elken’s blog

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中国でFIFAワールドカップが開催される可能性はあるのだろうか

近年のFIFAの傾向を見ているとアジア、特に中国を重視している印象を誰もが抱くだろう。ワールドカップ48ヵ国への出場枠拡大も中国を重視していることの証左だ。シーズン前のツアーでも欧州のビッグクラブが中国を訪れるケースは増えており、また中国における海外サッカー熱は高い。

 

そんな中国で遅かれ早かれワールドカップが開催されることはほぼ誰の目にも明らかだ。実際近年の中国政府はサッカーを重視していて中国スーパーリーグへは実質的に国家予算も投じられるような状態になっている。中国代表を除けば中国は現在サッカーが発展しつつある国の一つだ。

 

そんな屋根から作ろうとしている中国に対して良い印象を抱かない日本人は多いが、個人的にこの中国のやり方はそれはそれでありなのではないかと思うようになって来ている。

中国スーパーリーグがどこまで成長するかはわからないが仮に欧州のトップリーグに並ぶリーグに成長するのであればその中国でのワールドカップ開催には期待ができる。

2022年のカタールワールドカップについては既に疑問視されており、西アジアで開催するぐらいであれば中国開催の方が日本人にとってはありがたいという思いもある。

 

ただ現行のFIFAの規定では直近の2大陸以外での開催がルールとなっている。

つまり2022年がアジアのカタールだとして2026年大会と2030年大会はアジア以外での開催が既定路線だ。その一方でワールドカップ開催国や出場枠のルールは常に変化しているため、このルールも今後は変えられて無かった事になる可能性はある。

そもそも時代にルールは合わせていく物であり今後の経済の中心地がアジアになっていくのであればFIFAとしてもこの時代に合わない旧態依然としたルールを変更し、1大会おきにアジアで開催されるようなこともあるのではないだろうか。

 

そもそも中国は女子ワールドカップを1991年と2007年に開催しており、2008年には北京オリンピックを開催している。近年ブラジルが新興国として2014年にはワールドカップ、2016年にはオリンピックを開催した。

中国としてもワールドカップ開催にかける想いは強くFIFAに交渉を持ちかける可能性は否定できない。

中国

自分がなぜ中国ワールドカップに好意的かというと主に2つの理由がある。

1:48ヵ国の大会を開催できる経済体力のある国は少ない。

2:東アジアという立地に中国が存在する。

 

まず1つ目の理由として2026年大会からは48ヵ国の出場が正式に決まっており、これだけの規模の大会を開催できる国はそう多くはない。既に世界2位の経済大国になっており2030年代にはアメリカを追い抜いて世界1位になるのではないかと言われている。

もちろんそう順調に行く物ではないがサッカーファンとしてはとにかく経済力のある国に大会を盛り上げてもらいたいという思いがある。

中国にそこまでサッカーに対する熱意があるのであれば任せたい、そしてワールドカップを切っ掛けに中国が文明国へと飛躍するのであればそれは日本にとっても利する部分がある。

 

例えば日本自体も1964年の東京オリンピック以降先進国になり、韓国も1988年のソウルオリンピックと2002年のワールドカップを通して発展した経緯がある。

日本人視点では異論もあるかもしれないが韓国は1990年代まではアジア的な雰囲気が今よりも強かったが、2002年大会以降ITとインターネット、若者文化の国になっていたット彼らは考えている。

中国がまだ先進国的な地位になれていない状況からもう一段階文化のレベルを引き上げるためには世界から見られているという意識を高めるワールドカップは重要なきっかけになる。

 

中国に国際的な取り決めやルールを守ってもらう国になるにはワールドカップというイベントが必要になるのではないか。実際北京五輪によって中国のインフラ設備などは確実に向上していることを見れば、こういった大会の開催にはスポーツイベント以上の意味がある事がわかる。

 

中国の市民意識がより向上するにはワールドカップという経験が韓国のように必要なのではないかと自分は考えている。日本人基準ではまだ言いたいところもあるかもしれないが実際に韓国の市民意識のレベルは90年代に比べて大きく向上しているのは事実だ。

また日本自体もそういった世界的な目線と向き合い向上してきた歴史がある。

 

今の中国人の考え方や意識のまま巨大化されると日本人としても不安な心理があるのも事実で、世界経済やパワーバランスをこれからリードしていく国としてワールドカップ開催をきっかけに世界基準の市民意識を持つ国なって欲しいという思いもある。

中国は先進国か

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また2つ目の理由として久しぶりに近場のアジアの国でワールドカップを見たいというサッカーファンとしての感情もある。

日本の単独開催にも思い入れはあるがどうしても今後の日本経済や少子高齢化のことを考えると開催体力は残されていないのではないかという不安があり、治安の問題もある。

2022年の東京五輪がどういった影響をもたらすかも含めて考えなければならないが、2030年以降の開催だと考えればどうしても中国のほうが大会を大きな盛り上がりにしてくれるのではないかと感じる。

 

サッカーファンとしての第一の思いはとにかく大会を盛り上げてくれることであり派手で華やかな大会を期待したいという思いがある。

例えば今回ロシアワールドカップを見ても大会前の盛り上がりには欠けており、経済が低迷するロシア側から大会を盛り上げようという情熱が伝わってこない現実がある。

その一方で中国は現在輸出依存型の経済から内陸部の内需開拓を開始しており、世界最大の経済圏になりつつある。

仮にこの国でワールドカップが開催されるのであれば空前絶後の盛り上がりを見せることになるだろう。また世界中に華僑が存在するためその興奮はワールドワイドなものになることが見込まれる。

そして新しくなる中国を日本という近場から見れることは貴重な経験になるはずだ。

 

中国という国はある意味で「国威発揚」を重視している部分があるため、W杯という千載一遇のチャンスを手に入れたならば大会の広報には国家予算を全力で当時で力を入れてくれるのではないか。

トヨタカップやクラブワールドカップを日本は開催しサッカーの盛り上がりに貢献してきた歴史がある、今後中国がそういう役割を担っていくのであれば大いに賛成だ。

財政の問題から小規模な節約志向の大会を行うぐらいであれば、政府主導で国家予算を全力で投じる中国のような国の方が向いているはずだ。

 

実際現在の中国は一昔前までのイメージと異なり日本で言えば東京や大阪の規模に匹敵するような都市圏が中国全土にあるような状態になっている。

経済的に見れば東アジアは世界屈指の経済圏である。

そう考えた場合この地域でワールドカップを通してサッカーが大きな盛り上がりを見せるのであれば、2002年大会以来の興奮や昂揚感が待っているのではないか。

 

また日本人としてはそういった景色に懐かしを覚える部分もある。2008年北京オリンピック前のあの狂騒や喧騒は今思えば懐かしい物もあり、1964年の東京オリンピックの頃の日本を想像することもできる。

そして仮に中国でFIFAワールドカップを開催することになれば2002年の時のような空気感が少しばかり懐かしく感じられるのではないだろうか、そう考えると是非とも中国での開催を期待せずにはいられない自分がいる。

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