柴崎岳、ヘタフェに移籍し見事リーガ1部への個人昇格を果たす
ついに柴崎岳にリーガ・エスパニョーラ1部への挑戦の機会が巡ってきた。
プレーオフで昇格を果たしたヘタフェとの4年契約が実現したようだ。
昇格の1枠を争うプレーオフにおいて柴崎岳が大きな活躍をしたことは記憶に新しい。その後スペインリーグの1部のクラブからオファーが多く舞い込んできているという報道がされたものの、大部分が代理人の売り込みであり事実ではないということが明るみになっていた。
そのため柴崎岳の個人昇格は不安視されていたが、今回無事にヘタフェCFに移籍が決まる運びとなった。
この移籍で面白いところがテネリフェがプレーオフ昇格を阻まれた相手がまさにヘタフェでありそのチームに移籍するという事である。
テネリフェサポーターからすれば複雑な心境はあるかもしれないが、二試合を戦ったヘタフェには柴崎岳が強く印象に残ったのかもしれない。
いずれにせよこの今後4年前後リーガ・エスパニョーラで奮闘する柴崎岳が見れることはファンにとっても嬉しい知らせだと言える。
唯一心配なことはヘタフェが無事来季リーガ1部に残留できるかということであり、この契約が4年間にわたって1部でプレーすることを保証するものではない。
その場合は別のチームに移籍することが多いが、現実的には降格の可能性も視野に入れなければならない戦力ではある。
その一方で昇格チームというのは日本人選手にとって縁起が良い。
レスターでプレミアリーグ優勝を果たした岡崎慎司、そして今では順位においてスペインの中堅と言っても過言ではないエイバルに所属する乾貴士らはその代表例だろう。
またこの移籍において最も大きな利点はスペイン本土を生活拠点にできるという事でもある。
テネリフェや移籍の噂が取りざたされていたラス・パルマスはカナリア諸島をホームタウンとしており、緯度で見た場合実質アフリカに近い場所にある。
スペインという国はEUに所属しているため本土を生活拠点にすれば、他のヨーロッパ地域の国々にも足を運びやすくなる。また同じリーグでプレーする乾貴士と合う機会が増えることは海外でプレーすることの支えになるかもしれない。
レアル・マドリードに2点決めた男とバルセロナに2点決めた男の対談はお互い良い刺激をもたらすのではないか、そんな想像も楽しみだ。
更にリーガ・エスパニョーラ1部にたどり着く新しいルートとしても今回の柴崎岳の移籍は後の日本人選手にとっても大きな足跡となるだろう。
似たようなパターンとしてはブンデスリーガ2部で武者修行して1部昇格を果たした大迫勇也がいる。いわば大迫勇也ルートのスペイン版が柴崎岳ルートでもあり、2部で少しの間プレーに慣れるというのはトップリーグへの適応や昇格に大きく役立つのではないか。
柴崎岳の場合は少し特殊なケースだが、スペインに行きたければまずは2部を目指すという事の方が良いのかもしれない。今までスペインリーグに挑戦した日本人選手の多くがいきなり1部に挑戦してその壁に跳ね返され続けてきた。
直接1部リーグに移籍してスペインにおける地位を築くことができたのはこれまで実質的には乾貴士しか存在しない。
とはいえまだ柴崎岳がリーガ・エスパニョーラ1部で通用すると確定したわけではなくこれから長い戦いが始まる。
リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、グリーズマン、モドリッチ、イニエスタ、綺羅星のごとく輝くスターがしのぎを削るこのリーグにいよいよ柴崎岳が足を踏み入れようとしている。
クラブワールドカップ決勝でどんな試合も手を抜かないモドリッチよりも活躍していた柴崎ならそのスターの一員になる可能性すら否定できるものではない。
バルセロナが獲得のターゲットをヴェラッティから柴崎に変更する可能性も無いとは言い切れない。大袈裟な予想かもしれないが、選手本人はそういった大志を抱いて挑戦しようとしているだろう
「早く海外に移籍したほうがいい」「もう海外に移籍する気はないのか」と言われてた頃を思えばここまでの時間は長かったようにも思える。
ただ決して焦ることなく着実にステップアップを重ね、今までの時間のすべてが無駄ではなかったようにも思う。
宇佐美貴史や宮市亮の現状を見ていると、急がずしっかりJリーグで経験を積んでから移籍したほうが良い場合もある。
