酒柱 過飲ゆとおじ 鮪の呼吸
本日は宝のシークヮーサーハイボールの型で晩酌
ところでにわか鬼滅ごっこにはまってる通り「鬼滅絶対見ない」と言ってたわりに、本当に見たくなってもはや原作を買おうといういう掌返し状態になっている笑
それで先日書店に行ったら、特設コーナーまであるのになんと全滅!
いや、そういう滅は望んでねぇってばよ。なんか小説版みたいなのしか残っておらず、最終巻だけでなく一巻とかまで無いらしい。これが社会現象って奴かと実感
そもそもアニメって原作の全話を描いているわけではないらしく、自分の特性上一度はまると最後まで早く見たいタイプ。連載が長いいつ終わるかわからない作品などを見ないのもそのため。
スポーツも終わる時間がある程度目処が立つ時間制競技が好きなのもこのためだ。
野球派はワンピでサッカー派は鬼滅か?(そんな相関関係ない笑)
呪術廻戦とやらも購入制限ついていて、鬼滅も当然売り切れ。仕方なくケイスケホンダいち推しのキングダムの映画版DVDを借りて見た。山崎の方のケンティーもかっこいいね
でも欲しかったのは中島の方のケンティーが推してる鬼滅だったんだよチクショー
もう中島健人、アメトーク鬼滅大好き芸人あったら鬼奴と一緒に出るレベルでしょ笑
中島ケンティーは結構前から鬼滅推してるからにわかではないというね、彼の名誉のためにそこは言っておきたい
ところで自分は中島健人ファンだから急に鬼滅と言い出したわけではない。それならもっと早くからこのビッグウェーブに乗ってる。
実はというと友人と「令和のアニメ漫画はどうなるか論」みたいなのを色々熱く語ってたら、結局鬼滅、「気になるやっぱ見ない逆張りはやめよう」という話になって、それで削除すると言いながら保険で録画をDVDに焼いていた彼がはまりそれが楽しそうになって今更ながら鬼滅参戦を決意したわけだ。
お互いのにわか知識を出して間違った認識が氷解していった。
我々がしていた誤解
・鬼滅は最近のなろうラノベのようなもの
・鬼滅声優はヒットしてイキっている新人
実際は炭治郎の境遇はめっちゃ悲惨で修行しまくりでメンタル強い、アニメ鬼滅は豪華ベテランでもはやガンダムとコードギアス声優の同窓会状態
適当に話してるうちにアニメ公式サイトでキャラ一覧チェックしたら、ラスボスの無惨様とやらまんまSEEDのクルーゼだし、ルルーシュとスザクもヒイロもカレンもいるし、ポケモンのアイリスまでいるしなんだこの豪華陣容はとなって共通コンテンツが多すぎて「この神作品叩いてたネタにしてたやつらがいるってマジ?」という結論になった運びだ。
しかも自分は剣と大正時代大好きで、鬼滅原作の女性作家特有の少女漫画的な画風も好きという。基本大河では捨て回と言われる近現代編だが、逆に自分は吉沢亮の渋沢栄一をガチで全話見ようと楽しみにしている程だ。
マジで「流行っているから」というだけで叩いてた俺らの見る目なさすぎィと云うことで、無事鬼滅キッズデビューだ。自分が叩くということは後に信者になっているというフラグである。
あと吾峠呼世晴さんがいい人過ぎて、これじゃ逆張りしてる俺らが悪者みたいじゃない。あの人、100日とか海賊みたいなイキり作家と違ってSNSもやらない、さっさと連載終了して故郷の親のために帰るみたいな方らしく、最終巻のメッセージでもファンを心配することばかり書いていらっしゃる。30代前半の女性で、本当に少年漫画好きでこれぞ古き良きオタクという感じもある。
この人悪く言ったらそれこそ「鬼」ですよほんと
あと個人的に、こよはる姐さんとLiSAとはタイプが違ってお互いそこまで話さないけど「女同士の盟友としての絆」みたいなのがあるんじゃないかという「妄想おばさんカプ」みたいなので勝手に盛り上がってもいる。結局原作者の人柄に陥ちたわけだ笑
百合とかではないんだけどリサと呼世晴さんがこれからも盟友としてのずっと知り合いでいて欲しいなみたいになぞの応援をしているという
しかも絶妙にこの二人同世代という奇跡。女性が活躍するのはいいこと。
原作見てもいないのにLiSA&吾峠呼世晴でここまで盛り上がる奴いるか?笑
どちらとも程よくおばさんだから世間から応援されるというね。
LiSAも苦労話多いし、これがそこらの若手女性歌手だったら鬼滅おばさんはここまで誕生していないだろう。
漫画アプリとかアニメ配信サービスとか色々あるのはわかるのよ。
ただ久しぶりに漫画集めたいというのもあって、もう乗り遅れてるからこそ「二期や三期までに間に合えばいいかな」というマイペースにすることにした。一巻早く読みてぇよ〜ほんと
やっぱ漫画はアナログで読みたい古い人間だ。
第二の鬼滅と言われる呪術なんちゃらは画風がそこまで好みではない。もうこっちに乗っとくかなぁとは思ったけど、鬼滅のキャラデザや画風とはぱっと見の印象が違う。
鬼滅はトップクラスの画力ではないとはいえ、男女双方に程よく受け入れられやすい魅力はあるというのは成功要因だろう。
女性漫画家にしか出せない少女漫画チックな雰囲気でありながらバリバリ王道少年漫画と云うのは珍しい。まあそもそも自分が好きなコードギアスにしろガンダム00にしろキャラデザ原案は女性なわけで、ローゼンメイデンに至って中身まで完全に女性作家だ。
あと、やっぱり大正義ブームというのはやっぱりひねくれてないでファンとして体験した方が後々「あの頃は〜」と好意的に語ることができるというのもある。
将来昔話をするためにリアルタイムで経験しておきたいのだ。
正直、鬼滅って日本のアニメやサブカル史において最大級のブームだと言っても過言ではない。ポケモンに対する妖怪ウォッチだ程度に思ってたけどそれは過小評価。エヴァンゲリオンも超えているかもしれない。
オタク層と一般層がここまで同時に溶け込んだ現象は過去には例がない、もちろん時代背景という条件は異なるが。確実にオタク史サブカル史、漫画・アニメ史として必須教養になる分岐点的な作品だ。それどころか日本コンテンツが落ち目でコロナという恐慌時代に現れた救世主的存在でもあるのでもはや文化史の領域だろう。
なお、ここまで語っておきながらアニメも漫画も一話も見たことが無い模様。
なるべく早く一巻を手に入れ感想を語りたい。