elken’s blog

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中島翔哉さん、まさかの人生逆転でPSG移籍あり得るか?

もはや一瞬、表舞台から消え去りまるで一線を退いた選手であるかのように思われていた中島翔哉がここまで代表戦で力を発揮とは誰が予想しただろうか。

言葉は悪いが「オワコン」であり過去の人のような扱いだった。

 

率直に言えば、カタール行きを選んだときサッカーファンの誰もがその決断にがっかりし冷めたような空気感が漂ったのは事実だ。久しぶりに日本に現れた期待できる選手が、まるで引退直前の選手のように中東カタールリーグを選んだ。しかもそれは長期契約でほぼステップアップは絶望的なのだからファンとしても夢が絶たれたような格好だ。

一時はプレミアリーグ移籍の噂もあり、ポルトガルリーグ出身選手主体のウルブスが上位に入っているのだからここに中島がいればと想像したくなるのは必然だ。

 

しかし仮にここから大逆転でそれ以上のクラブ、つまりパリサンジェルマンに移籍することができればその後悔も一切無くなるだろう。

最近欧州サッカー界を席巻しているいわゆるオイルマネー系列としてカタールとPSGは密接な関係がある。

この話はあくまで例外中の例外で基本的にはカタールに幽閉だと考えられている。余程の実績がなければもうカタールからヨーロッパの舞台にカムバックすることはできない、それが定説だった。そしてそのまま腐っていき、実力は劣化し数年後のワールドカップの時には見る影もなくなっているのではないか。

 

だがこの度のコロンビア戦を見てその疑念と不安は払拭された。

それどころかむしろここから大逆転でパリ行きもあり得るのではないか、最初笑い話のように思えたことも今では現実味を帯びてくる。同じピッチに立って直接比較してファルカオやハメスより上手いと証明してしまった現実がそこにはある。

 

欧州トップの有名選手でもビッグクラブに移籍するのは20代後半であることが多い。年齢的には契約を全うしたとしても、まだ間に合うような時間がある。同じ系列であることに加えて、大抵サッカー選手の場合契約が切れる1年前ぐらいには移籍話がまとまるので27,8歳ぐらいの年齢ならば中島翔哉に良い話が持ちかけられる可能性がある。

ちょうどその頃、今PSGで主力を勤めるネイマール、カバーニ、ムバッペの誰かの席が空き次なるエースが必要とされる時が来る。

 

もちろん現代サッカーにおいては、新世代の選手が続々と台頭しているので話はそう甘くはない。

ただ今回のようなパフォーマンスを維持し、中島本人が楽しいと満喫するカタールリーグでも楽しみながら実力を更に向上させていけばいずれチャンスは巡ってくるかもしれない。

 

つい最近までおとぎ話でしか無かったような誇大な想像も、やや現実味を帯始めてきている。

かつては富山の寒村で燻っていた所から、ポルトガルに旅立ち覚醒した。FC東京時代には自分のスタイルを否定され、才能の芽をつまれていたこともあった。

そんな逆境から今では日本代表のエースにまで上り詰め、サッカーを思う存分楽しんでいる。

 

中島翔哉がまだアンダー世代の代表で、当時はビッグマウスキャラだった時代を覚えている。ワールドカップ予選、いつぞやイラク戦で決めた左サイドからのミドルシュートを見たとき本物だと思った。

この度のコロンビア戦でも当時と同じようなプレーがあり、ドリブル、蹴りかた、弾道、角度、まるで全てがあのシュートと同じだった。

 

かつて練習場に行くまでの坂道をボールを蹴りながらかけあがりドリブル練習に使い、部屋ではリフティングボールを使いボールタッチの感覚を研ぎ澄ます、そうして常にボールと過ごさずにはいられない。

「ボールは友達」という言葉を見事に体現しているサッカー小僧、まるでテレビの前で目を輝かせている少年がそのまま大人になったかのような原点がある。

 

笑い話や冗談でしか無かったような奇跡のようなPSG行きもあながち不可能では無いように思えてならない。サッカーは夢物語が現実に起こるからこそ面白いのだから。