海外に早く行くべきだと主張している急先鋒の本田圭佑も実は名古屋グランパスでしっかりと経験を積んでいるし、香川真司に至ってはJ2まで経験している。
そういう意味で柴崎岳の鹿島アントラーズ時代の経験は間違いなく今に生きているのかもしれない。
テネリフェ移籍当初苦しんだこともタフなメンタルに磨きをかけただろうし、青森山田時代に雪の中でサッカーをしていた経験もおそらく今に脈々と通じているのではないか。
ちなみに今回の移籍に関して自分はかつての記事で「もう1年スペイン2部でやってもいいのではないか」と以前主張していた。堅実にもう1年下部リーグで武者修行して、来年のワールドカップで活躍して大きなオファーを勝ち取ればいいのではないかと考えていた。
ただ同時に、来年のワールドカップに出場することや活躍することを目指すならば1部に挑戦する機会があるなら目指すべきではないかとも思っていたため、今回の移籍はポジティブに思える。
確かにいくら2部で活躍したところで「日本代表のスタメン」としては扱われない可能性が高く、現状ハリルホジッチ監督も柴崎を招聘していない。乾貴士のケースを見ればリーガ1部での活躍が必ずしも日本代表スタメンの地位を確約するものではないことはわかる。
しかし代表の中盤は層が厚いため新しい選手が割って入るにはトップリーグでの活躍が実績として必要になることは間違いない。
このヘタフェでの挑戦が今後の柴崎岳のキャリア、そして日本代表にどのような影響を与えるか。
いよいよ柴崎岳が夢見ていたリーガ・エスパニョーラでの戦いが目前に迫っている。
チャイナマネーで強化されたACミランがヤバすぎる件
つい最近チャルハノールを獲得し約55億円でユベントスからボヌッチを呼び寄せることに成功したACミランだが、次はアルゼンチン代表ルカス・ビリアを射止めるというミッションを実現させることができたようだ。
今回のルカス・ビリアは「知ってる選手が来た」というレベルで中堅どころでは結構有名な選手になる。
更にレオナルド・ボヌッチに関しては世界のセンターバックの十傑に入ると言っても過言ではないほどの名選手を、長年後塵を拝してきたユベントスから獲得したというのだからチャイナマネー恐るべしと思わずにはいられない。
まさかユベンティーノもこれまで軽んじてきたACミランに彼らが誇る"BBC"の終わりを告げられるとは思ってもいなかっただろう、そしてそれ以上にミラニスタがこの補強に驚いている。
正直なところチャイナマネーがここまで強力なパワーをもたらすとは思っていなかった。同じミラノにあるインテルナツィオナーレ・ミラノがアジア系の資本に買収されながらも劇的に変わることが無い姿を見ていただけに、ACミランが今更中国資本に変わったところで大きな変化はないだろうと考えていた。
しかしまさかここまで大盤振る舞いで積極的な補強を実現してくれるとは思っていなかったため大きな衝撃を受けている。現代サッカーの世界では国際基準として健全経営を求める動きが強く、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)制度が導入されて以降は私財をチーム経営に使うことが難しくなっていた。
これまでACミランがその栄華を誇っていられたのはかつてイタリアの首相を務めたこともあるメディア王ことシルヴィオ・ベルルスコーニのポケットマネーを経営に使うことができていたからだと言われている。
このFFPによってもっとも弱体化された名門がACミランであり、チアゴ・シウバとズラタン・イブラヒモビッチの退団以降は下降の一途を辿っていた。
そしてユベントス所属のディバラが「ここ数年間のミラニスタは文句を言っているだけ」と苦言を呈するほどに、ACミランのサポーターは我慢を強いられ心が荒んでいた。
そこに救世主の光がさしたのがまさに中国資本による買収である。順調に進まない部分もあったが最終的にはそのミッションは完了し現在に至るのだが、それ以来ACミランはまるでこれまでのことが嘘であったかのようにかつての勢いを取り戻しつつある。
この調子でいけば諦めかけていたスクデット獲得、すなわちセリエA優勝、更にはUEFAチャンピオンズリーグ出場、そしてビッグイヤーの獲得も実現できるかもしれない。
