読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

elken’s blog

ジャニーズ、サッカー、軍事、創作などあらゆることを評論するブログ

サッカーセルビア代表は落ちぶれたのか?

サッカー スポーツ 東側諸国

ユーゴスラビア諸国といえばかつての強豪国であり、現在もその地域出身の選手は世界の有名クラブで活躍している。

そしてそのユーゴスラビア連邦の中核と言ってもいい存在がセルビアだ。

ユーゴスラビアは事実上セルビア人が権力の中枢におり、その不平等さが分裂のきっかけになったとも言われている。いわばユーゴスラビアで一番の大国といってもいいのがセルビアだ。

サッカーにおいてもユーゴスラビア代表時代数多くのセルビア人選手がおり、元名古屋グランパスのピクシーことストイコビッチセルビア出身。レッドスター・ベオグラードセルビアの首都のクラブとして欧州で一定の地位を気づいていた。

セルビア代表

しかしそのセルビア代表が今振るわない。

FIFAランクは現在50位代に停滞しライバルのクロアチアが10位代、ボスニアが20位代という事を考えると輝かしくはない。

2010年ワールドカップを最後にその後のワールドカップやユーロには出場できずにいる。ライバル国のクロアチアFIFAランクをあげ数多くの有名選手を輩出する一方でセルビアはどこかさびしい。そのほかの旧ユーゴ地域の選手もボスニアであったりモンテネグロであったりとセルビア人選手出ないことが多い。

インテルスタンコビッチ、元マンチェスター・ユナイテッドヴィディッチの世代を最後に世代交代ができていない印象を受ける。

日本では本田圭佑の元チームメイトとしてなじみの深いトシッチやクラシッチが有名だがパッとしないキャリアになっていることは否めない。最近有望な若手のリャイッチも未だ大きくブレイクできずにいる。かろうじてコラロフがワールドクラスといったレベルだろうか。クロアチア代表の充実に比べるとどうしてもスケールダウン感が否めない。

その停滞は代表の成績にも表れユーロ2012、ブラジルワールドカップ、ユーロ2016とその大会には姿を現していない。現在のロシアワールドカップ予選ではグループDの上位につけており、組み合わせもそれほど厳しくないためもしかしたら2018ロシアワールドカップの出場は叶うかもしれない。

 

しかしその一方でセルビアは旧ユーゴらしくスポーツ大国であり他のスポーツでは非常に大きな成績を残している。たとえばテニスのジョコビッチは説明するまでもないテニスのスーパープレイヤーだ。更にバスケットボールでも世界ランクの上位につける。今旧ユーゴ諸国のクロアチアボスニアがサッカーに熱を上げる一方で、セルビアはサッカーよりもテニスやバスケのほうに力を入れている可能性もある。

セルビア国民感情や、スポーツ事情など詳しいことは英語やセルビア語で海外サイトを読むか現地を取材してみなければわからないがもしかしたらユーゴスラビア時代とスポーツ人気の事情は変化しているのかもしれない。日本メディアで旧ユーゴ地域のサッカー事情、スポーツ事情について詳しく取材されることがあまり無いのでこの部分の事情の詳細に判明はつかないがクロアチアボスニアのサッカー熱とは対照的なように映る。

ライバル国はバルセロナレアル・マドリードユベントスなどのビッグクラブで盛り上がり世界の強豪国だと持てはやされている、自国の代表は振るわない。

その一方でテニス選手は世界1位、世界中のスター、有名人。世界の知名度的にはモドリッチよりジョコビッチのほうが有名だろう。そう考えるとセルビア人の感情としてサッカーみてるよりテニスやバスケ見てた方が楽しいと思ってもおかしくはない。

 

更にかつてのセルビアの地位に迫るかのようにボスニア・ヘルツェゴビナが今躍進してきている。2014ワールドカップに出場したのもセルビアではなくボスニアだった、今旧ユーゴ諸国のサッカーの勢力図は少し変わりつつある。

今後旧ユーゴスラビア諸国はサッカー熱の高いクロアチアボスニアと、テニスやバスケに注力するセルビアという構図になっていくかもしれない。

ユーゴ諸国の中でも特にセルビア代表ファンとしては少し寂しい物があるがスポーツの流行というのはその時代によって変わるものでもある。

逆に言えばセルビアにもワールドクラスの選手が現れればその人気や実力は復活するかもしれない。昔からバルカン半島系の選手は天才タイプが多くいつ世界的な名選手が現れるかは予想がつかない。ストイコビッチを生み出した国ならばストイコビッチ2世のような選手が現れてもおかしくはない。

ストイコビッチ

むしろこのセルビアのサッカー事情について一番詳しそうでなおかつ日本との人脈もあるストイコビッチにインタビューしてほしいと思わずにはいられない。「ストイコビッチが語る現在のセルビア、そして旧ユーゴ諸国のサッカー事情」という雑誌の取材記事があればそれほど面白い物もないし日本人が興味を持ちやすい内容だ。ストイコビッチは日本と関係が深く、名古屋グランパスの監督を去った今でも懐かしむ声は多い。今中国にいるようなのでぜひどこかの雑誌に取材に行ってほしいものだ。

空爆をやめろ」と母国のために抗議した彼ならば今も母国のサッカー事情について関心があるはずだ。日本人がセルビアやユーゴのサッカー事情について知りたければ快く取材に応じてくれそうだ。

 

そしてロシアワールドカップ、現状の組み合わせと勝ち点で見ればセルビア代表に可能性はあるように見える。グループDで2位ならば出場が可能だ。アイルランドウェールズオーストリア、力がある国であることは間違いないしウェールズも巻き返してくるかもしれないが絶望的というわけではない。もしかしたらロシアでその姿を見ることができるかもしれない。

その時セルビアサッカーの現在位置といったものを確かめることができるかもしれない。ストイコビッチの母国として日本人にとってもなじみの深い国だ、ぜひとも応援していきたい。