う事はアンドレ・ゴメスで懲りたはずだ」

まことしやかにそんなことさえ囁かれるようになっている。

LOLトリオ

そんな状況でウスマン・デンベレが仲間になりたそうにこちらを見つめても何もときめかないのがバルセロニスタの素直な心情だ。

別の報道によるとレスターFCのリヤド・マフレズが自らをバルセロナに売り込んだものの門前払いにあったと伝えられているが、ネイマールが去った今アルジェリア代表のドリブラーがベストな補強だと思えるのは自分だけだろうか。

また新体制に入ったPSGで路頭に迷いかけてるドイツ代表ドラクスラーになぜ目をつけないのかというのも謎だ。

 

しかし、いずれにせよ所属クラブと揉めていたり居場所なくなったりしている選手ぐらいしか取れないのがこのクラブの現実でもある。

デンベレに関してはもう少しドルトムントで伸び伸びとプレーしたほうが本人の為でもあるが、成長したときには更に資金力のあるチームに獲得されている可能性もある。

そのためバルセロナは彼の獲得に躍起になっているのだろう。

 

また「過大評価」という烙印ほどサッカー界で信用ならない物は無い。

実際にネイマールもサントス時代に何度も過大評価と揶揄されていたがバルセロナへの移籍によって完全にワールドクラスの選手として大成することになる。実際にデンベレのプレースタイルを見てもポテンシャルは非常に高く、"LOLトリオ"の時代を予感させる才能がある事も事実だ。

そんな期待も込めて藁にもすがる思いでウスマン・デンベレには期待したい。