指をくわえながら各国のビッグクラブや金満クラブを惨めに、時として嫉妬にも似た感情で見つめていたミラニスタについに逆襲の時がやってきた。
ACミランというクラブは本来こういったクラブでなければならない。
"グランデ・ミラン"の復活の時がいよいよ訪れようとしている。
かつてベルルスコーニこういった。
「イタリアといえばマフィア、ピザ、そしてACミラン」
ACミランというクラブは本来ならば一国の象徴ともいえるクラブであり、国際的に獲得したタイトルや歴史の格で言えばスペインのレアル・マドリードと双璧を成す存在でもある。
このあまりにも惨めな数年間についに終止符が打たれるかもしれない。
チャンピオンズリーグにすら出場できず、セリエAの優勝争いは蚊帳の外、かつては下に見ていたクラブが国際的な名声を謳歌する。
隣のインテルと仲良く傷をなめ合いユベントスにもローマにも頭が上がらずナポリにも見下される。
仮にこの復活劇を果たすことができスクデットを獲得した暁には、彼らはこう言うかもしれない。
「中国人の金で勝って楽しいか?」
そしたらミラニスタはこう返答するだろう。
「最高の気分さ」
世の中金を出す人間が正義、そこに人種も国籍も関係ない。拝金主義だと罵られようともお金を出す人間を自分の神だと崇めたい。
マンチェスター・シティの熱狂的なサポーターとして知られるノエル・ギャラガーが「ユナイテッドの連中やサポーターが給油をするたびにシティが強くなる、もう惨めな底辺には戻りたくないね」と言ったように、今ミラニスタは中国資本を歓迎している。
そもそも現代サッカーはもはや財力がものをいう世界になっている。
外資が参入したクラブの躍進、MLSや中国スーパーリーグの台頭、ワールドカップの巨大化。今や数え切れぬほどの札束が舞うのがサッカーの世界でもある。
もはや綺麗事など言っていられる段階ではない。
金の力を借りないクラブはこの競争の時代に置いてけぼりにされるだけである、そのことをこの数年間ACミランは嫌という程味わった。
泥を食べて暮らすような惨めな底辺の数年間を味わったミラニスタは今、カネのありがたみと力を味わおうとしている。
しかし日本人として唯一弁明しなければならないことがある。
もしこのチャイナマネーによる復活劇を成し遂げた後、決してACミランの10番を務めた本田圭佑という男の存在を無かった事にしてほしくはないということだ。
本田は間違いなくこのACミランというイタリアの名門の歴史の一部であり、時として"暗黒期の象徴"として語られる時がやってくるかもしれない。
それでもこの3年半の本田圭佑の挑戦を見ていた人ならば、彼がやれるだけのことを懸命にやりロッソネロに尽くそうとしていたことを知っている。
財政的に厳しい時代に、持てる戦力で懸命に闘おうとしていた時代の象徴として本田圭佑は語られるべきだろう。新時代のサッカー環境に中々適応することができず組織改革が遅々として進まなかった時代に、一人の選手として懸命に何かを変えようとしていた日本人がいたことを語り継がなければならないはずだ。
「今のACミランを変えられるのはイタリアのしがらみを知らないよそ者で常識知らずの人間だけ」と果敢に挑んだ本田圭佑の行いは誰もができる事ではない。
それが上手く行かなかったとしても、その失敗を経験できる状況に達することすら常人にはできない。
ミランのレジェンドであるカカにフリーキック争いを挑んで主張することも、普通の日本人ではできない。
かつてイタリアの至宝ロベルト・バッジョはこう語った。
「PKを失敗できるのは蹴る勇気を持った者だけだ」
本田圭佑という人間に贈る言葉があるとするならば、最高の賛辞としてバッジョのフレーズが最も似合う。
中国資本によって強化された今後のミランと、新しいFFP制度になかなか適応することができなかった時代を同列に比較することはフェアではない。
この数年間のACミランにおいて本当に輝きを見せることができた選手など皆無に近い。
組織として根本的に問題があり一人の選手が何かを出来る状況ではなかった。
期待された新加入の選手が現れては消え、クラブのレジェンドであるカカも全盛期の力を発揮することができず去ることになった。
