elken’s blog

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柴崎岳のバルサ戦ゴールが凄すぎる!

もしかしたら今週末欧州で決まったゴールの中で最も美しいベストゴールになるのは日本代表柴崎岳が決めたバルサ戦のボレー弾になるかもしれない。

なんと今回のバルセロナのこの失点は、前回の乾貴士の2ゴールにまで遡るらしくどれだけバルサが固いチームだったかを考えると本当に凄い快挙でもある。

むしろバルセロナ日本人にボレーシュート決められがち説、そして柴崎岳はレアル・マドリードからもあの伝説のクラブ・ワールドカップで決めている。

サッカーで人間としての扱いが大きく変わるスペインで今最も有名な日本人は柴崎岳だろう。

 

レアル・マドリードバルセロナという世界のトップ2クラブからゴールを決める日本人選手が現れたというのはとてつもない偉業だ。

 

しかも決めたゴールが紛れもなくビューティフルゴールで、技術的に非常に難しいドライブシュートを柴崎の利き足ではない左足で決めているのだから凄い。

大空翼の得意技を現実に再現した格好になる。スペインでは非常に有名な漫画であり、今後の活躍次第ではキャプテン翼に例えられるようになるかもしれない。

決められた直後のテア・シュテーゲンの表情がスーパーゴールを決められたとき特有のものだったことがあのゴールの価値を証明している。

 

ロシアワールドカップ後「こんにちわ、バルセロナの柴崎岳です。」

1年後、そこにはブラジルの時のハメス・ロドリゲスのような展開でバルサに移籍する柴崎が!

 

それにしてもこの柴崎岳がほんの少し前までリーガ・エスパニョーラ1部では通用しないとか、2部ですら無理だとか、そもそも引きこもりで「日本最速出戻り記録樹立」だとか揶揄されていたことが信じられない。

 

それで言えばそもそもクラブワールドカップ以前は「結局柴崎は海外挑戦しないんだろうな」とさえ言われていたが、あのレアル・マドリード戦2ゴールから劇的にサッカー人生が変わり始めた。

 

わりと柴崎を応援していた人ですら今回のヘタフェでいきなり10番をつけるのは大袈裟なのではないかと思っていたが、もはやこのゴールで評価や信頼を確実なものにしたと言える。

海外でプレーした日本人選手の誰もがゴールでチームメイトに信頼始めたと語っていが、香川真司がルールダービーで決めたり、中田英寿が全盛期セリエAのユヴェントス戦で決めたり、その系譜に位置づけられるのが今回のゴールのようにも思う。

 

テネリフェの昇格プレーオフの時に非常に活躍したときも驚いたが今回はそれをさらに上回る。昇格POはスペインにおける物語の序章でしかなかった。

決勝で敗退したときは自分自身「2部でもう1年頑張るのも悪くはない」と語っていたが、そこで留まらずむしろ挑戦を選んだ柴崎岳の決断は間違っていなかった。

「リーガ1部で10番も早い気がする」と思っていたが、柴崎岳という男は常にいい意味で期待を裏切り続ける。

 

流れの中でのプレーやプレッシャーに慣れてきて更に能力を発揮するようになればもしかしたら上のクラブも見えてくるかもしれないのは更なる楽しみだ。

ここから得点を量産し続け、流れの中でのプレーも更に精度や強度が上がれば間違いなくワールドクラスの選手になり得るポテンシャルがある。

 

数年前のトガッってた頃の柴崎岳

「今年のヤングプレーヤー賞を受賞するに値する選手はゼロ人だったと思っています。世界的に見ればエル・シャーラウィ、ヴァラン、ネイマールらトップで活躍している選手は同年代にたくさんいます。彼らに追いつかなければ世界と戦うことはできないので追い付いていければと思います。」

 

世界に追い付く、徐々にその言葉が現実になりつつある。

クラブワールドカップ以前の柴崎が海外行かないムード感漂っていた頃はお笑いコメント扱いされていたが、今ではそれが単なるビッグマウスではなかったように思えてきた。

あの時柴崎岳は本気でそう語っていたのだろう、そして今もその領域を虎視眈々と見据えているはずだ。