elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

嵐が音楽番組からいなくなるってヤバないか

重要なのは「嵐としての活動を休止する」ということであって、報道から時間がたって考えてみるとその重みがじわりとわかってくる。

 

そもそも5人で嵐ということにこだわって休止したという発表が表向きではあるけれど、実際問題4人でグループ活動はできなくはないし、過去にも芸能界だけでなくジャニーズに限っても実例は多い。

 

ただ嵐の楽曲を考える上で欠かせないのは、何よりも大野智の歌唱力が基盤だったということであり、大野君無しでは嵐の曲のクオリティが保証できないという問題だ。

 

メンバー脱退問題コンサルタント亀梨和也氏「歌唱力の中心を担っていたメンバーAがいなくなっても問題はない。現に僕らKAT-TUNはグループの雰囲気を残している。」

 

そう考えると、大野君以外のメンバーもあと2年で区切りをつけたいという思いがどこかにあったのか、それとも5人での復活に「あります」と望みをかけているのか。この辺の本音は一対一で語り合った彼らにしかわからない。

 

ただ冷静に考えてみると、大野さんの休止期間が不明瞭なので実質的に無期限のグループ活動休止という事態も考えられる。

あと2年で燃え尽きて、1年の充電期間を経て戻るとしても、今から早くて3年後だ。現実問題として、20年分の夏休みがそれだけで足りるかというのはある。もちろん一度華やかなステージをすると、憧れていた普通の生活に物足りなさを感じて早々に戻ってくるというケースも多いが、何より大野智自身釣りをこよなく愛する牧歌的な人間だ。

 

嵐の代表曲のほとんどがメンバーが20代の頃の曲なのを考えると、もしかしたら全員が40代になった時に復帰した場合歌って踊れるかという疑問はある。

某純烈のように中年アイドル路線で行くなら良いが・・・ちなみに彼らは同じく5人から4人になっている。

 

ただしV6という全員アラフォーでバク転を現役でやれる化け物グループが存在することも事実だ。

岡田准一「櫻井君、余裕でしょ?」

櫻井翔「やらない系なので・・・」

 

だれもが薄々感じてるかもしれないけれど、こう考えると事実上、「あと2年本気でやるので僕ら嵐の最後の姿を見てください」というのが隠されたメッセージなのかもしれない。

見納めと言えば見納めで、最終回の後にはそれぞれの活動がある。この2年でメンバーそれぞれが個人で活動できる力量をつけて、新しい時代へと向かっていく。

 

その後の世界として懸念されるのは、「音楽番組どうなるの」ということで、ここからが本題になる。

よく季節ごとにある大型歌番組スペシャルは、実質的に嵐によって成り立ってきた側面もある。

自分自身「嵐が出るなら」と思って見ていたのも事実で、嵐がいなくなってからは日本国民に満遍なく通じる共通項が不在となり、誰もが好きなアーティストにしか関心がないという傾向がより濃くなるだろう。

もう大型歌番組というものが日本でオワコンになっていくのではないかと危惧される。

 

ジャニーズが出演する場合も自分が担当するグループが出ないなら見ない、という層は今後間違いなく増えるだろうし、ジャニーズファミリー全体の旗頭や旗艦のような存在もいなくなる。

ジャンプ、セクゾ、ジャニスト、キンプリがそれまで育つか、V6のリバイバルブームが起きるか、はたまたジュニア組の追い上げがあるか・・・現状最も可能性があるのは関ジャニが天下を取るかだろうか。

 

商品のコマーシャルにしても嵐だから成り立っていたようなものも多くて、歌番組も嵐依存だったのも事実だ。嵐不在となればこうした華やかな歌番組も徐々に縮小していくのではないか、まるで今の日本社会のように。

そうでなくとも歌番組自体も00年代と比較してすら減っている。

要するにテレビ局にお金が集まらなければもう派手なことは無理という話で、今後10年は嵐頼みで凌ぎきろうと全力で持久戦を考えていた業界にとって、今回の休止報道は寝耳に水な訳だ。

 

まさか大野智一人によってここまで影響があるとは誰も想像していなかっただろう。

 

米津玄師、星野源「よろしくニキーwww」

BTS「Tシャツがなければなぁ」

USA集団「カーモンベイベーアメリカwww俺らの二曲目地味www」

ATSUHI「ククク・・・これで芸能界は我らLDHの物よ(織田信長っぽいコスプレしながら)」

 

果たして勝者の栄冠は誰のものに渡るのか。

ポスト嵐を巡る競争は既に始まっている。