あの環境で結果を出すことができた選手はメガクラブに所属する選手にもそう多くは存在しないだろう。ワールドクラスの選手の中でもごく一部の選手しかあの時のACミランでは才能を証明することができなかったはずだ。
難しい時期の中で、腐らずに今できることをやろうとしていた本田圭佑の行動は後世において評価されるかもしれない。
ACミランの歴史というコンテクストにおいてケイスケ・ホンダという選手がどういった意味合いで語られるのか、それにはもうしばらく時間を要しそうだ。
そしてこの赤と黒のチームはその新しい歴史の一歩を今踏み出そうとしている。
過去に敬意を、そして未来に希望を。
ACミランというクラブに輝かしい歴史のページがまた刻まれることを期待したい。
ROCK THA TOWNはガチでかっこいい曲
最近Sexy ZoneのROCK THA TOWNにものすごくはまっている自分がいる。最初聞いたときに比べて聞けば聞くほど好きになっているパターンで、今はこの曲がかなりかっこいいなと思っている。
特に自分がこの曲で気に入ってるのが「テンションあげてAlrightついてきなよ」の後の菊池風磨の「Aw」の掛け声。狂おしい程このフレーズ好きで風磨の良さがかなり生きてると思う。
次に「ヤバイくらいセクシーな腰つきでリアルなグルーヴ魅せてやるぜ」の時の中島健人の歌い方もセクシーゾーンというグループ名に恥じないかっこよさがある。2人が大学を卒業する年齢になって、今までの歌唱法が洗練されてちょうどフィットした感がある。
勝利は少しまだこの曲に早い感があるけど、それも含めて「ジャニーズ」という感じがしていい。聡マリの合わさった声がハーモニーになって後から掛かってくるのもROCK THA TOWNに深みをもたらしてる。
こういうちょっと背伸びしてる感もよくて、それがジャニーズらしい魅力にもなっている。
LDHやK-POPみたいになるのとは違っていて同じことを目指しても意味がないし、あくまでジャニーズの曲としてのかっこよさという意味ではこれまでのSexy Zoneの中で最高峰の曲かもしれない。
ジャニーズであることを見失わず、なおかつスタイリッシュなことも目指すということを両立できてるのがROCK THA TOWNだとも思う。
衣装もPV用、ステージ用共にかっこよく、アオヤマスーツのCMでもかなり洗練されていて新しいイメージを打ち出している。特に個人的にステージ用は本当にかっこいいと思うし、ダンスの振り付けもクール。
もしかしたら数年後ROCK THA TOWNはセクシーゾーンの代表曲や転機となった曲として語られているようにも思う。
Mステに出演したとき「これまでの曲とは少し違っていて、ようやくグループ名に追い付いてきた」とメンバーが語っていたように、少し今までとはテイストが違う。
自分はこれまでのSexy Zoneのアイドルらしい曲やジャニーズっぽいトンチキソングが好きだったから最初の数回聞いたときは「これ違うんじゃないかな」という思いはあったけども今は一番気に入っている曲と言っても過言ではない。
初耳学で中島健人が登場してこの曲が流れたとき、やっぱりかっこよくて代表曲として流しても悪くないなと思ったし、この前のTHE MUSIC DAYで披露したときもかなり良かった。
これまでのSexy Zoneが好きだった部分もある一方で、変わっていくSexy Zoneも決して悪くはない。
いずれ路線変更やグループとして変化していく時期は必要になる。
少し話は変わるけども面白い話で「最近なぜももクロをテレビで見かけなくなったのか」という話題で面白い考察があって、それがSexy Zoneの現状と似ているようにも思った。
ももいろクローバーZの勢いが数年前の全盛期に比べて落ちた理由がどうも「メンバーが10代じゃなくなって"青春感"や"全力感"が通用しなくなった」という事らしい。
メンバーカラーがカラフルEyesの時の衣装と同じで、5人という編成も近い。
自分の場合ももクロでは赤い子は名前もえびぞりジャンプも知っていて、黄色い子はニックネームを知っていて、紫の子はなぜか名前は覚えていて、緑とピンクの子はキャラは覚えているけど名前が思い浮かばないというのが正直な印象。
緑の子はつい最近までメンバーとあまり仲が良くなくて、ピンクの子は最近流行のマシュマロ女子というイメージや知識が断片的にある。
