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本田圭佑はロシアW杯に出場できるだろうか

最近諸事情あって炎上気味の本田圭佑だが、ある意味これが本来の本田圭佑である。物議を醸す発言で世の中を騒がせるのが彼のスタイルであり、賛否両論そこには発生する。

むしろ最近の本田圭佑はサッカーファンの間でしか話題になっていなかったため、久しぶりにサッカー以外の場所でも騒ぎを巻き起こしている本田を見れて少し楽しいと思っている自分もいる。

最近のネットは有名人が何か発言をすればそれに対して否定から入る人たちが徒党になって批判するという流れになることが多く、誰かが叩いてる物を叩いて皆で一員感を味わうための道具になっている部分もある。

しかしそんなことをしても虚しい一体感しか得られないだろう。

 

自分はむしろ大勢の人から批判される人の方が好きであり、本田圭佑というのは本来そういった人間でもある。

誰からも好かれる優等生発言ばかりしていては面白くないし、スポーツ選手はこのぐらいでなければやっていけないだろう。本場イタリアで時として人格批判をも伴う様々な批判と戦ってきた本田圭佑にとってネット民からの批判など何とも思わない物だろう。

本田圭佑「批判が人を育てる、ツイッターで皆さんと戦う事も僕にとっては伸びしろ。最近目立ってなかったんでこういう感覚は久々ですね。ここでメンタル的に耐えたことがワールドカップのような重要な試合では役に立ってて来るんじゃないかなと思ってるんでね。」

 

そもそも本田圭佑と言えばネットのサッカーファンからも散々批判されてきており、今この状況で本田圭佑を擁護する人は絶滅危惧種に近いだろう。

ただ自分の本質は逆張りであり、「大勢の人が言っている意見に素直に同調したくない」というひねくれた性格の自分にとっては本田圭佑を取り巻く今の状況が楽しくて仕方がない。これだから本田圭佑ファンはやめられないし、むしろ本田圭佑が次の野望を成し遂げて盛大に世の中の手のひらを返させることが楽しみなっている自分もいる。

 

その野望とはもちろん来年2018年に開催されるロシアワールドカップだ。

よくワールドカップには魔物が潜むと言われるが、この大会は不思議なもので普段順調に活躍している選手がシナリオ通りに活躍するという程簡単なものではない。

むしろ耐え続けてきた選手の方が本当に重要な局面で打開することが多い。

どれだけそれまでグダグダだったとしても、ワールドカップでたった1ゴール決めてそれで勝利が決まれば天国と地獄が入れ替わる。

本田圭佑自身も「サッカーは1ゴールですべてが変わるから面白い」と語っており、実際そうやって2010年の時には急激に成り上がった。その経験があるから本田はこの状況でも意外なほど落ち着いて見える。親善試合の100ゴールよりW杯の勝敗を左右する1ゴールのほうが歴史に残る。これまで決めていなくても、次最高のゴールを決めればすべてがチャラになる。

そういった酸いも甘いも人生を知ってきた人は上手くいっていない時にも決してどたばたとしない。

 

「こういう時は人生にあるもんや」という余裕がそこにはある。

長い不調を大舞台や人生史上最高のビッグチャンスで決める前触れだと解釈する人もいれば、ただ落ち込む人もいる。歴戦の人間というのはある時戦いの流れが変わることを知っている。良い流れの後に急激に落ちていくこともあれば、悪い流れの先に逆転の流れをつかむチャンスが隠れていることもある。

普段順調な人間がこの後も順調だとは限らないし、これまでうまくいっていなかった人間がこれからも上手くいかないとは言い切れない。

 

今現在本田圭佑は日本代表において厳しい立場に立たされている。直近の代表メンバーには選ばれたが、徐々に絶対的エースの立場を失い新しい若手も台頭し始めてきている。まるでかつて自分が当時のエースを追いだしたように、今度は本田が追い出される立場になるのではないか。

果たして本当にロシアの地でメンバーとして立っていることができるだろうか、それは不透明になりつつある。

ハリル「本田、外れるのは本田」

本田「代表の誇りや魂はロシアに伸びしろとしておいてきた」

こういったシナリオも考えられなくはない。

本田圭佑も徐々に衰えが見え始めロシアワールドカップも決して安泰ではない。

 

しかしある意味本田圭佑はここまで外してるからこそ、本当にこれ以上ないという理想の局面で決めるかもしれない。もうこの局面逃したら後にも先にもそれ以上はないというくらいの超ビッグチャンスで決める姿が見える。

これまで上手くいっていないことをただ単にネガティブに考えるよりも「運を普段無駄遣いしてないからこそ、重要局面を左右するすごいものを決めるだろう」と開き直ってワクワクするぐらいの方がいい。トンネルを抜けるとそこは雪国だった。人生も長いトンネルに入ることがあり、そこを抜けるときがやってくる。

 

本田圭佑「ワールドカップは最後の1年間が全てと言っても過言ではない」

結局のところW杯1年前をどれだけ上手く凄し、大会に入ることができるかが大事になってくる。現在の本田の年齢で本戦活躍した選手などいくらでもいる。この状況で本田圭佑が大活躍することを予想したい、あえてね。

 

かつてイブラヒモビッチ「自分が自分自身にかけてるプレッシャーにくらべたら、世間が自分にかけてるプレッシャーは取るに足らない物でしかない」と語っていたが、サッカーというのはこういう時図々しいほど開き直る図太い選手でなければ本当に大事な局面では活躍できない。

「プレッシャーや批判ほど楽しい物もない、むしろもっとプレッシャーをかけてほしい。今上手く行ってなくてもビッグが結果が出るんでまぁ見ときなさいよ。俺は持ってる。」と本田圭佑ならば言いそうである。

極限の状況で平常心を発揮できるような選手ほど強い。

 

本田は本当に決めなきゃいけないものを決める男だ。

誰もが驚愕するようなこれ以上ないという程の最高のゴールを決めるに違いない。

今まで外していたことがその時のためにあったのではないかと感じさせるようなスペシャルなゴールを決めるだろう。

 

サッカーの世界ではよくそういった大舞台専用の選手を見かける。

普段外しまくってるのにチャンピオンズリーグやワールドカップ、カップ戦決勝の本当に大事な局面で決めるような選手がいる。なんだかんだ言って本田圭佑はワールドカップにおけるゴールとアシストにおいて日本人選手最高の実績を作っており、結局本当に厳しいW杯という大舞台で頼りになるのは辛酸を舐め続けてきてもそれを跳ね返し続けてきたような選手だ。

 

どんなに上手くいかない時もそれが布石だととらえて本当に大事な局面で勝負するイメージを普段からもてているかが大事になってくる。

それまで散々でも本当に勝つべき局面で勝てば大成功、これまでの失敗も大きな成功によってチャラにできる、負けている時期があったほうが勝った時面白い。

そういう人生観を持つ事が出来ている人間は本番のいざという時に強い。

本田圭佑の人生観を探るとまさにそのような考え方をしている。

人生はそのほうがスリルがある。

「全世界を『まさか』と言わせることが僕のターゲット」

そう本田圭佑は語った。

その言葉を次の大会で有言実行できるだろうか、どうなるか様子を見てみよう。

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