アイドルにおける金髪メンバーというのはなぜか面白い法則がある。
その法則はどうやら韓国でも健在でありMOMOLANDの「ジュイ」は今面白いキャラとしてウケている。
一体彼女は何者なのか、そんな謎の存在感があるのが金髪キャラだ。
事の発端はトロピカーナスパークリングのCMがきっかけで、韓国で「うざいCM」として話題になった時にさかのぼる。その絶妙なウザさが癖になり、いつのまにか"ブスは三日で慣れる"という言葉のように韓国の人々から愛され始める。
日本でも売っているトロピカーナの炭酸バージョンが韓国で発売しているらしく、そのCMが最初はウザがられていたもののいつの間にか人気になっていったようである。
実はという自分もこのジュイ（주이）というメンバーを見た時「なんだこのとてつもないブスは！」と衝撃を受け本当にアイドルなのかと疑問を持った。
日本人には可愛く見えないが韓国人には可愛く見えるというわけでもなく、韓国内でもブスキャラとして扱われておりなぜかウケている。
実際そのCMを見ても、とにかく陽気に明るく変なダンスをしているジュイが可愛く見えてくる。最初はウザい、それなのに何度も見てしまう中毒性がある。
おもしろいブスは国籍なんて関係なく、なぜか異国の地でも面白く見える。
自分は日本人であるのになぜか韓国のジュイの面白さに惹かれてしまった。
韓国のアイドルと言えばいわゆるエリート教育や高度なレッスンで洗練されたような姿をイメージしがちだが、最近ちょっと面白いようなアイドルが増えてきている。
例えばTWICEでも正統派のエリートというよりも、例えばダヒョンのようにキャラの面白さで愛嬌を感じさせるようなメンバーが人気を博している。
K-POPはエリート教育の世界かと思いきや、実はキャラの面白さを楽しむ時代になっているのではいかと思わせられる。日本に伝わってくる印象では「練習を重ねたハイレベルナパフォーマンス」という典型的なイメージがあるが、本当のところは言葉を理解していないはずなのになぜか面白いというアイドルが多い。
特にMOMOLANDはもはやジュイの人気で持っているといっても過言ではなく、強烈なルックスを持つジュイが目立つことでむしろ他のメンバーの魅力が引き立っている。最初はうざいと思っていたジュイも見慣れていくうちに、もの凄く「頑張ってる感」のあるメンバーに見えてきて覚えやすく印象に残る。
そしてこの現象、まるでHKT48の指原莉乃に感じたことと似ている。
指原も最近はメイクが上手くなって美人になっているけれども、昔は「ゲロブス」を自称していてイロモノキャラやバラエティ担当班だった。
韓国のアイドルファンも実は日本のアイドルファンと似ていて、そういう"面白ブス"に魅力を見出す時代になって来ているのかもしれない。面白いブスほど実はアイドル界でファンの心を掴む法則がある。
アイドルというのは結局のところ「ファンや見ている人を元気にさせるかどうか」が大事だと思う。
その意味ではなぜかジュイを見ていると面白くなってくる、そして元気になる！
それができた時点で彼女は間違いなくアイドルと言える。いくら美人で可愛くてもファンが笑顔にならなければそれはアイドルではないし、ちょっと不細工でも面白くていつのまにか可愛く見えるようになればそれはアイドルだ。
別にアイドルはモデルではないわけでルックスが全てではない。
正直なところ自分はジュイを見ているとき謎のが笑こぼれてしまう。本当に面白い、韓国語も分からないのに面白さが伝わってくる！
MOMOLANDのジュイは不思議と面白い、そして話題になる。
自分がMOMOLANDを知ったのも「なぜか韓国で話題になっているヘンなアイドルがいる」ということがきっかけだ。確かに正統派美人ではないしもはやアイドルのルックスではないようにすら感じる。
しかしそれでもなぜかジュイも可愛さは理解できてしまう笑
面白さは時として海を超える、日本人のセンスにもジュイは面白く感じるし見ていて本当に楽しい。むしろ日本と韓国のお笑いの感覚はとても似ていると感じるほどだ。
MOMOLANDジュイは、まるで指原莉乃が単なるお笑いアイドルからスターに上り詰めたようにこれから伸びていく逸材のような気がする。
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