おそらくジャニーズファン以外の人がSexy Zoneを見ているときの印象もそうなのかなと思ったりもする。
自分の好きなグループの客観的なイメージを知りたければ、自分が客観的に見ているグループに対する印象を参考にしてみるとわかりやすい。
何となく音楽番組を見ていて知る知識が世間の認識になる。
つまり自分のももクロに対する印象や知識=世間のセクゾに対する印象や知識という意味でも近いかもしれない。
なんとなく佐藤勝利を多くの人が覚えていて、中島健人はニックネームがケンティでセクシーと言ってる人、菊池風磨は慶応卒という事で知ってる人もいて、松島聡とマリウス葉は小さい子とハーフの子というのがリアルな世間の客観的なイメージのように思う。
ちなみにももクロは観客動員力は非常に強く、ライブが凄く楽しいらしい。そういったコアなファンが多いという意味でも似ている部分はある。
そしてお互いどこかのタイミングでこれまでと違ったイメージを打ち出さなければいけないという事も共通している。
おそらく今までもSexy Zoneの曲をやり続けても、それはメンバーが10代だったからできたことで今やると違和感がある。さすがに今更バイバイDuバイはできない感があるし、ジャニーズ最年少グループとしてキラキラした曲を歌ってバレー中継に出演するというイメージから変化の時を迎えつつある。
ただセクサマはそういったことを超越してこれからも歌い続けてほしい名曲ではある。
いずにせよもうメンバーの平均年齢が20歳になった今、次なる路線に変えていく必要はあるかもしれない。
そしてそのきっかけがまさに「ROCK THA TOWN」ということになる。
例えば先輩グループのV6も最初は「MUSIC FOR THE PEOPLE」のような曲からスタートして「愛なんだ」で転機を迎えたということを語っているのを見たことがあるし、嵐も「PIKA★★NCHI DOUBLE」あたりから現代の嵐の雰囲気に近づき始めている。
Sexy ZoneのROCK THA TOWNはもしかしたらそういう境界線のような曲になる可能性もあり、そしてここからがまた新しいスタートなのかもしれない。
少なくともメンバーからそういう新しい方向に向かって行こうとする意志を感じるし、その思いが反映されてるからこういったかっこいい曲に仕上がっているのかもしれない。
そういう意味でも次の新曲でどういったテイストのものがリリースされるかは興味深い。そういった5周年を迎えて新しいイメージを作り出していこうとする最初の曲として、いつかこの曲が語られる日が来るかもしれない。
「セクシー時代を創り出す」
その第二章はこのROCK THA TOWNから始まるだろう。
本田圭佑はロシアワールドカップ後引退するのだろうか
本田圭佑が新たに移籍したメキシコリーグのパチューカとの契約は1年間であり、この条件を受け入れてくれるクラブがなかなか見つからなかったというのが内実のようだ。
メキシコの地でサッカー選手としてより高みを目指していくのではないかと予想していただけに、単年契約というのは少し拍子抜け感がある。
そしてその契約が切れる1年後というのがまさに来年に迫る2018ロシアワールドカップということになる。もしかしたら本田圭佑は日本代表における先人の中田英寿のように引退するのではないか、そんな予感さえしてくる。
個人的にはあと数年はサッカー選手の本田圭佑としてピッチ上で躍動する本田を見たい。
しかしもしかしたらロシアW杯の結果次第では「引退」という選択をするかもしれない。
仮に日本代表が2006年のドイツワールドカップでベスト8に進むといった良い成績を出していれば中田英寿は引退していなかったのだろうか。それとも勝敗にかかわらず引退するつもりでいたのだろうか。
事前の計画も、結果次第では心変わりして「まだサッカーをすることは楽しい」としてあと数年プレーしていたかもしれない。本田圭佑と日本代表で共闘するという姿も二人のファンならば一度は思い描くことだろう。
中田英寿の引退はある意味においては美しいと言える。
非常に印象的でありまるで映画のワンシーンの様でもあった。中田英寿はアーティスト気質でもあり時としてそれがセルフプロデュースの演出だと揶揄されることもあるが、日本サッカーの歴史における象徴的な出来事として語られ続けていることは間違いない。
「ヒデの大の字ポーズ」というのは芸能人も何気ないトークに使うほど浸透している。
そんな中田英寿に憧れ日本代表にまで上り詰め、セリエAにも移籍を果たした本田圭佑は今キャリアの節目を迎えようとしている。
中田と本田はこれまでも良く比較されてきた存在であり、釜本邦茂、三浦知良らに続く系譜の後継者であるとも言われている。
キャラクターや個性の強い選手として「サッカー選手」として以外の側面でも役割を果たしてきた。
特に現在の本田圭佑はサッカー以外の面においても非常に情熱的に活動しておりスポーツをする時間以外の使い方も重要だと説いている。
「スポーツ選手は付き合う人が偏っている」とも発言しており、引退後のビジネスに向けた準備を既に行っている。
そうなれば来年の2018年ワールドカップの後に大きな決断をするかもしれない。
「もう伸びしろが無いと思ったらその時は辞めたほうがいいと、ブラジルワールドカップの後にオカ(岡崎慎司)と話した」と中山雅史との対談では語っていたが、その発言の真意はどこにあるのだろうか。
一人の本田圭佑ファンとしては複雑な心境がある。
サッカー選手としての本田圭佑を好きになった一方で、一人の人間としての面白さにも魅せられている自分がいる。
例えボールを蹴らなくなったとしても引退後の本田圭佑の活動に自分は注目し続けていくだろう。
かつての中田英寿ファンが今も彼の活動を追いかけているように。
そして中田自身の活動はむしろ引退後に多様性を増している。
どんなスポーツ選手もいずれ選手として引退する時が来る。
「スポーツ選手」ではない一人の人間になったときどのような価値があるのか。
そんな中田英寿の現在の姿を見て、本田はいずれ訪れる自分の姿を重ねているかもしれない。どのような形で引退することがベストなのか、引退の仕方もその後の活動に大きく影響してくるということまで考えているのではないだろうか。
その一方でまだ本田圭佑には引退してほしくないという思いもある。
現役の本田圭佑を見られる時間があと1年しか残されていないというのは一抹の寂寥感を覚えさせる。もしかしたら本田圭佑がボールを蹴る姿はこのパチューカの1年、そしてロシアワールドカップが終わるまでの日本代表での1年が最後なのではないか。
考えたくはないがその覚悟もしておく必要があるかもしれない。サッカーをする本田圭佑の姿はいつまでも永遠に見ることができるものではない、そしてそれはスポーツ選手全員に言える事でもある。
本田がサッカー選手の最高の到達点としてFIFAワールドカップを見据えていることは想像に難くない。ロシアワールドカップ後に次のワールドカップを目指すというのはあまり現実的な選択ではないだろう。その目標を失ったとき、サッカー選手として活動を続けるか次の新しい活動を早いうちに始めるかの2つが天秤にかけられる。
「ドンナルンマより引退後はビッグになるビジョンがある」とつい最近もACミラン時代の同僚と比較し語っていたが、その活動の為にもベストな引退の仕方を想像しているように思える。
中田英寿はあの引退によってカリスマを維持することができた。ジョゼ・モウリーニョと対談を果たすことができる日本サッカー関係者は中田しかいないだろう。
かつての本田圭佑のエピソードにガンバ大阪のユース昇格が果たせなかったという物がある。
しかしこれには続きがあり、仮にユース昇格を果たせたとしてもそれを蹴って高校に進学するつもりだったと語っている。
「ユースに受かったのにそれを蹴って高校サッカーに行く」ということをしようとしてたらそれができなかったのが本田圭佑の最初の挫折でもある。本田という人間はそういった象徴的なことに拘るタイプであり、そのことはこれまでの言動を見ていても明らかだろう。
そう考えたときに本田圭佑は"最もかっこいい引退の仕方"としてワールドカップで結果を出したのに惜しまれつつ引退して日本サッカー界における伝説的選手になろうとしているのではないか。
引退後の方が大きなことをするビジョンがあると語る本田圭佑は来年どのような決断を下すだろうか、そして日本代表としてもワールドカップでどのような結末を迎えるだろうか。1年後の7月全ては明らかになる。
TWICEリーダーのジヒョは実は面倒見が良い?
アイドルグループには必ずと言っていいほどリーダーというポジションがあり、その役割に相応しいポジションのメンバーが務めることが多い。
例えばTWICEにおいては「ジヒョ」として知られるパク・ジヒョがこのグループを代表しており類稀なる歌唱力でグループをリードしている。個人的にも最近ジヒョが可愛いと思うようになって来ていて、その魅力に気づき始めている。
ジヒョといえばなんどいってもそのリーダーシップが凄く、仲間想いな性格がかっこいい。
TWICEのリーダーといえばジヒョというぐらい頼もしく、ビジュアルでも歌唱力でもリードしているのがジヒョだ。
それぐらいこの子がTWICEのリーダーだという雰囲気があり、歌唱力やキャラクターの面でも大きな役割を果たしている。
そんなジヒョ、親しみをこめて言うならば「ジヒョちゃん」は実はとてもメンバー思いで面倒見がとてもいい。リーダーシップがありグループを引き締める時もあれば、率先して皆を盛り上げることもある。TWICEの普段の様子を見た時まるでチームメイトの"お母さん"のように気を使って安心感を与えている。
いろんなメンバーを気にかけていて、もちろん日本人メンバーのためにも気を使って日本語を良く話してくれるところが魅力の一つだ。
TWICEが出演する番組では何気なくメンバーの事を気にかけていて、リーダーでありながらも同じグループの面倒見が良い。ジヒョほど今の時代にキャプテンとして不澤良いオンニ(=姉さん)はいないのではないだろうか。
そんなジヒョの本当の役割は気づきにくいかもしれない。
チームを円滑に進めてくれているのがジヒョであり「縁の下の力持ち」と言えるぐらい本当にTWICEのことを大事ににしてくれている。
TWICEで最年長ではないにもかかわらずいろんなメンバーの事を気にかけてくれて、特に後輩の面倒見は本当に良いと韓国で絶賛されている。また日本人メンバーにも一目置かれていて今やTWICEにはなくてはならない存在だ。
更にはそういったキャラクターだけではなくて歌唱力は抜群でTWICEはジヒョのリードボーカルに支えられている。
歌に関しては本当にジヒョの存在が大きい。
ジヒョは本当に歌が上手い!と何度でも声にしたいぐらいだ。
TWICEの歌を聞いたとき「このパート上手くてかっこいい」と思ったらそれがジヒョの声だったということが多い。それぐらいジヒョの歌唱力は高く、TWICEの音楽を支えている。
そして日本人のペン(=ファン)にとって一番嬉しいところは、ジヒョが日本語を凄く頑張って覚えてくれているところにある。
ジヒョは本当に積極的に日本語を学習してくれるので日本人ファンとしては本当に嬉しいなと思うし、TWICEを見れば見るほどジヒョが同じメンバーを気遣ってることが伝わってくる。
韓国人メンバーの中でも特に日本語が上手く、サナが日本語を話した時「かっこいい!」と横で言っていたのはジヒョでもあるので今後日本の番組でいろんな魅力を発揮してくれたら本当にONCEとしては嬉しい!
ジヒョの日本語は聞きやすく、お笑いのセンスもなんだか日本と似ていてもっと聞いていたい。
それぐらいに本当に日本語が上手いし、かつてKARAで一番日本語が上手かったパク・ギュリの後継者とも言えるかもしれない。大人びいていてセクシーな雰囲気は本当に見るたびにギュリに似てきているなと感じる。
ジヒョのキャプテン力と歌唱力に加えて、そういった素の魅力が今後TWICEをリードてくれているので面白い。ジヒョが自分をトーマスに似ていると話すときは最高に面白く、お笑いのセンスが通じていると感じることがある。
歌が上手く、そして美しく、面白い、それがTWICEのジヒョの真の魅力だと自信を持って言いたい。